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今年は香川でアワコバイモを見て、今月初めには岡山でお初のミノコバイモを堪能してきました。
是非イズモコバイモを見てみたい
そろそろ咲いているだろうとkeitannさんから嬉しいお誘いに即OK
週末の天気予報が悪そうなので金曜日に行くことになり、
せっかくの遠征なのでえ~ちゃんもお誘いするとご一緒できるとのこと
賑やかな散策になりそうです。

当日5時に坂出のいつものところに集合し、
平日の高速なので私の軽自動車で出発です。

瀬戸中央自動車道~山陽自動車を走り、
最新の道路ガイドマップをもらう為、福山SAへ寄ります
この時日の出時間を少し過ぎた6時前で、桜のシルエットが綺麗でした。

ガイドマップでは
広島と島根をつなぐ、尾道松江線「中国やまなみ街道」が平成27年に全線開通し、
尾道市〜松江市間137kmが約2時間30分と、80分も短縮されたようで
尾道JCTから三刀屋木次ICまで無料区間とのこと

尾道JCTで無料区間の尾道自動車道に入ります。

快適に走り、三次東JCTから三次ICで降り、
県道434号線-国道183号線-県道54号線(歴史街道54)を走り
7時30分道の駅ゆめらんど布野に立ち寄り、車から出ると寒~い
気温は3度 寒いはずです。
駐車場には村の花コブシも咲いています。
 
      
 
建物の裏にはなんという桜でしょうか?
綺麗に咲いています。
      
 
車を走らすと梅の花が綺麗だったりと早春から春を楽しみながら走っていると、
道路にせり出して咲き誇る見事な枝垂れ桜に車を停めて見に行きました。

江戸時代後期の面影を残す旧前川家住宅(現ふるさとおおち伝承館)の前にあり
樹齢120年の前川桜
 

前川桜の裏には、円立寺の鐘つき堂の傍にスダジイの巨木 

推定樹齢450年、胸高周囲4.5m、樹高11.7m
倒壊しないようにつっかえ棒が立ててあります。
直幹の大半は空洞化が激しいのですが、葉は良く茂っていて、樹勢があるように思われます。

民家の庭先にオキナグサが咲いていました。
思いがけず見られてラッキーでした。
   

石見銀山街道を走ってやっと9時過ぎに飯谷バス停に到着
坂出から4時間かかったことになります。遠い

車道脇の広くなったところに駐車し、
長閑な山村風景と目指す大江高山を見ながら9時20分出発です。
 
 
バス停前には立派な案内板があり、
傍に登山パンフレットがありますので、ありがたくもらっていきます。

飯谷入口の桜も満開です。
   
 
今日は飯谷コースから山田コースの周回予定です。

飯谷コースは健脚コースで最短距離ですが、標高差520m程あり傾斜がきつく激登りだそうです。

春の登山道には・・・
大田市自然環境保全条例により保護を必要とする希少な動植物として指定された、
「イズモコバイモ」が自生、また「ギフチョウ」が生息していて
スミレやミスミソウ・イカリソウなどの山野草の種類も多いというので
今日はとっても楽しみです。
 

まずは登山口の山辺八代姫命神社に向かいます。
神社までは舗装路を歩きますが
歩き始めると土筆にタンポポやスミレ等色々な春の花々が咲いていてなかなか進めません。
嬉しいイチリンソウも咲いていました。
ウマノアシガタも輝いています。
   
 
河川災害の工事をされていましたが、横を通らせてもらい
立派な案内板に従って進みます。
   

最終民家から杉の大木の立ち並ぶ参道を歩き始めると
早速ブルーのヤマエンゴサクが出迎えてくれました。
中にはイズモコバイモも

・ヤマエンゴサク(ブルー)          ・ヤマエンゴサク               ・カテンソウ
 

ミヤマカタバミも 開いてます。
 

他にも
・テンナンショウ              ・ヤマルリソウ              ・イチリンソウは蕾 
 

9時50分やっと山辺八代姫命神社に着きました。 
ここが飯谷側の入口です。
   
 
参道脇には張り紙がありました。

ギフチョウはカンアオイの葉に卵を産み付けて
2週間後いっせいに羽化して、カンアオイの葉を食べて育つのだそうです。
大切に育てたいですね。
   
 
神社裏の左手の杉林の中に登山道がありました。
10時4分ここから登り始めます。

石のゴロゴロした植林帯を抜け、荒れた涸沢を左岸に渡ります。
   
 
急な登山道も花達に癒されながら登って行けます。

     ・ヤマアイ              ・サンインスミレサイシン           ・ タチツボスミレ   
 

再び杉の植林帯から雑木が混じる急斜面の本格的な直登の始まりです。
登山道は粘土質で滑りやすく、四肢を使って木の枝や立木に摑まりながら慎重に登りますが、
本当にキツイ登りです。
                                
 
  keitannさん撮影

10時31分大砲岩の標識のある開けた尾根に出ました。
ここで小休止です。keitannさんからパイナップルをいただきました。
暑くなると果物が喉を潤し美味しいですね。
傍には綺麗な色のヤブツバキを見かけました。
   

 10時41分 さあ元気を出して出発~
しかしここからも岩場の急登です。
ダンコウバイが咲いています。
   

岩の多い支尾根を登ると、だんだん展望が良くなってきました。
次第にかわいいピンクのシハイスミレが次々と出迎えてくれ、もう疲れなんか忘れて撮影です。
   

まだまだ急登が続きます。
 花に元気をもらいながら登って行きます。

                                    ・白いシハイスミレ          ・ミスミソウ
    
 
見上げるとタムシバが咲いてるではありませんか!
咲き始めた綺麗なタムシバが見られてよかったです。

稜線の手前で下って来られるご夫婦とお会いしました。
   

下って行かれるご夫婦
四肢で登ってきたところを下るのですから、怖そう
できれば下りには使いたくないですよね。

10時31稜線に出ました。
   
 
 11時37分大江高山山頂です。一等三角点 808m

一組のご夫婦が休憩中でした。その後も次々と登って来られます。
   
 
↓三瓶山がすぐ近くに見えます。
三瓶山に登ったのは何時だったのだろうか?ずいぶん前のことで記憶に薄いが懐かし

石見銀山の山々も。矢滝城山の廃屋が、手前に見えます。↓
   
 
ここでお昼にします。

山頂に来た時から飛んでいた蝶は食べている時も近くに飛んできます。
ギフチョウかと思えばアゲハチョウでした。
「春の女神」といわれる美しい姿のギフチョウも飛んでいるのですが、止まってくれません。

12時13分 40分ものんびりしたので、779mピークに向けて出発です。
下っていると登って来られるパーティとすれ違います。
 
 
多少のアップダウンがありますが、快適な稜線歩き
ところが目的の花イズモコバイモやミスミソウが咲いていてなかなか進めません。

南側の木々の間から飯谷登山口辺りが見えています。
   

イズモコバイモ
   
 
ミスミソウ
   

他にも
・ウスバサイシン               ・オオカメノキも咲き始め             ・エンレイソウ 
 
                          
12時45分頃ギフチョウも時々笹の止まるようになり、撮影に成功

途中12時半頃お会いした男性から
「ギフチョウはまだお仕事中、1時過ぎると休憩する」からと教えていただきました。
過去二回登っているkeitannさんは遅めの出発だったので、
スミレに止まったギフチョウを撮影したそうです。 

ギフチョウの習性なんて知らないから…
ギフチョウをゆっくり撮影したいなら、午後に登ってきた方がいいようですね。

・トキワイカリソウ                           ・「春の女神」美しい姿のギフチョウ
   

13時28分山頂から1kmやってきました。 
振り返ると山頂が見えます。

そしてまもなく13時38分西峰(779m峰)に着きました。
山頂から花散策と撮影で1時間25分かかったことになりますね。

木のオブジェで記念撮影
   

しばらく素晴らしい風景を楽しみます。

江津(ごうつ)方面の浅利海岸に建ち並ぶ風車そして奇妙な形の大江高山火山群 
   

山田側に下り始めるとすぐ休憩所の看板

山田バス停に向けてジグザグの道を下っていきます。
こちらのコースも急登ではないけど結構長いので、登りも大変かもね。
 
 
笹の中に図根を発見

六合目まで下ってきました。
   
 
そこには歓迎と労いの看板

眼下には山田駐車場が見えます。
   
 
こちらのコースも登山道脇にイカリソウやスミレの種類が多く楽しみながら下って行きます。
   
 
  ・ヒゴスミレ                                     
 

・アケボノスミレ                 ・アカネスミレ
 

・ウグイスカグラ      ・テンナンショウ属は見分けるのが難しい       ・ニワトコ
 

14時30分傾斜が緩くなる杉林の手前で単独の若者にお会いしました。

杉林の中を下ります。丁寧な表示やロープがありますので迷うことはありません。 
14時45分山田登山口まで到着 こちらにも立派な案内板があります。
   

山道が終わり、舗装された道になります。
コンクリート道を下ると最終民家が見えてきました。
民家のすぐ下に 登山口の看板があります。
   
 
14時53分山田側登山道入口の案内板を右折して
満開の菜の花を見ながらのんびり歩いて山田バス停まで行きます。
   

15時4分県道46号線の山田側登山道入口です。
ここにも大きな看板があります。 
 

山田自治会館の前に山田バス停があり
ここから飯谷バス停まで車道歩きです。
   

20分ほどの車道歩きも桜や花散策を楽しみながら歩けます。

15時23分飯谷バス停まで戻ってきました。 
   

春を満喫しまもなく田植えが始まる長閑な山村風景を後にして
朝とは違う道で帰ることにしました。
道の駅インフォメイションかわもとで休憩して大朝ICから浜田自動車道に入り
千代田JCTで中国自動車道そして三次ICへ
keitannさんと交代で運転しながらのんびりと岐路に着きました。 
 
 
初めてみたイズモコバイモの可愛さに興奮してついつい沢山撮影してしまいました。
山野草も沢山咲いていて素晴らしい山でした。
希少動植物をいつまでも残したいものです。
遠くまできた甲斐がありました。 
ご一緒して頂いたえ~ちゃん・keitannさんありがとうございました。
   
yamapログ
 https://yamap.co.jp/activity/784872
   

大江高山 808m (島根県)
 

 ◆ 2017年4月14日(金曜日)晴れ

 ◆ メンバー え~ちゃん・keitannさん・ピオーネの3名
 ◆ 飯谷バス停9:19-山辺八代姫命神社9:50/10:04-大砲岩10:31/10:41-大江高山山頂11:37/12:13(昼食)
   -779m最高点13:38-山田登山口14:45-山田バス停15:04-車道歩き-飯谷バス停15:23

                (約6時間昼食撮影含む)  ※撮影が多いので、コースタイムは参考になりません)