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先週2日に歩いた寒峰台地は
吉備路の極楽とんぼさんとワンワンさんが四国を歩くようになって
行きたいところのひとつだったそうです。

それならばとご案内させていただくことになり
膝のよくなったkeitannさんにも連絡するとご一緒できるそうなので5人で歩くことになりました。

梅雨の貴重な晴れ間の金曜日(10日)に決行

当日早起きしてデポしに行けばいいのですが、
起きれても、暗闇であの山道走ることができるだろうか、集合時間に間に合うだろうか不安なってきたので
前日の昼から寒峰登山口に車をデポしてきました。

当日道の駅たからだの里6時に待ち合わせ、吉備路の極楽とんぼさんの車に便乗して登山口へ

(登山口までのルートはむらくものブログで)

高野集落に向かって車を走っていると7時過ぎだというのにもうお仕事をされていました。
材木をトラックに積まれていたので、お声をかけると快く車を避けていただけました。ヤレヤレ

7時半頃登山口に到着
朝日を浴びた鋭く尖ったかっこいい戸木を眺めながら準備をすませ 
   

登山口の前で「こんな登山口初めてね」と賑やかに話していたら、
家の方が窓から顔を出されたので、一言お断りをして
満開のバラのアーチのコンクリートの階段から登り始めます。 
   
 
むらくも先頭に登りだしてまもなく、カーン~カーンの音
なんの音かと思えば、
よく日本庭園などにある竹に水がはいり、コンッと音をたててこぼれる奴
そう ししおどし
ホースから出る水が金属パイプに溜まりそれが赤い金属にあたって鳴り響いています。
先週もあったのだろうが気が付かなかったです。

畑道を通リ抜けると最初から杉の植林の急登に汗が出ます。
   

ヤマゴボウアオテンナンショウが咲いています。
   
 
登山口から25分ほどでトラバースと尾根の分岐に出ました。
ここでむらくもからイノシシの罠について説明があった。
この辺りはなのですが…

二段巻きの赤いテープから尾根に進みます。
   
 
ここもなかなかの急登です。
足元に一週間前には葉っぱだけだったイチヤクソウに蕾が付いています。

静かだった先週から一転ハルゼミが競い合うように鳴きだしています。初夏ですね
   

足元に白い花びらが沢山落ちています。
見上げればエゴノキにまだ沢山の花が咲いています。 

暫く登ると紅白のポールのあるピークに立つ
   

東に開け西寒峰の稜線が望めます。

足元には三角点と白く塗られた四角柱  国土地理院地図には三角点はないのにこれは何?
   

見上げると大きなシロドウダンの木 

大きな岩場のトラバースは足場が悪いので慎重に慎重に
   

小さなアップダウンの途中、左に大きく崩れたところがあります。
「ここから落ちたら命がないよ」と眺める皆さんです。

暫く快適な尾根歩きののち最後の急登を登れば 
   
 
マドの天狗山頂です。傍にはヤマボウシが綺麗に咲いています。
   

あまり展望はよくありませんが、山座同定

ここで小休止です。早速おやつが出てきましたよ。
 重いプリンをもってきたkeitannさんとワンワンさんから手作りの甘食
おいしいものを頂いて元気になってさあ出発~
   

踏み跡を少し下り、灌木を東北東の寒峰台地へと下って行きます。 
   

 足元はテンニンソウの群生となり、
開けた北には竜ヶ岳と腕山がまじかに見えます。
 

先週はほとんど蕾だったウツギは満開で、真っ白 
   

赤くなったウリハダカエデや満開のヤマボウシなど木々の花に足が止ります。 
   

180度の展望に歓声 
 

西寒峰から南東に目をやると遠くにちょこっと尖った天狗塚が望めます。 

みんなが見ているのは先週確認できなかったマドの天狗のトラバース道
 

ヤマゴボウが初々しい
下ってきたマドの天狗を振り返るとこちらからは尖がって見えませんね。 
   

下って行く途中にタンナサワフタギが満開で
丁度寒峰の稜線がバックに入れて撮影しました。

真紅のヤブウツギがまだまだ綺麗です
   

やがて展望はなくなり木々の中を歩きます。
あれっ!皆なに見上げているの?
かわいいさくらんぼがいっぱいできてますね。 
   
 
尾根から左手に一段下がったところには広い平地が広がっています。
 

いくつかの平地を見ながら進み、
平地の周り真っ白なほどのウツギのところで小休止です。 
木陰で持ってきた西瓜で喉を潤します。
   

前ほどあまり見かけなくなったサワギク 
今が盛りのウツギを見ながら小腹を満たします。
   

まだ先は長いので頑張って行きましょう
低い茅の中を進むと左に中津山が現れた
ここは松の木が多い
   
 
なだらかな歩きよい道を進み、下ったところに古い瓶が散乱し、南にもはっきりした道がある
ここが四方峠のようです。
   

植林と自然林の境を緩やかに登って行くと
また登りたくなるような松に出会う 
   
 
1166mピークより下って行くと林道が見えました。
危ない鹿の罠のところは避け、右の林道を歩いて行き
林道延長の工事現場を横を通り
   

寒峰登山口まで林道歩きです。

第二小島谷川が流れ沢からの風が心地よいが

過ぎると木陰のない舗装された林道歩きは陽射しがきつく暑い 
   

道沿いにオオバアサガラの蕾
まもなくデポしておいたところに着く 
   

少し先のところが寒峰登山口 
先週小鹿が罠にかかったところなので、草の茂った足元に気をつけながら進みます。

腰まで伸びたテンニンソウを掻き分け登って行きます。
   

振り返るとテンニンソウの緑の向こうに中津山が見えます。 
すぐに苔むした大木の森になります。
   

トトロの森のようないい雰囲気のところを登っていると

先を歩くむらくもが渡渉していますが、おかしい
「そんなとこ 通った?」叫んだが聞こえなかったようです。
続いてみんなが渡ります。
見覚えのない斜面に登山道もありません。
   

前回のログで確認すると、少し早めに渡渉したようです。

斜面のキツイところをトラバースして黄色のテープのある登山道に合流  やれやれ
   

登山道にケルンもあります。
ここでお昼を食べてないことに気づき、おにぎりを食べて出発
ところどころにあるテープを頼りにジグザグに登って行きます。 
   

稜線まで登ってきました。 こんなところにギンリョウソウ
ここから左に登って行きます。
   

暫くテープもない踏み跡もないので適当に進んでいき、
急登をひと登りすると 
   
 
ちょっと開けたところから西寒峰が見えます。
ここからもしばらく急登を進んで行きます。
   

樹林帯を抜け、笹原に出ました。
少し進むと先週見つけた鹿の角2本がまだありました。
   
 
もうすぐ山頂です。右のほうに行けば寒峰峠ですが、
 

今回も獣道を辿って直登することにしました。その方が早いんですもの。
獣道がなくなり、腰ほどの笹こぎを少しすると
寒峰山頂(1604.6m)にとうちゃこ 
   

 誰もいない山頂でまったり

keitannさんからパインとワンワンさんちで採れたブルーベリーをいただきながら
360度展望で至福の時です。

念願の寒峰台地を歩けた記念に皆で記念撮影です。
   


少し霞んではいますが、
今日歩いてきたマドの天狗から寒峰台地が見えます。
 

 落合峠への稜線と矢筈山、 そして三嶺~天狗塚
遠くで雷が聞こえます。石立山方面は雨だったようです。 
 
さあそろそろ帰りましょう
笹漕ぎで下ります。
 

尾根をどんどん下って行くうちに、
「あれ!ここ通ってないよね」「うん、こんな木見た覚えないわ」
間違って右の尾根を下ったようで
尾根の分岐まで引き返えすと、薄くなった赤いテープがありました。 
   

登山道を確認しているのかな   「ここは間違いなく通ったからね」 

どんどん下って行くと
この木も見覚えのある木よ。面白い形をしているわね
   
 
黄色のテープを辿って下ります。
大岩の沢を右岸に渡り、
   

渡ってきたところには赤と黄色のテープが巻かれていました。 

keitannさんが何か見つけました。フッキソウのようです。
   
 
巨木の苔むした森の向こうはテンニンソウの緑 まもなく登山口です。
 

 テンニンソウを掻き分け、無事下山です。お疲れ様でした。
   

車のドアを開けると虫が中に入ってきます。
車に乗り込んだら、高野登山口まで車の回収に行きます。

高野登山口に到着後Pカフェのアイスコーヒーで暫く雑談

ここで吉備路の極楽とんぼさんとワンワンさんに別れを告げて岐路へ
 

少し間違った案内もあったけれど、みんなが無事に下山できてやれやれです。
ご一緒していただいた皆さんありがとうございました。
また来年も来たいですね。
   
   
   

マドの天狗1245.7m~寒峰台地~寒峰1604.7m (徳島県)
 
 
◆ 2016年6月10日(金曜日)晴れ

◆ メンバー  吉備路の極楽とんぼさん・ワンワンさん・keitannさん・むらくも・ピオーネの5人
◆ 高野登山口7:41-1167P8:41-マドの天狗山頂9:23/9:42-四方峠11:43-林道日和茶坂瀬線合流12:01
  -寒峰登山口12:20-昼食13:15-寒峰山頂14:14/14:47-寒峰登山口16:05~車~高野登山口16:45
                                  (約8時間25分休憩昼食撮影含む))