home
週末、むらくもと山に行くことにした。
行き先は石鎚山か寒風山

土曜日に早起きして天気予報を見るとよくないので、日曜日に行くことにしました。

 日曜日の朝、見たこともないような雲が見えます。
なんと珍しい乳房雲と言うそうです。

準備をして出発、高速に乗る前にはなんと綺麗な虹が出ていました。
気を良くして、高速を走らせ、愛媛に入ると小雨のところも

とりあえず寒風山に向かいますが、新寒風山トンネルを抜けると本降りの雨
途中スマホで雨雲の動きを確認するとなかなか抜けそうもないので
諦めて香川まで引き返すことにしました。1660円の高速代がもったいない

自宅まで帰ると香川は快晴
ザックを入れ替え、香川の里山に登ることにしました。

猫山~大高見峰に登るのは
2014年11月29日の忘年登山以来です。
 

国道377号線を走らせると
気温はすでに28度、暑くなりそう 

むらくもが傘を入れるのを忘れたというので途中で購入して
登山口に向かいます。

綾歌森林公園駐車場近くの羽床側の駐車スペースに駐車し、
初めての登山口から登ることにしました。

10時46分 イノシシの柵を開けて入ります。
   


整備されて歩きよく、まもなくコンクリート道からの道に合流
ムラサキニガナの咲き残りが綿毛になっています。

ノギランの道をゆっくり進んで行きます。
下って来る人とすれ違います。
 
   
 

登山道沿いには

他の花はあまり咲いていないのですが、

目立つのはいろいろなキノコです。

このシロオニタケ 白くて美しい…
この後もよく見かけました。
   


木々の間から見える景色は暑そうです。
木陰の中も風がなく蒸し暑く汗が流れます。

11時27分 縦走路に出て猫山に向かいます。
   


展望はハッキリ見えています。
眼下のレオマワールドからは賑やかな音楽が聞こえてきて楽しそう~
 


11時35分 猫山と鷹丸山分岐まで来ました。
左に進むと「阿弥陀峠」なので、復路で利用する予定です。

猫山へ600mの急登を登って行きます。

道の真ん中にヤマアカガエル、お邪魔しま~す。

下って来られるパーティとすれ違います。

後ろから来るむらくもに足元を「パシッ」と叩かれます。

腕にも服の上から「チクッ」
「イタイ!」と声をあげてしまいました。

叩いても叩いてもアブがうるさくついてきてます。
   


花もないのでロープのある石交じりの急登を
ハァハァ、ハァハァと早い息づかいで、シンドイ
休みたいけどゆっくり頑張って登って行きます。

やっと山頂のケルンが見えてきました。
 
 


11時54分 猫山山頂です。 四等三角点/猫山

展望のない広い山頂はカゴノキが多い

なかなか荒い息づかいがおさまりません。小休止
しかしじっとしていると虫が寄ってきてここではゆっくりできません。

12時3分少し落ち着いたので、
山頂から東に急な斜面をロープに摑まりながら下って行きます。

少しづつ手足にしびれが出てきて、足元を確認しながら慎重に下ります。
   


12時21分 なんとか阿弥陀様が祀られている阿弥陀越まで下ってきました。 

唯一見つけたツルリンドウを撮影する時が休憩タイム
 


ここは城山・畔田・金剛院・高見峰の分岐点
畔田方面はまだ通行止めです。

林道金剛院線に出て
 


「←高見峰」道標に従って、再び山道に入って行きます。

ところが、すぐに急な登りです。
もうゆっくりでなければ足が上がらない。
一歩一歩やっと尾根まで登り、竹林の中を抜けて行きます。

こちらの道は皆さん歩かれていないようで、
秋の里山は蜘蛛の巣がいっぱいで、ストックで払いながら行きます。
ヤブランは綺麗に咲いていましたが、撮影する元気はありません。
 


12時45分 縦走路分岐

左の讃岐駒ヶ岳に寄ります。
すぐにとうちゃこ
 
   


5年前は真新しい立派な山頂標識だったのに年月を感じます。 

山頂から見えるのは左が大高見峰、右が小高見峰
あそこまで行けるかしらと不安がよぎります。

まずはここでお昼にすることにします。
木陰で西から涼しい風が吹き上げてきて、気持ちいい

西条で買ったハーフのたまご巻き 美味しかった
食後の梨もいただきました。
   


13時9分 お腹を満たして、分岐まで引き返し小高見峰に向かいます。 

少し下るとコウヤボウキが咲き始めていました。
   


天狗岩を左から巻いて登ります。

振り返ると木々の間から眼下に羽床方面に堤山が見えています。
しんどいけれど、木に摑まりながら登って行きます。
 
 


急な山道を登り始めるともう息切れと動悸が酷くなります。

ゆっくりゆっくり一歩づつなんとか進もうとするけど
動悸がピークになり、しばらく足を止めて、動悸を抑えようとするがなかなか治まらない

やがて緩やかな登りとなり、赤いテープの分岐から右に少し進むと

平らな小高見峰山頂467mです。
   


登山道まで引き返し、尾根を緩やかに少し進み、下って行きます。
手足がしびれ、足に力が入らずふらつき
ハァハァと呼吸が荒く動悸もありもうしんどくてしんどくて
それでもなんとか先に進む

四電・坂出幹線の鉄塔保線路鞍部を過ぎ、
鉄塔保線路を登って行くと鉄塔が見えてきました。
なんとかあそこまで行こうと頑張ります。

13時58分 やっとの思いで鉄塔まで着いた時、これ以上は無理だと思った。

山頂までまだ登りが続きますから

むらくもに「私はここで待ってるから、山頂に行って来て」と言って
むらくもが戻ってくるまで横になります。

10分余りで戻ってきました。
聞くと展望もなく、辺りは荒れていたそうです。
                                                      むらくも撮影↓
   


14時17分 まだしんどいけれど、この後雨の予報なのでゆっくりでも下らないと… 

アップダウンを繰り返し、やっと駒ヶ岳分岐まで戻ってきた。
普通なら通過するところですが、あまりにしんどそうな私を見かねてむらくもが「ここで休憩」
水分補給をします。梨も食べます。

少しよくなったように見えても歩き始めると足が出ない。
それでも一歩づつ前に足を進めます。
下りなのにハァハァ息づかいも荒く足がしびれ力が入らずふらつきなんとか歩いた。
15時15分 高見峰登山口が見えた時はここまで戻ってきたという安心感
もうキツイ登りはない
   


阿弥陀越から猫山のドラバース道を歩いて行きます。

ここは初めての道です。

緩やかな登りで細くくねくねと長い道です。

途中まで来た時、予報どおり雨が降りだしてきました。
傘をさして歩きます。なかなか分岐まで来ません。
 シンドイし黙々と歩きます。
   


15時54分 やっと猫山山頂分岐まで戻ってきました。

分県本のコースタイム20分のところ55分もかかっていてめちゃ長かった。 

後ろから私の歩きを見ていたむらくもは
「腰が曲がっとる。ばあさん歩きじゃ」と

雨は本降りになり、なんとか東屋まで辿り着いて雨宿り

水分補給をしてしばらくベンチで 横になります。
シャツからズボンまで汗で濡れていて
じっとしていると体が冷えてきます。

ハァハァが治まる頃には雨もあがり、西の空が明るくなりました。

16時41分 さあ下山開始

整備された登山道をどんどん下って行きます。
汗がどんどん流れます。タオルももうズボ、拭いても拭いても流れます。

17時11分 イノシシ柵まで下山できてやれやれ

車に乗り込み、自宅に帰宅すると何もできずバタン
しばらくしてすべてを嘔吐
すこし楽になった様な

しんどくても夜には実家の母を見に行かなくてはなりません。
帰宅後は朝までよく眠りました。

翌日は起床したら普段の生活が始まります。

身近な人には大変ご心配をおかけしました。


心房細動とわかってからもうすぐ2年になります。
もう無理のできない体になりました。

これからは自分のペースで花を愛でながら、
山歩きを楽しんでいければいいと思います。

   
 

キノコいろいろ
 
 

             ・                      ・         
 



 
   
   

猫山467.7m・讃岐駒ヶ岳422m・小高見峰467m・大高見峰504.1m (香川県)
 

 ◆ 2019年9月8日(日曜日)晴れのち一時雨

 ◆ メンバー むらくも・ピオーネの2人
 ◆ 綾歌森林公園駐車場-登山口10:46-第三あずまや分岐11:27-猫山山頂11:54/12:03-阿弥陀越12:24
   讃岐駒ヶ岳(昼食)12:45/13:09-小高見峰13:34-鉄塔13:58/14:17-大高見峰-讃岐駒ヶ岳分岐14:59-
   -阿弥陀越15:15-トラバース道-猫山分岐15:54-第三あずまや16:41-駐車場
                       (約6時間 昼食、休憩含む)※熱中症の為タイムは参考になりません。