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さぬき里山忘年登山も無事に今年の締めくくりを終えた。
ならばチマチマ隊も忘年登山をしなければ

まずは隊長の予定を確認します。
農家の世話人をしながら、父親の介護をされておられるので、忙しく
10日しか空いておらず、その上出られるのは9時半から15時半までと制約が付く
遠出はできないので、うちの裏山の七宝山で了解をもらう。

東赤石山で知り合ったbiscoさんから何度もチマチマ隊入会を打診されていたので、
いい機会ではとお誘いすると気持ちよく参加してくださるという

reikoさんはカニツアーに行かれるので、
keitannさんもお誘いすると予定もないので参加していただけるという
お鍋をするには力強い助っ人です。

せっかく高知から参加なので、前々からやってみたいと思っていたお鍋パーティもいいな
昨年は美味しい焼肉だったし、豚汁か芋煮はどうかしら
むらくもがぜんざいもと言い出した。それも餅いりでなければいけないという
何にしようか際まで悩みます。

一番は当日のお天気次第、
週の初めの天気予報では10日は曇り/雨、降水確率も50%
もう延期かもと諦めかけた金曜日の夜の天気予報が、夕方から雨のようなので
決行することにし、皆さんに連絡しました。

コースは当初ピストンでいいかなの思っていたのですが、
木曜日に下見に歩いた時に新ルート発見したので、ここを入れて、仁尾側へ下りることにし、
集合場所も七宝山トンネルを抜けた仁尾側のところにある駐車場に変更

お鍋も芋煮とぜんざいに決め、前日下準備を済ませておきます。
 当日は快晴となった。やはり皆さんの日頃の行いがいかによかったかですよね。

朝芋煮の汁とぜんざいを温め、ポットに入れ、材料と共に軽トラックで
昼食となる展望台のところまで、デポしておきます。
(材料だけ置いておくとイノシシのやられる心配があります)

余裕をもって早めに出発
しばらくすると皆さんやってきた。この道は通っていても駐車場は知らなかったようです。
 

今日一番の人気者のアンジーちゃん、皆さんを和ませてくれます。

遠路江崎隊が到着
すると車から降りたbiscoさんは早速アンジーちゃんの元へ駆け寄った。 「会いたかったよ~、かわいい~」
   

9時40分挨拶を済ませ、むらくもの車に乗り合わせ、登山口の高屋神社に向かいます。 

10時高屋神社に着くと、なんと嶺北観光バスが2台駐車しているではありませんか
よく見ると高知新聞観光で高新山巡り 稲積山~七宝山縦走のツアーでした。
   

10時3分稲積山を眺めながら歩き始めます。

真っ直ぐ登れば山頂まで30分で着くのですが、
今日は高屋登山口から山頂を目指します。 

前日までのお天気に比べ、今日は穏やかな晴天
里山ハイクが気持ちいい
 

鳥居の手前で右に下り、高屋登山口まで民家の中をのんびり足慣らし 
   
 
稲積山を眺めながら、進みます。
途中の池の土手には早くも水仙が咲いています。
陽だまりで暖かいんでしょうね。
   

池を周り込んで、水路にかかる橋を渡る
ここから登りになるので私は上着を脱ぎます。
   

10時29分 ガイドのむらくもが先頭に登り始めます。

「七宝山登山口」のりっぱな案内板が見えてきます。
   

登山道に入ると雑木が茂り、耕作放棄地状態です。
黒く光沢のあるヤブランの種子が目につきます。

モノレールは竹林の中も続いています。
   

ヒヨドリジョウゴが赤い実をつけています。まだ青い実もありますね。
 
黄葉しているのはダンコウバイ
朝日に輝いて、綺麗です。大きな葉で目立ちます。
   

小さな涸沢を渡り、急坂をつづら折りに上がって行きます。
トラロープがあるので迷うことはありません。

アンジーちゃんは先に行ったり戻ったりとパパさんの傍を離れません。お利口さんですね。

足元ばかり見ながら登っているので、目の前のヤブムラサキを見過ごしていきます。
ここでは珍しいので、引き返して撮影です。

「これってピントが合いにくいよね」
前のカメラはすぐにピントが合ったのに、
今度にカメラは、なかなか合わないことがよくあります。
   

里山を歩くと多いヤブコウジ
赤い実が可愛いので目につきます。

十二丁 (一丁は約109m)から一丁毎に表示板が木に括りつけられています。
   

十一丁過ぎたところで、アンジーパパさんが何かを見ています。

むらくもが気になっていた黄葉だそうで、よく見ると枇杷の可愛い実がついています。
イヌビワだと判明。実がなければ分かり難いですよね。
   
 
数輪ですがシマカンギクが咲いています。

碧色の種子はジャノヒゲ?
keitannさんからナガバジャノヒゲだと教えていただきました。

   

木々の間から高屋のため池が見えるようになりました。

落ち葉に滑りそうになりながらの急坂は終わり少し緩やかになりました。
   

keitannさんが次に見つけたのは
葡萄の様な果実をたわわに付け、人目を引くアオツヅラフジ

果実を採取して「中にはアンモナイトが入っているのよ」と丁寧に教えてあげていました。
果実を二個持ち帰ったbiscoさんは確認されたそうです。
この造形美は自然の恵みですね。
   

 
途中センブリの花後を見つけたので、来年見に行きます。

アンジーちゃん達は、分岐で待っていてくれました。お待たせ~
本来なら直進すれば、しばらくで、「七宝山下山口」の高屋神社上駐車場に着くのですが
あえて、藪好きの皆さんの為に先日見つけた新ルートを辿ることにします。
藪化した水平道を進みます。
   
 
瀬戸内から見る山容は江崎隊には分からないらしいので、皆さんで丁寧に説明
スキー場のある雲辺寺も見えます。
   

特徴のある烏帽子山や中津山はわかりやすい。 

藪化した道でアンジーちゃんはみえづらい。
   

イノシシさんのヌタ場を過ぎると
まもなく石段の下のところに出ました。神社からの参道に合流です。
   
 
さあ、今日のメインやで~
天に通ずる石段を登ってや~♪
 
 
登って振り返るといつみても素晴らしい景色です。
 

11時53分 石段を登りきると大勢の人です。朝の高知のツアーの人達ですね。
まずは高屋神社にお参りし、どこで休憩しようかを考えていたら 
   

ツアーの方たちが下山を始めたので、東屋で休憩することにしました。
いつものようにkeitannさんと二人で果物を出します。 
   

biscoさんはアンジーちゃんの為に持参したおやつをあげていました。
アンジーちゃんもお座りしておりこうさんです。

休憩をしていたらそこへなんとサプライズ

佐々連さんがやって来られました。久しぶりに勢揃いです。
トレーニングで吉津峠からやってきて、ここから引き返すそう
お昼はまだのようなのでお誘いしました。
   

12時11分さあ皆さん出発~
七宝山に向かって舗装路を下って行きます。 
   
 
途中の左の岩場からの展望が素晴らしいのでご案内
庄内半島が一望できます。
 

ゆっくり見てもらいたかったけれど、
お鍋パーティーの時間が短くなるので、先に急ぎます。 

ここへ下ってきました。
高屋登山口からまっすぐ登ってくれば、「七宝山下山口」ここに出てきます。

不動の滝からここまで車で来られますから、高屋神社へ行きやすくなりました。
   

少し車道を歩いて、左の登山道に入ります。

不老長寿の神泉15mの案内板に従って進むと、
   

12時21分青白く濁った泉には、滴が絶え間なく落ち込んでいました。
稜線なのにまか不思議です。

傍には柄杓が置かれていましたが、ありがたいこの水を飲もうという人はいませんでした。 
   

登山道まで戻り、七宝山方面へ落ち葉の積もった緩やかな道を登って行きます。

イノシシの檻もあり、
アンジーちゃんもイノシシの匂いが気になるのかうろうろしていました。 
   
 
12時36分登りきったところは不動の滝との分岐で、少し下れば車道に出れますが、
七宝山方面に進みます。

12時42分上之山444.2mに到着
   

香川二座目の一等三角点(高野山)をgetした長老
はじめてご対面なので、一緒に撮影させていただきました。 
香川にもどんどんいらしてくださいね。

給水タンクを横を通り、
   
 
12時49分ベンチのある展望所にとうちゃこ
いい眺めですが雲が出てきました。
ここでお昼の鍋パーティです。

デポしておいた軽トラからお鍋の材料を取り出し、芋煮の準備にかかります。
   

お鍋に材料を入れ、keitannさんの持ってきたオリーブ牛も加わってお味もグ~ンとアップ 

「皆さんお待たせしました。美味しくできましたよ。
沢山あるからおかわりしてくださいね~」
 
   

出来上がった芋煮を皆さん召し上がっています。
アンジーちゃんも欲しそうにアンジーパパの前でおねだりしていてカワイイね 
 

むらくもも手伝ったやきもちが入ったぜんざいで〆、
和気藹々チマチマ隊の山での忘年会は無事終了
これで江崎隊もチマチマ隊長に入隊を許可されましたね。

急いで片付けを済ませ、
13時36分満腹で重い体を持ち上げ、歩き始めます。
   

13時42分 七宝山系最高地 つず 449mを経過し 
   

あら、ツルリンドウの赤い実
ここでも咲いていたんですね。

左に巻き道もありますが、初めての江崎隊の為に七宝山山頂に登って行きます。
お腹がいっぱいで登り返しは皆さんしんどそう
 
   
 
13時49分 七宝山 445m 
ここは七宝山トンネルの真上です。

下司登山口分岐を志保山方面(左)に急坂を下ると
   

巻き道に合流し、パラグライダー基地へ登り返すのがまたしんどい

あらまあ変わった紅葉です。
   
 
木に括りつけられた「岩谷寺へ」の小さな道標を過ぎると
14時07分 パラグライダー基地にとうちゃこ
ここで小休止
   
 
初めての江崎隊にここから青い瀬戸の海を見てもらいたかったんですが
空も雲に覆われ灰色の海になってしまいました。
 
 
それでも歩いて来た稜線や愛媛側にかかる天使のはしごを見て喜んでもらえたかな
   

晴れた日ならのんびりコーヒータイムもいいのですが、
黒い雲を見るとそんな気にもなりません。

天気予報では雨は夜でしたが、下山までもってくれるでしょうか
15時30分までには下山しなくてはいけないので、下ることにします。 

吉津峠に引き返す佐々連さんとここでお別れです。
14時18分私達はここから左の仁尾側へ下って行きます。

「そう、後はどんどん下って行くだけよ」って言ったけど
みんな下るの早くってすぐに見えなくなっちゃったわ
   

仁尾の街並みを眺めながらみかん畑を歩いていると
耕作放棄地にヒヨドリジョウゴの群生 
   

曽保のミカン畑と海に浮かぶ蔦島
 
 
長い車道歩きもウロウロすると楽しいものです。
サネカズラや野生化したたわわなキウイを見つけます。
ノブドウは終盤
   
 
   

途中で、遅い私達を待っていてくれていた。
biscoさんが「ピオーネさん、ロウバイが咲いている」 って
教えてくれて近寄ると甘い匂いが漂ってきました。

先月末の忘年登山の高松でロウバイの蕾を見つけて喜んだのに
ここは暖かくてもうこんなに咲いているんですね。
   

迷路のような路地裏を抜け、駐車場に近づいた時
小雨がポツポツ降ってきましたが
15時08分全員下山です。 お疲れ様でした。

傍の東屋で山頂で飲めなかったコーヒータイムです。
冷えた体もあったかいコーヒーで暖まり、
楽しいひとときが過ぎて行きます。

 
   

急に決まったチマチマ隊の忘年登山で
際まで心配していたお天気もまずまずで
江崎隊やkeitannさんそして途中佐々連さんにも参加していただき
一年の締めくくりに相応しい充実した一日になりました。
江崎隊もめでたくチマチマ隊に入隊でき、おめでとうございます。

初めての芋煮やぜんざいも皆さんに喜んで食べていただけて安心しました。
keitannさんお世話になりました。
 
参加していただいた皆さん本当にありがとうございました。
   
   
   
   
   

チマチマ隊忘年登山
稲積山 404m ・ つず 449m ・ 七宝山 445m
 

 ◆ 2017年12月10日(日曜日)晴れのち曇り

 ◆ メンバー シマチマおいちゃん・アンジーパパさんとアンジー・むらくも・keitannさん・ピオーネ
          高知より江崎隊(グリコ隊長・biscoさん)の7名と1匹   午後より佐々連さん参加
 ◆ 七宝山トンネル駐車場9:40-車で移動-高屋神社10:00-高屋登山口10:29-駐車場分岐11:26
    -高屋神社(稲積山山頂)11:53/12:11-△高野山12:42-展望所(昼食)12:49/13:36
    -つず13:42-七宝山13:49-パラグライダー基地14:07/14:18-ミカン畑-駐車場15:08
                             (約5時間10分昼食、休憩含む)