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今年も6月に寒峰台地を歩くツアーを開催

天気予報の10日予報を見ると9日はあまり良くない
6月の最初の週末は全国的に良さそうなので、梅雨の晴れ間の3日に決定して呼びかけた。

今回は昨年も一昨年も参加できなかったreikoさんと
昨年チマチマ隊に入隊した江崎隊が参加することになりました。

一昨年は高野-マドの天狗-寒峰台地-寒峰
昨年は西寒峰-寒峰-寒峰台地を歩いた。
と言うことで、今回は昨年むらくも達が歩いた逆コースを歩くことにしました。
歳を追うごとにロングコースがしんどくなって、歩き通すことができるか不安になります。
当日財田の道の駅たからだの里で6時に集合し、高野登山口を目指します。

江崎隊には、下山口に一台デポして、高野登山口で合流することにしました。 

7時半前に登山口に到着、準備済ませた頃、江崎隊もやってきました。
駐車場からは真正面に戸木が見えています。
ここの集落の方は毎日戸木を眺めて生活されているのですね。
   

7時53分  民家の咲き始めたバラのアーチのコンクリートの階段から登り始めます。

二年前は6月10日だったので、綺麗に咲いたバラのアーチに出迎えられました。
庭にも白やピンクのシャクヤクが綺麗に咲いています。
畑道から杉の植林に入って行きます。

最初からキツイ登りです。 
   

登山道にはアオテンナンショウが次々と咲いています。

タンクの横を通過 
   
 
伐採された植林の中は踏み跡がうすく解りづらい

尾根を目がけて進んでいると、後ろから「上に赤いテープがあるよ」の声
   

そのまま足元の悪い中進むと、なんとか踏み跡に合流、やれやれ

水を引く黒いホースが見えてくると、まもなく尾根に出ます。
   

8時30分 登り始めて40分もかかって尾根に出ました。
ここからは尾根歩き

前回なかった赤いテープの目印もあります。
   

満開のサワフタギを見てどんどん登って行くと

9時4分 1167mピークで水分補給
   

木々の間から下山で使う西寒峰の尾根が見えています。

見上げるとドウダンツツジが見頃です。
   

9時9分歩き出してまもなく岩場が見えてきたら、右にトラバースします。
「トラバースも足場が悪いから、岩場が歩けるかも」と言ってたら
glicoさんが見に行ってくれたようだけどダメみたい
だからトラバース道を慎重に進みます。
   

快適な尾根歩きからひと登りでマドの天狗山頂というところで、
ガサガサと音がする方向を見ると、私達に気が付いた猿が逃げて行くところが見えましたが、
撮影には間に合いませんでした。残念

9時43分 マドの天狗にとうちゃこ
初登頂のreikoさんや江崎隊に先に登ってもらいました。
   

マドの天狗山頂  三等三角点/天狗 1245.7m
長老も一緒に
 
 
ここでkeitannさんからリンゴをいただき、喉を潤います。
15分の休憩後いよいよ寒峰台地に向かいます。

下って来る足元にはフタリシズカの群生

灌木の中を適当に下って行くと
テンニンソウの中を鹿が走って行った。
   
 
開けた北には竜ヶ岳と腕山その西には中津山が望めます。
   

ヤマボウシは見事な花を咲かせています。

 足元のテンニンソウの群生は、前回より一週間早いので、前ほど伸びていないので歩きよい。
芽も鹿さんに食べられているようです。
   

マルミノヤマゴボウと咲き始めたばかりのウツギ 、あと一週間で満開かな?
   
 
10時13分 下っていると、あれっ!風来坊さん~
なんと林道に駐車してから寒峰台地を歩いてここまで来られて合流
ここから一緒の歩いて行きます。

天狗方面の展望を楽しむ皆さん
   

天狗塚の頭がちょこっと見えています。 
 
 
今度はウリハダカエデにツル性のモリイバラ

木の花に足が止まります。
   

進行方向には寒峰台地の尾根が続き、
そして寒峰や前烏帽子、烏帽子山など祖谷山系の主峰を見ながら下って行きます。 
 

満開の真紅のヤブウツギから展望のない尾根に入リます。
 
   

可愛いさくらんぼがいっぱい実っています。
アズキナシかな

植林の中を進みます。 
   
 
見覚えのある広い台地を見ながら進んで行くと
 

 「お腹空いたね。朝早かったから~」
昨年休憩したところでお昼にすることにしましょうか!

11時16分 咲き始めたばかりのウツギを見ながらゆっくり昼食です。
デザートもいただき、楽しいひとときです。
   

11時54分 ゆっくりしたいのですが、まだ先は長い
重たくなった体で出発~
少しの登り返しもシンドイ

山の上には怪しげな雲
かんかん照りも暑いから木陰のない寒峰台地を歩くときは曇りのほうがいいのですが…
   
 
寒峰台地らしい茅の風景がひろがっている中を進んで行くと
咲き残りのオンツツジその奥には中津山が見えます。
   

12時14分尾根を緩やかに下ったところに瓶やゴミが散らかった四方峠を過ぎると
登り返しとなり、皆さん無言で登ります。
   

1166mピークから尾根をまっすぐ林道まで進むと
林道手前には鹿の罠があるので、
左手に林道が見え出すと、適当に林道まで下り、林道日和茶坂瀬線を歩きます。 
   

biscoさんとglicoさんも下りてきました。

あらっ!フタリシズカなのにゴニンシズカだわ
   

20分の林道歩きを覚悟していたのに
すぐ先にデポしておいてくれた風来坊さんの車で寒峰登山口近くまで移動
途中林道脇の木が伐採されて景色が随分変わっていてビックリです。

林道脇の広くなったところに駐車し、少し林道を歩いて、寒峰登山口に向かいます。
風来坊さんは近くを散策してから、私達の下山場所へまた車を移動してくれるそうです。感謝です。
   

寒峰登山口の標識はなく
ヤブウツギが咲いているところに栄養ドリンクがぶら下げられています。

これが寒峰登山口入り口の目印です。
12時44分ここから入って行きます。 
   

すぐにkeitannさんが咲き始めたばかりのツチアケビ見っけ
マタタビの花はまだ蕾でした。 

カヤを掻き分け進むと
   

やがてテンニンソウが広がります。
昨年よりは背丈が低いので歩きよいかな

中津山を背に登って行きます。 
   

あらっ!こんなところにオオバアサガラには蕾がついています。
昨年見たかな?

巨木のある薄暗いトトロの森の中に入って行くと
   
 
ここからは自然林になり
沢沿いに少し登ると、、左岸に渡渉することになります。

ちょっとザレて足場が悪いところがありますがゆっくり行けば大丈夫です。
   

沢沿いの薄い踏み跡を進み、
13時21分尾根に登る前に、小休止

reikoさんから小夏をいただき、喉を潤します。
 
   

13時34分歩き始めると、左にはっきりした踏み跡があります。
昨年なかった踏み跡です。
私達はそのまま斜面をまっすぐ登って行きますが、
江崎隊は踏み跡を行くことに…

すると尾根手前で私達より早く尾根に合流

誰かが整備してくれたのか、緩やかではっきりした道だったとか
今度はそちらを歩いて見なければ… 
   

元気なbiscoさんが先頭で登って行きます。
少し尾根を進むと、尾根からトラバースの踏み跡があります。
初めての道ですが、はっきりした踏み跡なので進んで行くことにしました。 

虫が飛んできます。
ハッカ水をスプレーしますが、耳たぶが痒い
   

快適な道を進んで行きます。

帰って確認すると寒峰峠への古(いにしえ)の道だったそうです。
どんな人が歩いたのでしょう

途中GPSをみると
これ以上進んで行くと尾根から外れて、どうも寒峰峠へ行くようです。
   

適当にキツイ尾根に這い上がることにしました。
尾根の道に合流
 

まもなく笹原に出ました。
山頂まであとひと登りだけど、なかなか足が上がらない 
 
 
振り返るとマドの天狗と左には今から下る尾根見えています。
 

先に着いた皆さんは撮影中

笹漕ぎしながらやっとこさで
14時37分 寒峰山頂にとうちゃこ 
二等三角点/寒峰 1604.8m
   

落合峠方面 
 

剣山方面 手前には尖った滝下の天狗塚 
 
 
ピラミダルな端正な山容の中津山とマドの天狗と歩いて来た寒峰台地が見えます。
 
 
360度展望を楽しみながら、もぐもぐタイムです。
疲れているのでfujiwaraさんとbiscoさんにいただいた甘いものが美味しい~

じっとしていると虫が寄ってきます。
早速スーパー森林香をつけるとあら不思議、虫がいなくなりました。さすがによく効きます。

最後にみんなで記念撮影
 
 
                    ・ホソバシロスミレ                ・○○スミレ
 
 
15時8分 重い腰を上げ、西寒峰に向かいます。
   

一般道を歩いて行きます。             ギンリョウソウも見っけ 
   
 
寒峰の大ブナ
 

鞍部から一般道を外れて、トリカブトとイケマのなかを進み
西寒峰に登り返します。 
   

こんなところにラショウモンカズラが咲いています。
道なき急な斜面をどんどん登って行く江崎隊
若いから元気だわ 
   

私はといえば、テンニンソウのキツイ登りを休み休み登って行きます。
振り返るとさっきいた寒峰山頂が見えています。 
   

15時53分 西寒峰1518mってどこ?
山頂標識がないのでスマホで確認してこの辺りかな 
こっちにもテープがついているけど~
   

ヤマヤナギがもう綿毛になっています。
開けたところで展望を楽しみます。
   
 
西寒峰から見た三嶺~天狗塚の稜線と牛ノ背
 
 
早春に登った阿佐尻山の反射板が肉眼で見えました。
 

一面テンニンソウの中間違わないように西尾根を探し

西尾根を下り始めます。 
   

ヤマブドウの実が沢山ついています。

バイケイソウの蕾もスタンバイ 
   

途中、ツキノワグマ生態調査中と書かれた張り紙と自動撮影カメラありました。
 この辺りにツキノワグマっているの??
   

境界杭を辿りながら、急な斜面をどんどん下って行きます。 ああシンド
   

P1156の手前で一服して、さらに下って行きます。 
   

使われていないアンテナ手前で風来坊さんが迎えに来てくれて、
一緒に下って行きます。 
   

右下に林道が見えて来ました。風来坊さんの車も見えてます。

林道の取り付きに鹿の罠が仕掛けられているのを
風来坊さんが登って来られるときに見つけてくださったので 
   

罠を避けて下りにくいけれど、ザレ場を下り、
皆さん無事に下山できました。 
   
 
皆さんのお蔭で、約11kmのコースを
楽しく無事に歩くことができました。 
ご一緒していただいた皆さん本当にお疲れ様でした。
風来坊さんには配車していただき感謝感謝です。

次回の課題も楽しみ~
   
yamapログ
https://yamap.co.jp/activity/1975477 
   

マドの天狗1245.7m・寒峰1604.8m・西寒峰1518m(徳島県)
 

 ◆ 2018年6月3日(日曜日)晴れ時々曇り

 ◆ メンバー 風来坊さん・ワンワンさん・fujiwaraさん・keitannさん・reikoさん
          江崎隊(glicoさん・biscoさん)・ピオーネの8人
 ◆ 高野登山口7:50-マドの天狗10:20-寒峰台地(昼食)-寒峰登山口13:40-寒峰14:26/15:07
    -西寒峰16:00-尾根取付地点17:27 
                   (約9時間40分 休憩、昼食含む)