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5月14日新型コロナウイルスの緊急事態宣言が39の県が解除になった。
しかし県を越えての不要不急の外出自粛は5月31日まで続いています。

掲示板でアケボノやシロヤシオの投稿を見て我慢がまんの日々

ストレスがたまり、全国の緊急事態宣言解除の前に
三密を避け、何処にも寄らず、車で登山口まで移動することとして
花の山の皿ケ嶺に行くことにしたのは前日の夜遅くでした。
準備を済ませて12時に就寝

当日7時自宅を出発、
地元で弁当を購入し、高速を走りどこにも立ち寄らず水の元駐車場を目指します。
 

今日のコースは上林峠に向かい竜神平経由で皿ヶ嶺山頂に登り風穴に下る予定です。 

水の元登山口から登り始めます・
   

昨年よりほぼ一か月後の歩きです。
この時季に歩いたことがないので楽しみです。
うろうろしながら歩いて行きます。

昨年は歩き始めから早春の花が沢山咲いていましたが
すっかりスミレは終わり、葉が大きくなっていました。

道沿いにはハナイカダが次々と見られます。

そして嬉しいことに早速シコクナベワリが見られたのです。

葉の下に隠れて咲くし、同色で分かり難いのですが
丁度上に向いていたのでした。

シコクナベワリの花をUPすると
赤いシベがカワイイ~
よく見ると花びらに筋があります。
   


コンロンソウの道なんですが、まだ咲き始めです。
 
 


天狗の庭に近づくと咲き残りの黄色いヤマブキソウがありました。

ヤマシャクやエンレイソウに
見たかったルイヨウボタンは残念ながらもう終わっていました。
ユキザサも終盤で何とか見られました。
 
   
 

茎の長~いツクバネソウや
フタリシズカが咲き始めていました。
   


天狗の庭を後にし
歩き出すとヤブデマリまで咲いています。
   


10時6分 一旦林道に出て、上林峠へ石段を登って行きます。
崩壊箇所のところは自己責任で進みます。

ワサビの群生を過ぎ
   


崩壊箇所を慎重に通過
   


途中石の祠の中にある馬頭観音を見過ごしてしまったようです。

10時27分 上林峠に着く
 眼下の街並みもよく見えています。
   


小休止後
随分以前にここから陣ヶ森まで行ったのですが、記憶がないというので
峠の石仏のところまで寄り道
   


10時41分 上林峠まで戻り、シンドイ長い階段を登って行きます。

登っていると聞いたことのあるさえずりが聞こえてきました。

よく見るとあの美しい姿のソウシチョウ(相思鳥)です。
木々の中で二羽が飛び交っていて、なかなかうまく撮影できません。 
   


頑張って登っていると咲き始めたばかりのコガクウツギ

 登りきると初々しいツクバネソウがお出迎え
   


ここからは平坦な道で

新緑の中を気持ちよく歩いて行きます。
 


いつものところにクロフネサイシン
登山道には次々と咲いています。

咲き残りのミツバツツジもまだ綺麗に咲いています。
 
   


11時12分 分岐から左へ

樹林を抜けると竜神平に出ました。

愛大小屋が近づくと湿原の中で女性がいます。
お尋ねするとワラビを手にいっぱい採っていました。
   


11時35分 赤い屋根の愛大小屋に着きました。 小屋の入口の温度計を見ると17度

二人だけが昼食中、私達も昼食にします。

その間に数名の方が風穴のほうから登って来られて、山頂に向かわれました。
   


小屋左の登山道から山頂に向かいます。 

登山道脇のツクバネソウや沢山のナルコユリを見ながら進むと
二年前の倒木の通りやすいように切断されていました。

下って来る人達とすれ違います。
   


初夏に咲く清楚で優しい感じのオトコヨウゾメは
微かに桃色を帯びた白色の小さな花

ブナの森ではいつものブナの木の股に着生した
クロフネサイシンが沢山の花をつけていました。
   


咲き始めたツリバナの花もあります。

開けたところから石鎚山系が見えるのですが・・・
   


12時32分 皿ヶ峰山頂 に到着

眼下に久万高原町を望み、
陽射しはたっぷりだけど気温は22度で気持ちいい
ベンチでコーヒータイム

登山者が次々とやってきました。
   


山頂には咲き残りのヤマナシの花

ウリハダカエデの花も咲き始めていました。
   


コバノガマズミはまだ蕾

12時52分 山頂を後にして引地山の方へ尾根を下って行きます。
 
   


10mほど下ると二等三角点/行長 1270.7m 

その奥には遭難碑があります。

ヤマヤナギは実になり、綿毛が出来始めていました。
 
   


伐採されて松山市街は一望できます。

展望がよくなっていてむらくもは驚いていました。

木陰のない切株のところにナルコユリが咲き始めています。
 
   


13時6分 十字峠まで下って行きました。

引地山方面に向かいます。

登山道にチゴユリも見られます。
 
   


引地山分岐から風穴に下って行きます。

登山道にはこの時季の花々が咲いていてなかなか進めません。
 
まだ見られた二輪咲きのイチリンソウ

フタバアオイも沢山咲いています。
   


ラショウモンカズラやコクワガタもあちこちで咲いています。 
   


風穴コースに合流すると林床に広がるヤマブキソウはまだ見頃です。
天狗の庭では咲き残りがあっただけなのでこんなに見られて感激です。
 
 

 
   


新緑の森の主 
 

登山道はコンロンソウの道
 
   


風穴から下ると広い駐車場には沢山の車があります。
なんと トイレが綺麗になっていてビックリ
   

15時15分 駐車場まで下って来ると
昨年皿ケ嶺を案内していただいたS氏とバッタリ
嬉しい再会でした。昼に電話をいただいていたのに気がつかなくて
ここで少しお話ができてよかったです。 

皿ヶ峰はやっぱり花の山ですね。
沢山のお花を見ることができて大満足

しかし、新型コロナウイルスで県越移動自粛中なので、最悪感が残ってしまいました。
6月からは解除なので、心置きなくお花を楽しむことができます。
   
 

本日見た花達


イワカガミは見頃
 
 
 
   


クマガイソウも満開 
   

・ナルコユリ                ・クルバムグラ               ・ツクバネソウ 
 

・ユキザサ                 ・タニギキョウ              ・ツルカノコソウ 
 
 
・オオキヌタソウ              ・バイケイソウの蕾             ・シコクカッコソウは終盤
 
  
・コフタバラン              ・ツボスミレ                ・チゴユリ
 
 
・ミヤマハコベ              ・イチリンソウ              ・コケイラン
 

・シコクナベワリ            ・オモゴウテンナンショウ           ・ヤマルリソウ 
 
 
・オオチャルメルソウ               ・コゴメウツギ            ・ギンバイソウの葉
 
 
   
   
   
   
   
   
   
花の山皿ヶ峰 1278m (愛媛県)
 

 ◆ 2020年5月23日(土曜日)晴れ

 ◆ メンバー むらくも・ピオーネの2人
 ◆ 水の元登山口9:00-天狗の庭-上林峠10:35/10:41-竜神平(昼食)11:34/11:59-皿ヶ嶺山頂12:28/12:52
    -十字峠13:06-お花畑-風穴登山口14:50-水の元駐車場15:15
                   (約6時間15分 昼食、休憩撮影含む)  
                               ※花散策の為コースタイムは参考になりません)