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週末はトリオで岡山のセツブンソウを見に行く予定で楽しみにしていたのですが、
前日の午後親戚から母の兄弟の一人、私の叔父さんが急に亡くなったと連絡が入った。
一番よくしてくれた叔父さんなのでお葬式に参列しなくては~
二人に行けない旨を連絡し、お葬式は日曜日の朝が早いので
認知症の父をショートステイに預ける準備をしたりバタバタした。

土曜日朝8時過ぎ、父をショートステイに預けて、帰宅
天気予報は晴れなので、何処かに出かけようと思ったけれどあまり良くない
暫くしていると、青空が出てきたので、
急遽王子ヶ岳に行くことにしました。
分県本も探したけれど見つからず、まあ何とかなるだろうと急いで準備をして出発
鳥坂ICから高松自動車道に乗り、瀬戸大橋を渡ると真っ青な空
児島ICで降り、一路渋川海岸を目指します。 

渋川港駐車場は満車状態ですが、何とか駐車することができました。
トイレもあります。
   


駐車場から国道430号線を100mほど西に行き、
信号のある三差路を右に折れるとすぐに
11時38分 「王子が岳登山口」の案内板あり、ここからスタートです。

猪除けの柵を開けて登山道に入って行きます。
親子連れ家族が先に登って行かれました。
私達はのんびり登って行きます。
   


少し登ると背後に瀬戸内海の展望が開け、
大槌島(おおづちじま)や渋川海岸で遊んでいる人も見えてきました。

 急な丸太の階段を登って行きます。
頭上に大きな岩が見えて、あそこが矢出山のようです。
   
 

西には、瀬戸大橋が眺められます。
 


やや急な階段が続きますが、
高度が上がるたびに視界に入る海が少しずつ広がりワクワクしながら登ります。

何度も振り返りながら展望を楽しみます。
途中早くも下って来る単独の男性や女性とすれ違います。

輝く海のむこうに香川の里山がいくつも横たわっていて
 渋川海岸や遠くにはサンポートや屋島は霞んで見えます。
   

続く階段を登りきると、緩やかな登山道になりますが、
右に踏み跡があるので、行ってみました。
すると、下から見えた大岩があります。
   

ひと登りで矢出山山頂(159m)です。
   

山頂からは大岩の向こうに輝く瀬戸内海と瀬戸大橋の眺望に感動です。
 
 

矢出山から稜線を進むと
登山道に合流です。(振り返って撮影)
   


緩やかに登って行くと説明板
   


ところどころにベンチが置かれていますので、ゆっくり休憩しながら歩いて行けます。
 
海上を行き交う船が、あちこちで白い航跡波を作っています。
 
   


ご夫婦やグループが次々と登って行かれます。
春には小学生になるという男の子の親子連れとは前後して歩くことになります。
   


岩の上から輝く海の展望を眺めていると
パラグダイダーが気持ちよく飛んでいるのが見えます。
 
 


小さなアップダウンを繰り返しながら進んで行きます。 
咲き残りのサザンカがまだ綺麗です。
男の子が休憩するみたい。

ヤマツツジの咲く春はいいでしょうね。
   

またまた説明板

12時36分 突然目の前に大岩が現れた
これがニコニコ岩だという
   
 
ニコニコ岩 (標高195m)

回りこむと名前の通り、笑顔で愛嬌があります。
 

岩の上に出ると瀬戸内海が広がり

海に突き出した岩場は絶好の展望スポットです。
   


あらっ!猫がやってきました。 
 
巨大な岩も見えています。
   


振り返るとあの親子が岩の上でいるのが見えます。

にこにこ岩も笑顔で見送ってくれています。
 
   


さらに稜線を進むと休憩舎に着きました。

あらっ!ここにも猫がいます。

遊歩道を行かず、尾根を進みます。
 
   

奇岩が重なる場所に出ると、
そこは絶好の展望台です。
 
   


眼下に長閑な瀬戸の海、そして瀬戸大橋から香川の山々が望めます。
 
 
王子が岳特有の奇岩の景観が望めます。
 
 
ニコニコ岩も見えています。
 


王子が岳パークセンターが見えています。
パラグライダーが気持ちよさそうに飛んでいるのが見えます。
 
   


広い遊歩道に出ると
左に「修験の道」が気になりましたが…

王子が岳パークセンターに向かいます。

手前にも猫が数匹います。ここには猫が多いですね。
   

13時4分 すぐ下にパラグライダー基地があります。
時間が1時を過ぎているので、ここのベンチでお昼にします。

風が冷たく、私は上着を着てラーメンをしました。
じっとしていると寒い
   

13時30分 食べ終わると、暖かな喫茶でコーヒーを頂きくことにしました。
展望が見渡せる窓ぎわは満席です。
中の席で待っていると、1席が開きましたので
窓ぎわに移動し、20分ほどゆっくりします。
 
   

外に出ると「春の海 ひねもすのたり のたりかな」

長閑な瀬戸内海
 
 


パラグライダーから飛び立つのを暫く眺めていました。
 
 
 
   
 
絶好のフライト日和ですね。皆さん気持ちよさそう~
 

いつまでも眺めていたいのですが、そろそろ帰らないと遅くなります。

パークセンターの横を通り緩やかに登ると、あずまやがあります。

14時18分 新割山山頂
東屋の横に二等三角点/渋川 234.35m  (明治23年5月設置)
 
   

王子が岳は新割山(しんわりやま)を中心として
東の矢出山(やでやま)などの山稜一帯を王子が岳と呼んでいます。

側にある説明板の八人の王子のはなしによると

昔ここに、百済姫の子どもであるともいわれる8人の王子がいて、それで王子が岳と呼ぶようになったとか

8人の王子は、柴坂の王子、坂手の王子、筈割の王子、峰の王子、
日の王子、錫投げ王子、谷の王子、瓶割王子

山頂は360度の展望が広がっていて、北東にはおもちゃ王国も見えています。
 
 

東の階段から下ってパークセンター下まで行くことにしました。
山頂から瀬戸大橋もよく見えています。
   

日差しがあたり、遠くのサンポートもよく見えるようになりました。

ニコニコ岩も「おいでよ~」と言っているようです。
なので気になっていた修験の道はまた行くことにして
元来た道を引き返すことにしました。

修験の道はおびただしい巨岩の間を縫って歩くルートで
かつて紀州・熊野の修験者たちが修行を行った岩伝いの道で
白い花崗岩と青い海のコントラストを楽しめるそうです。
次回は是非歩いてみたい 
   

次々とやってくるハイカーとすれ違いながら
14時40分 ニコニコ岩まで戻ってきました。

海に突き出た岩場で朝にもまして素晴らしい瀬戸内海です。

王子が岳は「晴れの国おかやま景観百選に選出されていて、
朝日や夕日を見に来る地元のハイカーの支持が高いのも納得です。
 
 
   

アップダウンを繰り返し、
15時2分矢出山分岐までやってきました。 

もう一度矢出山に寄って展望を楽しむことに
ネーブルを食べながらのんびり
   
 
眼下に駐車した車も見えます。

15時14分眼下に広がる瀬戸内海を見ながら下って行きます。
   

なんと遠くに見えたサンポートもよく見えています。 
 

 
15時27分 登山口まで戻ってきました。

15時30分 渋川駐車場まで戻ってくると渋川海岸で人がいるのが見えます。
行ってみることにしました。
   

カイトサーフィンをされている若者達がいました。 
 


風に乗って、気持ちよさそうにス~イスイスイ 
   


10分程眺めていたようです。
自宅から近くてお手軽で展望も素晴らしく
こんなにゆっくりパラグライダーやカイトサーフィンもゆっくり楽しむことができました。
こんないい日に来れて本当によかったです。
ヤマツツジの咲く頃にやってきたいですね。 
   
 
 
   

王子が岳 
新割山 234.4m・矢出山 159m (岡山県)
 

 ◆ 2019年2月2日(土曜日)晴れ

 ◆ メンバー むらくも・ピオーネの二人
 ◆ 渋川港駐車場11:34-登山口11:38-矢出山12:03-ニコニコ岩12:36-パークセンター13:04/14:15
    -新割山14:18-ニコニコ岩14:40-矢出山15:04/15:12-渋川港駐車場15:30
            (約4時間 昼食、休憩、撮影含む)