6時朝食も終わったので、花散策に出かけることにしました。 ザックは対山館に預け、水だけ持って外に出るとガスで展望がありません。 しかし山頂まで来ると北の空は青空です。 |
|
対山館でご一緒だったグループも山頂に来ています。 そして一瞬ガスの中から朝陽が…みんな一斉にカメラを向けます。 しかしまたガスの中です。 |
|
少し歩いていると、ガスが晴れて、青空と雲海? カメラを構えるとまた雲に覆われてしまいました。 もう少し待てば晴れるでしょうか |
|
花散策に出かけます。 山頂からドライブウェイ駐車場まで、3つの遊歩道があります。 東遊歩道 下り専用60分 中央遊歩道 片道約20分 西遊歩道 片道約40分 今回は、中央遊歩道から西遊歩道周回することにします。 まずは中央遊歩道へ イブキフウロとクルマバナに朝露がついています。早朝散策ならではですね。 |
|
幻想的な中に咲くフジテンニンソウとサラシナショウマのお花畑 |
|
❀中央遊歩道に咲いていた花❀ ・シオガマギク ・ホタルブクロ ・フジテンニンソウとアカソ ・クサフジ |
|
・コイブキアザミ ・ルリトラノオ ・カワラナデシコ ・アキノキリンソウ |
|
・サラシナショウマ ・オトギリソウ ・クガイソウ |
|
ガスの中ゆっくり下っていると |
|
だんだんガスがはれてきて、 フジテンニンソウとサラシナショウマの群生の下のほうに駐車場が見えてきました。 |
|
ぱぁ~と眼下の展望が広がり、 あまりの素晴らしさに大興奮 丁度若いご家族が下りて来られ微笑ましかったので、思わずパチリ |
|
フジテンニンソウも朝日があたり輝いて綺麗です。 遠くの雲海もいいですね。 |
|
サラシナショウマの群生そして琵琶湖の小島竹生島まで見え大感動 私達の長い影も写っています。 |
|
遊歩道の両側に広がるサラシナショウマ 眼下にはドライブウェイが見えます。 |
|
山にかかった雲も次第にとれてきて素晴らしい展望です。 |
|
東のほうも一面のサラシナショウマが輝いています。 |
|
見上げると一面のサラシナショウマと青空 これほどの群生は見たことがありません。 |
|
駐車場が近くに見えてきました。 ルリトラノオがこれも朝日に輝いています。 |
|
イブキトリカブトが咲き始めています。 振り返ると青い空に白いサラシナショウマが目立ちます。 |
|
駐車場まで下りてきた時、keitannさんが「鳥がいるわ 」「どこ?」「石の上」目をやるといました。 ホオジロですね。「ピッピチュ・ピーチュー・ピリチュリチュー」 「一筆啓上仕候」(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)と聞こえる 「何こっちをみているのよ」と振り返って私達に言ってるのかしら |
|
駐車場に下りてきたのは7時4分でした。 今年も駐車場の法面一面にクサボタンが咲いています。 |
|
高いところには咲き残りのコオニユリもありました。 昨年はここからバスで下山しましたが、まだ登り返して登山口まで下らなくては行けません。 累積標高差1292m |
|
7時10分早朝から有料ドライブウェイで登って来られている方がいますね。 西遊歩道の入り口には芭蕉の句碑「そのままよ 月もたのまし 伊吹山」 伊吹山の美しさをたたえた名句ですね。 |
|
登ろうとした時、傍のモノレールで物資を運び上げるところでした。 珍しい光景に出合うことができ、つい足を止めて見てしまいました。 ゆっくりゆっくり登って行きました。 この人たちのお蔭で山頂で飲み物を買うことができるのですね。 |
|
登り始めると眼下に琵琶湖が良く見えます。 |
|
なんとアケボノソウが咲いています。 四国でもまだ見てないのに、ここで見られるなんて嬉しいですね。 |
|
keitannさんが写している先には、咲き始めたばかりの初々しいイブキトリカブトが見えたのでした。 バックはオオヒナノウスツボ |
|
あんなに青空だったのにまたガスってきました。 お花畑にはサラシナショウマの中に黄色いキオンと紫のイブキトラノオに変わってきました。 夏の花から秋の花まで見られて満足です。 |
|
鹿よけゲートがあります。昨年山頂のひどい鹿の被害を見たので、 一刻も早い対策がのぞまれていました。 このようにネットで保護され、昨年に比べてずいぶんお花畑が増えたように思われました。 |
|
目まぐるしく変わるガスは除き眼下が広がってきました。 振り向くと雲海がまだ綺麗です。 |
|
柵の中ではシモツケソウなどのお花畑です。 イブキトリカブトもずいぶん咲いていますね。 |
|
ずいぶんお花畑が回復して嬉しいですね。 |
|
山頂に近づくとツリガネニンジン(8月上旬~10月上旬)もいっぱい咲いています。 |
|
西遊歩道で見た花 |
|
・ミツバフウロ ・オトギリソウ ・ルリトラノオ ・キオン (8月上旬~9月下旬) (7月下旬~8月下旬) (7月下旬~8月下旬) (7月中旬~8月下旬) |
|
・サラシナショウマ ・ミツバベンケイソウ? ・アキノキリンソウ ・トモエソウ (8月上旬~10月上旬) (8月中旬~9月中旬) (8月上旬~10月上旬) (7月中旬~8月中旬) |
|
・ヤマホタルブクロ ・セリモドキ? ・キバナノカワラマツバ ・シシウド (8月上旬~9月上旬) (7月中旬~9月中旬) (7月中旬~8月中旬) (7月中旬~8月下旬) |
|
・オオヒナノウスツボ ・ワレモコウ ・シロヨメナ ・タムラソウ (8月中旬~9月中旬) (8月上旬~10月上旬) (9月上旬~11月上旬) (8月中旬~9月中旬) |
|
その他にカワラナデシコ・アカソ・オオヨモギ・ヤマミゾソバ・イワアカバナ キンミズヒキ・シオガマギクetc 山頂付近はまたガスっています。 8時4分沢山の花を堪能して山頂に戻ってきました。 時間を気にしてなかったのですがなんと2時間もの間たっぷり花散策をしたのでした。 |
|
預けておいたザックを引き取りに対山館に寄ります。 そこでモーニングコーヒー(500円)を注文、美味しいよもぎ餅までいただきました。 300円以上購入すると伊吹山山頂登頂証明書がいただけますよ。 |
|
お腹も満たしたので、女将にお礼を言って 8時37分そろそろ下山開始です。 山頂はまだガスで視界が悪いのですが、昨夜は真っ暗で何も見えなかったので どんな景色が見られるか楽しみです。 足元に気をつけながら緩やかに下って行きます。 |
|
早速ススキがあります。秋ですね。 そしてイブキトリカブトです。 |
|
お花畑が広がっています。 道傍のお花を愛出ながら下って行きます。 |
|
少しずつ登山者とすれ違います。 徐々にガスが退いていき、青空が出てきた時には歓声 |
|
眼下が見えてきました。 |
|
濡れた岩場の足元が悪いところで、昨夜は慎重に歩いたところですね。 登山者も増えてきました。 |
|
長浜市街やその奥に琵琶湖がはっきり見えます。 この景色を見ながら下って行けるのは嬉しいですね。 |
|
見上げれば登山者が小さく見えます。急坂がわかると思います。 昨夜は雨の中ここをよく登ったものです。 9時7分 ベンチのある8合目まで下ってきました。 |
|
下からも随分登って来られる方が見えます。 |
|
八合目西にある行導岩 8合目から7合目に下る時石灰岩の露岩が目立ち、 昨夜は岩が濡れて滑りやすく歩きにくかったし |
|
「昨夜はこの辺りで間違いそうになったよね」と確認しながら下ります。 岩の傍では咲き残りのジャコウソウも見られました。 |
|
山頂から7合目あたりまでにみた花 ・クサボタン ・カワラナデシコ ・ヤマガラシ |
|
・コバノミミナグサ ・オトギリソウ ・オオヒナノウスツボ |
|
その他 シオガマギク、クルマバナ、 色ずき始めたマユミの実etc |
|
6合目から8合目の山腹の広い範囲で草が無くなり、土が掘り返され裸地もあり、まだまだ植生被害は深刻ですね。 |
|
9時28分 7合目通過 晴天で暑くなりました。どんどん下って行きます。 |
|
眼下には6合目の避難小屋や青い屋根の5合目の山小屋 そしてジグザグに登って来られる登山者が見えます。 |
|
9時41分6合目通過 登山者も素晴らしい眺望を楽しまれているようです。 |
|
登山道脇のススキ越しの展望です。 |
|
登山道脇に赤い実をつけた目立つ木があります。これは? 登山道唯一の木陰です。 |
|
9時58分 5合目まで一気に下ってきました。 木陰がなく暑いのですが、ベンチに座って休憩です。 売店で冷たいポカリを購入 この時はまだかき氷の吊り下げ旗はかかっていないようです。 |
|
木陰のない競り上がった山頂 昼間はやっぱり暑いです。 |
|
ミカンを食べているとkeitannさんが「かき氷があるわ」「えっほんとや」 見るとかき氷の旗がかかっています。 登りの時だったらたべなかったと思いますが あと半分下るだけなので早速注文 500円です。 みぞれといちごがあります。かき氷はやっぱりイチゴでしょ 冷たさが口に広がり喉が潤います。 この暑さの中で食べるかき氷は絶品でした。何よりも美味しかったです。 少し体が冷えたかな 10時22分 元気を出して出発~ |
|
10時22分 元気を出して出発~ 登山してくる人の中に身軽いトレランの人を見かけます。 夢高原かっとび伊吹2016に参加されるのでしょうか 夢高原かっとび伊吹は、伊吹薬草の里文化センターをスタートし、 |
|
4合目10時32分通過 眼下に3合目の休憩所が見えます。 |
|
あれっ!バッタがいました。 ススキ越しに山頂を振り返って見ていたら、 後ろから下りてきた男性二人夢高原かっとび伊吹2016の実行委員の方のようで、 下見に来られたのに途中で引き返して来られたとか そして三合目まで車できているようです。 |
|
三合目の休憩所、その奥にはホテル跡そして右の方には琵琶湖も見えます。 三合目にも沢山のお花が咲くようですが散策したことがありません。 季節を変えて歩いてみたいですね。 |
|
三合目のネット内のお花を散策 ・タムラソウ ・ツリガネニンジン ・エゾフウロ ・ヒオウギ (8月中旬~9月中旬) (8月上旬~10月上旬) (7月中旬~9月中旬) |
|
その他にソバナ、アカツメグサ、クルマバナ、ヘクソカズラ、ヤマハッカetc |
|
10時45分草原が広がる3合目通過です。 この辺りはキセワタが見頃です。ネット内で保護され沢山見られました。 |
|
下山道に進み花を見ながら下ります。 |
・ メハジキ ・アキノノゲシ |
山頂を振り返ると雲が多くなっています。 |
|
見たことのない赤く色づいた実の木 緩やかなカーブの下には徳蔵山遠くには琵琶湖も見えます。 |
|
昨年見たホウズキ今年も見ることができました。 |
|
・ゲンノショウコの赤と白 ・ホウズキの実と花 |
|
・オトコエシ ・アカツメクサ ・ナンテンハギ |
|
その他にヤマブキ、キンミズヒキ、ヨウシュヤマゴボウ | |
徳蔵山と草原はマルケバ(鞠蹴場)だったようです。 11時を過ぎていますがまだまだ登ってくる人とすれ違います。 昨年の私達もこの辺りは10時半頃だったのでした。 |
|
随分下ってきました。1合目の旅館や登山者が見えます。 |
|
11時23分2合目通過 眼下の景色を見ながら1合目へ下って行きます。 昨夜は何度も振り返りながら夜景をみたのでした。 |
|
一合目までにはメハジキが多く咲いています。 その他にセンニンソウ・ゲンノショウコ・クルマバナ・ツリガネニンジン等 |
|
11時40分1合目まで下りてきました。 ずーと下りだったので、ここで靴を脱いで小休止 10分程の休憩でしたが、ずいぶん楽になりました。あとひと頑張りです。 下り始めるとイガグリが… 秋ですね。 |
|
樹林帯の中の足元の悪い登山道をどんどん下って行きます。 登山道の真ん中に咲き始めたばかりのノブキ |
|
12時15分無事下山です。 あれっ受付が締まっていますね。お昼休みなんでしょうか 入山協力金300円は箱に入れておきました。 |
|
さあ温泉へ 近くのジョイいぶき薬草湯500円で二日分の汗を流しさっぱりして 隣のcafe Wabisukedeで遅い昼食 本日のランチ エビとサーモンの和風サラダごはん(スープ付) 1050円 美味しかった~ お腹も満たし、四国まで5時間運転を交代しながら帰ります。 |
|
帰り道2時前に見た伊吹山の山頂はまだ晴れていました。 6時半過ぎ瀬戸大橋を渡り飯野山が見えてくるとホッとしますね。 |
|
急遽決まった伊吹山ですが、初めてのナイトハイクで 暗闇とガスと雨の中を歩くという貴重な体験することができました。 翌朝は素晴らしいサラシナショウマの群生そして沢山の花々を見ることができて 忘れられない山行となりました。 誘ってくれたkeitannさんありがとうございました。そしてお疲れ様でした。 また面白い企画よろしくね。 |
|
伊吹山 1377.3m (滋賀県)その2 |
2日目(21日) 仮眠の為に横にはなったのですが、なかなか寝付けませんでした。 でもいつの間にか寝ていたんでしょうね。 4時半頃隣のグループの物音で目が覚めました。 日の出時刻は5時12分 カーテンの外は真っ白です。これではご来光も望めないとまた横になりましたが、もう眠られません。 起きて昨晩干していた雨具等の片づけをし、朝食をとります。 朝食は、前日に龍野SAで買ったアナゴの押し寿司とお味噌汁です。 お味噌汁は対山館の方が作ってくださったもので、1人前200円、 目覚めの暖かい味噌汁は美味しかった~ |