風来坊さんの体調がよくなったので、 体調を見ながら山もゆっくりなら歩けるという 色々候補は上がったけれど カタクリももうすぐ見頃のようなので花散策をしながら 鋸山もいいかもしれない 聞くと鋸山から豊受山はまだ歩いたことがないという 最初は鋸山からピストンを考えていたのですが、 グランマー啓子さんが歩かれているのを参考にさせていただき 車道歩きは長いものの短時間で登れるようなので 豊受神社登山口から周回することにしました。
当日大野原のいつものところに7時に集合し 駐車地点まで舗装された道なので、keitannさんの車で出発 7時40分　翠波高原の菜の花は今年は綺麗でありません。 後日の話では、先日降った雪でやられたそうです。残念 豊受山方面を見ると雲がかかっています。 そのうえ展望がよくありません。これはＰＭ2.5　の影響のようです。
鋸山登山口の分岐を過ぎ、1ｋｍほど行ったところの広くなったところに駐車し準備して　 8時6分　はじめての森林基幹道法皇線を歩き始めます。 豊受山登山口に近いところまで車で行けますが、 鋸山登山口下山後の林道歩きが長くなりますので、ここに駐車でよかったようです。 ウオーミングアップにもなり 足元のスミレや芽吹いた木々を見ながらの林道歩きもいいものです。
やがて目の前に大きなヤマザクラが見え皆で歓声をあげます。 カタクリを見に来ても、この林道は走ったことがなかったので こんなに大きなヤマザクラがあったことも知りませんでした。 丁度見頃です。
舗装路はヤマザクラところまで ここからは未舗装です。 8時50分　分岐から10分で豊受山登山口に着きました。 立派な道標に沢山の杖も置かれています。 駐車地点からゆっくり車道歩き約４５分で登山口でした。
豊受神社参拝道を登って行きます。 登り始めるとまもなく深い掘り割りになっています
植林の中を掘り割りに沿って急な登りを１０分程登るともう体が暖かくなってきました。 なおも掘り割りを進みます。
見上げると山桜が綺麗 掘り割りが終わり自然林に変わり道も緩やかになったので、ヤッケを脱ぎます。
ちらほらと白いタムシバや鮮やかなミツバツツジそして見上げればヤマザクラも咲いていて 芽吹きの始まった雑木林に歓声をあげます。
早春の雑木林は気持ちがいい  登山道脇の小さな傘を広げたヤブレガサを見ながら進むと
エンレイソウも咲いているわよと主張しています。 ツクバネソウもスタンバイ
進むとザレ場にフライパンがあります。 参拝道なので、ここにもあるんですね。 さらに急斜面のザレ場を登って行きます。
高度をあげると見上げたところにタムシバが見られました。
登山道の足元にはハルトラノオが踏まれそうなほど沢山あります。 まだ咲きはじめたばかりで小さいけれど、元気に咲いています。
あらっ！二つ目のフライパンがこんなところにあるなんて 「カ～ン、カ～ン」今からお邪魔しま～す。  斜面にはエンレイソウやハルトラノオが咲いています。
木々の間から豊受山山頂が見えてきましたが、よく見てもピンク色は見えません。 しかし芽吹きは何とも言えず綺麗です。
１０時８分豊坂分岐までやってきました。 丁度鋸山から来られた単独の男性がやってきて、 カタクリはまだあまり開花していないので、赤星山まで行かれるという 登山口からゆっくり花散策をしながらなので約１時間２０分かかっていますが 木陰は風が冷たいので、南側の陽だまりで小休止
１０時２１分小腹を満たしたので、出発 まもなく豊受神社奥宮の鳥居を潜り、境内に入ります。 休憩後歩き始めで、北側に入り、思わず寒～いと言ってしまいました。 左手には石造りの前神さんが祀られていますので、お参りして行きます。
名物のフライパンを探します。 ぶら下げられていると思われたフライパンは落ちていましたので、 置きなおします。 急な登山道に満開のハルトラノオ 「もう少しだから頑張って」とエールを送ってくれます。
足元にアケボノの花びらが落ちています。 と言うことは、何処かに咲いているはず ウロウロ探しますが、見当たりません。  北側の日陰は風が冷たく冬 南側の陽だまりは春のポカポカ陽気と交互にやってきます。 １０時４４分　豊受神社の拝殿に着きました。
春に法皇山脈から吹き降ろす台風並みの強風を地元ではやまじ風と呼んでいて 日本三大局地風のひとつ この岩穴がこの強風の吹き出し口と信じられ、 今も７月と９月の二度風を鎮める神事風鎮祭が受け継がれているようです。 夏は麦、秋は米で作られた３６５個のだんごを風穴に投げ入れるそう 一般の人も参加できるようです。 神社裏から尾根に上がり右へ まずは山頂に向かいます。
痩せ尾根を行くと、赤星山分岐 稜線がピンク色に染まるのは、もうすぐですね。
目の前に今にも開花しそうなアケボノの蕾が膨らんでいます。 残念 豊坂分岐でお会いした方がやってきて、これから赤星山に向かわれました。
私達も細い尾根を辿って、 １１時１分　豊受山山頂（1247.4ｍ）と三等三角点/鳥子山に到着 三角点から岩場のほうに下ってみましたが、 ピンクが見られませんでしたので引き返します。
見上げるとまだタムシバが綺麗に咲いています。 今年は沢山のタムシバを見ることができました。 赤星分岐まで引き返し、三度ヶ崖に向かいます。 途中のアケボノもピンク色に大きく膨らんだ蕾が沢山あります。惜しいな
１１時２４分三度ケ崖です。ここでお昼にしましょうか。
赤星山を望みますがピンク色は見えません。 谷側を覗き込むとアケボノが咲いているのが確認できます。
傍のミツバツツジも二輪咲き始めたばかりです。 腰を下ろしたら、木の枝にシジュウカラちゃんがやってきて ツツピー、ツツピーと大きな明るい声でさえずって動き回り写しにくい 展望を眺めながら昼食していると、単独の男性がやってきた。 撮影された後、今から赤星山まで行かれるという
お腹を満たした私達は １２時三度ヶ崖をあとに豊坂分岐まで引き返して、 カタクリの花が待っている鋸山に向かいます。  下った雑木林の林床には緑の絨毯が広がっています。 こんなにハルトラノオが多かったのには驚きました。
鮮やかなミツバツツジが咲いていますが、アケボノが見えません。
うろうろ探します。 南側に一本ピンク色が見えます。 近寄って見ると蕾を沢山つけたアケボノが咲いていました。(^O^)／ 少し傷んでいますが、初めてのアケボノに交代で撮影します。
七々木山手前でカタクリと出会います。 蕾や開花しているものもあります。 「前にはこんなところでみたかな」群生が広がっているのは嬉しいですね。
１３時２０分　七々木山（1145.1ｍ）　四等三角点/七七木 風来坊さんとワンワンさんも展望を楽しんでいます。
満開のミツバツツジ越しに豊受山、奥に赤星山そしてうっすらと二ツ岳
尾根の先にはこれから向かう鋸山とその奥には菜の花畑を見た翠波高原 ＰＭ2.5で霞んでいますが、雲が綺麗です。
南側なのでポカポカで気持ちがいい 時間があれば、のんびりしたいけれど カタクリが待ってます。 １３時３２分下っていきます。 ここのヤマザクラは咲いていません。よく見るとまだ蕾です。 この時間でも北側は風が冷たい ロープのある急坂を下り、雑木林の足元にもカタクリがちらほら
植林を抜けるとカタクリロード ミツバツツジも見事に咲いています。
たっぷりの日差しをあびて、反り返った可愛いカタクリが見られ撮影タイムです。 蕾も沢山見られるので、しばらく楽しめそうです。
たっぷり楽しんでいたら、単独の女性がやってきました。 こんな時間に来られていたので、カタクリを見に来られたのかと声をかけると 分県本の地図をコピーされてきていましたが 翠波高原から登山口がよくわからず迷われてこの時間になったとのこと １４時２９分テーブル岩までご一緒して、私達はここで小休止 直下の二代目ヤマザクラの開花はもう間もなくですね。
珈琲を飲んでまったりして １４時５８分下山開始 １５時　鋸山山頂（1017.4ｍ）三等三角点/碁石を通過
雑木林をゆっくり下っていると、 登山口近くで赤星山まで行かれたお二人が下ってきました。
１５時２１分鋸山登山口に下山です。 するとそこに先に下山された単独の女性もおられて、今日お会いした登山者勢揃いです。
フイリシハイスミレを見つけて、みんなで撮影 高知のくろくろさんと林道を下ります。  くろくろさんは昨年の東赤石山で私達を見かけていたようですが…失礼しました。
林道分岐でお別れして 林道法皇線をのんびり駐車場まで歩きます。 アケボノにはちょっと早かったけれど、 新緑が眩しいほどのいい時期に カタクリを始め沢山の花散策をしながらのんびり楽しく歩くことができました。
帰路自転車へんろ旅をされている前園真聖さんが四国中央市を走っておられましので 声援を送るとこちらを見てくださいました。
❀ 今日見た花達
・ヤマルリソウ　　　　　　　　　　　　　　　　・コチャルメルソウ　　　　　　　　　　　　　　　・クロフネサイシン
・ナツトウダイ　　　　　　　　　　　　　・ヤマシャクヤクの蕾　　　　　　　　　　　　　　・ヒメニラ
・エイザンスミレ　　　　　　　　　　　　　・トサコバイモ　　　　　　　　　　　　　　　　　・シコクスミレ
・キケマン　　　　　　　　　　　　　　　・ナガバモミジイチゴ　　　　　　　　　　　　　・ミツバツチグリ
yamapﾛｸﾞ https://yamap.co.jp/activity/1752293