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GW後半の中でも4日が一番いいお天気の予報です。
4月にゆめしま海道の4島のうち
生名島・佐島・弓削島の3島をサイクリングしたけれど、
岩城島が疲れて行けなかった。

島のサイクリングは晴れの日に行きたいと思っていたので
思い切って行くことにしました。

四国から岩城島へのアクセス方法

①今治から芸予汽船土生行き快速船で岩城港に渡るか

しまなみ海道を利用して
②生口島(洲ノ江港)から三光汽船のフェリー5分で岩城島(小漕港)
③因島(土生港)(中央桟橋)から長江フェリー13分で岩城島(長江港)
           岩城汽船快速船5分で岩城島(長江港)

ということで一番お得な生口島から行くことにしました。


島一周15kmなのであまり早く行くこともないので
当日6時半に自宅を出発

高速をスムーズに走ると石鎚山に近づくにつれ、お山の方は雲が多いので
お天気が心配になってきます。

しかし今治が近づく頃には青空に
8時18分来島海峡SAで小休止
駐車場はこの時間で満車状態です。 
 

車をを走らせ,
生口島南ICを降りると←5km岩城(積善山)行フェリーのりば の大きな案内板に従って進みます。
ところが行き過ぎて赤崎港まで行ってしまい引き返して洲江港に到着

港にはフェリー利用者が無料で利用できる駐車場があるので、
空いたスペースに車を停めて、今回はサイクリングが目的なので、
急いで自転車を下ろして準備をします。
 

まもなく9時20分発のフェリーがやってきました。 
数台の車とサイクリングのご夫婦だけが乗り込みます。
乗船してから大人往復290円を支払います。
自転車料金が無料になる「サイクルフリー券」が実施中なので、
HPからダウンロードして印刷したものを渡します。
(サイクルフリー券は、各港務所・船舶内等にあります。)
https://www.town.kamijima.lg.jp/site/kanko/67.html
 
 
フェリーから対岸の岩城島の積善山や小漕港そして造船所が見えて数分の船旅です。
9時23分小漕港(おこぎこう)下船
 

まずは小漕港待合所前にある観光地図で確認

サイクリングロードを示すブルーラインが引かれていますので、時計回りに進んで行くことにします。
初めてのところでも安心して出発できますね。
小漕港からサイクリングスタ~ト
 

 
 
すぐに岩城造船(株)があり、その脇の道路を進んで行くと、海岸に出ました。
 

タイの養殖場のようです。

9時44分長江港の前を通過
 

 右に積善山を見ながら県道を走ります。
 

岩城島にも島四国八十八ヶ所があり、時折道路脇に札所の標識とお地蔵様を目にします。

県道から外れて海岸沿いに向かうと
こちらから見る積善山は均整がとれていて、「岩城富士」の別名に相応しい。
 

海岸沿いの道を気持ちよく走ります。
海岸線とマリンブルーの透き通った海と綺麗な砂浜が素敵です。
 

対岸に生名島佐島生名橋が見えます。

大きなクレーンのある今井製作所の前にはヒラメ養殖場その奥には赤穂根島がみえます。
 

再び県道に戻ったところにある工場は道路から工場内が良く見えます。 
船体の一部なのかしら
 
 
県道に出るとマンホールにもレモンが描かれています。
さすがレモンの島ですね。この後もよく見かけました。
 

加納商店を過ぎると、「岩城古城跡」の案内板がありました。
時間もたっぷりあるので、寄ってみることにしました。

住宅地の中に神社の石段があったので上って境内へ 
 

岩城八幡神社の境内の周囲は木々に囲まれて景色は見られません。 
   

境内に亀山城跡の案内板がありますので、先に進んで行ってみました。
   

滑りやすいので木に摑まり下ります。
むらくもは海岸沿いまで下りていきました。
岩礁ピットが見られたようですが、私は怖くて下れませんでした。 
 
 
街並みを抜けていくとき、自転車しか通れないような狭い路地や古い民家があり、
散策してみたいところですが、時間の都合で通過
 

10時41分岩城港までやってきました。
小漕港を出発して東周りで岩城港までで約半周
岩城港桟橋には「青いレモンの島」というキャッチフレーズ

岩城港でもモニュメントがあります。生名島でも見ています。 
お昼には、まだ早いので郷土館を行くことにしました。
 

 5分程で岩城郷土館です。

この郷土館はその昔、
伊予松山藩が参勤交代の宿に使っていた島本陣が置かれていた三浦邸だそうです。
(入館無料 午前9時30分から午後4時 休館日火曜日)
 

三浦家から岩城村が寄贈を受け、昭和56年9月に村費2000万円を充当し、
その一部を往時のままに修復したもので、引き続き約1000万円に設備、備品を施し、
昭和57年4月に岩城郷土館として開館されたものです。(パンフレット引用) 
 

次に向かったのは三差路にある宝蔵寺
石段に上れば展望が見られるのを期待したのですが、
周囲の木々に囲まれて僅かに岩城港と赤穂根島が見られました。 
 

お昼にしようと観光センターまで戻ります。

中に入ると干物や乾物、レモンや柑橘を使ったスイーツもいっぱい
そして岩城島といえば芋菓子(芋けんぴ)、すっきりレモネードやレモンな生姜サイダーなどの飲料etc

サイクルスタンドも設置されています。
 
 
レモンハートでランチです。
私は人気NO.1の元祖レモンポーク丼680円を注文
むらくもはロールカツ定食885円とビール

念願のレモンポーク丼を食べて満足満足
 
 
観光センターでスイーツを2個買って、岩城港から
11時52分島の残り半周スタートです。小漕港まで7.1km

少し走ってからまた県道を外れ、海岸沿いに延びる道路を進んで行きます。
 
 

岩城島最南端にある菰隠温泉ホテル

駐車場にある菰隠観音その奥に見えるのはリゾートホテルかマンションかと思ったら
なんと岩城造船の寮でした。
こんな素敵なところに住めるなんていいですよね。
 

駐車場から遠くに見えるのは
生口島と大三島を繋ぐ多々羅大橋です。 
 

道を一気に下ると西海岸に出ます。
ここの砂浜からは180度の素晴らしい眺めです。 
 

「ステナイデ イワ小」
よく見ると空き缶で作られていますよ。イワ小って上島町立岩城小学校かしら

再び県道に戻って、県道を少し東に進み、左折して進むと祥雲寺
 
 
祥雲寺は島きっての古刹(こさつ)

門前のツツジは残念ながらまだ咲き始めたばかりでした。
梅雨の時期にもなると、色とりどりの紫陽花が祥雲寺の庭一面を華やかに彩るそうです。
 

祥雲寺の観音堂 
 

本堂の木の床つたいに、裏にまわるとこの絶景
 

祥雲寺からレモンの散歩道も気になりましたが、
元来た道を引き返し、対岸の生口島を眺めながら快適に走って
新城鼻(中世山城跡)を過ぎるとそこはサンセットライン
釣りを楽しむ親子がいました。
 

 また県道を外れブルーラインに沿って堤防沿いの細道を進みます。
県道を走っていれば、積善山に行くのはちょっとだけ近道だったようです。

道から浸食してできた空洞が見えました。
 
 
分岐にはブルーラインがありますので迷うことはありませんが、
ここから先はただ防波ブロックが積まれた海岸が続くだけでした。
民家やハウスある道沿いにはレモンの花の匂いが漂っていました。
 
 
小漕港まで0.5kmのところの交差点にきました。
左折すれば小漕港、そして右折すれば積善山に向かう道です。
そりゃ右折ですよ。
 

右折して小漕川に沿って緩やかな上り坂を歩いていくと
県道に突き当たり左折してすぐ右手に
 

13時大きな「積善山登山口」の案内板があります。 
正面右上に展望台が見えます。

登山口と言っても山頂まで舗装された道路を車でも登れるようです。
 
 
 

頂上まで登山口から約4km徒歩90分スタート 

自転車を置いて歩いて登ることも考えたのですが
せっかく自転車で来たので、自転車で行くことにしました。

すぐに岩城公園休憩所があり、トイレ休憩
トイレもとっても綺麗にされています。
   
 
上島上水道配水池を過ぎ桜登山道を登って行きます。
ずっと上り坂なのでしんどい
桜並木はもう新緑となりかわりにツツジが咲き始めていて疲れも癒されます。

緩やかな登山道を登って行くと展望が開け
海の景色が飛び込んできました。
 
 
   対岸の生口島を走るしまなみ海道が島の中腹に延び、多々羅大橋も見えています。
 
 
13時31分妙見神社の赤い鳥居に到着

巨石信仰の妙見メンヒルの案内板があるので
自転車をおいて鳥居から続く階段の参道を登って行くと、
 
 
数分で巨石と社殿がくっついている妙見神社の着きました。
 
 
社殿の中に入ると、巨石の岩屋に社が祀られています。
 
 
巨石から自転車に戻るつもりでしたが、
神社を抜けると遊歩道が続いているので、先に進んでいくと車道に出ました。

港でもらったパンフレットにはこの遊歩道が載っていませんでしたが、
帰宅後登山口の案内板には遊歩道が載っていました。

このまま山頂まで行くことにしました。

妙見神社の赤い鳥居から車道を進むと妙見メンヒルの全貌見られたようですが…
 
 
登山道脇に咲くハコベやウマノアシガタに元気をもらいながら
新緑になった桜並木を歩いて行きます。
斜面は綺麗に草刈りがされています。
   
 
登山道に八重桜の散った花びらが積もっています。
広い西駐車場には一台駐車のみ
観光客は桜のお花見の時のみで
桜の季節が終われば静かな積善山かもしれません。
ここにも綺麗なトイレがあります。
   

 駐車場を過ぎると「見晴らし広場」の標識に従って右に上がってみました。
   
 
13時57分 素晴らしい展望にむらくもも感動
ここはパラグライダーの離陸場跡だそうです。
 
 
眼下のは岩城島最大集落が広がり
岩城港に快速船が入港しています。対岸は赤穂根島
   
 
咲き始めたツツジに見送られ、急な登り坂をゆっくり登って行きます。
山頂に続く尾根桜道の長い階段が見えます。

足元には白いタンポポが咲いています。
   
 
振り返ると先ほど走った島の最南端の岩城造船の寮が良く見えます。

積善山展望台が見えてきました。
   
 
14時11分展望台の下にある積善山山頂(369.6m)と二等三角点岩城島にとうちゃこ
遮るものがない展望台に登ってみると
360度の大パノラマを見渡すことができ、大感激

しばらく瀬戸内海の多島美を眺めながら、
観光センターで買ったレモンのスイーツとコーヒーでまったり
   

弓削島・生名島・佐島
 赤穂根島
   

 伯方島・大島
 大三島
   
 生口島  
因島
   
 
4月に渡ったゆめしま海道の生名橋と弓削大橋がはっきり見えます。
 

14時31分青い空と海と多島美を堪能して下山開始 

東駐車場まで130mの急な階段を下ります。
花を探しながら車道を歩き、
途中から遊歩道に入ると妙見メンヒルで数人の若者がいました。
 
 
自転車まで戻ると、あとは一気に坂を下って、あっという間10分足らずで小漕港に到着
時刻は15時10分フェリー入港までゆっくり待ちます。
   
 
15時30分のフェリーに乗り込み、岩城島を後にしました。
積善山の展望は素晴らしく、3000本の桜が咲く頃そしてまた
季節を変えて何度でも訪れたいところになりました。
   
 
大満足して生口島南ICからしまなみ海道下り線を走ると
大三島辺りから今治湯ノ浦まで渋滞に巻き込まれてしまった。
GW中の移動は仕方ありませんね。
素晴らしいお天気に恵まれて岩城島を満喫した一日となりました。
   
yamapログ
https://yamap.co.jp/activity/840307 
   

岩城島 積善山 370m (愛媛県)
 

 ◆ 2017年5月4日(木曜日)晴れ

 ◆ メンバー むらくも・ピオーネの2人
 ◆ (生口島)洲江港9:20-(岩城島)小漕港9:23-郷土館10:49/10:58-宝蔵寺11:01/11:07
   いわぎ物産センター11:15/11:51-菰隠温泉ホテル12:04-祥雲寺12:20/12:28-積善山登山口13:00
   岩城公園13:05-妙見神社鳥居13:00-積善山山頂14:11/14:31-小漕港15:30-洲ノ江港15:35
                                (約6時間休憩昼食含む)