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台風24号通過後で2日は晴れの予報なので
遠征に行けなかった私はどこかに行きたい

紅葉し始めている石鎚山もいいけれど遠いし、夕方までには帰宅したい。

暴風雨の跡なので登山道がしっかりしていて、アプローチもまずまずだし、
紅葉には早いだろうけれど、センブリも咲いているだろう西赤石山に行くことにした。
当日、自宅を6時半過ぎに出て、コンビニでお昼を調達して日浦登山口を目指します。

8時に日浦駐車場に着くと数台の軽トラが駐車しています。
この先の工事の人の車のようです。

この先時間帯通行制限があるようです。
ここまでは通行規制されてなくてよかった。
 
   

車から出ると肌寒いので、むらくもは上着を着ます。準備を済ませ
8時13分 木段からゆっくり登り始めます。
 
   

 足元のアキノキリンソウ、イヌタデ(別名アカマンマ)、シロヨメナ等の花を見ながら緩やかに登って行きます。
 
 
登山道脇にはアサマリンドウが咲いていますが、
ほとんどまだ開花していません。
「みんな朝だよ~もう起きてよ~」と言いながら進んでいきます。

登山道のこもれびが気持ちいい
   
 
ナギナタタケがあっちでもこっちでもニョキニョキと出ています。

こんなに沢山見たのは初めてです。

キッコウハグマは沢山出ていますが、まだ固い蕾です。
   

橋から眺める谷の水量が多く、勢いよく流れています。
   

ダイヤモンド水手前の橋のところの谷も滝のように流れています。

バイオトイレを通過し、
9時8分ダイヤモンド水にとうちゃこ
ここで一服

キレンゲショウマも果実になっています。
太いパイプから清水が勢いよく湧いています。
   

9時15分ゆっくり歩きだします。
橋を渡るごとに眺める小さい滝は激しい勢いで流れ
水は澄みきっています。
   

斜面一面にはアカモノの葉、赤い実はほとんど見られません。
その中にやっと見つけた赤い実 

三つ目の橋を渡り左岸へ
   

アサマリンドウを愛でながら、進んで行きます。
やっと開花したアサマリンドウを見ることができました。
帰りを楽しみにしていたのですが…
   

咲き残りのアカモノがないか探しながら歩いていると
ありました一輪
そしてツルリンドウの赤い実もみっけ
 
   

別子で最初に開かれた坑口の歓喜抗へ寄ります。
隣接する歓東坑

見上げるとアサマリンドウが沢山ありますので、登ってみました。
   

休憩後、銅山越を目指します。
樹林帯を抜けると青空が見えて日差しがキツイ
少し色づき始めています。
 
   

10時22分 銅山越にとうちゃこ

ゆっくり歩きでまたまた寄り道
登って行くと青空が広がって気持ちいい
   

振り返り山頂方面を眺めますが、紅葉にはちょっと早かったようです。
 
 

展望のいいところで小休止

新居浜市街もよく見えていて、ゆっくりしていると、
「山頂まで行かなくてももうここまででもええかな」なんて思っちゃいましたが…
やっぱり行くことにしました。
   

咲き始めたばかりの初々しいセンブリを堪能し
   
 
 

銅山越まで引き返して山頂を目指します。 
登山道にヤマハハコも咲いています。
   

咲き始めたセンブリが次々見られて嬉しくなります。

「ここにも、あっ!あそこにも咲いているわ」 
花を見つけながらどんどん登って行きます。
   

振り返ると秋の空

いつの間にかススキの東山(1392m)までやってきました。 
だんだん雲が出てきました。
まあピーカンよりは涼しくていいのですが…
   
 
東山から下った分岐から眺めても紅葉はまだです。
 

11時30分 分岐通過
この辺りは少し色づいているようです。
 
   

さらに進んで行くとアサマリンドウの道ですが、
もう終盤のようです。
   
 
登山道にはシロモジの実が弾けて、いっぱい落ちています。
   

最初の展望岩からは笹ヶ峰の吊尾根と沓掛山の上空に
いやな黒い雲が見えます。

東赤石山の方にも雲

「どうか下山するまで降りませんように」と願いながら
ちょっぴり足取りを早めます。 
   

岩場のドウダンツツジが色づき始めています。 

タカネオトギリもまだ咲いています。
   

ヤマブドウの葉が見えてきたので成っていないか探すと
なぜかこの木だけに紫黒色の果実が房状に垂れ下がっています。
今回も一個だけいただいてみると 
酸味がありますがまずまずです。むらくもは酸っぱかったようですが…
あとは動物に置いておかないとね。
   

次の岩場まで来ると
ヤマハハコとアカモノの赤い果実が目に留まります。 
   

日差しもなくなってちょっと早いけれど、これだけの紅葉なら良しとしましょう

眼下に見える別子ダムの水は茶色く濁っています。
 

終盤のアサマリンドウの紫にシロヨメナの白とアキノキリンソウの黄色の登山道には
台風で傷んだ青い葉がずいぶん落ちていて青臭い匂いまでします。

本日一番の鮮やかな紅葉です。 
   

次第にガスが出てきました。 

ひと登りで西赤石山山頂にとうちゃこ

二等三角点/銅山 1625.8m

時刻は12時34分、ここでお昼にします。
   

山頂の花達

・さき残りのウツボグサ              ・シロヨメナ                  ・アサマリンドウ 
 
 
・センボンヤリの冠毛             ・ヤマハハコ                 ・シコクママコナ
 

ヤマハハコの蜜を吸うアゲハチョウは近づいても動こうとはしません。な~ぜだ

東赤石方面は真っ白になってほとんど展望はありません。 
   

西の方面もガスって見えません。

13時3分下山開始
 
   

山頂直下のカラマツ付近が色づき始めています。
海側からますますガスが湧いてきています。
さあ急いで下りましょう 
   

アサマリンドウやツルリンドウの実,
そしてヤマハハコやセンブリを愛でながら引き返します。 

・ツルリンドウの果実            ・ヤマハハコ                  ・センブリ 
 
 
14時18分 銅山越まで下ってきたので、小休止

丁度腰を下ろしたところのアカモノの花と実がありました。
   

10分程休憩後ダイヤモンド水まで一気に下って行きます。
途中まだ残っていたアカモノの赤い実

15時6分ダイヤモンド水で今度はコーヒータイム
休憩ばかりですね。
   

帰りにもう一度キッコウハグマの開花を探しますが、やっはりまだ早かった。
一番膨らんだ蕾と沢山の花芽がありましたので、これから楽しみです。 
   
 
ゲンノショウコの花と蒴果(さくか)(左)
蒴果は心皮の上部がくちばし状にのび、その下に種子があり
熟すと5裂し、裂片は種子を1個ずつ巻き上げる。(右)
この形がみこしの屋根に似ているから神輿草ともいいます。
よく見るとよくできていますよね。
   

15時58分無事下山です。
そこには大勢の車やバイクの人がいました。
どうも4時からの時間帯通行制限待ちをされていたようです。
静かになった駐車場で私達も帰ります。
 
   
 
台風の雨で放流している富郷ダムを見て岐路に着きました。
 


紅葉には少し早かったけれど、
咲き始めたセンブリを沢山見られ、ゆっくり山を楽しめた一日でした。 
   
   
   

西赤石山 1626m (愛媛県)
 

 ◆ 2018年10月2日(火曜日)晴れのち曇り

 ◆ メンバー むらくも・ピオーネの二人
 ◆ 日浦登山口8:14-ダイヤモンド水9:08/9:15-歓喜鉱9:52/10:03-銅山越10:22/10:58-東山11:21
    -西赤石山12:34/13:03-銅山越14:18/14:31-ダイヤモンド水15:06/15:16-日浦登山口15:58
                   (約7時間45分 休憩、昼食、撮影含む)