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稲叢山からオオヤマレンゲの開花情報が聞かれている

寒風山も咲き始めているだろうとトリオで行くことになりました。
西尾根からならどこかで見られるに違いない
アカリプタさんやクムトマトさんも同行していただけることになりました。

しかし天気予報がよくありません。
前日やっと晴れの予報に変わってきたので決行することになりました。

当日大野原のいつもところに6時半に待ち合わせ、
reikoさんの車で西尾根の登山口を目指します。

R194の寒風山トンネル手前から林道に入ると濃霧で10m先も見えません。
ゆっくりクネクネ道を走って、最後の大きなカーブのところの広くなった路肩に駐車します。
8時に登山口に到着
一台の愛媛の車があるだけです。

寒風茶屋駐車場に一台デポして下山後ここまで車で移動予定です。

準備を済ませ、お二人を待ちます。
高知では珍しいキツリフネですが、ここは群生しています。
この濃霧で花の滴が綺麗です。 
   

8時30分クムトマトさんの車でお二人が到着、準備を済ませ出発~

8時42分目印のない登山口は
いきなり木の根っこを頼りに這い上がります。
   

這い上がるとそこには
幻想的な森に光が差し込んでいて、引き込まれそう 
 
 
しばらくこんな風景の中を登って行きます。
 

歩きはじめの林床にはアオテンナンショウが咲いています。

面白い小さな蜘蛛の巣が次々と見られます。 
中にはやっぱり小さな蜘蛛がいます。
   

植林の中で展望はなく、林床にはツルシキミの群生
はっきりした踏み跡の登山道がほぼまっすぐ続いています。

三角点まで標高200mあまりの急な尾根を一気に登って行きます。
植林の中は蒸し暑く、その上急登で汗が流れます。
 
   
 
岩場を通過し、登山口から50分程で

9時28分 三等三角点/谷崎山 1203m に到着
   

水分補給をして緩やかに歩き始めると
また急な登りが続きます。
   

シャクナゲの道を登って行きます。

撮影休憩もないのでシンドイな~と思ってたら
前方から「シャクナゲが咲いているよ~」と嬉しい声
初々しいシャクナゲの花が咲いていて大喜び
交替で撮影します。元気になる私です。
   
 

さらに急登が続きます。

大岩を右に巻きながら登って行くと 
   

やがて自然林に変わります。
なおも急登が続き、皆から少し遅れ気味になります。
その先で「一輪オオヤマレンゲ咲いているわよ~」「は~い」
花があると足取りも軽くなります。

また交替で撮影タイムです。
   

今年初めての一輪

流石に森の貴婦人の風格です。
 

傍には今にも開花しそうな蕾もあります。 
   

さらに急なシャクナゲ尾根を進むと
次々と咲き始めたばかりの初々しいオオヤマレンゲが咲いています。
   

この辺りはガスが濃く、幻想的な雰囲気で咲いています。
   

撮影していると下って来られた女性のグループとお会いしました。
私達と逆コースで歩かれていて、登山口にデポされていた車まで下られるそうです。
この時期の急な下りも大変そう 
   

お別れして、さらに登って行くと

・ヤマグルマ                 ・ヤマシグレ              ・花付のいいシロドウダン
 

濃いガスの中笹原の道を進むと、

遠くに沢山のオオヤマレンゲが見えます。

これが一番多く開花したオオヤマレンゲでしたが遠くて残念(-_-) 
 
 
登山道に一輪
 
 
・コヨウラクツツジ              ・コツクバネウツギ               ・シャクナゲ
 
 
花を見ながらひと登りで
11時34分裏展望台に出ましたが、
残念ながら周りはガスに覆われ展望はありません。

ここで二回目の小休止
クムトマトさんからスイカをいただき、美味しかった~

休憩していると下って来られたのは「あら~flowさん、お久しぶりです」
嬉しい再会です。

オオヤマレンゲの情報交換をします。
上はまだ蕾だけだったとか、(-_-)
「すぐ下に咲いていますよ」と言うと見に行かれました。
 

11時47分 さあ出発~

花弁や萼片が赤みを帯びたナンゴクミネカエデの花が咲いています。
   

少し登ると登山道に毎年沢山の花を咲かせている木があります。
沢山の蕾はついているのですが、残念ながら開花しているものはありません。
一週間もしたら見事でしょうね。 
   

急な笹の斜面を登って、展望台に寄ることにしましたが、
相変わらずガスで展望はありません。 
   

しばらくするとflowさんがやってきました。
お別れして私達は登り返します。 
   

咲き残りの鮮やかなミツバツツジを見て
ロープを頼りに岩場を登っていくと
   

12:38 西稜入り口に飛び出ると
こちらもガスって何にも見えません。
   

12時43分 さあ、岩場でお昼にしましょうか
ご夫婦が休憩されていましたが空けて下さいました。
ありがとうございます。 
   

大岩は吹く風が爽やかで気持ちがよく、汗も引きます。
食べていると、雲が流れて展望が現れ、一喜一憂しながら 楽しみます。
   
 
 
 
 

今日のトリオの服装はなぜか三人共青色でした。

13時12分 そろそろ山頂に向かいましょうか
   
 
愛媛側はガスっていたのに、
高知側に出るとスッキリとは言えませんが、展望が広がっています。
 
 
山頂で待ってくれているお二人の後ろには青空も見えます。
 

13時20分 寒風山山頂(1763m)にとうちゃこ 
残念ながら笹ヶ峰方面は見えません。

誰もいない山頂なんて珍しい~

集合写真を撮ろうとしたら丁度単独の男性が登って来られたので
シャッターを押して頂きました。ありがとうございました。
   
 
伊予富士方面の見慣れた風景ですが、雲の動きで雰囲気が変わります。
静かな寒風山です。
 
 
13時29分 花を愛でながらいつもの道を下って行きます。

ハナニガナが咲き出しています。
もう少しすればニガナロードとなり咲き誇ることでしょう

ツクバネソウは苔むした木の下に咲いています。
   
 
 
7ヶ月ぶりに気になる木にご挨拶
   

岩場にも寄ってみましたが、開花の花が少なかった。
小さなユキワリソウが咲いています。
   

・コウスユキソウはまだ葉          ・ヒメウツギ                     ・メギの花 
 
 
先週膨らんでいた蕾のオオヤマレンゲは丁度開花しています。
 
 
他にも蕾があるのでしばらく楽しめますね。
   

今年のブナは沢山の実をつけています。 
登山道にはトゲアザミも
   
 
いつものところから山頂を見上げますが、
残念ながらガスの中です。
 

桑瀬峠が近づくとヤブウツギやカマツカも満開です。
   
 
咲き始めたばかりのツルアジサイ

14時53分桑瀬峠まで下りてくると単独の男性が休憩されていて
ここからトンネルの横へ下りるそうで笹原の中へ消えて行きました。

私達も最後の休憩です。
   

 15時6分桑瀬峠を後に下山開始

登山口まで40分の標識

途中小雨が降ってきましたが、樹林の中なので濡れることなく
15時41分 分県本コースタイムで無事下山です。
   

駐車場は閑散としています。また私達が最後ですね。
 
 
デポしておいたアカリプタさんの車で西尾根の駐車地点まで移動します。
車道歩きがないので助かります。

そこでコーヒーとコーヒーゼリーでまったりした後
私達は木の香温泉へ行きます。

旧寒風山トンネルまでは相変わらずの濃霧で、ゆっくりしか運転できませんでしたが
トンネルを抜けた途端、視界がスッキリ
この差って何?
汗を流してさっぱりして岐路に着きました。

梅雨の時期に雨にも濡れず、
咲き始めた初々しいオオヤマレンゲを始め沢山の木々の花も見ることができて大満足
デポしてご一緒していただいたお二人には感謝感謝です。
ありがとうございました。
また宜しくお願いします。
reikoさんには濃霧の運転お疲れ様です。
次はタカネバラかな

❀この他に見た花々❀ 

ユキワリソウ 
   
 
 ・コメツツジ                   ・ウスノキ                    ・アカモノ
 
 
・アオハコベ                 ・コゴメウツギ               ・マイヅルソウ   

・シロバナニガナ            ・エゾノヨツバムグラ                 ・ギンリョウソウ
 
 
   
yamapログ
https://yamap.co.jp/activity/1993959 
   
2015年6月13日の記録
http://pio-ne.daa.jp/kanpuuzan2015-6-13.html 
   

寒風山 1763m 西尾根より (愛媛県)
 

 ◆ 2018年6月9日(土曜日)曇り

 ◆ メンバー アカリプタさん・クムトマトさん・keitannさん・reikoさん・ピオーネの5名
 ◆ 西尾根登山口8:42-P1203m9:28/9:35-裏展望台11:34/11:48-西尾根岩場(昼食)12:43/13:12
   -寒風山山頂13:20-桑瀬峠14:53/15:06-寒風茶屋登山口15:41
                        (約7時間 休憩、昼食、撮影含む)