週の半ばにkeitannさんから週末に一泊で何処かに行きませんかのお誘いの電話 急いで九州辺りで予定を立てると 最終便のフェリーに乗るとしても19日の夕方には出発しないといけないので気忙しい 伯耆大山の小屋泊りもいいけど、keitannさんはシュラフを持っていない ならば昨年登った時熱中症になりかけた伊吹山を夜間登山と決定 天気予報を見ると20日の夜、雨マークが出ています。ちょっと不安 前日keitannさんが山頂山小屋へ仮眠の予約を入れてくれました。 昼に出発すれば日が沈んでからの登り始めに間に合います。 当日午前中に家事を済ませ、お天気の不安を抱えて正午にkeitannさんちへ寄り、私の車で出発 トリプル台風の影響か空気は澄んでいて瀬戸大橋からよく見渡せます。 14:00龍野西SAで運転交代そして15:56大津SAへ 琵琶湖がはっきり見えます。しかしこの暑さたまりません。35.9度もあったようです。 ここからまた私が運転します。米原ICで降り目的の醒井(さめがい)へ |
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5時過ぎ醒ヶ井水の宿駅到着 駅に駐車し梅花藻散策です。 |
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中山道醒井宿 |
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梅花藻(バイカモ)はキンポウゲ科の淡水植物。 梅の花に似た、白い小さい花を5月中旬~8月下旬まで咲かせます。 水温14℃前後の清流にしか育たず、全国でも生育場所が限られています。 地蔵川の清らかな流れに感動しながら進むと 丁度咲いてます(^O^)/ピンクはサルスベリの花です。 |
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いつのまにか夢中でシャッターを切っていました。 |
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水量が多いと水中花となるので、丁度いい時に来られたようです。 |
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一面に咲いています。 |
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平成の名水百選の「居醒の清水」まで行き引き返しました。 居醒の清水源流とする地蔵川には希少な魚ハリヨが生息されているようです。 旧醒井郵便局も残されています。 ヴォーリスが設計に参加した大正ロマンの建物だそうです。 |
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昨年伊吹山に来たのは8月23日で、バスの中から各地で地蔵盆をされていたのを見かけました。 今年はちょっと早かったようで残念 中山道の素敵な宿場町 もう一度ゆっくり訪れたいですね。 |
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念願の梅花藻を堪能したので、 17時46分車まで戻り上野登山口に急ぎます。 途中伊吹山が見えましたが、山頂はガスっています。 西を見れば夕日です。雨が降らなければいいのですが… |
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6時15分頃登山口に到着 民間駐車場はここまでに何軒あり、どこも500円です。 そのうちの一軒「高橋」さんは予約を入れておけば、 名前を貼って確保してくれていて、下山時には、冷たいお茶とお菓子を出してくれるそうです。 神社前の「みかどや」さんのところで 丁度家の人が出てきたので駐車させていただき ました。 途中のコンビニで買った夕食を傍のバス停のベンチで済ませ、 準備をして登りだしたのは日暮れでした。 三之宮神社にも灯りが燈っています。 |
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この時間受付も締まっていますので、入山協力金は帰りに払うことにして 18時49分一年ぶりに登り始めます。 夜歩くのは初めての経験ですのでどうなりますことやら 登り始めるとすぐにあたりは真っ暗になり、 ヘッドランプの明かりだけ |
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日が暮れると幾分涼しくなると思っていたのですが、 1合目までは樹林帯の中を歩きますので、汗が出ます。 途中ヘッドランプの明かりが見えます。下山されて来られた数人の方とすれ違いました。 19時20分1合目(標高420m)に到着 店の前のベンチで10分程休憩して登りだします。 |
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ゲレンデ内を登り始めて振り返ると、米原市の夜景が見えだします。 ナイトハイクの楽しみの一つがこの夜景です。 今晩は曇っていて月灯りがありません。 今は大潮で、晴れていれば優しい月明かりで歩くことができたでしょうに残念です。 ひときは輝いているのはグラウンドのナイター照明のようです。 |
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登りながら何度も振り返ります。琵琶湖方面です。 遠くで雷の音が聞こえます。 |
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19時52分2合目(標高580m)を過ぎたあたりから小雨が降りだしたので、 keitannさんは傘、私はカッパを着ましたが 暫くすると雨はあがりました。 20時42分3合目(標高720m)に到着 雨も止んだので、雨具の上だけ脱ぎます。 休憩小屋で水分補給していると、対山館の女将からkeitannさんに電話がかかりました。 麓で雨が降っているので、心配されてかけてくれたようです。 今は雨が止んでいるのでこのまま登ると伝えて、 再び9時出発します。 |
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ネットの横を通って広く刈られた緩やかな道を進むとまもなく 9時10分4合目(標高800m) を通過 木々の間から琵琶湖方面が見えてきました。 また小雨が降ってきたので、傘をさして進みます。 |
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時折ピューと鹿の声が聞こえていました。 先を歩くkeitannさんが、見上げたあたりで、光るものがあるという ライトを照らすと立ち止まって素早く 走り去って行きました。 あれは鹿だわ 真っ暗な中で野生の動物に出会うという珍しい経験までしたのでした。 21時25分5合目(標高880m)に到着 先ほどより雨が降ってきました。自動販売機の屋根の下で雨宿り 遠くで稲妻が見えました。山での落雷は怖いです。 10分程休憩して6合目の避難小屋まで行くことにしました。 ジグザグの道を進み21時48分避難小屋に到着 雨は降っていますが、雷の心配がなさそうなので、上を目指すことにしました。 21時55分6合目(標高990m)を通過 |
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振り返ると眼下には夜景が綺麗に見えますが、 夜も更けるとだんだん街の灯りは少なくなっていきました。 空には黒い雨雲が広がっています。 |
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6合目あたりからだんだん ガスがでてきて、 真っ暗なうえに視界が悪くなり、数mしか見えず足元ばかり見て進みます。 つづら折りの道もつい獣道をまっすぐ進んでしまい、 おかしいと引き返すということを繰り返しながら 22時17分 7合目(標高1080m)通過 これ以降岩場が多くなり、慎重に進みます。 22時44分 やっと8合目(標高1220m)に到着しホッとしました。 ここで傘をしまって雨具を着て足場の悪い岩場に備えます。 山頂まで900mあとひとがんばりです。 対山館の方もあまり遅いと心配されてはいけないので、 準備が出来たら出発です。 |
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雨で濡れた岩場を慎重に足元を確認しながら、足を進めます。 山頂近くになると道はなだらかになりますが、濡れた粘土質のような土は滑りやすく keitannさんは滑ってしまったようです。 23時27分ようやく対山館に到着 女将が優しく出迎えてくれました。 他の予約されていた方もいたようですが雨でキャンセルになり、私達が最後のようです。 仮眠室に案内されます 料金は素泊まりで2000円です。 (夕方~翌7時 2,500円 / 20時~翌7時 2,000円/(0時~7時)1500円) カーテンで仕切られて、雑魚寝 毛布2枚貸していただけます。 先客はカーテンの向こうで眠られているようです。 濡れた雨具等を広げて、汗で濡れた服も着替えちょっと落ち着きました。 そして「デオドランドシート」で体を拭いてすっきり。 片づけもそこそこに床に着きました。 さて明日はご来光が見られるでしょうか |
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↓ 翌朝撮影しました。 少なかったのでゆっくりスペースです。 |
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伊吹山頂の山小屋対山館のHPです http://heartland.geocities.jp/taizankan/index.html |
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21日に続く 2015年8月23日のブログはこちら↓ http://pio-ne.daa.jp/ibukiyama2015-8-23.html |
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伊吹山 1377.3m (滋賀県) |
◆ 2016年8月20日(土)曇りのち雨~21日(日)晴れ ◆ メンバー keitannさん・ピオーネの2人 |
◆ 20日 三之宮神社登山口18:49-三合目20:43-五合目21:25-山頂23:27(約4時間40分休憩含む) 21日 山頂花散策6:05/8:04(約2時間) 対山館休憩約30分 山頂8:37-五合目9:57/10:23-三合目10:45-三之宮神社登山口12:15(約3時間40分休憩含む)) |