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11月に入ってやっとトリオで歩けることになりました。
天気予報では5日が快晴
10月の台風の影響で四国のあちらこちらで通行止めとなっていて行き先が決まりません。
ならば岡山の毛無山~金ヶ谷山を縦走してブナの紅葉がいいのではとkeitannさん
そしてkeitannさんの岡山の娘さんが迎えに来てくれるとのこと
これはありがたい
 坂出のいつものところに6時に待ち合わせ、reikoさんの車で新庄村に向かいます。
坂出IC~岡山道~米子道蒜山SAへ

7時45分そこから大山を見ると残念ながら、山頂には雲がかかっていますが、
山頂付近が白くなっています。雪のようです。
 
 
蒜山ICを降り、国道58号線を走り蒜山ビアバレースキー場付近からも
大山が見えたので撮影します。

8時25分 新庄村田浪の山の家の駐車場に着くと
すでに沢山の車が駐車 さすがに人気のお山ですね。
   

8時41分準備を済ませて、出発です。
橋の傍にはコムラサキの実 
   

 歩き出すと黄金色に染まったモミジが、朝陽に輝いて見事でなかなか進めません。
 
 
   

今回のコース 
(山の家)毛無山コース~毛無山~白馬山~金ヶ谷山~金ヶ谷コース(山の駅)
 

8時46分 このご夫婦と前後しながら歩き始めます。
丁度後ろから8人ほどのグループもやってきました。平坦な道を進みます。 
   

鬱陶しい杉林に入り、見つけた黄色い花ナガミノツルキケマンを撮影していると
グループに抜かれてしまいました。

   

9時 沢に沿って登山道に入って行きます。
まもなく9時04分 三合目から本格的な登山道になります。
   

天然杉の登りを登って行くと
テンナンショウの赤い実が目立ちました。
   

黄色く見えたのはモミジのようです。
あれっ!足元にツルリンドウの赤い実 
   

9時17分 四合目の上の毛無大岩を通過

9時21分 五合目から急な登りになります。
   

見上げると「おっ~綺麗」「素晴らしい~」の歓声をあげます。
先行していたグループが休憩されていましたので、先に行かせてもらいました。
 
 
登るにつれてどの木も素晴らしく、見上げては撮影でなかなか進めません。
いいえどんどん登ってはもったいない。
紅葉を楽しみながら登らないとね
 
 
 
 
9時28分 六合目を通過
見上げるとまさに紅葉真っ盛りです。
 
 
ジグザグの道をゆっくり登って、
ブナに近づき下から見上げると、なおさら黄葉に輝いて見えます。
 
 
優しい色合いも好きです。
すらっとしたブナの大木

ブナの紅葉を見ていたら、大杉を通りすぎていました。
雪の時は、冬枯れのブナの中、緑の大杉は目立つのですが… 

なおも急登が続きます。

9時40分 7合目を通過
   

見上げた紅葉のところに色の抜けたような葉

「これはコシアブラの葉ですよ」とkeitannさんが後から来られたご夫婦にも説明されました。
 
 

春には山菜として美味しくいただくのに、秋の葉はあまり知らないですよね。
その後、ご夫婦には先に行っていただきました。 
   
 
 
 
どこを見てもブナ・ぶな・橅
   
 
すらっとしたブナ
 
 
9時56分 8合目手前で、このブナに囲まれて水分補給をします。

ゆっくり登ってきたので、あまり汗もかきませんが、
東北の山行で脱水症になってから、
気にしてなるべく水分を取るように心がけています。
 
 
 

10時7分歩き出すとまもなく8合目
前を歩く団体さんがつっかえているようです。
山頂まであと300mですね。 
   

陽射しもあってこの辺りが一番綺麗だったようです。
待っている間にもう一枚
ブナの紅葉を満喫しました。
 
 
 
また急登です。
そこで見たのはあまりにも鮮やかな黄色のカエデ、黄金色に輝いています。
 

稜線に出るとさすがに落葉しています。
しかし冬枯れのブナの道もいいですね。

遠くに見えるのはこれから向かう金ヶ谷山のようです。 
   

10時23分 9合目の避難小屋を通過

案内板には縦走の所用時間が載っていますね。
毛無山~金ヶ谷山まで3時間のようですが、
私達はどのくらいかかるのでしょうか?
   

山頂まであとひと登りです。
登り始めると鮮やかな赤いモミジに色合いの違うモミジが見られました。 
   

まもなく展望が開け、眼下に田浪集落が見えてきましたが、ちょっと霞んでいます。

山頂まであと一息のところで、
足元に一輪のシハイスミレが咲いているのをreikoさんが見つけてくれました。 
   

金ヶ谷山までの稜線が見えています。
大山は見えるかな?どうかな?

10時35分毛無山山頂(1218.4m)にとうちゃこ 
三等三角点 田浪

山頂はご夫婦の方と男性2人の4人だけでしたので、私達も小休止
   

残念ながら楽しみにしていた大山は朝よりも霞んでいます。
その上雪も融けているようです。

次々と登って来られ山頂が賑やかになってきました。
   
 
10時46分私達はまだ先が長いので、そろそろ白馬山(はくばさん)に向けて出発します。
主稜線歩き2km弱

稜線のブナは冬枯れ、あとひと月もしないうちに素晴らしい霧氷の花を咲かせることでしょう
春にはカタクリの咲く道も今は落ち葉を踏みしめながら歩きます。
   

鳥取側の尾根の斜面の紅葉もいい感じです。 

もう少し早かったら稜線のブナの紅葉もどんなに素晴らしかっただろうと思われます。
   

 
   

少し下って来ると、綺麗な紅葉も見られるようになりました。
ブナの道はまだ続きます。 
   

11時58分白馬山(1060m)にとうちゃこ 

12時なのでここで昼食することにします。
今日は暖かいどん兵衛ミニとおにぎりをいただきました。
温かいものが美味しいですね。
   
 
周回の方が次々に来られて、賑わってます。
私達もゆっくりできません。
金ヶ谷山(かながやせん)まで140分かかるようですので、コーヒーは後にして
12時23分出発します。

ここから金ヶ谷山までは初めての道になります。
歩き出してからまたブナの道が続きます。
   

高度を下げていくと、
東に歩いて行くのでちょうど陽射しがあたり、どのブナも輝いています。 
 

あまりにも綺麗な紅葉にスマホでも写すreikさん 

こんなにブナの紅葉が見事なのに単独の男性に会っただけ
静かな登山道に私達の歓声が響きます。
 
 
 
笹と紅葉もいいですね。
 
 
こんなにブナがあったんですね。
 
 
奥に金ヶ谷山が見えてきました。
まずは手前のピークまで行かなくては…
アップダウンを繰り返しながら下って行きます。
   
 
途中木々の間からちょこっと土用ダムが見えました。もうすぐ鞍部のようです。

また見事なブナの黄葉です。
 
 
近づくとあまりの大きさに真上を見上げてしまいます。
 
 
鮮やかなカエデも見られました。

俣野越の標識はありませんが、この辺りが鞍部のようです。13時通過
ここから手前のピークの登りになります。
   
 
登りだすとまた鮮やかな紅葉を見上げます。
   
 
熱心に撮影されるreikoさん
 

先行して紅葉を楽しむkeitannさんと急登りを登ってくるreikoさん 
   
 
すらっとしたブナが続きます。
 
 
今日はどれだけブナの黄葉を堪能したことでしょう
なかでも一番と思える見事な黄葉に歓声が上がります。
 

先を歩くkeitannさんが鳥の鳴き声がするので止まり、鳥を見つけます。
私はカメラを向けようとしますが、よく見つけられません。
やっと撮れた一枚 どうもシメのようです。 
   
 
眼下に土用ダムが見えてきました。湖畔の紅葉もいい感じです。

ピークを過ぎるとなんと激下りです。
   

14時16分 最後の登り?を登りだした時、
keitannさんの娘さんからラインが入ったようです。 

お迎えの時間ですが、私達の下山が予定より少し遅くなる旨連絡してくれました。
小さなお子さんもご一緒なのに、本当にお世話になります。
   

14時22分 道標が見えていたのでそこが山の家分岐だろうと急いで登ると見覚えがない 。
どうも笠杖山分岐のようで、ピンクのテープで通行止め?
   
 
足早に山の家分岐に向かいます。途中の尾根の紅葉が綺麗です。

14時29分山の家分岐に到着
   

ここから金ヶ谷山山頂まで15分程なので、
分岐にザックをデポして行くことにしました。 

14時35分ここからもブナの道です。
身軽いとはいえ、急な登りの階段を頑張って登ります。
   

花をも見つけ ます。
・コムラサキ                          ・オヤマボクチも数株
   

14時52分金ヶ谷山山頂(1164.2m)とうちゃこ

4年前reikoさんが登った時あった三角点を探します。
三角点の白い棒はあるのに三角点が見当たりません。
探すと近くの落ち葉の下にありました。
二等三角点(蛇喰山)


ここは縦走路の通過点のようなところで、展望もありませんが
山頂踏破と三角点を見つけられて満足
 
   

 後は山の家まで下るだけです。
14時59分 ここから1時間20分程かかりますので急ぎましょう
keitannさんの娘さんたちが待っていてくれていますから

15時08分ザックをデポした分岐まで戻ってきました。
日暮れまでに下山できるか、気持ちがだけが焦ります。
   

水分補給をして15時13分山の駅に向けて下り始めます。

この道は今年の5月の新緑の時に歩いたコースですから、懐かしいです。
   

素敵なブナの道を楽しみながらどんどん下って行きます。 

日が短いので今は西日で900m~1000m辺りの紅葉が綺麗でした。
 

途中振り返ると落葉した樹間から右上に金ヶ谷山山頂が見えています。

15時37分 木段を下ると金ヶ谷山登山口です。
   
 
ここから3kmの林道歩きです。
陽射しがあれば林道歩きも楽しいのですが、山の影になり、薄暗い
黙々と歩きます。
   

見上げた山の斜面はまだ陽射しがありますね。

水たまりの水面に浮かぶ落ち葉がいい感じ 
   

 林道を1.8kmほど歩いた時、あまりにも荒れた林道に驚きました。

5月に歩いた時は、4WDなら登山口まで車で行けそうでした。
ところが今年の台風や大雨の影響でしょうか?このままでは車では入れませんね。
   

春にはこの林道沿いに花好きにはたまらないほどの花が咲いていたのでした。
秋にも咲いた花後や果実を見つけながら歩いて行きます。
 
 
 
マユミが沢山の実をつけています。

16時28分県道の登山口入口に着きました。
やれやれ明るいうちに下りて来られてよかったです。
   

山の駅で待っていた5歳のお孫さんがばあばを見つけて走ってきてくれました。お待たせしました。

16時33分 娘さんの車にkeitannさんとreikoさんが乗せてもらって
毛無山駐車場まで行き、車の回収です。

その間私はここ山の駅でカエデを拾ったりしながら待ちますが、
日が沈むと寒いです。40分ほどで戻ってきました。
一路香川へ車を走らせ、9時に帰宅
   

keitannさんの娘さんの協力がなければ
この縦走はできませんでした。本当に感謝です。


今年5月14日の新緑の金ヶ谷山~朝鍋鷲ヶ山
紅葉の時にも歩いてみたいと思っていましたが
白馬山からもあれほどのブナがあるとは思いませんでした。
一番いい時期に歩けて、大満足に一日でした。
keitannさん、reikoさんありがとうございました。

長いブログを最後まで見ていただいてありがとうございました。
   
   
   
   
   

毛無山 ~ 金ヶ谷山 縦走 (岡山県)
 

 ◆ 2017年11月5日(日曜日)晴れ

 ◆ メンバー keitannさん・reikoさん・ピオーネの3人
 ◆ 毛無山田浪山の家8:46-6合目9:28-毛無山山頂10:35/10:46-白馬山11:58-俣野越-
    -山の家分岐14:29/14:35-金ヶ谷山14:52/14:59-山の家分岐15:08/15:13-登山口15:37-山の駅16:28
                                 (約7時間40分 昼食、休憩、撮影含む)