週末reikoさんは田植えで山行はお休みです。 keitannさんと二人で何処かに行くことに ササユリなら岡山の泉山だけど 蒜山はどうとkeitannさんから提案されて思い出しました。 昨年思いがけず沢山のササユリが咲いていて感動したことを・・・ 昨年より一週間早いけれど咲き始めているでしょう keitannさんが歩いていない中蒜山から上蒜山に決定 アカリプタさんもご一緒していただけることになりました。 その上車出しもしていただけるそうのでありがたいです。 当日6時半に坂出のいつものところに集合となりました。 |
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高知のアカリプタさんは4時半に自宅を出発されたとか 6時半アカリプタさんの車に乗り込み蒜山を目指します。 |
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高速道路は移動自粛解除になっているのに 交通量は少なくスムーズに走り 8時前にトイレ休憩で蒜山SAに立ち寄ります。 大山の山頂は雲がかかっています。 今回も蒜山ICを降りたところのお弁当屋さんで昼食を調達 keitannさんがお友達に「蒜山に行くならひるぜん大根買わなくっちゃ」と言われたそうなので 8時17分 道の駅風の家に寄ってみます。 開店は8時半のようですが、入店できましたので 大きな大根130円とキャベツ150円を購入 いつもは開店前に来て、帰路には閉店していることが多いので やっと購入できてよかったです。 |
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途中大山の見える素敵な風景で車を停めて撮影します。 |
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今から登る上蒜山と中蒜山 |
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あちこち寄り道して登山口の塩釜ロッジに着いたのは8時45分頃 キャンプ場やロッジがあるので、アウトドアを楽しむ観光客の車が多い 登山者用の無料駐車場はレストランの奥の草原です。 梅雨の晴れ間の日曜日とあって登山者の車も多いです。 草原の先には今から登る中蒜山が見えていますが 山頂には雲がかかっています。 購入した大根は木陰に置いておきます。 準備を済ませ、登山口に向かいます。 |
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トイレの横にある登山口には案内板があります。 |
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登山口入口には塩釜冷泉の水汲み場があります。 塩釜冷泉は中蒜山の伏流水が湧き出ている「日本名水百選」に認定され 源泉から直接汲むことはできませんがこの水汲み場から組むことができます。 9時 雑木林の中を登り始めます。 |
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暫く気持ちいい緩やかな道です。 木に何かしています。この後も数ケ所で見かけました。 |
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先を歩くアカリプタさんが何かを撮影されています。 近くまで行くとイチヤクソウです。 数分も三人で撮影タイムです。 |
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樹林を抜けると青空と日差しが眩しい草原に出ました。 向こうに見える山は上蒜山かしら? まもなく作業道に出会い 道標に従って右に進むと |
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アカリプタさんが見つけたナガバノモミジイチゴの実 この実を見るたびに亡き山友のワンワンさんさんのことを昨日のことのように思い出します。 三年前寒峰に登った時、長い車道歩きで ナガバノモミジイチゴの実を初めて食べて美味しかったと はしゃぎながら喜んでいっぱい食べながら歩き いつの間にか登山口についていたのでした。 その山友はもういない しかしいつでも思い出してあげることができます。 9時21分 一合目(562m)から山道に入って行きます。 |
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しばらく進むと沢の右岸を巻くようになり小さな沢に出合います。 そこにはヤマアジサイの花が咲いています。 |
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沢の中に濃いブルーのヤマアジサイ |
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渡渉した山側を見上げたところに 色白のササユリが咲いているではありませんか! このあたりで咲いているのでは山頂のほうでは咲いていないのでは?と 心配になります。 |
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淡いブルーやピンクのヤマアジサイを楽しみながら 三度渡渉すると |
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9時37分 二合目(575m)通過 登山道脇に色白のササユリが咲いていました。 ここでも見られてよかったです。 |
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尾根に取り付くと急な登りになります。 根っこの間をゆっくり登って行きます。 アカリプタさんはどんどん先を登っています。 9時50分 三合目(645m)通過 直登の傾斜もますますきつくなります。 |
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「上を見ちゃだめよ」とひたすら登って行きます。 花のないシンドイ登りに鮮やかなヤマツツジが励ましてくれます。 10時4分 四合目(740m)通過 アカリプタさんは遅い私達を途中で待っていてくださって、 追いついてきたらまた出発の繰り返しです。 「五合目で休憩しましょう」と頑張って登ります。 |
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五合目が近づくと幾分傾斜は緩くなります。 10時16分 五合目(792m)にとうちゃこ 日留(ひる)神社が祀られています。 ヤマツツジはまだ蕾でした。 |
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休憩後10時27分 歩き出すとすぐに ヤマボウシの花が目の前で咲いていました。 木々の間から下蒜山が見えてます。 |
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元気なアカリプタさんは笹の中を下って行って下蒜山を撮影していましたが 登り返しがきつかったそう 少しだけ緩やかな道になり 下って来る人とすれ違うようになります。 |
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階段の道になるとまもなく 10時39分 六合目(848m)を通過 |
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六合目を過ぎるとさらに傾斜がきつくなります。 下って来る単独の女性とすれ違います。 その時「登りもきついけれど、下りもキツイ」と言って下って行かれました。 先を行くアカリプタさんが木の根っこから出ているギンリョウソウを見つけて 私達を待っていてくださいました。 登山道脇にはオオイワカガミの青々とした葉が沢山あります。 |
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急登が続きます。 10時55分 七合目(620m)通過 |
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オオイワカガミの花後も見えます。 次回は6月の花の時季に登ってみたいものです。 ここまで登って来ると下蒜山もよく見えます。 |
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七合目を過ぎるとますます急登となり ロープや鎖があります。 シンドイ登りゆっくり登って行きます。 アカリプタさんはもう稜線についているかも |
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白い花が咲いています。タンナサワフタギかな 陽射しにあたって光っているイワカガミの葉 この尾根には本当に沢山ありました。 |
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11時14分 八合目(1020m)通過 木の下にはミヤマナルコユリも咲いています。 |
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視界が開けると アザミにウラギンヒョウモンが吸蜜に夢中です。 ハナニガナが次々と咲き ギボウシやイカリソウの葉っぱが見られるようになります。 |
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稜線手前で振り返ると眼下には蒜山高原の素晴らしい展望が広がり歓声をあげます。 これまでの疲れが吹っ飛ぶようです。 |
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11時30分 登りきると県境尾根(1077m)に出ました。 アカリプタさんお待たせしました。 中蒜山山頂に向かいます。 |
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歩き始めるとまもなく一輪のササユリが咲いていました。 あまりにも綺麗なササユリに大喜び 交替で撮影会です。 |
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後から登って来られる方はササユリをあまり気にせず さっさと山頂に向かっていました。 3~4分も撮影後三人は大満足で先に歩を進めます。 |
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タンナサワフタギは白い花は盛りを過ぎているようです。 登山道の咲き誇るハナニガナには スジグロシロチョウやベニシジミが吸蜜に夢中でした。 昆虫の名前はアカリプタさんが詳しいので勉強になります。 |
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「ハナニガナばかりや、シロバナニガナがないね」と言っていたら 咲いていました。 ミヤマナルコユリの綺麗な花も咲いています。 |
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斜面には色鮮やかなヤマツツジが咲いていて目を引きます。 山頂を見ると人が見えます。後少しです。 |
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足元には咲き残りの可愛いアカモノ 果実になり始めているものもありました。 |
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二人が見つめる先には下蒜山が見えています。 ヤマツツジの花を飛び交うアゲハチョウ |
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一昨年の秋に三座縦走したことが懐かしくカメラを向けていたら 丁度ヤマツツジにアゲハチョウも写っています。 |
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11時53分 避難小屋を通過 イブキトラノオが風に揺れています。 山頂はすぐそこ 元気な子供たちもやってきました。 |
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11時55分 中蒜山山頂にとうちゃこ 後ろに見えているのは上蒜山 |
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山頂には沢山のイブキトラノオが咲いています。 ↓バックは上蒜山 |
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山頂は丁度お昼なので賑わっています。 ベンチも満席なので、先に進んだところで昼食にします。 朝、お弁当屋さんで買った「大人の女子ランチ」をいただきます。 デザートにアカリプタさんから小夏をいただきました。 さっぱりして美味しかったです。 いつもありがとうございます。 |
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眼下には蒜山盆地が広がっています。 これから向かう上蒜山 |
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山頂横の笹の中にある四等三角点/中蒜山 1123.4m 12時25分 山頂を後にして避難小屋の前を通りすぎ 道標に従って上蒜山に向かいます。 |
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樹林の中の急な下りは滑りやすく 足元に注意しながら下ると一気に視界が開け 上蒜山が目の前に見えます。 |
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咲き残りのタニウツギ越しに日本海が見えます。 素晴らしい眺望に熱心に撮影のお二人 |
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笹原の中を雄大な風景を眺めながら 爽やかな風が吹いていて気持ちよく下ってきます。 |
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昨年より早かったので花は少なめですが この素晴らしい景色を眺めながら歩けるのは幸せです。 鞍部まで下って中蒜山を振り返ります。雲が出てきました。 |
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それでもいろんな花を見つけ楽しみながら歩いて行きます。 ・ネバリノギラン ・オオバギボウシ ・シモツケ |
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ヤマボウシやタンナサワフタギにヤマツツジも咲いていました。 登山道にはイブキトラノオが涼しそうに沢山咲いています。 足元に気になる果実を見つけました。 葉を探しますがありません。 後日keitannさんが調べてくださってカタクリの蒴果だとわかりました。 長さ2cm3室に分かれています。 花の時季にも歩いてみたいけれど・・・ |
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ササユリも咲いていました。 もうすぐ咲きそうな蕾も見られます。 |
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上蒜山が近づいてきて急な登りに差し掛かリます。 一昨年はここから過呼吸になりしんどかったので keitannさんが花を楽しみながらゆっくり登ってくださいました。 岩場に鎖もありますが大したことはなく 鎖を使わずに登れます。 |
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・ミヤマナルコユリ ・コナスビ ・ヤマブキショウマ |
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・ヤマホトトギスは蕾 ・トチバニンジンの花 ・シオデ |
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岡山に多いシオデですが、果実はあまりついていません。 ツルアジサイも綺麗に咲いています。 シンドイ急登で振り返ると 下蒜山と中蒜山が見えています。 |
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あと少しガンバです。 上蒜山の尾根と麓に広がる蒜山高原が見えてきました。 |
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山頂手前で白いヤブデマリの花が咲いていました。 待ちくたびれたアカリプタさんが迎えにきてくれました。 そこに咲いていたのはフウリンウメモドキの小さな花 東赤石以来久しぶりに見ました。 |
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13時52分 上蒜山(1202m)山頂にとうちゃこ 狭い山頂は団体さんでいっぱいでした。 少し離れて木陰で小休止 keitanさんからパイナップルをいただきました。 甘くておいしかった~♪ まもなく団体さんが下って行き、貸切になった山頂で記念撮影をしました。 左に5分程行ったところに二等三角点がありますが今回もパス 同じ日に登った人が行こうとしたけれど藪になっていて断念したそうです。 |
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14時10分 下山開始 ブナの原生林の中を下って行きます。 |
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まもなくアカリプタさんがツクバネソウ発見 もう果実になっていますが、 まだ咲いているのもありました。 |
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ギンリョウソウもいくつかありました。 このシオデは果実をつけています。 |
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上蒜山ではじめてのササユリも蕾です。 開花したササユリを見たいと歩を進めます。 |
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少し下ると左に中蒜山が見えてきました。その奥には下蒜山 なんとか三座を入れて撮影できました。 |
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ピンクっぽいハナニガナや咲き残りのアカモノを見つけながら |
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眼下に広がる蒜山盆地を見ながら歩けるので気持ちがいい |
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八合目に近づくとなんと 皆ヶ山の山並みと烏ヶ山や大山が望めました。 これまで登った戸木は雲っていたりガスっていて 見られなかったので初めて見られて大興奮 |
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ヤマツツジを手前に入れてもう一枚 |
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14時41分 八合目(1100m)槍ヶ峰に着きました。 上蒜山で一番展望がいいので楽しみます。 |
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ヤマツツジの向こうには中蒜山 イブキトラノオも風に揺れていました。 笹の緑と鮮やかなヤマツツジのコントラストを楽しみながら下って行きます。 |
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下り始めるともうすぐ咲きそうなササユリが次々とみられるようになりました。 そうなるとどこかで咲いていてほしいと願うばかりです。 因みに翌週(6/28)の蒜山ガイドクラブツアーでは273本のササユリを見つけたそうです。 上蒜山はササユリの山ですね。 |
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先を歩くアカリプタさんが三角点を探しますがわからないみたい 一昨年は踏み跡もあってわかりやすかったけれど 草が茂って藪化しています。 |
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四等三角点/下福田山 1030.8m カシワの純林の中にありました。 スマホがなければ見つけられませんね。 さらに下って行くとポツポツとウツボグサも見られるようになり もうすぐ開花しそうなササユリがありました。惜しい~ |
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ヤマツツジも満開 イブキトラノオの咲く登山道を緩やかに下って行くと |
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点々と膨らんだ蕾をつけたササユリがありました。 これらが咲くと見事なササユリロードになるだろうと思います。 一週間早かったようです。 |
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ウツボグサも沢山見られるようになりました。 やっと咲いているササユリがありましたが、花弁に穴が開いています。 色白美人なのに残念 |
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15時13分 6合目(955m)通過 15時20分 5合目(920m) まで下ってきました。 アカリプタさんがシモツケを撮影中 ここまで休憩していなかったので小休止 |
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シモツケの向こうに大山が見えています。 |
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15時30分 下山開始 5分程下ると笹の中に色白美人のササユリが咲いていたので 交代で撮影します。 その先でまた撮影中の二人 |
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なんとオオバギボウシも咲いているのを見られて大喜びです。 |
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さらに下って行くとまたまたササユリが咲いていました。 これまで思った以上に沢山咲いていて大満足です。 |
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どんどん下ってきて麓が近づいてきました。 樹林帯に入って行きます。 笹の中に綺麗に咲いているイチヤクソウを見っけ |
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15時57分 二合目(730m)通過 ここからは杉林の中の急な階段を下って行きます。 結構長くて嫌になります。 |
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エンレイソウに大きな果実ができています。 道標が見えると登山口はまもなくです。 |
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16時10分 上蒜山に下山です。 牧場の中を歩いていくと 今年も柵のところにワルナスビが咲いています。 |
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百合原(ゆりばら)牧場で放牧されている牛さん達がのんびり 好奇心旺盛な1頭近づいてきてくれました。 |
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柵を越えて、牛舎まで行き 16時17分 keitannさんがタクシーに電話かけてくださって暫く待ちます。 |
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15分程でタクシーに乗り込みます。 コロナの影響で、久々に10回も運行したと笑顔で話されました。 楽しくお話しをしているうち 16時43分 塩釜ロッジに到着 ここまで2480円でした。 三人なので安いし縦走する人には便利です。 さあ帰りましょう 途中蒜山SAに立ち寄り蒜山三座を眺め お土産を買って四国を目指します。 今日の夕方は部分日食が見られるというので 気にしながら車を走らせます。 |
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スイスイ走り坂出でお別れです。 帰りの夕日も綺麗でした。 |
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ササユリには少し早かったけれどまずまず見られたし 大山まで見られる素晴らしい展望を堪能できました。 アカリプタさんには運転ありがとうございました。 そして何度も待っていただいてすみません。 keitannさんにもゆっくりペースで歩いていただいてありがとうございました。 お二人には大変お世話になりました。 |
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中蒜山 1123.3m ・ 上蒜山 1202m (岡山県) |
◆ 2020年6月20日(日曜日)晴れ ◆ メンバー keitannさん・アカリプタさん・ピオーネの3人 |
◆ 塩釜ロッジP8:53-中蒜山登山口9:00-日留神社10:16/10:27-県境尾根11:30- -中蒜山山頂(昼食)11:55/12:25-上蒜山山頂13:52/14:10-八合目(槍ケ峰)14:41- -三角点15:00-上蒜山登山口16:10-百合原牧場16:17=タクシー=塩釜ロッジP16:43 (約7時間50分 昼食・休憩・撮影含む) ※撮影時間が多い為、参考までに |