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週末reikoさんは、殿下とドライブの予定なので
keitannさんと二人で何処かに行くことにしていました。

keitannさんは術後まだ本格的な山歩きの許可をもらっていないので
体に優しい山と言うことで、皿ヶ嶺や道後山の提案をすると
皿ヶ嶺がいいとのこと

私はまだ秋の皿ヶ嶺に登っていないし
久しぶりに山じいさんともご一緒できるそうなので楽しみです。

山じいさんと風穴の駐車場9時に待ち合わせとなりました。
keitannさんとは大野原7時に集合し
私の車で皿ヶ嶺を目指します。

川内ICを下り、コンビニから眺める皿ヶ嶺は雲っています。
午後から晴れる予報を信じて駐車場に着くと
すでに山じいさんは到着していました。

車から降りると寒~い

山じいさんは今朝今季で一番寒かったそうです。

この日大阪管区気象台は
冬の訪れを告げる「木枯らし1号」が23日午後に近畿地方で吹いたと発表しました。

駐車したところにはナギナタコウジュやミゾソバが咲いていて
嬉しい誤算でした。


準備を済ませ、山を見上げると紅葉しています。
青空はありませんが、これは楽しみです。

9時 歩き始めるとkeitannさんが黄葉したハート形の葉のカツラの木を見つけて
キャラメルの匂いがするというので確認しましたが香りません。

カツラの木は別名「香の木」といわれ
黄葉した葉にはほのかに甘い香りがするそうです。
ひらひらと落ちたばかりの葉を拾ってすぐに匂えばいいそうです。
近くで見つけた時は匂ってみましょう
 
   


9時3分 登山道を登り始めるとさっそくアキチョウジが咲いています。
   


咲き残りのサラシナショウマとキバナアキギリ
そしてタカネハンショウヅルのそう果も見られました。
期待していなかったお花に大喜びの二人でした。
 
 


寒いので上着を着て登って行きます。

オタカラコウもまだ綺麗に咲いています。
 
   


風穴では初夏ヒマラヤの青いケシが咲いていたようです。

9時12分 緩やかな階段を登らず、風穴横から上に登って行きます。
   


まもなく登山道に合流

登山道脇にはギンバイソウの葉が茂っています。

この山によく登られている山じいさんに
いろいろ教えてしていただきながら登って行きます。

チドリノキ(別名ヤマシバカエデ)
葉は楕円形で、名は斜めに開く翼果の形を千鳥が飛んでいる姿に見立てたもの
   
 

なんとシコクブシがまだ綺麗に咲いていました。
keitannさんは今季お初なのでここで見られてお喜び
   

他にもこの時季にお花がみられるとはさすが花の山皿ヶ嶺ですね。
 ・フタバアオイの葉           ・モミジガサの花                 ・ナルコユリの果実
 

キノコ                          ・ハガクレツリフネ
   


黄葉した木々をみると「日差しがあればどんなにかキレイだろう」嘆く私でした。

色づいた木々を見ながらゆっくりと急登を登って行きます。
   


ジンジソウも咲いています。
   


クロモジも黄葉しています。
鮮やかな紅葉も見られます。

眼下の町並みは陽射しがあります。
午後からは晴れることを期待してゆっくり登って行きます。
   
 

目の前にブナの黄葉が見えてきましたが・・・
日差しがほしい
   


稜線に出ると引地山方面の道が整備されています。
引地山へはまだ行ったことがありません。少しだけ歩いてみます。

ここも黄葉しています。
ガマズミは真っ赤な実をいっぱいつけています。
竜神平にもあるそうです。
 
   
 

登山道に戻り十字峠を目指します。

稜線を進んでいると綺麗な黄葉が見えています。
一瞬陽射しが出て大喜び
 


はんなりしたコミネカエデやコハウチワカエデもいい色をしています。
   


さらに進むと見事なツキヨタケです。

後からグループがやってきたので先に行っていただきました。
   


山が一面綺麗に黄葉しているのが見えます。 
 


 日差しがないけれど綺麗です。
 


コミネカエデがいい色をしています。

激写中のkeitannさん
   


苔むした木から出ているカエデ
   


10時50分 十字峠までやってきました。
 
   


コバノフユイチゴの果実は赤く熟して美味しそうだったので一個お味見

山頂を目指して登って行きますが風が冷たく、手が悴みます。
   


伐採されて展望がいいので振り返ると
松山市街と小富士山が見えていますが写真では見にくいです。

市街地は晴れていますが、山は黒い雲の下で寒~い
 


登山道に咲くアキノタムラソウを見て三角点まで来ると
ここのガマズミもいっぱい実をつけています。
 
   


登山道に二等三角点/行長 1270.7m

その奥の笹を掻き分けると遭難碑があります。合掌
   


アキグミを過ぎるとまもなく

11時18分 皿ケ嶺山頂にとうちゃこ

しばらく待っていると青空が出てきて歓声
 


気温は6度

昼食は竜神平の予定です。

晴れたり曇ったりと雲の流れが早い
風がないので小休止
   


まったりしていると登山者が次々とやってきたので
11時40分 竜神平に下り始めます。

ブナの森に入ると綺麗に黄葉しています。
なんと丁度日差しも出てきて歓声が上がります。
歩みを止めて撮影会となりました。
   


石鎚山方面は霞んでいて見えません。
石鎚山では霧氷が見られたそうです。寒いはずです。
 


紅葉も日差しがあたると鮮やかに見えます。
山じいさんも撮影中
 
 

すらっとしたブナ                           下から見上げます。 
  


ブナの木肌に緑の苔?がカワイイ
   


見事なツインブナ
 


圧巻のブナ
 
 
 
 
   

黄金色に輝くブナ 
 
 

黄金色のブナを堪能したので、そろそろ竜神平に向かいますが
まだまだ日差しが射しこみ紅葉が綺麗です。

ガマズミにもスポットライトが当って、ルビーのように輝いていました。
   
 

ロープのある足元の悪い下りですが
倒木が手摺のようになっていてありがたいです。
   


ツルリンドウの赤い果実が一個

12時40分 竜神平まで下ってきました。
   


上林峠方面に向かわれる登山者がいました。 

笹とススキの秋の竜神平もいいですね。

愛大小屋の前にはマユミの木にピンクのカワイイ実がついています。

吹く風が冷たく、昼食は小屋の中で食べることにします。
小屋の入口の温度計は6度です。寒い一日です。
こんな日は小屋があるとありがたい
   


ガマズミは赤い実をいっぱいつけています。
これほど見事なのを見たことがありません。

隣にはカマツカの赤い実もありました。
 
   
 

ラーメンやおにぎりを食べた後は
山じいさんがお湯を沸かしてくださって、ドリップコーヒーを頂きます。
keitannさんからシャインマスカットもいただき至福の時を過ごします。

お腹も満たしたので竜神平を散策
綺麗に刈られて歩きよい
期待した青空はなく曇り空で相変わらず寒いです。

前方に見えるのは?近づくとなんと立派なマユミの木です。
こんなにマユミの木が多いとは知りませんでした。
   


足元の笹の中に次々とリンドウが咲いていています。(^O^)/
ヤマラッキョウまで咲いているではありませんか!
こんなに花が見られて満足満足
 
   


綺麗な紅葉も日差しがないので冴えません。

寒いので途中から引き返します。
   


すると嬉しいことに青空が・・・ 
   
 

13時59分 竜神平を後にして下山開始
 


ここから下るのは随分久しぶりになります。
4分で上林峠分岐です。
風穴登山口に下って行きます。 
   


日差しもないのでどんどん下って行きます。

沢を横切り、ベンチの休憩所まで来ると
真っ赤なモミジが目に入り足が止まります。
 
   


日差しがあればどれほど鮮やかなことか
 
クロモジも黄葉
   


紅葉をみながら下って行きます。
 
 


登山道沿いにジンジソウも咲いていました。
   


山は曇っているのに木々の間から
里は陽射しがたっぷり、青空も見えています。 

まだ登って来る若者達とすれ違います。

14時59分 下山すると沢山の車があり
キャンプをする若者もいました。

ここで山じいさんとお別れです。
   


車道を下っているとノコンギクやアキチョウジが咲いていたので
車を停めて撮影
 
   


麓まで下って、皿ヶ嶺を見ると
青空も出ていいお天気です。
 
 
 
   
曇り空で寒い一日でしたが、
黄金色に輝く素晴らしいブナの黄葉を見ることができて
本当にラッキーでした。
思いがけずお花も見られたし、秋の皿ケ嶺行ってよかったです。
山じいさん、keitannさんお世話になりました。




 
   
   
   
秋の皿ヶ嶺 1278m (愛媛県)
 

 ◆ 2020年10月24日(土曜日)曇りのち晴れ

 ◆ メンバー 山じいさん・keitannさん・ピオーネの3人
 ◆ 風穴駐車場9:00-風穴登山口9:12-引地山分岐-十字峠10:50-三角点-皿ヶ嶺山頂11:18/11:40-ブナ住人の森-
   愛大小屋(昼食)12:40/13:41-竜神平散策13:59-分岐-風穴登山口-風穴駐車場14:59
                         (約6時間 昼食1時間、休憩、撮影含む)