山仲間のネットでアケボノツツジやカタクリの開花が話題になっている。 工石山のアケボノを見に行こうかと思っていたところ 岡山の山友のワンワンさんから週末岡曽山のイワウチワが見頃になるとの連絡が入りました。 イワウチワの見頃に行くのは難しいのでkeitannさんと出かけることにしました。 岡曽山ってどこにあるの?初めて聞く山なのでネットで検索すると 岡山森林公園の近くで鏡野町にある山で、数年前に整備されたようです。 遅めの出発で登れる山らしいので、 当日また坂出のいつものところで7時半に待ち合わせて keitannさんの車でワンワンさん宅へ向かいます。 よく考えれば4月に入って、香川の花散策以外 週末毎に瀬戸大橋を渡って花散策をしていることになります。 今日は雲一つない快晴で瀬戸大橋からも島々がよく見えています。 いい季節になり、ツーリングのバイクも気持ちよさそうです。 総社のコンビニに寄ると同じ機種のオープンカーが四台並んでいます。 |
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8時半前にワンワンさん宅に到着 風来坊さんは所用がありご一緒できないので、 keitannさんの運転で、ワンワンさんの道案内で 岡曽山登山口である鏡野町羽出へ向けて出発です。 伯州山へ行く時も高速なので地道はよくわかりませんが 岡山の地道は広く信号も少ないので走りよいですね。 児島辺りはもう新緑が濃くなっていたのですが、 北へ走るとだんだん芽吹いたばかりの新緑となり ヤマブキや桜が綺麗に咲いています。 |
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10時前登山口にはトイレがないので 手前の道の駅「水の郷奥津湖」で休憩です。 つい主婦モードになってしまって買ってしまいました。 |
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国道179号線から県道116号線に入り、羽出川沿いに進むと 尖った山が見えてきました。あれが岡曽山だと教えてもらいました。急峻ですね。 川沿いの桜は満開で綺麗です。 |
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まもなく神原集落の「山の神原橋」を渡ったところに空き地があります。 すでに三台駐車されていて丁度一台空きスペースがあったのでそこに駐車できました。 準備を済ませると、ワンワンさんからよもぎパンをいただき、 10時30分出発です。 民家の間の登山道入り口には 生垣に案内の印がぶら下げてあるし、庭先には道標が置かれています。 |
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民家にはワサビやブルーのヤマエンゴサクが咲いていて、今日も出会えて嬉しいですね。 右の民家の裏を右に進み 「岡曽山」の標識に従って進んで行きます。 |
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民家の上の開けたところには大きな山桜が満開 沢に沿って木漏れ日の植林の中を進みます。 |
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10時42分作業道最終地点に合流です。 ここから植林の中の登山道に入ります。 |
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すぐに沢を渡り、ほどなく滝コースと尾根コースの分岐です。 岩が見え赤テープがある尾根コースから下って来るそうです。 まずは花の多い滝コースへ直進して行きます。 |
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まもなく今日一番の難所、崩壊箇所だそうです。 しかし先行者が三人以上通過していると思われますので、 細い足場がはっきりできています。 なんとそこの崖にイワウチワが結構咲いています。 渓流に落ちないように注意してパチリ |
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白い花びらが落ちているので、通過してから見上げるとタムシバが咲いています。 |
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なかなかの峡谷の態です。 右岸の斜面を登り、沢を左右に渡りながら、花を見ながら高度をあげて行きます。 |
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❀途中咲いていた花々❀ ・ミヤマカタバミ ・スミレサイシン ・エンレイソウ |
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・コチャルメルソウ ・キンシベボタンネノコメソウ ・タチネコノメソウ |
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やがて沢の中を少し歩く とその先には滝谷の滝(標高700m)が見えてきました。 時刻は11時18分 登山口から約50分 |
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滝を見ながら、左岸の斜面を登っていくと 銅を探したと思われる洞窟があります。 辺りからいい鳥の鳴き声が聞こえてきます。探してみますが 木陰でよくわかりませんでしたが、オオルリのようです。 滝の上部を進む標識の下にコタチツボスミレが咲いています |
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滝の上部を通過し、 さらに谷を登ると大きな桂の木、傍には残雪があります。 |
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左岸の上部に樹林帯見えてくると、右岸の植林帯に入っていくとすぐにイワウチワが咲いています。 |
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そしてここがBコースと直登するAコースの分岐で、 もちろんイワウチワのあるAコースに進みます。 |
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急な尾根を登って行く間、林床のイワウチワが続きます。 |
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林床に広がるイワウチワ |
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陽射しに輝くイワウチワや残雪が見えるところに咲くイワウチワ等 あれも綺麗、こちらも可愛いと被写体が多く撮影しながらなのでなかなか進めません。 だから尾根の急登も息が切れることなく登ることができました。 |
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尾根の傾斜が緩やかになり、笹が出てくると、イワウチワが見えなくなりました。 見上げるとタムシバやまだブナの芽吹きが始まったばかりの早春に歓声をあげた。 |
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登山道にも少し残雪があります。 ここからは比較的緩やかな山頂に続く稜線歩きです。 |
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尾根ルートとの合流地点を過ぎるとまもなく 12時34分岡曽山山頂 山頂標識は地面に置かれています。 三等三角点 963.7m 羽出 ここはあまり展望が良くないので お昼ご飯はのぞき岩ですることにしました。 |
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山頂から南に開かれた稜線を下って行きます。 木々の間から集落が見えます。 |
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稜線にもタムシバが多かったし、 咲き始めたオオカメノキが青空にいいですね。 |
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ブナや松、杉の稜線を多少のアップダウンを進むと大岩が見えました。 右に回り込むと ひずめ岩? |
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13時 のぞき岩まで下ると大パノラマに歓声が上がります。 目の前に泉山、左の奥には花知ヶ山も見えます。 |
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風もなく、春の陽射しが気持ちいい 素晴らしい展望を見ながら岩に腰掛けて遅いお昼にします。 今日はkeitannさんが竹の子ご飯を作ってきてくれました。美味しかった~ご馳走様です。 デザートは、小夏に抹茶ティラミスそしてコーヒーまで のどかで静かな時間が過ぎて行きます。 |
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40分余りもゆっくりしたので、岡曽山に引き返します。 満腹で登り返しがしんどい まだ新緑でない明るい登山道を戻ります。 14時5分岡曽山山頂まで戻ってきました。 山頂から東に笹の中を切り開いたCルートがありますが、 距離があり、花もなさそうなので、尾根ルートを下ることにします。 山頂から往路を少し下りると、 赤いテープがある左谷ルート、右尾根ルートの分岐になりますので 右に下って行きます。 |
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まもなく「えっ!ここ下るの」下が見えないほどの急な下りです。 足元を見てしっかり木に摑まりながら一歩づつ下ります。 花はありますが、撮影どころではありません。 イワナシもあったようですが気が付きませんでした。 どんどん下って行きます。 |
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ちょっと緩やかになったところにも沢山咲いていますので撮影します。 |
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これは色白さんです。 |
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14時32分 Bコース(尾根コース)とCコースの合流点まで下ってきました。 |
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ここから少し細い尾根を下って行きます。 木々の間から見える朝登った尾根が急だったことがわかります。 |
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中国地方ではすらっとしたブナが多い中この大きな八方ブナは珍しいのでは |
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斜面が白く輝いています。タムシバが満開のようです。 どんどん下って行きます。 |
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尾根の終わりを真っ直ぐ進んでしまいそうになりますが、 テープに導かれて右の斜面を下りて行きます。 |
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ある程度下ったところで周り込み、 少し急な斜面を沢の音がする方に下りて行きます。 滝コースの分岐まで戻ってきました。 |
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15時13分 林道終点の広場まで来ると登山口まで10分なので ここで小休止とすることにしました。 ワンワンさんから手作りのケーキと keitannさんからパインをいただきコーヒータイム。至福の時です。 |
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15時29分登山口に向けて下ります。 途中朝まだ眠たそうなミヤマカタバミが綺麗に開いていました。 15時38分駐車地点まで戻ってきました。 そこにはkeitannさんの車だけ 誰にも会わない静かな山でした。お疲れ様です。 |
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川沿いの桜が綺麗なので、車を停めるとや道路脇に人形 |
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菜の花越しに尖った岡曽山が見えます。 |
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帰りも道の駅奥津湖により、抹茶バニラミックスのソフトクリームをいただきました。 甘さ控えめで美味しかった 近くでツバメが飛び交い、奥津湖も輝いています。 |
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車を走らせると、今度は目の前に薄色の桜が輝いていて、綺麗です。 また車を停めて撮影 この後はまっすぐ岐路に着きました。 |
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一日中快晴、初めての山で 見頃のイワウチワを堪能し、楽しく歩くことができました。 ワンワンさんお世話になりありがとうございました。 keitannさんには長時間の運転お疲れ様でした。 また宜しくお願いいたします |
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yamaoログ https://yamap.co.jp/activity/806757 |
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岡曽山 963.6m (岡山県) |
◆ 2017年4月23日(日曜日)晴れ ◆ メンバー ワンワンさん・keitannさん・ピオーネの3人 |
◆ 山の神原橋駐車場10:30-林道終点10:42-滝谷の滝11:18-桂の木11:36-大江高山山頂12:33 -のぞき岩13:00/13:43-山頂14:05-尾根ルート分岐14:08-滝谷ルート分岐15:12 -林道終点(小休止)15:13/15:29-駐車場15:38 (約5時間昼食休憩撮影含む) |