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母が急遽入院したが、順調に回復していたので、
keitannさんと出かけることにしました。

行き先は昨年12月毛無山に登った時に
カタクリの頃、朝鍋鷲ヶ山から毛無山縦走が良かったと聞かされていて
是非そのころに歩いてみたいと思っていました。

縦走となると車の手配もあるし、カタクリの時期も過ぎてしまったので、
今回は分県本のコースで、

山の家~金ヶ谷山~朝鍋鷲ヶ山周回することにしました。

朝鍋鷲ヶ山といえば干支の山でもあるのでちょうどよかったのでした。

周回しても3時間30分のコースのようなので、
keitannさん宅へ6時に迎えに行き、私の車で出発
坂出北ICから瀬戸大橋-山陽道-岡山道-中国道-米子道を走り

いつものように蒜山SAでトイレ休憩
期待した
大山霞んで見えません。

8時蒜山ICを降りるとすぐにある道の駅風の家に寄り道するとまだオープンしていない
営業時間は8時30分からでした。

駐車場からは今から登る金ヶ谷山~朝鍋鷲ケ山~三平山の稜線が見えます。
   

国道482号線から県道58号線に入り、新庄村を目指します。

ひるぜんビアバレースキー場付近からまた大山を眺みますが
ここからも大山山頂は雲に隠れて山容を見せてくれません。
   

  朝鍋鷲ヶ山の山頂から見られることを期待して
長~い野土路トンネルを過ぎるとすぐに
8時20分頃山の駅「あじわいの宿新庄」 に到着ですが、看板がありません。
新庄村有機農業サポートセンターに変わって、只今移転中のようです。 
 
誰もいない静かな駐車場に車を停めさせてもらいます。
周りを散策するとヒメオドリコソウがまだ咲いています。

「キャ~」傍でkeitannさんが大声を出したので、私もビックリ
どうしたのかと聞いたらなんとヘビがいるではありませんか
最初からいやなものを見てしまいました。

8時43分気を取り直して出発です。
   
 
車道を少し引き返し看板の向こうの凍結注意のところから左に入って行きます。
車道の反対側には「金ヶ谷入口」の道標があります。

8時46分 林道入口には標高は630mの道標があり
ここから金ヶ谷山山頂まで標高約530mを登ることになります。

最初は舗装された林道を進みますが、すぐに未舗装となります。

歩き始めてすぐにトキワイカリソウやエンレイソウや
スミレ等次々に咲いていてなかなか進めません。
   

金ヶ谷沿いに杉や桧林の中の林道歩きですが、沢山の花が咲いていてルンルン気分です。
新緑も気持ちいい
   
 
・エンレイソウ                ・トキワイカリソウ              ・オオタチツボスミレ
 
 
・ニリンソウ                ・ヤマルリソウ                 ・キンシベボタンネコノメソウ
 

・チゴユリ                  ・ミツバウツギ               ・ウワミズザクラ 
 

9時15分私有の作業道の途中ゲートと思われるところに、鎖がありますが
閉ざされているわけではありません。

9時27分 山の駅へ1.2km、金ヶ谷へ1.8kmの道標
林道歩きが3kmということかな
   

少し進むと何やら彫り物があります。
なんだろう?もののけ姫の木霊のような…
なぜこんなものを作ったのでしょう?
   

 ・ハシリドコロ              ・ミヤマキケマン                 ・ヤマシャクの蕾
 
・ミヤマカタバミ             ・スミレサイシン              ・コチャルメルソウ
 
 
   

9寺58分まだ山の家から2kmしか歩いていません。

この時片手が軽いことに気が付いた。
「あれっ!ストックがないわ」
さっき撮影するときおいたことを思いだし、すぐに引き返した。「あったわ」
やれやれ、早めに気が付いてよかった~

途切れることのない花々を見ながら歩いていると真っ白な花が目に飛び込んできました。
何かしら~?
   
 
林道が開けて毛無山が見えてきました。

まもなく10時30分金ヶ谷山登山道入口に到着
 

林道から木段の山道に入りますが、
ここで初めての小休止です。
   

木段に座っておにぎりを食べだすと、丁度目の前にウスギヨウラクです。

小腹を満たし
10時45分金ヶ谷山に向かって木段を登って行きます。

keitannさんのザックが新緑に同化しています。
このザック母の日のプレゼントで娘さんからもらったもので
今回が初めて使用なんです。羨ましいです。
私なんて登山を始めてからず~と使っているんですもの
 

見事な桧の尾根を進みます。

歩き出して数分もしないうちにオオイワカガミがお出迎え
会えそうな気がしていたんです。 まだ咲き始めたばかりで初々しい
次々に咲いていてまたまた撮影で、なかなか進めません。
   
 
   
   
   
 
木段の登りですが、爽やかな風と新緑が気持ちい
 

毛無山に続く稜線が見えてきました。

ウスギヨウラクも随分咲いていますし、登山口のより色づいています。
   

新緑のブナ林の尾根がとっても素敵です。

登山道の木々の間からなだらかな稜線の金ヶ谷山が見えます。 
 
 
東の開けたところから櫃ケ山方面が見渡せます。
 

チゴユリの咲く登山道を進むと縦走路合流点が見えてきました。
そこには男性が二人います。その後一人は毛無山方面へ、
一人は下ってきて「山の家までどのくらいかかりますか?」と聞かれました。 
「下りだったら1時間程でしょうか」男性はあっという間に見えなくなりました。

縦走路合流点に到着
   

朝鍋鷲ヶ山の方に進み振り返ると
毛無山への縦走路がわかりにくく、広い尾根道が山の家方面に延びています。
そのため4年前にkeitannさん達が歩いた時、違って登山口まで下って登り返したようです。

ここから朝鍋鷲ヶ山までの縦走路、keitannさんは4年前の逆コースを歩くことになります。
素敵な登山道です。
 

 緩やかな登りにはチゴユリが咲いています。
オオカメノキも見られるようになりました。
   

高いところに赤い托葉をつけたホオノキの芽吹き
足元にはタチツボスミレが花束のようにさいています。 
   
 
長い階段を登って行きますが、新緑で陽射しが遮られて気持ちいい

だんだんオオカメノキも増えてきました。
  

緩やかに笹が刈られた登山道を進むと
12時10分金ケ谷山山頂(1164.2m)にとうちゃこ 
山頂というよりは登山道を通過する途中といった感じ

二等三角点(蛇喰山)は笹の中で確認するのを忘れました。
木々が茂って北の大山のほうが見えないのが残念
南だけ展望が開けています。笠杖山かしら?
   

山頂から少し東に進んだ木陰でお昼にしました。
そこからは木々の間からなんとか大山がを見ることができました。

おにぎりと味噌汁でお腹を満たし、コーヒーは朝鍋鷲ヶ山ですることにして
12時36分歩き出します。 
   

すぐに朝鍋鷲ケ山の鉄塔が見えてきました。 
あまりにも素敵なブナの新緑に感動しながらルンルンで歩いて行きます。
   
   
どこまでも歩けそうなブナ林
木段を下って行きます。
 
 
振り返ると木段が歩幅にやさしいのがわかりますか
グリーンシャワーの中を歩いてます。
   

登山道にたくさんあったセリバオウレンの花実はお花のよう
開花の時期に来たら見事だろうと思います。

イワカガミもありました。 
   

金ヶ谷山から朝鍋鷲ヶ山の間にはピークが2つあるようで
鞍部まで下り、緩やかなブナ林のアップダウンを繰り返して行きます。

縦走路には真っ白なオオカメノキが続いています。 
   

林道歩きでお会いした女性が前から来られました。
お聞きすると三平山まで行かれていたそうで、
秋開催のトレランの訓練だそうです。 頑張ってください~

三平山が見えています。
   
 
前方に高圧線の鉄塔が見えて来るとたおやかな朝鍋鷲ヶ山の山頂は近い。

下っていると先を歩くkeitannさんが「キクザキチゲがまだ咲いているわ」
咲き残りですが見られてよかったとまずは撮影
   
 
少し下ると今度はまだ綺麗なキクザキイチゲを見ることができました。ラッキー

オオカメノキがこれほど多いとは知りませんでした。
   

そしてお目当てのダイセンキスミレも咲いていました。
縦走路は日当たりがいいのでさすがに終盤でしたが見られてよかった。 

ダイセンキスミレの特徴は小型で葉は光沢があり葉脈がへこみ、茎は紅紫色を帯び、短毛が多い
   
 
 

・イカリソウ                ・シハイスミレ               ・ツボスミレ 
 

道の両側にトラロープが張ってある広い登山道を登ると、
左に送電線の鉄塔があり、そこから大山が目前に見えます。 
   
 
 

きれいな自然林の中を緩やかに登って行くと山頂広場に着きました。
広場の奥に展望台が見えます。
13時50分 ここが朝鍋鷲ヶ山の山頂(1074m)

傍には「感動の碑」という石碑があります。
裏を見て意味がわかりました。
2005年第60回国民体育大会の山岳縦走コースのゴールがここだったそうです。
   
 
展望台の下まで行くと登山者から「尺八吹いてもいいですか?」と言われ
「どうぞ」と答えて急勾配の展望台に登ります。
 
360度の素晴らしい展望に感動
 
正面(北)方面の壮大な眺め

    大山     烏ヶ山手前三平山  象山      皆ヶ山      
 

上蒜山・中蒜山・下蒜山
 

金ヶ谷山と毛無山方面 
 

展望を楽しみながら、眼下で吹く尺八の曲を口ずさみます。
いい曲ばかりでコーヒーを飲むのを忘れてしまいました。 

展望を堪能して下ってお礼を言ってお別れします。
感動の碑の傍にはまだ綺麗なダイセンキスミレが咲いていました。
   

14時15分 金ヶ谷山からの登山道合流点から林道が始まっているので、
砂利道の林道を南へ下ることにしました。
   
 
少し進むと鉄塔があり、金ヶ谷山が見えています。
カーブを曲がり道なりに進むと素晴らしいブナ林の新緑です。
きっと紅葉の時期も素晴らしいのだと思います。
   

「ブナの森から旭川の生まれたての赤ちゃん ここから始まる海への旅」の看板
ここは旭川の源流ということかしら
 
 
林道歩きも花散策をしながら歩くので楽しいものです。

・ウリハダカエデの花序          ・ダイセンキスミレ                   ・ブナの花
 

・キクザキイチゲ             ・ニワトコ                  ・ツツジの蕾 
 
 この他にもスミレサイシンやイカリソウ、キンシベネコノメソウ、エンレイソウ、ミヤマキケマン、チゴユリ等
沢山の花を見ることができました。

 
なんと水たまりにはオタマジャクシがうじゃうじゃいるではないですか
余りの多さにびっくりです。

どんどん下って行くと大きな杉の植林に入って行きます。
   
 
大型の花を咲かせるスミレサイシン 花は直径2~2.5cm
これだけ見たのでは大きさがわからないと近くに咲いていたタチツボスミレと比べていました。

15時10分 旧県道に合流です。
2.5km下ってきた林道は鎖で閉鎖されています。  
   
 
野土路乢からの舗装された旧県道を下って行きます。
   
 
右折して花散策しながらどんどん下っていると
旭川源流の碑がありました。
平成23年全国源流サミットがここで開催されたようです。ここにも木彫がありました。

野土路川に沿って下って行きます。
道端に春の草花、スミレの薄紫色に白花、チゴユリ、ハシリドコロ、ミヤマキケマン、
キンシベボタンネコノメソウ、タチカメバソウ等が咲いていて
こちらの車道歩きも苦になりませんでした。
   
 
広い車道脇には伐採された杉の木が綺麗に積まれていました。

15時46分 県道58号線に出ました。
そこにはゲートがあります。
   

振り返って旧県道入り口と野土路トンネルを見ます。

ここから山の駅まで県道を歩いて行くだけ
   

五段滝の標識があるので覗いてみましたが、茂った木々の間からちょっと見えただけでした。 

16時18分山の駅に着きました。
山頂でコーヒータイムをしなかったので、コーヒーにしようと思ったのですが、
駐車場にある自動販売機で冷たい飲み物を買って、石に腰掛けてのんびり

蒜山SAで運転を交代して岐路に着きました。
   

❀車道歩きで見た花や木
 

・シオデの雄花              ・ツリバナの蕾                 ・ハナイカダ
 
 
・ナルコユリ               ・ヤマルリソウ                ・ウワミズザクラ
 

一日中快晴に恵まれ、素晴らしいブナの新緑と沢山の春の花々を見ることができて
大満足の一日でした。
keitannさんお疲れ様でした。
 
   

yamapログ
 https://yamap.co.jp/activity/867547

   

金ケ谷山1164.2m・朝鍋鷲ヶ山1074m (岡山県)
 

 ◆ 2017年5月14日(日曜日)晴れ

 ◆ メンバー  keitannさん・ピオーネの2名
 ◆ 山の駅8:43-登山口10:30/10:45-合流点11:41-金ヶ谷山(昼食)12:10/12:36
   -朝鍋鷲ヶ山13:50/14:15-旧県道出合15:10-野土路トンネル15:46-山の駅16:18
           (約7時間35分休憩昼食撮影含む)※撮影時間が多いので時間は参考になりません。