週末が近づくと天気予報がよくなってきたので 、トリオで出かけることになりました。 天気予報では高知がいいので、久しぶりに稲叢山に 今回はトンネル登山口から登って西門山を先に行ってから稲叢山に行くことに 西門山は三人共めちゃ久しぶりなのでほとんど記憶がありません。 初めての山のような新鮮な気持ちで楽しみです。 |
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当日大野原7時集合し、keitannさんの車に乗り込み登山口を目指します。 西条のコンビニでお昼を調達し、国道194号線を高知方面に走り 本川トンネル南口を出たところにある標識に従って生コン前で左折 ダムを渡って本川発電所脇から林道に入り、 舗装されたクネクネ道を走り高度を上げて行きます。 途中ヤマボウシが咲いています。 |
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9時前 稲村トンネルを抜けた南口の駐車場に着くと 既に3台停まっていました。気温は17度と涼しい 準備を済ませ出発しようとした時一台の車がやって来ました。 なんと高知の井上さんご夫婦です。 「お久しぶりです」 膝を痛められたそうで、今はゆっくり歩かれているそうです。 9時9分 挨拶を済ませ先に出発します。 |
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すっかり緑になった登山道を登って行くと カタバミが果実になっています。 あまり果実になったカタバミを見たことがありませんでしたので撮影 |
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9時24分 登山口から15分で鞍部に着きました。 まずは西門山に向かいます。 |
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小さなタニギキョウやまだ綺麗に咲いていたツクバネソウ |
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登りにさしかかると終盤のギンリョウソウの群生があります。 |
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シロドウダンの木ですが、花が稀にしか見られません。 そのかわりに果柄が彎曲(わんきょく)して上向きについているのがよく見られました。 後ろからやってきたお二人に先に行っていただくと |
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そこに最初のオオヤマレンゲが咲いていて大喜び 順番に撮影タイムです。 |
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蕾や終わった花もあります。 |
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立派なブナの大木の分岐は標識に従って右に進みます。 ナナカマドは蕾、コミネカエデは満開の花をつけていました。 |
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自然林の中にヒメシャラの木も多く、 三人共以前の記憶がなく「こんなに素敵なところだったんだ~」と再認識し スズタケの繁る広い尾根を登って行くと |
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第二のオオヤマレンゲ発見 ここは開花が早かったようで、終わったものもありますが 見頃が二輪、まだ蕾もありました。 登山道脇でまじかに見られるのがいいですね。 |
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ピークを過ぎると下って行くと 目の前にアケボノの古木です。 横から見ると枝が面白い~ |
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登山道脇のブナの木の下にバイケイソウ 蕾がついていますが、開花は見られません。 見覚えのある岩場が出てきました。 |
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足元に気をつけながら大岩の間のガレ場を登って行きます。 |
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登りきるとシャクナゲの林です。 今年も綺麗に咲いていたそうです。 そして木に摑まりながら下ります。 北側は切れ落ちているので慎重に |
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keitannさんに☎がかかってきたのでreikoさんと二人で先に進んで行くと 苔むしてしっとりしたいい雰囲気のところです。 |
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左に踏み跡があるので行ってみました。 すぐに開けた展望テラスになっています。 霞んでいて遠くは見えませんが、晴れていれば石鎚山が見えるようです。 |
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登山道まで引き返すと、 一面苔が生えてしっとりとしていい感じです。 |
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ぬかるんだところをなんとか通過し 「山頂はまだかな?」「もうすぐよね」と言いながら 山頂手前だと思えないようななだらかな歩きよい道をどんどん進んでいくと |
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10時46分 西門山山頂にとうちゃこ 三等三角点/東加駄屋 1496.9m 三角点の奥に踏み跡があったので、 keitannさんが着くまでに行ってみることにしました。 スズタケを掻き分けながら進むと一際大きなブナがありました。 |
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展望もないので引き返し、待っていると keitannさんと井上ご夫妻がやってきました。 そのあと単独の男性がやってきて、井上さんと親しそうに会話しています。 そして奥さんもやってきました。 「ピオーネさん、keitannさん」 なんと国分寺の下川さんご夫妻です。 最後にお会いしたのは奥工石山でもう四年も前になります。 その後はスマホを見せていただきながら日本中の山談義が弾みます。 話は尽きないのですが、まだ先が長いので、記念撮影をして引き返すことに |
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11時46分 訓練の為に重いザックを背負われている 下川ご夫妻を見送り私達も山頂を後にします。 来る途中見落としていたツリバナを教えてもらいます。 |
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どんどん引き返し、展望テラスの分岐も通過してしまい 北側が切れ落ちている急な登りまで戻ってきました。 膝を傷めている井上さんはゆっくり下って来られています。 |
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12時31分 登山道から少し右に逸れた岩場によると まだ若い木のオオヤマレンゲに花が咲いていました。 |
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本日一番の天女花に会えました。 |
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近くに咲いていたシロドウダンをみて 「昨年の果枝がなければ綺麗なのに~」なんて文句を言うおばさんです。 晴れていれば、北側にはなだらかな山容の平家平が見られるようですが残念 12時を過ぎているので、先に進む井上さんご夫婦とお別れして私達はここでお昼にすることにしました。 お腹を満たし、 13時前 岩場を後にして稲叢山に向かいます。 |
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大ブナや仲良しブナに見送られて |
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13時10分分岐まで戻り、稲叢山を目指します。 緑の森に鮮やかなヤマツツジが目立ちます。 |
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整備された保線路を辿って行きます。 咲き残りのコツクバネウツギがありました。 |
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鉄塔手前のオオヤマレンゲは白く大きく膨らんだ蕾です。 13時28分 鉄塔までやってくると井上さんご夫婦が休憩中でした。 傍にヤブウツギが盛りは過ぎていますが満開です。 ここから前方に反射板が見えていました。 |
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鉄塔から少し下ったところのオオヤマレンゲも蕾です。 ブナやリョウブの自然林に囲まれて快適なトラバース道を進んで行きます。 桟橋は150kg制限、2人ずつ渡ります。 |
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足元に白い花柄が落ちています。 真上を見上げるとどうもハクウンボクのようです。 帰宅して調べると葉の先の方が不規則な大きな鋸歯があり 長さも5~8cmと小さいのでコハクウンボクのようです。 |
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反射板にまだ行ったことがないので寄りたいと思っていました。 井上さんに反射板入口を教えていただき、ここでお別れです。 登山道から右に入り、ひと登りで |
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白い建物があります。そこから右に進み、ちょっとした急坂を登り 刈り払われた尾根道を進むと |
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13時54分 四国電力休場山反射板です。 眼下には本川発電所のある大橋ダムや国道194号線も見えています。 そして今日はぼやっとして遠望は利かなくて残念ですが ここからは石鎚山系の大展望が望めるようです。 お弁当を食べながらのんびりするのもいいですね。 |
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14時8分 登山道まで引き返し、しっとりした登山道を10分ほど歩くと 14時19分 四差路に出ました。 reikoさんが左のダム湖コースを少し下ると、オオヤマレンゲがあったはずと 見に行ってくれましたが、花も蕾もなかったとか |
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まずは山頂に向かいます。 |
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少し進むとコハクウンボクの木が低くてまじかで見ることができました。 14時43分 シャクナゲ尾根を登っていると、下って来られるのは下川さんです。 なんと山頂で1時間半もいらしたとか |
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お別れして、ひと登りで 15時8分 稲叢山山頂にとうちゃこ 二等三角点/稲村ヶ台 1506.3m 貸切の山頂でゆっくりおやつタイムです。 スイカと冷たいゼリーをいただき、至福の時 この時間になるとガスってほとんど展望はありません。 |
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道中ではほとんど見られなかったドウダンも ここでは沢山咲いています。 |
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15時33分 下山開始です。 途中小雨が降ってきました。樹林の中なのでほとんど濡れませんが 小雨が葉に落ちる音が聞こえます。 15時55分 四差路まで引き返し、ダム湖コースを下り 途中からショートコースで林道に出る予定です。 途中のオオヤマレンゲを探しましたがやっぱり花は見当たりませんでした。 オオヤマレンゲは西門山で見られてよかったです。 16時05分 鉄塔を過ぎると左に下る道がありました。 yamapのログを見るとここで間違いなさそうです。 また小雨が降ってきましたが、ここからも樹林帯なので、カッパも着ずに下って行きます。 |
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近道だけあって、急な下りですが、 10分程で車道が見えてきました。 |
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16時17分 林道に下山 あとは林道を歩いて 16時21分 駐車場まで戻ってくるとまた雨が降ってきました。 急いで靴を履きかえ、車に乗り込みます。 少し下ると車道も雨の降った気配なし 下界まで下って来ると26度でした。 |
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久しぶりの西門山でオオヤマレンゲを楽しむことができました。 それにもまして変化に富んだいてしっとりとした自然いっぱいの素晴らしいところを再認識しました。 是非季節を変えて登ってみたい山となりました。 山は涼しく、大した雨にも遭わず、初めてのルートも歩け、嬉しい再会もあり、 楽しい一日となりました。 |
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西門山 1496.9m ・ 稲叢山 1506.3m (高知県) |
◆ 2019年6月22日(土曜日)晴れのち曇り一時雨 ◆ メンバー keitannさん・reikoさん・ピオーネの3人 |
◆ トンネル南登山口9:09-鞍部9:24-展望テラス10:33-西門山10:46/11:46-岩場(昼食)12:31/12:57 -鞍部13:10-鉄塔13:28-反射板13:54-四差路14:19-稲叢山15:08/15:33-保線路コース -近道16:05-車道-16:17-車道歩き-トンネル南登山口16:21 (約7時間15分 昼食、休憩、撮影含む) |