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ワンワンさんから船上山のナツエビネを見に行きませんかと嬉しいお誘い
二人に連絡するとkeitannさんは週末来客があるというので
reikoさんと二人で参加することになりました。

船上山と言えば2011年9月に東坂登山口から登っていますが、
記憶が薄く、思い出すのはゴジラの背ぐらい

当日6時にワンワンさん宅集合なので、
reikoさんと坂出のいつものところに5時15分待ち合わせ
私の車でワンワンさん宅に向かいます。

風来坊さんの車に便乗し、
岡山自動車道総社IC~中国自動車道~米子自動車道を走り
蒜山SAでトイレ休憩して蒜山ICを降ります。

今日から割引があると教えていただいた

ここまで休日割引で1800円往復すると3600円となりますが
8月18日から12月24日まで高速料金割引社会実験
岡山米子線沿線で高速料金が1日2000円で乗り降り自由だそうです。
1600円のお得となります。
注意しないと損をすることになることもあるそう
http://www.okayamarenkei.com/
 

蒜山ICを降りたところにあるつるやでお弁当を購入するため立ち寄ります。
できたてのお弁当が沢山並んでいたので迷ってしまいましたが、大人女子のランチBOXを購入
 
   

 道を挟んだ田圃には綺麗に咲いたひまわりが朝日のほうを向いています。
   

蒜山大山スカイラインから県道倉吉赤碕(あかさき)中山線を走り、
8時15分頃東坂登山口に到着
 
 
 
路肩の広くなったところに駐車し、
車を降りると秋風が吹き涼しい~ 気温は15度

法面にはオミナエシが咲いています。
   

ワンワンさん達が4日前に登った時、蒸し暑くアブが多かったという
私は先週寒峰でしっかり噛まれています。

今日は皆さんスーパー森林香をつけ防虫スプレーをして
服装も明るい色のシャツを着て防虫対策をしっかりしています。

準備が整い、登山口にある説明板で確認して
8時37分東坂(ひがしさか)登山口から登り始めます。
   

赤土が露出して滑りやすい道少し登ると視界が開け、
眼下に船上山ダムが見えています。
   

前方に屏風岩の断崖見え感動
アカマツも綺麗ですが、立ち枯れた木がちらほら
   

 
 

小さい秋み~つけた♪
小さな栗の木にイガグリが沢山ついています。

船上山まで30分の道標
右は森林軌道跡を通って船上山に行けるようで
こちらの道も気になります。
 
   

ここが駕籠立て場
後醍醐天皇が京都へ還る折に、ここで駕籠を立て休んだところだそうです。

少し登ると山並の奥には蒜山三山が見えてきました。
   

8時56分 横手道分岐です。 
断崖を間近に見上げながら、雌滝に行けるようですが、またの機会にして直進します。

ブナやミズナラ、ケヤキなどの樹林帯の中を登って行きます。
心配していたアブもいなくて、快適に歩を進めます。

ヤマボウシの赤い実が落ちています。
   

登山道には咲き始めたノブキやカニコウモリにマツカゼソウが続きます。
知っているのにこのノブキの名前がなかなか思い出せませんでした。

ところどころに石段があり、往時がしのばれます。
   

北斜面を登りきり樹林帯を抜けると青空が広がっていました。

右の踏み跡を辿り船上山へ 
   

9時23分 船上山山頂 615.6m 三等三角点 get
 
   


薄ヶ原(すすきがはら)に到着

左の小屋でトイレ休憩することにしました。
   

2013年5月28日に新築された休憩舎は、木造2階建ての山小屋風の建物で
トイレや休憩スペースを備えており、
環境に配慮して太陽光パネルと汚水浄化システムも搭載されていてすご~い
冬期は閉鎖されています。

登山ガイドマップが置かれていたので、いただきました。
解りやすいので参考になりますね。
   

小高いところに「船上山行宮(あんぐう)之碑」 

裏にまわると木々の間から甲ヶ山が見えています。

千丈のぞき」の細い岩場から屏風岩の断崖が望めるのですが
帰りに時間があれば寄ることにして、先に進むことにしました。
   

薄ヶ原を後にして、コナラの林の中を船上神社に向かいます。

立ち枯れしている木も目立ちますが
背丈ほどの笹が青々としていて綺麗です。
 
   

沢山の実がぶら下がっています。
なんだったかな???エゴノキの果実のようですが
最初は白色、やがて灰褐色となり、熟すと裂けて茶色の種子を落とす 

参道沿いにある寺坊跡古石塔群などの歴史を感じながら歩いて行きます。
   
 
   

西坂登山口への道を右に分けると、まもなく船上神社です。 

(標高約380mの西坂登山口からここまで1.5m 80分のようです。)
   

9時55分 真新しい鳥居を潜ると、船上神社

ここは後醍醐天皇が北條氏を亡ぼす謀をめぐらしたと伝えられる建武中興発祥の地だそうです。

神社の右横には琴浦町指定天然記念物船上神社の大杉
樹高230m、周囲(地上1.5m)560m 枝ぶりも見事です。
   

大スギから奥に進むと金石寺(こんしゃくじ)本堂跡が見られます。

引き返し、神社の左手に回り込むと地元の方が草刈りをされていました。
   

10時3分 立派な案内板から奥に入って行きます。
 
この案内板は出来たてほやほやで、
真新しい鳥居の廃材で作られたそうです。

少し進むと気の早い一本の木だけ紅葉が始まっています。
   

登山道脇には沢山のトチバニンジンがあり、赤い実をつけています。
こんなに沢山見たのははじめてです。

果実の先端が目玉のように黒いものをよく見かけました。
これはソウシシヨウニンジン(相思子様人参)という
 
   

暫くブナの自然林の中なだらかな快適な道をどんどん進んで行きます。
赤い実も落ちています。ヤマボウシの木も多いようです。
 

足元にツルリンドウが咲いてます。
4日前に歩いた時は咲いていなかったそうです。 

ツクバネソウはもう黒色の果実になっています。
まわりの紅紫色の部分は花糸
   

やがて登りなると、背の高い笹が登山道にかかり歩きにくい。
   

途中沢山の花をつけたヤマジノホトトギスに元気をもらい

ツルニンジンの蕾が群生しています。
これが満開になったらどれほど見事なことでしょう 
「一つぐらい花が咲いていないかな」と言ってたら
咲いていましたよ。交替で撮影します。
   

12時 「至天皇屋敷跡」と書かれた道標を通過

ますます笹漕ぎとなり、蒸し暑く、しんどい
   

笹の中にもう一輪咲いていたツルニンジン

やがて少し広くなった登山道の真ん中にある三角点に着く
四等三角点/大流 940.8m 
   

時刻は12時7分 疲れたし、お腹も空いたのでここでお昼にすることにしました。 

つるやで買ったお弁当 
ヘルシーで量も丁度いいし、お米も美味しい
デザートもいただき満腹です。
   

12時42分 勝田ヶ山に向けて出発~

ワンワンさんが先頭に笹漕ぎをしながらどんどん進んで行きます。
必死についていこうとしますが、少しづつ遅れてきます。
 
5分程で山頂が見えてきました。
   

尾根道もどんどん登って行きます。

途中眼下に日本海や琴浦町が見えて、
東から吹き上げる風に生き返るようです。
 
   

急な尾根道をゼーハアと登って行くとホツツジが咲いています。
ほっと一息 、ゆっくり進んで行くと、
下山してくる男性とすれ違います。

「大山が綺麗に見えていますよ」と言っていただいたのを励みに登って行きます。
   

13時26分 四等三角点/勝田山 1148.9m

そこでfujiwaraさんがいます。ワンワンさんとreikoさんは先に行ったようで
fujiwaraさんはここでいるという
「ゆっくり休んできて」
「大山が綺麗に見えているそうよ」 と言い残して、先を目指します。

倒木を越えたりしながら、最後の急登にはイワカガミの葉が多く
山頂真近になるとホツツジ沢山咲いています。
ヤマブドウの実が沢山出来ています。

山頂からreikoさんの呼ぶ声が聞こえてきました。
   

13時44分 勝田ヶ山山頂(1210m)です。 (^O^)/

目の前には甲ヶ山、稜線の奥に大山がはっきり見えます。
まもなくすると風来坊さんとfujiwaraさんもやってきました。
みんな登って来られてよかった。
 
 
ズームで
肉眼でユートピアの避難小屋まで見えたのでみんな感激
 

↓蒜山方面                           ↓日本海と琴浦町 
   

山頂は、風が吹き、気持ちがいい
暫く狭い山頂で展望を眺めながら、梨やマクワウリをいただきます。  

6年前に登った時は山頂標識
勝田ヶ山 1149.1m
←甲ヶ山 船上山→

がありましたが今は船上山の文字だけになっています。
 

14時06分下山開始 

足元の悪い急坂を慎重に下りて行きます。
14時20分 勝田ヶ山三角点を通過
   
 
笹漕ぎをしながらどんどん下っていくのもしんどい

14時58分 941mの三角点で小休止
15分休憩後また笹漕ぎしながら下って行きます。

15時15分 天皇屋敷跡分岐通過

 15時59分 やっと船上神社に到着
疲れたので最後の小休止
   
 
16時14分 船上神社を後にして元気を出して歩き出します。
薄ヶ原まで来ると千丈のぞきも横手道へ行く元気もなく、往路を戻ることにしました。
やがて車道には風来坊さんの車だけが見えてます。

16時50分 無事下山 お疲れ様でした。

帰り道船上山ダムに車を停めてもらって
屏風岩の断崖を撮影
夕陽が眩しく綺麗に見えません。撮影は朝のほうがいいようですね。
   
 
大山環状線を走りながら、甲ヶ山の上に見えた彩雲?ラッキーでした。
 
 
今日沢山咲いていたナツエビネ
 
 
   
 
   
 
沢山のナツエビネを見られて大満足の一行でした。

瀬戸大橋を渡り、浜街道丸亀では、バサラまつりで、
丁度花火が打ち上げられているところを見ることができました。

ご一緒していただいた皆さんありがとうございました。
次回はゴジラの背を越えて甲ヶ山まで行けるといいですね
 
 
   
   

船上山(せんじょうさん) 615.6m ・ 勝田ヶ山(かったがせん) 1149.1m (鳥取県)
 

 ◆ 2018年8月18日(土曜日)晴れ

 ◆ メンバー 風来坊さん・ワンワンさん・fujiwaraさん・reikoさん・ピオーネの5人
 ◆ 東坂登山口8:37-船上山山頂9:23-頂上小屋9:27/9:36-船上神社9:55/10:03
   -天皇屋敷表示板12:00-三角点941m(昼食)12:07/12:42-勝田ヶ山13:44/14:06
   -三角点941m14:57/15:13-船上神社16:00/16:15-東坂登山口16:50
                   (約8時間10分 休憩、昼食、撮影を含む)
                            ※散策撮影の為時間は参考になりません