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本島に行ったとき、船便が悪く行けなかった牛島

干支の島 牛島

年明けた正月に予定していたけれど私が膝を悪くして歩けなくなった

二月になって痛みも随分回復し、リハビリを兼ねて短時間で登れる山歩きを少しずつ始め

晴れの予報の日曜日に行くことにした。


丸亀から本島へは1日8往復ありますが、
牛島に寄港するのはうち3便と、本島-牛島の1往復しかありません。

丸亀港12時10分発=牛島里浦港12時25分着
牛島里浦港発14時21分発=丸亀港14時35分着

滞在時間約2時間が一番なのですが・・・


牛島の三角点の標高は94.5mだけど

問題は登山道の情報がほとんどなく
登山道の入口がわからないので探さなくてはいけないし
もしわからなければ藪漕ぎも覚悟しなければならない。

なので、丸亀港7時40分発=本島経由牛島里浦港8時36分着
牛島里浦港12時25分発=本島経由丸亀港13時05分着
とした。
島の滞在時間が4時間弱ある何とかなるでしょう

穏やかな当日自宅を6時45分頃出発し丸亀港ターミナルを目指します。

丸亀港には7時40分の10分前に着き
急いで牛島里浦港までの乗船券(往復一人940円)を購入し
本島行きのフェリーに乗船

本島まで35分の船旅です。

瀬戸大橋も見えています。


8時15分 本島に着くと牛島行の旅客船ブルーオーシャンに乗り換えます。
牛島では旅客船の前甲板からの下船だそうなので
「前のほう席に座ってください」といわれた。

8時30分 牛島(里浦港)に向かいます。
 
   


わずか6分で牛島の里浦港に着きました。

ブルーオーシャンはすぐに丸亀港へ

港で今から登る西山を望む
登山道入口はどこにあるのだろう?
 


桟橋の入口に見えているのは小さな待合室だけ
売店も自動販売機も公衆トイレもありません


むらくもは登山道入り口を探す為、さっさと先に歩いて行きます。

梅の花が咲き始めています。
   


途中丁度島民のおじさんがいらしたので登山口をお尋ねしましたがわからないという

電柱が立つ斜面は四電が数年前に木を切られたそうです。
登山道がわからなければ最後はここから登る覚悟でもう少し探すことに・・・
山の麓をしばらく探したがわからないので灯台のほうへも行ってみます。

細い路地を抜け
   
 

堤防まで来ると一匹の島猫発見。挨拶をしましたが返事がないニャー

赤灯台が見えていますので行ってみます。
 もう一度来ることになるとは・・・
   
 

赤い灯台は昭和9年沖合70mに設置されタイル貼り

古くからの船の難破・座礁事故が多い危険箇所で、
本島との狭い水道を行き交う船の水先案内役を果たしている。


猫に案内されて路地に入って行くと極楽寺がありました。
 
   


境内には無間(むげん)の鐘

丸尾家と同じくこの島を拠点としていた長喜屋宗心が1677年に寄進したという梵鐘

この鐘をついた人は一度栄華を極めるがやがて没落するという恐ろしい伝説が残っているそう

一度でいいから・・・とむらくもが鐘をつこうとしましたが固定されていたそうです。惜しかったね。
 
 
極楽寺境内を散策

無間の鐘を突こうとするむらくも            極楽寺                    観音堂は
                                                   平成7年に島出身の方の
                                                 寄付で再建されたそう
 
 
極楽寺の裏には丸尾家歴代のお墓がある                極楽寺の隣には聖神社
 


鳥居から奥に踏み跡があるので少し進むと
木に四電の巡視路経路の札があり、二人で喜びます。
これで藪漕ぎしなくてすむと一安心
   


巡視路を登って行くと

廃屋では甘い匂いの水仙がひっそりと咲いています。
 
   


草刈りされたは歩きよく
赤いテープや黄色い「巡視路」の札もあり
藪漕ぎを覚悟していただけに本当にありがたい


ついまっすぐ進みそうになったが木に赤いテープを巻きつけ
右折するように→薄く書かれれています。
   
 

この後も赤いテープとしっかりした踏み跡を辿って行きます。

10時1分 鉄塔までやってきました。
   


踏み跡はないけれど南に少し進むと 

三等三角点/牛島 94.52m 
傍には祠があります。
   


鉄塔まで引き返して、鉄塔付近から里浦港と瀬戸大橋を望みます。
 
 
 

10時18分 落ち葉で滑りそうになりながら往路を引き返します。

10時39分 聖神社まで無事下ってきました。

三角点GETしたのでやれやれです。

次の船便まで約1時間40分あります。

狭い路地を通ってゆっくり島散策に出かけましょうか
   


島のメインストリートを歩いて行きます。

山を見上げてあの電柱のところを登らなくてよかったよかった。

昭和の写真展の看板がありますが、後で寄ってみることにして先に進みます。
   


現在4世帯7人(男3人、女4人)なのに
どの田圃もよく手入れされていて驚きました。

田圃のあちこちに小さな溜池があります。
島なのに湧水が豊かなので稲作ができるそう
 
   


タンポポやハマダイコンが咲き、ツグミもいました。
 


道端には水仙やカンアヤメなど季節の花も咲いています。 

山の方の道も草刈りがされて手入れが行き届いていたのでちょっと寄り道
   


以前は瀬戸内の温暖な気候を利用して温州ミカンの栽培がされていたそうで
あちこちで見かけました。

その先にはフキノトウも育てられていました。

メインストリートまで戻り歩いて行くと

アイランド・ガール別館の古民家がありました。

牛島出身の横山敬子さんとアメリカ出身のカートさんのご夫妻が運営されています。
   


アスファルト舗装のメインストリートから分岐へ

左のコンクリートの道を進むと
京都の嵯峨野を思わせる竹やぶがあるというので行ってみます。

 竹が少し倒れていますが、木洩れ日の素敵な道です。
   


小浦港に出ると港に向いた祠が祀られています。
 
   


港から95mの東山を見上げます。
何処から登るのか気になりますが、今日はパス

時刻は11時、少し早いけれど海岸で瀬戸大橋を眺めながら昼食にします。
   


お腹を満たしたら堤防沿いに歩いてメインストリートから池神社の入口を探します。
草が茂って行けそうもないので諦めます。
池神社の前にある湿原は何とか見えました。
 
   


ここにもミカンがたわわに実っています。

白いタンポポも咲いていました。
 
   


引き返していたら、島民の方にお会いしたので少しお話を聞かせていただきました。

明るくて気さくな方でお話しがお上手で知識人

先ほど登った山は西山で牛頭山(ごずざん)と呼ばれていたという

極楽寺や丸尾五左衛門屋敷跡に昭和の写真展など
昔の島のことをいろいろ教えていただけて本当によかったです。
船の時間もあるのでお礼を言ってお別れです。

教えていただいた「昭和の写真展」と丸尾五左衛門屋敷跡に寄ることにします。

まずは牛島集会所の「昭和の写真展」へ
   


賑やかだった昭和の懐かしい島の暮らしや風景の写真が沢山展示されています。
   


12時前集会場を後にし足早に港のほうに引き返します。

港の堤防沿いに進み、神社の石灯籠と祠の前を過ぎると
石段のある広い屋敷跡、
これが江戸時代、瀬戸内随一の豪商とうたわれた丸尾五左衛門屋敷跡だそうです。
   
 

12時6分 待合室まで戻ってきました。
船の時間まで20分ほどあるのでコーヒーを飲みながら待ちます。

12時25分 旅客船ブルーオーシャンに乗船

12時30分 本島着 
12時35分 本島発のフェリーに乗り換え丸亀港へ

本島の白い灯台と瀬戸大橋

   


フェリーから眺めた牛島
 
 

気になっていた小さな離島に行くことができて大満足の一日でした。
瀬戸内の島はいいですね。次は何処に行こうかな~
 


 

 

      
牛島 西山94.5m (香川県)
 

 ◆ 2021年2月7日(日曜日)晴れ

 ◆ メンバー むらくも・ピオーネの2人
 ◆ 丸亀港発7:40-本島着8:15-本島発8:30-牛島(里浦港)着8:36
    赤灯台9:19-極楽寺9:25-鉄塔巡視路入口9:43-三角点10:07-鉄塔10:18-
   下山10:39-小浦(昼食)10:56/11:21-昭和の写真展-休憩所10:06-
   牛島(里浦港)発12:25-本島着12:30-本島発12:35-丸亀着13:05
                         (約3時間30分 昼食、散策含む)