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穏やかな元日を迎えた翌日も晴れの予報なので何処かに行こう
毎年石鎚山か剣山に登っていたけれど、今年はトリオで行けません。
ならばのんびり里山歩きでも
奇岩と瀬戸内海の展望を楽しめる王子が岳へ

渋川港から登り前回気になっていた行者道を下って周回することにしました。

朝はゆっくりと8時過ぎに自宅を出発
正月なのに瀬戸大橋もスムーズに走れます。
児島ICを降りてすぐのコンビニでお弁当を購入し渋川港を目指します。

渋川港駐車場に駐車し
矢出山方面を見ながらスタート
   


9時52分 信号機の右角にある登山口の案内板から
 イノシシ除けの柵を開けて登って行きます。
 
   


急な丸太の階段を登って行くと
なんと嬉しいことにヤマツツジが咲いているではありませんか!

高度を上げていくと、視界に入る海が広がり
霞んでいますが瀬戸大橋も見られワクワクしながら登って行きます。
   

 
朝日に輝く海に浮かぶ大槌島(おおづちじま)

登りきり分岐を右に進み矢出山
   


途中落ちない岩を横から見ると穴が見えます。
   


10時15分 矢出山山頂
香川の里山や瀬戸大橋も霞んでいますが目では見ることができます。
水分補給後稜線を進み登山道に合流
   


よく整備された登山道を登り下りを繰り返しながら
ところどころにある展望所に立ち寄り
巨大な岩の展望を楽しみます。

あらっ!パラグライダーが見えます。初飛びかしら
   


登山道脇には鮮やかなサザンカの花も咲いています。

10時48分 やがて目の前に見えたのはにこにこ岩の後ろ姿です。
   


大岩(右がにこにこ岩)の間を抜けて展望岩へ 
   
 

ピオーネ「先の岩まで行ってみてよ」

むらくも「足が竦むわ。もう行かん」

にこにこ岩を背にして眺める瀬戸内海
真っ青な海に突き出した岩場は絶好の展望スポットです。
ここから見る朝日や夕日は「晴れの国おかやま景観百選」に選出されているので
一度見てみたいものです。
   


 奇岩が重なる景観を楽しみます。
 
 

数ある巨岩の中でも名物の「にこにこ岩

笑顔で愛嬌を振りまいて疲れを癒してくれます。
 
 

11時 次々に登山者や観光客がやってきたので、にこにこ岩を後にします。


おだんご岩

崩れそうな岩で崩れない不思議な岩ですが、よく見ると隙間に。補強されています
 


クライマーが先を歩いています。

 露出した花崗岩の大岩はボルダリングやクライミングのゲレンデになるので
皆さん集まって来られるようです。

猫も多いです。
   

休憩舎から遊歩道を少し進み、左へ

尾根の南端の奇岩が重なる展望台からの眺めは最高です。
皆さん展望を楽しまれているようです。
 
   


西には沢山のパラグライダーが気持ちよさそうに飛んでいます。

奇岩を見るよりパラグライダーを見てしまいます。
 
 

振り返れば左上ににこにこ岩が小さく見え、
大槌島は遠くに霞んで見えています。
 


パークセンターに向かいます。

パラグライダーの人達が沢山います。
お天気よし風良しの最高の気象条件でフライト日和です。
 
   


山頂手前のベンチでお昼にすることにしました。

風が冷たいので上着を着てパラグライダー眺めながらのんびりと
ここには私達だけです。

見上げると上空でトンビが旋回中
 
むらくもがサンドイッチを食べかけた時、
「捕られた」と
私は一瞬何が起こったのかわからなかった。

空からヒュー~とやってきたトンビに捕られたそう
ところがトンビはサンドイッチを捕りそこなって少し離れたところに落としてしまった。
上空を旋回していて、もう一度落としたサンドイッチを持っていった。

トンビが見えなくなったので私も食べかけると、口から離した一瞬のすきをつかれ
ヒュー~と下りてきて持っていってしまった。

凄い爪でちょっと怪我、油断も隙もありゃしない
ここのトンビは常習犯かもしれません。

初めての経験でした。


11時52分 東屋ある山頂へ
   


11時53分 王子ヶ岳の最高地点
 
新割山 234.4m  二等三角点/渋川

案内板で山の由来を知ることができます。

百済姫が生んだ8人の王子がこの山に住んでいたとの伝承から
王子が岳と呼ぶようになったそう
   


下山はパークセンターまで引き返し、展望台からにこにこ岩を眺めます。

沢山の人が見えます。

 ここからの笑顔のほうがいいですね。ほっこりします。
 


12時4分 パークセンターから少し下った右にある
「行者道登山口→」の道標から下ります。

落ち葉で滑りそうな急坂を数分で石柱
  
   

横顔も怖そう

ジグザグに巨岩の間を下って行き
振り返ると奇岩が落ちてきそうです。
 
   


おびただしい巨岩や奇岩を縫うように下って行きます。
 
   


石を積み重ねた絶壁の行場に錆びた梯子がかけられています。

その上に仏画が描かれているようです。
ズームすると金剛蔵王大権現が刻まれていました。
   


ゆっくりとパラグライダーが飛んでいます。 
手を振りますが、反応なし
 

どこを見ても岩、岩、岩 
落ちそうで落ちない岩
 


大岩を刳り抜かれた手水鉢のようです。

向かいにある不動の窟の入口は壊れていますので 
覗いて見ると中は意外と広い
   


断崖絶壁の大岩の下にお不動さんが祀られた不動の窟
お酒のお供えはあり祭壇されているようですが…
 
   


12時25分 不動の窟から下るとまもなく
岩の上に祀られた三鈷杵(さんこしょ)
遠くに飯野山も見えています。
   


12時35分 立派な石柱のところに下ってきました。

石柱には大聖不動明王と御嶽山行者窟と刻まれいます。

左には不動明王開山三十周年記念碑があり
海馬王子宮・大峯山上大権現・石鎚山大権現・児島七王子宮とあります。
   


登山道にはスミレなどの花もなかったけれど
やっと一輪のリュウノウギクを見っけ

12時40分 木につけられた小さな「行者道登山口」の案内板のあるところに無事下山
 
   

少し下ると
「倉敷王子が岳温泉ホールサムインせとうち」の看板のある国道430号線に出ました。 

国道から振り返ります。
   


国道を東に向かって車道を歩いて駐車場に戻ります。

海岸に転げ落ちた花崗岩と大槌島
 
   


のんびり釣りをする人やサーフィンを楽しむ人を眺めながら
 
 
   


海岸線にはゴミがなく、本当に綺麗な砂浜です。
 
 
 

13時10分 無事渋川港駐車場に戻ってきました。

砂浜はパラグライダーの着地地点のようです。
下りてきているのが見えています。
 
 
登山日和となりのんびり風景を楽しむことができました。
ちょっとしたハプニングもありましたが、いい初登りとなりました。



鷲羽山 133m

まだ13時すぎなので、帰るには早い。
むらくもが「由加山神社でも行くか」というので
「鷲羽山がええわ」と

瀬戸大橋からミツバツツジが咲く頃は眺めているのに
恥ずかしながらまだ行ったことがなかったのです。
 

駐車場は下の駐車場まで満車状態です。

左回りであずまや展望台まで行って周回することにします。
 
 
 


ビシターセンター付近からの展望
 
 
 

   鷲羽山山頂/鐘秀峰(しょうしゅうほう)133mからは360度の展望     王子が岳も見えています。ズームで          
   
 

鷲羽山古墳群

1300年~1500年前、円墳に属した横穴式古墳

第三古墳                       第二古墳                  第一古墳
 
 

東屋展望台は瀬戸大橋を最も近くで見ることができる絶景スポット
 


樹齢200年と言われる一本松               四等三角点/鷲羽山  112.7m
   


素晴らしい瀬戸大橋を見ながら歩けて最高でした。

桜やツツジの季節にまた歩いてみたいものです。 
   
   
   
   
 
   

王子が岳 
新割山 234.4m・矢出山 159m (岡山県)

 ◆ 2020年1月2日(木曜日)晴れ一時曇り

 ◆ メンバー むらくも・ピオーネの2人
 ◆ 渋川港駐車場9:46-登山口9:52-矢出山10:15-ニコニコ岩10:48-パークセンター(昼食)11:19/11:52
    -新割山11:53-行場道12:04-行場道登山口12:40-車道歩き-渋川港駐車場13:10
                                    (約3時間25分 昼食、休憩、撮影含む)