夏の遠足の後、秋の遠足の日程だけを決めて、ショートステイの予約を入れておいた。 長野県で計画書も何回も練り直して案を作った。 ところが日程が近づくにつれお天気が良くない。 雨でも歩けるところとして、少し遠いが尾瀬に決めて、 山小屋に予約を入れると、台風が発生した。 どうしようかと悩む間もなく 間際でキャンセルするとキャンセル料がかかる山小屋にはキャンセルの電話を入れる。 あとは行きながら台風の動きを見て決めることにしました。 日程を二か月前から決めておかなければならないので、 天候は仕方ありませんが、今回もバタバタして出発の日を迎えました。 |
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■ 9月29日(日曜日) 前泊のホテルを目指す 遠出なら早朝出発となるところなのですが、 介護をしている私達は、親をショートステイにあずけての出発しかできません。 (特に母はショートステイにあまり行きたくないので、いやいやですが行ってもらいました。) 当日の朝8時にショートステイーにあずけて、坊主さんの自宅に向かいます。 台風の強風に考慮して、今回は坊主さんの車で出発 志度IC~神戸淡路鳴門道~新名神高速~名神高速~東名高速~中央道を 運転を交代しながらひたすら走ります。 草津では32度もあった気温も駒ヶ岳SAでは24度 岡谷ICで降り国道142号を佐久方面に走ります。 佐久までまだ60kmもあります。新和田トンネルを抜けると19度になっていました。 そして立科町に入る17時には大雨が降ってきましたが ホテルに着く18時頃には雨はあがっていました。 チェックインを済ませ 部屋で明日の天気を確認すると台風の影響もなく晴れるようなので一安心 予定通り、戸倉~大清水~尾瀬沼~尾瀬ヶ原~鳩待峠~戸倉周回することにしました。 ビールで乾杯して早めに就寝 |
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9月30日(月曜日) ■ 尾瀬戸倉へ 清々しい朝を迎え、ゆっくりとバイキングの朝食を食べでチェックアウト ホテルから近い佐久ICから上信越自動車道を走り、尾瀬を目指します。 しばらく走った頃、むらくもが財布の入った「サブザックを忘れたかもしれない」 と言い出した。 「えっ!」SAで確認と思ったのですが、なんとか車の中であることが確認できて一安心 車窓から見える名だたる山々を楽しみながら走り、沼田ICで降り、 国道120号線を走り片品村へ入ります。 10時前 戸倉(標高980m)の第一駐車場に到着 沢山駐車されていますので、奥のほうに駐車 ■ 戸倉から大清水へ バスの時刻を確認すると大清水行は10時38分でした。 待ち時間30分ぐらいならとバスで行くことにしました。 橋を渡って大清水行のバス停へ 鳩待峠行きを待っている人はいますが、大清水行は私達だけのようです。 |
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バスは定刻の10時38分出発 沼田街道(会津街道)を走り、大清水(標高1180m) に到着 |
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■ 大清水から三平峠を越えて尾瀬沼へ |
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11時6分 ここから一ノ瀬休憩所までシャトルバスがありますが、 折角なのでここから歩くことにしました。 11時9分 すぐに二手に分かれ、 車道をそのまま直進したほうが比較的歩きやすいようです。 右は片品川の右岸の遊歩道になっていてやや悪路ですが 豊かな樹林の中を歩けムードがあるようです。 どちらも一時間程で一ノ瀬に着くみたいなので、右に進むことにしました。 坊主さんはしっかりと熊鈴をつけて、チリンチリンと鳴らしながら歩いています。 |
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気持ちのいい樹林の中を歩いて行くと道標に従って 左に進みます。 |
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歩いていると足元のところどころに 折れた枝が落ちていて、どんぐりの実がついたものもあります。 おかしいね?なんだろね? 先を歩くむらくもが、見上げて「熊棚がある」という 「えっ!」高い木の上のほうの幹に積み重ねられた枝があります。 初めて見る熊棚にビックリ ここは大清水から1kmも離れていないところです。 |
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さらに進むと熊除けの鐘があります。 「今からお邪魔しま~す」「カンカンカーン」と鐘を鳴らし進んで行きます。 一人で歩くのって怖いですね。 途中アケボノソウが咲いています。 でも咲いていたのは三日間でここだけでした。 |
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道ははっきりとしていて歩きよい この辺りだけぬかるんでいました。 |
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11時45分 出口にも鐘があります。カンカンカーン 11時48分 まもなく車道と合流 青空が広がっています。 |
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200m車道を歩くとまた旧道(会津沼田街道)の道標があり、 熊さんが居そうな樹林の中を歩くようになっています。 なんか怖いので、そのまま車道を歩いて行くことにしました。 すると緑の中に真っ赤な紅葉の木が目に飛び込んできました。キレイです。 |
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一ノ瀬が近づいてくると、下って来る人達とすれ違います。 12時13分 一ノ瀬休憩所に到着 外のベンチで昼食です。 シャトルバスを利用されたパーティも登って行かれました。 |
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お腹を満たし、12時38分出発~ 北側に延びる車道を進み、三平橋を渡り登山道に入って行きます。 |
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すぐの木にはクマ注意の看板 クマ出没多し、クマ鈴必携 最近昼間にも親子グマ出没中 片品川の左岸沿いをゆるやかに登って行きます。 |
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清流を見下ろします。 |
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冬路沢を渡る頃から急な木段になります。 ゆっくり一歩づつ登って行きます。 |
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紅葉した木が見られます。 急登は続きます。 |
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13時12分 石清水(いわしみず)通過 |
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一旦開けたところに出て、また木段を登って行きます。 クマザサの間の登山道をジグザグに登って行きます。 急な登りが続くので途中小休止 |
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小休止したところに赤い実が見えました。 オオカメノキかな 10分の休憩後歩き始めると 次々と下って来られる方とすれ違います。 |
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この付近だけお花が見られました。 ・ミヤマアキノキリンソウ ・オヤマボクチ? ・ヤマハハコ |
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登りきってしばらく進み 東のほうの展望が開けると |
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わぁ~紅葉してるわ♪ まもなく左に大きく曲がり、 |
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木道を歩いて行き、 緩やかに登りつめると 14時5分 三平(さんぺい)峠にとうちゃこ(標高1762m) ここで小休止 |
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14時16分 休憩後峠から北に緩やかに下って行きます。 木道が傷んでいるので、足元に気をつけながら… 尾瀬沼が見えると三平下は近い |
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急いで登って行かれる単独の女性とすれ違います。 お話しすると大清水からご夫婦で登って来られて 途中でご主人がリタイヤしてしまったそうです。奥様だけが尾瀬沼まで見に来られて ご主人が待っておられるので急いで引き返しているとか 14時33分 三平下まで来ました。 |
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尾瀬沼が見えています。 今夜の宿まで20分ほどになりました。 |
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晴れていて草紅葉の尾瀬沼と燧ケ岳が見られてよかったです。 |
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草紅葉の中の木道を進みむと初めて見る黄色い花 調べるとオゼミズギクでした。 7月下旬~9月上旬ニッコウキスゲが咲き終わると まもなく湿原に彩を添え、紫のサワギキョウとの競演がみられるそうです。 秋へのプレリュードも見てみたいものです。 |
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ミヤマワレモコウや咲き残りのイワショウブも見られました。 木道を振り返って見ます。 |
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オゼトリカブトを見っけ オクトリカブトの変種で湿原に直立するものをいうそうです。 山渓ハンデイ図鑑2では尾瀬で撮影されたものをオクトリカブトで掲載されています。 世界で二番目に毒性の強いトリカブトだとか 翌日には沢山見ることになります。 |
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先に進んで行くと水辺では水鳥がお食事中 新しく整備された木道は歩きよい |
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長蔵小屋分岐をまっすぐに進み、まもなく 15時2分 本日の宿「国民宿舎尾瀬沼ヒュッテ」に到着 |
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チェックインを済ませ |
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まずは生ビール中でお疲れ様 これを楽しみに歩いて来たようなものですから、美味しい~ 入浴時間になったので、早めに入ることにしました。 山でお風呂に入れることは本当にありがたいですね。 ゆっくり浸かり疲れが取れました。 |
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外に出ると燧ヶ岳がよく見えています。 ヒュッテの入口には望遠レンズが設置されていて山肌が見られるようになっています。 ヘリは何度も工事中の資材を運んでいました。 |
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夕日を見るために尾瀬沼まで行くことにしました。 |
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逆さ燧ヶ岳を撮影したかったのですが、山頂付近に雲が退かないので残念です。 |
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ダウンやフリースを着込んで夕焼けを待ちますが、今日はあまり綺麗ではありません。 展望台から見る大江湿原方面の草紅葉も綺麗です。 明日歩くのが楽しみです。 |
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ここまでかな~と諦めて宿に戻ります。 |
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灯りのついた尾瀬沼フュッテに戻ると お待ちかねの夕食です。生ビールで乾杯~ 揚げたての天ぷらや焼きながらの一夜干しのアマゴ どれも美味しかった~♪ 満腹満腹 部屋に戻り、明日の為に早めに就寝です。 |
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尾瀬 (群馬県・福島県)その1 |
◆ 2019年9月29日(日曜日)~10月2日(水曜日) ◆ メンバー 坊主さん・むらくも・ピオーネの3人 一日目(9/30)尾瀬戸倉10:38(バス)-大清水11:06-一ノ瀬(昼食)12:13/12:38-三平下14:33-尾瀬沼ヒュッテ(泊)15:02 (約4時間25分 休憩、昼食含む) |
二日目(10/1)尾瀬沼ヒュッテ6:44-沼尻7:48-見晴9:28/10:00-赤田代10:39-平滑ノ滝10:55-赤田代(昼食)11:17/11:41 -東電小屋12:21/12:37-ヨッピ橋12:56-竜宮十字路13:32-中田代三叉路14:16/14:24-至仏山荘(泊)14:58 (約8時間15分昼食、休憩、撮影含む) 三日目(10/2)至仏山荘6:46-7:53鳩待峠8:40-(バス)-9:10尾瀬戸倉 (約1時間10分休憩含む) |