今回の山行は reikoさんが未踏の山、祖谷の三方山に行きたいという keitannさんも初めての山だそう 登ったことがあるアカリプタさんも参加していただけることになり心強い 8時15分 祖谷ふれあい公園で待ち合わせとなりました。 私達三人は財田の道の駅たからだの里7時に集合し、私の軽で待ち合わせ場所を目指します。 新猪鼻トンネルが開通してから徳島に早く行けるようになりました。 早めに着くとアカリプタさんが待っていてくださいました。 見上げるとアサガラが咲いています。 |
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祖谷のかずら橋夢舞台駐車場の手前から右折し「かずら橋山野草園」の方に4kmほど進むと あぁ(ー_ー)!!路面崩壊の為、車両通行止め すぐにかずら橋夢舞台駐車場まで引き返します。 reikoさんが調べてくれて 最近歩かれたyamap情報の迂回路を参考にして進むことに・・・ かずら橋駐車場を過ぎて狭い道を進み 左手におやま公園(休園中)を見ながら クネクネ道を進んで行きます。 途中道が不安になりkeitannさんとreikoさんが民家で確認してくれました。 急こう配の道を登り切ると、林道と合流です。 合流地点の鋭角カーブをなんとかクリア かずら橋山野草園を通過し 9時10分 やっと登山口到着 |
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なんと登山口には岡山ナンバーの車が二台駐車されていてビックリ 駐車場の前に立派な登山口の標識があるので 9時22分 ここから登ることにしました。 以前は駐車地点から林道を左に少し行ったところから登っていましたので ここからは初めてです。 |
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「ピンクリボンが登山ルートです」の案内に従って登って行くのですが・・・ 登り始めてすぐ、木の小さな花を見つけてくれました。 緑白色の釣り鐘形の花、カンサイスノキのようです。 |
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植林の中に入ると、下に作業道が見えています。 伐採されて歩きずらい 作業道を登って行きます。 |
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作業道にはツボスミレやキランソウにサギゴケが咲いています。 ツタリシズカの葉も |
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ピンクのテープを辿って行くのですが・・・ |
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グリーンシャワーの素敵な自然林に吸い込まれるようにどんどん進んで行きます。 ピンクのテープがないことに気付かずに・・・ |
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途中ピンクのテープがないので、確認すると登山道から外れているようです。 左に進めば合流できるのではと安易な気持ちでトラバースすることにしました。 すぐにニリンソウが咲いています。 |
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その先の急斜面に ひっそりとヤマシャクまで咲いていて大喜び |
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斜面の上にはヤマエンゴサクやシロバナエンレイソウも咲いていました。 |
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足場の悪い急斜面をトラバース気味にどんどん登って行かれる皆さん 後尾で必死に登っていく私を尾根で見守っていてくださいました。 10時38分 やっとの思いで登りきりやれやれ |
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ところが快適な尾根歩きはすぐに終わりです。 熊谷峠はもう一つの尾根のようなので 一旦谷まで下ることに・・・ もちろん道もないので急降下を思い思いで足元を確認しながら慎重に下って行きます。 |
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倒木で荒れた小さな沢を渡り、また急斜面を登り返します。 ここにもお花が・・・ なんとルイヨウボタンを見ることができました。ラッキー |
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初々しいヤマシャクやミツバテンナンショウも咲いていました。 |
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お花に元気をもらって登りきると少し遠回りしましたが 11時6分 山姥伝説の地蔵尊が鎮座している熊谷(くまがたに)峠に無事着きました。 皆さんお疲れ様でした。 ここで小休止 |
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11時14分 三方山山頂に向けて出発です。 3つのピークを越えて行くことになります。 コースタイムは1時間30分なのですが・・・ 南へ村界尾根を登って行きます。 |
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西側は自然林になっていて、 吹き上げる風が冷たい 振り返ると木々の間から先ほど歩いた尾根が見えています。 |
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最初のピークを過ぎ、 やせ尾根を通過 自然林になってきました。 |
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立派なブナが次々と現れてきました。 |
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上のほうにピンクが見えたので「シャクナゲかな?」と喜んで近づくと 満開のミツバツツジでした。あ~あ 足元を見ると可愛いブナの赤ちゃんが・・・ |
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大ブナ |
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この辺りにヤシャビシャクがあったと見上げると ありましたが花が終わり果実になりかけていました。 |
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第二2のピークを過ぎると稜線にはシャクナゲとアセビのトンネルです。 シャクナゲはまだ咲いてなく、固い蕾が沢山ありました。 |
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東斜面に真っ赤な蕾が見られます。 アセビの新葉が綺麗です。 |
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鞍部まで下り、また尾根を登って行きます。 |
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途中可愛いメギの花が咲いていました。 さらに進んで行くと 岡山のパーティーとすれ違います。 これから釣井の方へ下られて周回されるそう |
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登りきると第3のピークに出ました。 やっと目の前に三方山の全貌が見渡せます。 |
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一旦鞍部まで下り、最後の急坂を登れば山頂です。 山頂直下で寄り道してお花畑を散策 ヤマシャク |
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・タニギキョウ ・タチツボスミレ ・ツクバネソウ |
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・オオキヌタソウ? ・ヒナワチガイソウ ・フデリンドウ |
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散策後最後のひと登りで南西尾根からの道と合流 |
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12時49分 三方山山頂にとうちゃこ 三方山の山名は山頂が西祖谷山村、東祖谷山村と 高知大豊町の3町村にまたがっているからだとか・・・ 二等三角点/西峰 1303.27m 点名は高知県側の集落名をとったそうです。 |
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三方山山頂からは南面の高知側の展望が開け、 奥左に土佐矢筈山、小檜曽山が見えているようです。 keitannさんは初めての山から山座同定を楽しまれていました。 |
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目線を右にやると正面に梶ヶ森、杖立山に鉢ケ森も見えています。 |
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木陰で遅い昼食です。 デザートもいっぱい |
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山頂付近のミツバツツジは見頃で綺麗です。 足元にはフモトスミレも咲いています。 |
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13時40分 ゆっくりしたのでそろそろ下山開始 展望もよくなり、山座同定を楽しみます。 三年前に歩いた有瀬(あるせ)登山口が見えています。 もう一度歩いて見たかったけれどもう無理かな~ |
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眼下には芽吹いたばかりの新緑があまりにも清々しい |
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黒滝山・野鹿池山方面 |
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帰路は熊谷峠まで往路を引き返します。 三つのピークも下りは早い |
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スッキリすぎる林床 いつからこんなになったのでしょう 14時27分 熊谷峠まで下ってきました。 14時35分 水分補給後釣井方面に植林の中を進んで行きます。 |
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峠から10分ほどで小さな沢を渡り 支稜線を乗越すと沢沿いにウスバサイシン? |
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釣井(つるい)分れの沢を渡ると 寂びれた道標には「←登山口 西祖谷」と書かれているようです。 |
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14時57分 村界尾根を登ると稜線に出ました。 峠からず~と植林の中だったから自然林は明るい 北側に下って行きます。 |
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少し下ると果樹園跡地の広い道に出て 花散策をしながら下って行きます。 絡み合った木のオブジェ |
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今回もあちこちでニリンソウが咲いているのが見られました。 ウラベニが可愛い~♪ |
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アケビの花がまだ咲いています。 今年は沢山見ました。豊作? 15時18分 中尾登山口に下り立ちました。 |
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駐車地点までのんびり林道歩きです。 この林道は釣井中尾線なのですが・・・ 少し歩いて行くと路肩が崩壊 これでは車両は通行できません。 こんな道端にもニリンソウが咲いています。 |
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・白っぽいヤマルリソウ ・キブシの花序 ・タチツボスミレ |
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他にカキドオシ・コンロンソウ・ツボスミレ・クルマバソウなど 嬉しいことに一か所だけイチリンソウが咲いていました。 林道の途中、四等三角点/今久保南(913.83m)GET 親切に入口に赤いテープがありました。 |
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林道はだんだん荒れてきて崩壊箇所 |
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そして舗装道路全体が大きく陥没していて驚きました。 林道釣井中尾線の通行はいつ? |
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今久保登山口通過 |
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駐車地点が近づき、展望のいいところからの眺望 マドの天狗や寒峰 高野登山口も見えていて懐かしい~ |
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林道を40分ほど歩いて 15時55分駐車地点まで戻ってきました。 お疲れ様でした。 コバノガマズミにオンツツジ |
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下山後、かずら橋山野草園へ立ち寄ることに・・・ 車道が通行止めの為、閉園していましたが、 ご厚意で見学させていただいました。 珍しい山野草が沢山咲いていました。 クマガイソウ |
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サルメンエビネ シラネアオイ |
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見学後植栽?のクリンソウのところでハプニング 無事解決し、安心してアカリプタサンとお別れ |
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大歩危で見事に咲いていたジャケツイバラ |
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最初から色々とハプニングがありましたが 無事に周回することができてよかったです。 皆さんお疲れさまでした。 |
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三方山 1303.1m (徳島県) |
◆ 2021年5月9日(日曜日)晴れ ◆ メンバー アカリプタさん・keitannさん・reikoさん・ピオーネの4人 |
◆ 登山口9:22-熊谷峠(小休止)11:06/11:14-シャクナゲ群生地11:59-三方山山頂(昼食)12:49/13:40- 熊谷峠(小休止)14:27/14:35-釣井の分れ14:57-中尾登山口15:18-車道歩き-今久保登山口15:55 (約6時間30分 休憩含む) ※道迷いの為登り熊谷峠までのコースタイムは参考になりません。 |