ワンワンさんもkeitannさんもよく電車を利用して青春18きっぷで旅をしています。 その春の青春18きっぷの期限が4月10日 二人ともまだ残っているそうなので、電車を利用して登ることにしました。 岡山の熊山は二人とも登っているけれど ここはいろんなコースを楽しみことができるようです。 春に登ったことのあるketannさんがもう一度スミレを見てみたいというので 伊部駅から登り万富駅に下ることにしました。 万富といえばキリンビール工場がある。 折角電車で行くのだから 工場見学をしてビールを試飲できるというので予約をしておきます。 |
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当日keitannさんちへ5時50分前に行き、そこから自転車で丸亀駅に行きます。 ホームに向かう階段にはとり奉行 丸亀駅6時10分発JR予讃線高松行きに乗り込みます。 |
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「車窓から飯野山が見えるわよ」と言われて見たけれど、 高速から見た山容のほうが讃岐富士らしい 坂出駅で6時22分発快速マリンライナー6号岡山行きに乗り換えます。 |
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瀬戸大橋を渡る列車から初めて見る景色です。 朝日に輝く瀬戸内海と多美島 島にはピンクのツツジが見られます。 |
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岡山駅でワンワンさんと合流し、7時44分発JR赤穂線播州赤穂行に乗り換えて 丸亀駅から約2時間 8時5分伊部駅(いんべ)に着きました。 |
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駅前に出ると目の前に不老山、左には今から登る医王山が見えます。 ↓医王山 ↓不老山 |
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8時23分 まずは不老山を見ながら伊部の街並みを歩き始めます。 桜の開花が全国的に早かったので、いんべ駅前公園の桜も終盤です。 赤い煉瓦の窯元の煙突が屋根の上へ伸びていて、さすが備前焼きの街ですね。 |
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ショーウィンドウには壷、花入などが飾られていて どのお店も綺麗に生け花がされています。 |
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突き当りの東西に通る旧国道は、ギャラリーや窯元が立ち並び ゆっくり散策するのもいいですね。 |
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天津神社の狛犬さんも備前焼でできています。 あらっ!塀のところにイソヒヨドリがいました。 |
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物づくりの神様を祀る忌部神社でお参りして、伊部北大窯跡へ 辺りはミツバツツジが華やかに咲き始めていました。 |
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・白いオドリコソウ ・ピンクのオドイコソウ ・キランソウ |
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・ハグロシハイスミレ ・ジュウニヒトエ ・ヤマハコベ |
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ステキな林です。 そこにはこんな焼き物が… |
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お墓のところを下って行くと大きなヤブツバキの木があり落花しています。 路地裏を通っていると、素敵な塀がありました。 |
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休憩所でトイレとお借りし 旧国道を西に歩いて行きます。 |
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穏やかなせせらぎの不老川と不老山を右手に見て、 茅葺ギャラリーでは備前焼が並んでいます。 |
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フェンスにはアケビの花が満開 山陽新幹線の高架に沿って進み |
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合同セラミックス手前を右折 角には備前焼のかわいいお地蔵様があります。 ↓合同セラミックスを通り過ぎてから写したものです |
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9時25分 合同セラミックスの北東の墓地から入ります。 |
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9時30分 共同アンテナのポールからさらに奥の墓地を過ぎたところから登る |
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ポール沿いの道を登っていきます。これがなんと急登 しかし登り始めからミツバツツジが出迎えてくれて、元気をもらえます。 |
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サルトリイバラの花も咲いています。 急登を少し登って振り返ると伊部の街と山陽新幹線の高架が見えます。 ゴーと音がして新幹線が通り過ぎます。 早くて撮影ができなかったと言うと keitannさんから「5分に一本ぐらい通過するから大丈夫よ」と言ってもらいました。 |
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通過する新幹線をやっと撮影することができました。 あらっ!ザイフリボクも咲いていますね。 |
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電柱沿いに登山道は直登に登って行きます。 ミツバツツジのオンパレードに嬉しいですね。 岡山はミツバツツジが多いけれど、この山はツツジの山です。 やがて石が出てきました。 |
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9時57分 共同アンテナ yamapのアンテナとあるところより上の位置にあります。 近くに放置されたアンテナもありました。 |
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木々の間から大ヶ池に架かる山陽新幹線が通過するのを何本も見られました。 四国にいて見ることもないし、自動車移動で新幹線にもほとんど乗ることもないので、 珍しい私は、こんなにいろんな新幹線が見られて嬉しいかぎりです。 |
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さらに登ると今度はヤブツバキの木が多く見られます。 |
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大岩を東に回り込むように進むと、ミツバツツジに混じって白い花が見えます。 ウンゼンツツジのようです。 |
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この辺りも見事に咲いています。 |
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展望岩に這い上がると素晴らしい展望が広がっていて歓声をあげます。 足元の岩場にはミツバツツジと藤の花も咲き始めています。 眼下には鬼ヶ城池、奥には350.3mピークが見えます。 |
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目前には昨年keitannさんが登れなかった不老山 遠くには岡山ブルーラインの片上大橋が見えています。 |
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南の稜線の奥に薄っすらと見えているのが小豆島のようです。 |
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こちらは南西方向 |
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また山陽新幹線が通過しています。 |
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10時21分展望を楽しんだら、医王山山頂に向かいます。 山頂のほうもツツジが多そうです。芽吹きも綺麗です。 コバノトネリコ(別名アオダモ)もあります。 |
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コバノミツバツツジ まだ蕾もあり傷んだところもなく綺麗です。 |
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緩やかに登って行くと、山頂手前の砂礫地は滑らないように注意しながら 右に回り込んで登りきると医王山山頂にとうちゃこ |
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三等三角点/医王山 301.0m ここからはkeitannさんも初めての道になります。 歩きやすい尾根道を進みます。 |
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登山道に丁度ヤブツバキとミツバツツジがあり、ツーショットで 撮影します。 展望のよい一つ目の小ピークに出ました。 |
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展望のよいところに出ると、遠くに薄っすらと小豆島が見えます。 羊歯の中を歩いていきます。 |
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まだウスタビガの繭が落ちています。 ヤマツツジがここだけ咲いていました。手前はミツバツツジ |
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三つ目のピークを右折すると大きなやまももの木に花が咲いていました。 |
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少し下って登り返すと送電鉄塔NO8に出ました。 熊山山頂を望みます。 ここからは鉄塔巡視路で快適な道を歩いて行きます。 |
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送電鉄塔NO10の分岐を通過し 11時8分 yamapで宮山311mの地点にとうちゃこ 何の山頂標識がありませんのでスマホでの確認として、先に進みます。 |
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その後も快適な道は続きます。 ミツバツツジも咲いていて、ルンルンで歩いて行くと 登山道脇の木に山頂標識がぶら下がっています。 あらっ!ここが宮山のようです。 宮山山頂 324m こちらのほうが標高が高いです。 |
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下りながらもミツバツツジロードが続きます。 その中でも花付のよい満開のミツバツツジ、綺麗です。 |
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少し進むと分岐のようにみえるところがあり、 keitannさんに「どっち?」と聞かれて 分岐が判らず、そのまま明瞭な道を下って行きました。 途中でおかしいと思ってログを見ると送電鉄塔NO7の方向に下っているようでした。 分岐まで引き返し、左の少し藪っぽい方に進むと ちょっと不明瞭な道ですが、ところどころに赤いテープもあります。 ↓分岐を左に入って振り返って撮影 |
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すぐに下草のない樹林帯に入り、赤テープを辿って下って行きます。 次第に羊歯の道になりますが、踏み跡はしっかりしています。 |
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福生寺北東700m辺りの車道のカーブミラー横に出ました。 ここにも猪や鹿がいるようですね。 |
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暫く車道歩きですが、ミツバツツジは続きます。 車で来ても楽しめますね。 分岐があり、左に進めば尺八山の方へ行けるようですが… 展望所でお昼にしようとそのまま車道を進むことにしました。 |
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車道歩きもミツバツツジを見ながらなので楽しい |
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谷側の岩場のミツバツツジも綺麗です。 12時4分 車道から分かれて車止めのある林道に入って行きます。 |
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こちらもミツバツツジが華やかに咲いていて、青空だし気持ちいい とはいえ、もうお昼です。三時までに下山しなければならないと思うと気持ちが焦ります。 少し進むと右手に展望台に行く道がありましたが、 急登のようでシンドイので林道を進むことにしました。 もし展望台に登っていれば瀬戸内海や小豆島まで見られる素晴らしい眺望のようです。 |
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見上げれば咲き残りのタムシバやミツバアケビやヤマザクラが見られます。 |
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分岐がいろいろありますが、少しでも熊山に近づく道を進みます。 道標はありません。 稜線に出ると風が冷たいので、 風の当たらないところでお昼にしようと先に進みます。 |
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12時26分 途中の陽だまりでお昼にすることにします。 もう3時までに下山できないのでここで決断します。 予約していたビール工場見学のキャンセルをワンワンさんから電話をします。 ビールの試飲ができないのは残念だけど これでミツバツツジをゆっくりを楽しみながら歩くことができます。 ビールの試飲はまた行きましょうね。 ここまでもぐもぐタイムのなかった私達は珍しいです。 |
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12時54分 お腹を満たし、尺八山に向かいます。 ジグザグの道を歩いているとピンクのシハイスミレ あまり山野草を見かけないので嬉しいですね。 ミツバツツジ越しに片上大橋も見えます。 |
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山頂分岐の赤テープに「→尺八山」と書かれた方向に登って行きます。 13時17分 尺八山 470m 楽器の山だって |
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山頂から先に下って行き、左折して、次を右折 なんと縦横無尽に道があり 道標がないので地図やGPSがなければややこしい~ |
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13時37分 舗装された車道に出ました。 熊山に向かって歩いて行きます。 大きなヤマザクラがまだ見頃です。 |
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標高が500mほどになると咲き残りのタムシバが見られます。 右に進めば熊山の三角点です。 13時44分NTTドコモ熊山無線中継所の分岐まで コースタイム5分なので寄ってもらいました。 |
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立派な中継所です。 桜も綺麗だし、ヤマガラちゃんもいました。 |
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中継所の奥のピークに行くと 二等三角点/熊山 507.8m |
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14時3分分岐まで引き返し、車道を歩いて熊山神社に向かいます。 14時7分 熊山神社駐車場に着きました。 一台の車があるだけで、静かです。 正面の案内板横から、道標に従って山道に入って行きます。 |
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初めての私の為に すぐにある分岐を二ツ井戸(龍神陰陽水)方面に進みます。 |
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傍まで行くと雄と雌の二つの井戸があります。 「この湧水は登山者が口にする大切な水です。 清潔にしてください 」と書かれています。 |
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車道に引き返し、右に進むと熊山神社の鳥居が見えてきて、 タムシバも咲いています。 |
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備前焼の狛犬さんに出迎えられて、熊山神社へ ここが熊山山頂509mのようです。 |
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広い参道を下り、先ほど分かれた道に出て熊山遺跡広場に向かいます。 参道をを振り返って見たところです。↓ |
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車道沿いには、天然記念物の二本の大杉 なんと樹齢約1000年だとか 広場の桜がまだ綺麗に見られてよかったです。 |
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広場の西側には石積みの熊山遺跡です。 国指定の熊山遺跡は全国でも類をみない石積みの遺構で、 方形の基檀の上に石を盛って三段に構築され、中断の四隅に祭神を祀る場所があるそうです。 14時32分 南の展望所で小休止 風が冷たいので下のベンチでコーヒータイム |
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展望台からは、澄みきっていれば小豆島などの島々や四国の山並み 東には播磨灘が望めるようです。 |
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14時58分 遺跡広場を後にして、元来た道を少し引き返します。 天然記念物二本の大杉を通過し、弓削コースを下ります。 登山口3.4km、万富駅4.5km |
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経盛山・万富コースの標識に従って進みます。 遊歩道を横切り |
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登山道沿いの石積遺跡の風神山1号2号を見ながら進んで行きます。 |
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また遊歩道を横切り、経森山・万富コースに進みます。ここはまだ8合目のようです。 |
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すぐに分岐です。右に進むと本四連系線鉄塔NO211 そしてまっすぐ行けば龍神山の方に行けますが寄り道 ちょっと藪っぽい道を進むと林道の電柱のところに出ました。 |
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暫く林道を歩いて行くとNO210鉄塔 鉄塔のフェンスに沿って進み、南東の鉄塔のほうに下って行くのかと思ったら |
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展望のいいテーブル岩がありました。 木に「山人大岩NO1」と書かれています。これっていったい何? |
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展望を見たら鉄塔まで引き返し フェンスの左横を通って作業道に出ると左の木に指標がぶら下げれています。 200m下ると南山崖石積3号遺跡だそうです。時間がないのでパス 少し進むと電波塔が見えてきました。 |
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電波塔を過ぎると北の木々の間から鉄塔のある経盛山が見えます。 展望がいいとか いつか反射板コースも歩いてみたですね。 下っていると足元のかわいいシハイスミレに癒されます。 |
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またミツバツツジを見ながら下っていると少し開けたところから吉井川を眺め、さらに下ると 15時38分 登山道に合流(右の薄い踏み跡から下ってきました。) |
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すぐに展望が開けたところに出ました。 眼下の吉井川の水面は輝き、水上スキーを楽しまれている方が見えます。 |
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ミツバツツジ越しに吉井川 香川の川と違って水量が多く雄大な流れは美しい~ |
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暫く展望を楽しんだら、先に進みます。 ヤブツバキの向こうにミツバツツジ そして濃淡のミツバツツジが咲いていて嬉しいですね。 |
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その先には日差しに輝くミツバツツジ 15時53分 そこは龍神山分岐です。 |
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左の急坂を5分登ると龍神山山頂です。 |
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山頂標識には 十二支の山龍神山 344m 板に書かれた文字は薄っすらとわかる程度です。 狭い山頂には朽ちた祠があります。ここのミツバツツジも満開です。 |
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山頂直下の絶壁の上に立つと大展望 |
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山頂直下から左に周りこんで下ります。 ここからは吉井川と満開のミツバツツジを見ながら下って行きます。 |
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こんなにミツバツツジロードが続きているなんて感動ものです。 本当にいい時期に来れたことに感謝です。 |
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岩場に立つkeitannさん もうピンクに染まりそうなほどミツバツツジを堪能しました。 |
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コバノトネリコ(アオダモ)の木の白い花は目立ちます。 |
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花付のいいミツバツツジ、今年は当り年かも 振り返るとこんな道 こんなに見るられると疲れ知らずで足取りも軽い あらっ!見事なミツバツツジを見ていたら いつの間にか262.4m三角点ピークをやり過ごしたようです。 三角点を踏むつもりだったのに仕方ないですね。 |
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展望のない雑木林を下って行くと 芽吹きが始まったばかりの雑木林になりました。 新緑も素敵です。 |
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登山道脇に風に揺れる大きなウグイスカグラに 沢山の淡紅色のラッパ状の花を咲かせていました。 ヤマザクラもまだ綺麗に咲いています。 |
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歩きよい登山道を下って行きます。 クヌギの落ち葉を踏みしめ、おしゃべりしながら下ると 登山口が見えてきました。 |
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16時45分 弓削コース登山口に下山です。 横には弓削八幡宮 石段の下で小休止します。私達にしては少ないもぐもぐタイム |
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登山口にある案内板 |
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すでに散った花びらの参道から鳥居を潜って 集落から振り返ると下山の歩いた稜線が見えます。 |
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吉井川を見ながら車道を歩いて万富駅を目指します。 長い弓削橋を渡ります。 |
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上流には山陽本線の鉄橋や山陽自動車道の吉井川橋が見えます。 踏切を渡ると万富駅は近い |
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17時30分万富駅に到着 次の列車の時間を調べるとJR山陽本線糸崎行き17時44分発がありました。 キリンビール岡山工場が線路の向こうに見えています。 ビール工場に寄れなかったので 待ち時間にビールを買おうとお店を探しますが、残念ながら近くにありません。 |
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17時44分発の列車に乗り込みます。 座ることができました。24分で岡山駅に18時08分着きます。 4分の乗り換えで JR瀬戸大橋線快速マリンライナー53号高松行き18時12分発 坂出駅18時51分に着くと乗り換え JR予讃線琴平行18時59分発に乗り 丸亀駅19時7分に着き 長い列車の一日は終わりです。 |
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青春18きっぷの旅でなんとも贅沢な 咲き誇るコバノミツバツツジを堪能した一日でした。 ご一緒していただいたお二人ありがとうございました。 |
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yamapログ https://yamap.co.jp/activity/1731673 |
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熊山507.4m(三角点) 医王山 301.4m・宮山 324m・尺八山470m・龍神山344m (岡山県) |
◆ 2018年4月8日(日曜日)晴れ ◆ メンバー ワンワンさん・keitannさん・ピオーネの3人 |
◆ 丸亀駅6:10-6:17坂出駅6:22-7:04岡山駅7:21-伊部駅8:05-忌部神社8:40-医王山登山口9:28 -医王山-宮山-尺八山-熊山-熊山神社-熊山遺跡-龍神山- -弓削八幡宮-万富駅17:44-18:08岡山駅18:12-18:51坂出駅18:59-丸亀駅19:07 |