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母も退院して普段の生活ができるようになった。
忙しかったkeitannさんも週末は山に行けるそうです。

先週はまだあまり咲いていなかったシロヤシオが週末見頃になるというので
keitannさんがまだ登ったことのない名野川から筒上山に決定

そして先週も登ったというクムトマトさんもお誘いするとご一緒していただけるというので心強い

クムトマトさんと登山口7時半に集合としました。

しかしここの登山口はアプローチが遠い

当日久しぶりの3時半起きです。
4時半にkeitannさんといつもの大野原で待ち合わせ
二人なので私の車で西条まで高速を走ります。

5時14分いつものコンビニまで来ると昇りだした朝日に石鎚山が綺麗に見えています。
そして水をはった水田に今だけの逆さ石鎚山が見えるのです。
 
   

新寒風山トンネルを抜け 順調に194号線を走っていると
只今の気温7度となっています。5月の末だというのに一桁の気温とは
土小屋も5度だったようです。

長沢から県道石鎚公園線に入ると白い花が目立ちます。
車を停めて見ると装飾花がよく見るコガクウツギより大きいし、葉も5~7cmと大きいので
ガクウツギのようです。
   

今度はホウノキの花を見つけ車を降りてみました。
辺りには甘い匂いが漂っています。

ヤブウツギも今季初見です。
こんなことをしているからなかなか辿り着けません。
   
 
登山口にはトイレがないので、白髪神社でトイレをすませておきます。

7時3分水量が豊富な大瀧ノ滝(オオタビ)を見て
   

県道石鎚公園線を走ると、今日登る筒上山と修験道場の建物が見えています。

大きなカーブにある名野川登山口に到着
道路脇に駐車

すでにクムトマトさんは準備を済ませていました。
私達がトイレ休憩をしていた時に追い越して行かれたようです。
私達も急いで準備を済ませます。
今日は笹の中を歩くのでダニ対策で念のためスパッツをつけて行くことにしました。

出発前keitannさんからdrinkをいただき、
7時34分初めてのkeitannさんが先頭で元気に出発です。
   

「手箱登山口」と書かれたここから登り始めます。
苔が生え朽ちた危なっかしい橋を渡り、森に入って行きます。
   

大きなウラジロモミノキの根元は空洞になっています。
   

谷沿いに下り沢を渡渉し、尾根を登って行きます。
対岸に壊れて流された木の橋が見えます。 水量が少なくてよかった。
 

林の中に葉緑素のない純白の腐生植物のギンリョウソウを見つけました。

登山道に古いドラム缶が置かれています。
 
 
モミの木の尾根をジグザグに登って行くと
削られた倒木の登山道を進み
 

 シャクナゲの道を進みます。
   

咲き残りの一輪発見するとその後あちらこちらに咲いています。
 

8時38分筒上の滝の標識まで来た時「 滝まで下りてみますか?」と言われ、
せっかくここまで来たのだからと行ってみることにしました。

分県本には手箱の滝となっていたので、手箱の滝と思い込んでいたのですが、どっちなん?
まあどっちでもいいんですが…

登山道はなく足元の悪いすごく急勾配のところを摑まる木々が少ないので慎重に下りて行きます。
前を歩いていたkeitannさんが大きな石に足を置いた途端ズルズルズルと滑った。
幸い少しすべったところで止まったけれど怖かった。
 

無事沢筋まで下りて、滝の近くに行ってみました。
滝は岩が数段の落差になって流れていますが水量は多くない

沢には虫が飛んでいて噛まれたのは私だけ
ハッカ水をスプレーします。
 

 

滝を眺めたら急斜面を這い上がり 9時13分登山道まで戻って小休止です。

9時21分またシャクナゲの花を見ながら登って行きます。
   

ここまで花付はあまりよくありませんが、それでも綺麗なシャクナゲを見ることができて満足 
   

コブになった木やクルリと巻いた変わった木があります。 
   
 
シャクナゲの群生地を過ぎると気持ちのいい緑の森
 
 
急斜面をジグザグに登りますが登山道には笹が増え歩きずらい

数輪のシロヤシオが見えだすと嬉しくなり撮影します。
   

木々の間から雲がかかった瓶ヶ森と西黒森山が見えています。
 
 
お目当てのシロヤシオが見えてきました。

先週は数輪しか咲いていなかったシロヤシオが丁度満開

シロヤシオの花で真っ白になった古木
次々に咲いているシロヤシオを見つけてテンションが上がります。
嬉しくて皆さん時を忘れて撮影タイム 何枚撮ったことでしょう
 
 
 
 
   
 
 
 
 
 
 

・ユキザサ               ・コヨウラクツツジ             ・ツクバネソウ 
 
 
土小屋からの道に合流手前で、朝が早かったのでお昼にします。

食べながらこの後どちらに行くのか話し合った結果、
鞍部から尾根を進み筒上山山頂を踏み
手箱越に下り、時間があれば手箱山に行こうということになりました。

11時11分土小屋道合流点に出ました。
ここから右の丸滝小屋方面へなだらかな道を進みます。

まもなく登って来られるOさん一家にお会いしました。嬉しい出会いです。
「お久しぶりで~す。」ご家族は今から手箱山まで歩かれ
今夜は国民宿舎に泊まられるそうで、7時までに下山されたらいいそうです。
この日の国民宿舎は満室とのこと
私も一度ゆっくり泊まって山登りを楽しみたいですね。
 
 
11時18分元気で歩かれているOさん一家とお別れして鞍部に向かいます。
 
 
・エンレイソウ            ・コマガタケスグリ           ・イワセントウソウ
 

しばらく進むと今度はかわいい帽子を被った女の子がご家族で来られた。
お尋ねすると5歳で、神戸の方からやってきたそう
「シロヤシオ咲いていましたか?」と聞かれ
名野川へ下るところのシロヤシオを楽しみに来たという
「綺麗でしたよ。」というと喜んで行かれました。 

11時32分鞍部から尾根コースを登って行きます。
 
 
登り始めるとすぐにシロヤシオが次々に咲いています。

ここまでの登りで沢山撮影したのにやっぱり綺麗に咲いていると撮影してしまいます。
 
 
 

さらに少し進むとまだ蕾が沢山ついた木もありました。

時折石鎚山が見えるようになります。
 
 
諦めていたナンゴクミネカエデの花も沢山見ることができました。

急な笹の登りを見上げると綺麗な新緑です。
   
 
日陰でまだ綺麗なヒカゲツツジが咲いています。
開花が遅れていたかシロヤシオの同時期に
こんなに沢山綺麗なヒカゲツツジを見られて嬉しい限りです。
   
 
keitannさんがヒカゲとアケボノとシャクナゲのスリーショットを見られるというので登ってみました。
シャクナゲは咲き始めで数輪でしたが、まさにスリーショットです。
 

歩き出した時「あらっ!ピオーネさ~ん」と声をかけていただきました。
高知のOさんと嬉しい再会です。
なんとその約2週間後keitannさんは九州の星生山でOさんとお会いしたとか
山での出会いは嬉しいものですね。次回の再開を楽しみにお別れして先に進みます。 
 

ヒカゲも堪能
   
 
山頂に近づくとアケボノまでがまだ綺麗に見ることができ、また感激です。
下山してくる人達ともすれ違います。
   

・コミヤマカタバミ                                ・シロバナエンレイソウ 
 
 
・ニワトコの花              ・イシヅチテンナンショウ?            ・ワチガイソウ
 

山頂手前の岩場にはまだまだ綺麗にアケボノが残っているではありませんか
青空にアケボノが映えます。
シロヤシオの時期にこんなに残っているアケボノを見られて感激です。
 

岩場を登りきると展望が開け、山頂は近い

石鎚山を見ながら下山する人とすれ違います。
先ほどまで山頂は賑わっていたことでしょう 
 
 
13時44分筒上山山頂(1859.3m)にとうちゃこ

360度の素晴らしい展望に大感激
 
 
まもなくほかの登山者も下山して私達だけの貸切となりました。
展望を楽しみながら遅い昼食です。
 

高知方面の山々 
 

・石鎚山方面                          ・瓶ヶ森方面
 
 
14時11分誰もいない山頂を後に下山開始です。
時間があれば手箱山に登る予定でしたが、道場からそのまま下ることにしました。

登山道の足元の笹の中にかわいいフモトスミレが沢山咲いています。
 

前方に見える高知の山々を見ながら手箱越へ下って行きます。

笹倉湿原から県境尾根のコースが気になってるお二人
私は熱中症になりながら登ってきた記憶が思い出されました。

尾根にはアケボノやシャクナゲが咲いているのが見えます。
もう一度登ってみたいですね。

ここまで三人共シロヤシオをはじめ沢山の花々を撮影しすぎて
クムトマトさんは電池切れ、keitannさんはメモリーがいっぱいのようで
撮影が制限されることになりました。
まあその方が歩くペースは早くなりますが…
 

 「参拝順路」分岐です。県境尾根を見ていたら、山頂の大山祇神社を寄るのを忘れてしまいました。
目前に手箱山が見えていますがシロヤシオの白が見えません。
花付が悪いのかまだ蕾なのかよくわかりません。

眼下には覚心寺道場が見えます。
 

鎖場を慎重に補助ロープを使って下ります。

後ろから来るクムトマトさんは身軽いのでさっさと下ってしまいました。 
振り返ってみました。緊張感も距離が短いので大丈夫です。
   

鳥居を潜って道場に下って行きます。 
石段脇にはナツトウダイの群生
   

14時45分覚心寺道場まで来ると道場は開いていました。

 この時間でも展望がはっきり見えます。
目前には瓶ケ森に西黒森     展望を楽しむクムトマトさん
 

ここからの望む脊梁の山々も素晴らしいものでした。 
 

今回は時間不足で手箱山頂は諦めましたので、
手箱山に向かう白い鳥居近くまで行ってみると
ワチガイソウの群生です。 
   

14時50分手箱越から名野川登山口を目指します。
高々と積まれた石垣を見上げ筒上山とお別れです。

岩の間をすり抜け、どんどん歩きます。
 

初々しいシャクナゲが咲いていました。 
 
 
朽ちかけた斜めの鉄の階段を下ります。
 
 
・イワセントウソウ         ・ジロボウエンゴサク             ・ヤマシャクヤク
 
 
・シロバナエンレイソウ         ・ユキザサは蕾             ・コガネネコノメソウの花後
 

ブナ原生林の素敵な森の中を歩きます。
 

15時29分登ってきた土小屋道分岐まで戻ってきました。
あとは往路を名野川登山口まで戻るだけです。

登りであれだけ撮影したのに、
朝、日陰だったところが午後から陽ざしがあたりシロヤシオが輝いているので
下りでも撮影してしまいます。
 
 
 
 
朝咲き始めていたユキザサが開花していました。

16時6分名野川越分岐通過
 
 
黙々とどんどん下り
16時49分無事下山です。

下山するとクムトマトさんからよく冷えたアイスコーヒーをいただき山談義

長時間の歩きになりましたが、シロヤシオ・ヒカゲ・アケボノのツツジと
その上シャクナゲまで一緒に見られて大満足の一日となりました。
ここでクムトマトさんとはお別れです。
大変お世話になりありがとうございました。

あまりにも展望が良かったので、予佐越峠から瓶ヶ森林道を走り寒風茶屋まで行き
ここからkeitannさんと運転を交代して旧寒風山トンネルを抜け大野原まで帰りました。 

瓶ヶ森林道からの景色
 
・シラサ峠より石鎚山                        ・展望所より石鎚山
 
 
・子持権現山                       ・瓶ヶ森
 
 
思いがけず見つけたホソバノアマナ
  
 
 
一日中お天気に恵まれ、花と展望を満喫した一日でした。
アプローチは遠かったけれど、行ってよかったです。
ご一緒していただいたクムトマトさん、keitannさん大変お世話になりありがとうございました。
yamapログ
https://yamap.co.jp/activity/898148 
   

筒上山 1859.3m (高知県)

 ◆ 2017年5月27日(土曜日)快晴

 ◆ メンバー keitannさん・クムトマトさん・ピオーネの3人
 ◆ 名野川登山口7:34-手箱ノ滝8:38/9:13-小休止-土小屋道合流点11:11-鞍部11:32
   -筒上山山頂(昼食)13:44/14:11-手箱越14:45-土小屋道合流15:29-名野川登山口16:49
             (約9時間15分小休止昼食撮影含む)※撮影時間が長いので参考になりません