週末の山行の行き先にいつも悩みます。 2日に寒峰の福寿草が満開の情報も入りますが 快晴なら島もいい TVでミモザと河津桜が見頃と放映され reikoさんがまだ登っていない吉田富士と吉田山をセットで行くことになりました。 前日TVで常光寺桜も見頃だとか 折角なので時間があれば寄ることにします。 |
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登山口には遠いけれど サンポート高松7時20分出港のフェリーで土庄に渡ることにしました。 当日自宅を出る時、車のフロントガラスが凍っていましたし、 田んぼには霜が降りていました。 お山は雪だったようです。 keitannさんと坂出で6時30分に待ち合わせ、 私の軽自動車でフェリー乗り場を目指します。 reikoさんは先に到着されていました。 フェリー乗り場に着くと乗船が始まっていて、急いで片道きっぷを購入し乗り込みます。 (3m未満4940円と大人690円X2名=6320円) 席に座ると早速船内の売店でホットコーヒーを注文 reikoさんから焼きたてパンをいただき朝食です。ごちそうさま |
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デッキに出て展望を楽しみます。 山を見ると山頂が白い山が見えます。剣山と次郎笈のようですが? 今年一月に剣山に登った時、サンポートが見えていたので こちらから見えても不思議ではないのです。 寒いので、船内に入りおしゃべりをしながら一時間の船旅を楽しみます。 |
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土庄港に8時20分に着きました。 土庄の裏側の吉田を目指し、国道436号線を走ります。 一年ぶりの小豆島は外国の観光客が増え、観光地として随分変わっています。 吉田へ行く前に タケサン農園のミモザと河津桜を見なければ~ 橘トンネルの手前らしいのですが場所がよくわかりません。 ウロウロしながら走っていると道路脇にピンクの河津桜が咲いていて 小高い丘の上には黄色とピンクが見えました。 入り口には小さな看板がありました。 ここに違いないと整備された駐車場に停めて、見学させていただきます。 まだ9時過ぎなので誰もいませんでしたが、 帰りには沢山の人が見学に来られていました。 |
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丘に上がって行くと黄色とピンクの世界が広がっていて ここは春です。 ミモザの樹の高さにもビックリ 20mにもなるようです。 鮮黄色の小さな丸いふわふわの花が、近寄って見ると、なんとかわいいことか~♪ |
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ミモザの鮮黄色と河津桜のピンクの競演に感動 暫く撮影タイムです。 ベンチも置かれています。 |
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河津桜はまさに見頃です。大嶽も見えています。 |
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駐車場まで戻ってくると タケサン農園部の古川安久さんが走り寄ってきて タケサン醤油一徳庵の割引券を渡してくださいました。 そのあとここで作られているハーブの話も聞くことができてよかったです。 お礼を言って今度こそ吉田を目指します。 走り出してまもなく橘トンネルがありました。 |
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82番 吉田庵まで来ると桜の花が咲いています。何桜か分りません? カンアヤメも見頃です。 |
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目の前に吉田川の岩場と千畳ケ岳が見えてきました。 オートキャンプ場から眺めた左が吉田富士(165m)と右は吉田山175m) 吉田富士はまさに富士といえる山容をしています。 |
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吉田の里道案内図を見ると登山口がよくわかります。 |
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9時47分に オ-トビレッジYOSHIDA&ふるさと交流館吉田温泉に駐車させていただきます。 吉田温泉の開館は開館は15時~20時までなので静かです。 ふるさと交流館の建物の背後に聳えている岩山が千畳ヶ岳 迫力があります。 |
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準備を済ませ、登山口に向かいます。 登山口は一旦車道に出て、広場を周りこんで少し進んだところです。 登山道の入口には白く大きな道標があります。 10時1分 ここから登山道に入って行きます。 |
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イノシシ除けの柵がありますが、 奥で作業中の方がいらして、柵が開いていたのでそのまま通らせてもらいます。 |
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砂防ダムの堰堤から千畳ヶ岳が見えています。 登山道は4年前より荒れているようです。 昨年の7月豪雨の被害でしょうか? |
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10時8分 最初の道標です。 砂防ダムの堰堤を越え道標の奥に進んで行きます。 道標のところにある葉っぱは 香川では珍しいホウロクイチゴだそう さらに進むと大きなヌタ場がありました。 |
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少し荒れた道を進むと 10時12分 最初の分岐です。道標に従って右に登って行きます。 左から下って来ることになります。 振り返ると千畳ヶ岳が見えています。 |
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細長い葉の常緑樹が出てくるようになりました。 高知では普通に見かけるタイミンタチバナですが 瀬戸内側は少ない木で、雄雌異株 11月頃に熟した黒紫色の果実は翌春まで残っています。 10時23分 登山口から20分ほどで尾根筋に着きました。 吉田富士と吉田山の分岐です。 まずは吉田山に行くことに |
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岩ゴロの急なウバメガシの尾根を登って行くと大きな岩 ここはただのピークです。 大きな岩を越えてなおも進みます。 |
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展望が開け、振り返ると手前に吉田富士が見えていますが、 標高が低いので目立ちません。 後ろの内海ロックの岩山に目が行きます。 |
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さらに進むと岩に青いペンキで書かれた吉田山 岩を回り込むと東の木々の間から 吉田湾と金ヶ崎方面が見えているようです。 4年前より木々が大きくなり展望がよくありません。 |
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10時36分 分岐から僅か10分ほどで 吉田山(175m)山頂にとうちゃこ 前回はここに計測用のポールが立っていたのですが… 山頂標識らしい小さなプレートは字が消えています。 |
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山頂は西の展望が開け、 千畳ヶ岳から内海ロックそして手前の吉田富士 低山なのにこの迫力 keitannさんからいちごをいただきながら小休止です。 |
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分岐まで元来た道を引き返しますが、ハプニング 岩尾根をトラバース気味に下って行ったので こんなとこ通ったかな?おかしい 右の尾根に下らなくてはいけないのに 左の尾根を下っていたようです。 少し下ったところでおかしいと気がついて、すぐに登山道に復帰できました。 下りは気をつけなくてはいけませんね。 11時分岐まで戻り、吉田富士に向かいます。 |
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数分でシダのプチ藪になりますが、踏み跡があり大したことはありません。 前方に吉田富士山頂の岩場が見えてきました。 |
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山頂直下の岩場には、古いロープが掛けられています。 ロープには頼らず、木に摑まりながらひと登りで 岩に青いペンキで吉田フジと書かれています。 |
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振り返ると眼下に青い海 そして今登ってきた吉田山と右下に吉田湾 海の遠くには家島諸島も見えているようです。 標高200mにも満たないのにこの展望です。 |
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登りきると 11時14分 吉田富士山頂(165m)です。 目の前には内海ロック 眼下の絶景を眺める二人 初めてのreikoさんも感激されています。 |
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この透明な青い海と白い砂浜 この景色が見られてよかったです。 |
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南には駐車した吉田温泉が見えています。 右に目を移すと遠くに霞んで見えるのは星ケ城山方面です。 |
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お昼には少し早いですが、ポカポカ陽気で気持ちいいので、 展望を眺めながら、ランチタイムとします。 デザートのいちごまでいただいて今日も満腹満足 ここまできたのだから内海ロックまで行かなくっちゃということで 11時41分 内海ロックに向けて西に下り始めます。 |
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眼下に青い海と県道26号線が見えています。高感度抜群です。 岩場を下るのでストックはしまっておきます。 こちらの岩にも青いペンキで吉田フジと書かれています。 |
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11時51分 分岐まで下り、ここから尾根に登って行きます。 前回は右のしっかりした踏み跡を辿って暫く下って引き返したのでした。 |
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登り始めるとすぐにイノシシの罠が仕掛けられていて 罠を避けて、赤いテープと薄い踏み跡を辿って登って行きます。 |
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どんどん進んで行くと大岩が見えてきました。 ここから大岩に沿って右へ大岩の基部まで適当に登って行きます。 |
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なんとか基部まで登ってきました。 ここにもロッククライミング用のボルトが打ち込まれているのが見えています。 こんな岩を登って行くってすごい~ 石積の道を進み岩を巻いて行くのですが、 イバラがあって、痛いし引っかかったりでなかなか進めません。 鋏を持ってくるべきだったと後悔 |
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大岩を巻いてからも上に登るのが 四年前より木々が茂り、ザックも引っかかったりしながら、 木に摑まるながら、格闘して何とか回り込んだ岩場の上まで登ることができました。 後ろから続いてくる二人も難儀しているようです。 途中木々の間から眼下に採石場が見えています。 先に行こうとしますが藪化していてどう進もうか悩んでいたら keitannさんが左の踏み跡を辿ってテラスへ 12時20分 6畳ほどのテラスからの展望は素晴らしく暫く眺めていました。 テラスの下は岩壁で切り立っています。 |
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手前が吉田富士、その奥が吉田山 左奥には家島諸島はよく見えるようになりました。 右の吉田湾とその沖の先は金ヶ崎 |
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家島諸島をズーム 見上げると内海ロックの山頂はその上なのですが・・・ まだ寄るところもあるし、この後もますます藪漕ぎになりますので これまでの藪漕ぎに疲れたしここまでで良しとすることに まあここも内海ロックの一部ですから |
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12時26分下山開始です。 下りも大変です。 後ろから下りてくる二人の姿も木々で見えづらいほど枝があり藪なんです。 reikoさんは、擦り傷がお風呂で痛かったとか |
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とりあえず大岩の基部まで戻ってきてやれやれ 一輪のヤブツバキに癒されます。 ちょっと道を外しながら樹林の中を下り、下山の分岐まで戻ってきました。 |
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12時52分 分岐から吉田富士には寄らず登山口へ下って行きます。 登山道は荒れていますが 九十九折の踏み跡はありますので、迷うことはありません。 |
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13時7分 登りの時の最初の分岐まで戻ってきました。 あとは往路を下るだけです。 13時15分 イノシシの柵まで戻ってくると閉められていました。 通過後きちんと閉めておきます。 |
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駐車場までのんびり車道を歩いていると イノシシの柵にホオジロが・・・ 13時25分 岩山を満喫して車まで戻った。 千畳ヶ岳には登れないけれど 吉田の里道の案内図にあった 吉田ダムの展望台まで行ってみることにしました。 5分程車を走られると吉田ダムの下に着きます。 そこから見上げた岩壁はすごい迫力 |
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吉田川ロッククライミングエリアを少し散策 こんなところを登っているんですね。 |
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ダムの下まで行くとこれまた凄い大迫力です。 展望台はこのダムの上にあるようです。 この階段を見上げただけで、「えっ~、ここ登るの!」 ここまで来たのだからと頑張って登ることに いくら登ってもなかなか辿り着きません。 なんと堤高は74.5mで香川県内一だそうです。 (因みに五郷ダムは50.5m、内場ダムは50.0m) これを一気に登るのですから 山登りよりしんどい 登りきると、人の声が聞こえます。 大きな記念石像もあります。 |
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家族連れにお聞きすると ダムまで車で登って来られるそうです。(-_-;) そういえば車道が見えています。 展望台といえばまだ上のようです。 黙々と階段を登って行きます。 |
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14時 展望台に着きました。 そこからの眺めも凄い 堤の中ほどにある建物はエレベーターでした。 これだけの高さがあるとダムの内部の点検もエレベータが必要ですよね。 |
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展望を楽しんだら、しんどかった擬木の階段を下って駐車場まで行ってみます。 |
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ダムの管理事務所まで行ってみました。 直径1mのブラジル産御影石 1.4tが下からの水の圧力で浮かんで回っています。 どうなっているのでしょう???不思議です。 |
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堤長も218mと長~くて、きれい 真下を見ると木で香川県章と吉田ダムと描かれています。 |
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そこからの眺めも絶景です。 福田港と吉田地区と山々近くに見えるのがいいですね。 |
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思いがけず、堤高が香川県一位で素晴らしい展望の 吉田ダムも見学できてよかったです。 満足して登ってきた階段を一気に下って車まで戻り、休憩後 千畳ヶ岳の登山口を確認するためふれあい交流館入口まで引き返します。 そこからすぐ南の舗装路を50mほど歩いて行くと 左に踏み跡が続いていました。 |
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入り口には古い青いビニール紐がつけられていて 綺麗なヤブツバキが咲いていました。 機会があれば、千畳ヶ岳山頂に登ってみたいものです。 |
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さあ残る目的は常光寺桜です。 ソメイヨシノなどと比べると約半月くらい早く開花する早咲きの花で、 TVでは見頃だというけれど、初めて見る桜なので楽しみです。 ナビを小豆島霊場・第八番「常光寺」にセットして向かいます。 常光寺桜とは ソメイヨシノと寒桜を掛け合わせた品種とみられているものの、 10数年前専門家に鑑定してもらったところ、 品種が分からず「常光寺桜」と呼ばれるようになったそうです。 15時30分前に境内に着くとそこには満開の常光寺桜 |
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淡い桜色の花がなんとも可憐です!! |
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桜の奥に見えるのは大嶽 咲きはじめと蕾も初々しい |
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常光寺駐車場隣に一ノ蔵の庭に真っ白なモクレンが咲いていたので行くと お店は定休日でしたが、お店の方がいらしていろいろお話を聞かせていただきました。 山登りをされていて近いうちに見えている大嶽に登るそう 小豆島は面白そうな山が多く、楽しみが増えました。 ここのお店のお魚せんべいは 小豆島に住むじいじが、食物アレルギーでたまごや小麦粉を使ったお菓子を食べられないお孫さんの為に 一生懸命考えて作ったせんべいだそうです。 つなぎの小麦粉や添加物等も一切使用せずに一枚一枚心をこめて焼き上げているそう 学校給食にも出されていて、子供たちも大好きなんだそうです。 |
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タケサン記念館一徳庵に寄ってお買い物を済ませ、今日の目的は終了 池田港発17時10分のフェリーに乗り込み小豆島を後にしました。 船上から夕日を眺めながら、のんびり1時間の船旅 |
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お天気に恵まれ、今日も盛り沢山の一日でよく遊びました。 小豆島は魅力的な島また訪れたいと思います。 |
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吉田山 175m ・ 吉田富士 165m (香川県) |
◆ 2019年3月9日(土曜日)晴れ ◆ メンバー keitannさん・reikoさん・ピオーネの3人 |
◆ 登山口10:00-分岐10:12-尾根吉田富士分岐10:23-吉田山10:36/10:47-尾根吉田富士分岐11:00 -吉田富士(昼食)11:14/11:41-尾根登山口分岐11:51-内海ロックテラス岩12:20/12:27 -尾根登山口分岐12:52-分岐13:07-登山口13:15 (約3時間15分 昼食、休憩含む) |