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暖かかったお正月が過ぎると寒波がやってきて
県境にも雪が積もった。

biscoさんから雪山のお誘いがありました。
5つコースの提案をいただいたのですが、ロングコースが多く
なめくじ隊では、いやしの温泉郷から三嶺ピストン
西山林道の堰堤から天狗塚ピストンか周回がやっとかな

いつもののお二人に声掛けしたところ
keitannさんは新年会があるということで、reikoさんだけ参加
コースも見てもらったところ
いやしの温泉郷から三嶺ピストンに決定

いやしの温泉郷駐車場7時集合としました。

冬のこのコースは過去三回撤退しているので、リベンジです。
山頂を踏むことができるでしょうか?

過去の記録はこちら 2010.1.192011.1.31015.2.7

  当日reikoさんとは財田の道の駅に5時30分に待ち合わせ
reokoさんの車でいやしの温泉郷に向かいます。
まだ真っ暗な中、今回はむらくもの運転です。
祖谷に入っても思っていたほど雪はない

7時を少し遅れて駐車場に着くと江崎隊はすでに準備中
私達も急いで準備をします。

あらっ!reikoさんのスパッツがおニューになってるわ
スノーシューもこの日の為にリフター付に新調されたそうです。

江崎隊のお二人はショートスキー、reikoさんはスノーシュー
私達はワカンをザックにつけて
7時43分アイゼンで出発です。
   

7時46分 登山口には立派な道標があります。
山頂まで3.5時間 5100m  行けるかな~

歩き始めは雪は薄っすらとあるだけなので、アイゼンでは歩きにくい
   

7時52分 尾根に登って行きます。
前回は雪の上についた動物の足跡に案内されて間違ってまっすぐ進んでしまった。

最初から急登で汗がにじみます。10分で辛抱できず上着を脱ぎます。

8時10分最初のモノレールを潜ります。

前の三人はどんどん登って行きます。
ああシンド、ちょっと水分補給よ
 
 
モノレールが続いています。
どこまで続いているのか気になります。
一度乗ってみたいと思っているのですが夏はここまで来ないしな~

この辺りも雪はほとんどありません。
   

植林を抜けると黒笠山方面が白く見えています。
   

9時02分モノレールの小屋が見えてきたし、
歩き始めて1時間ほどになるので、小休止して水分補給

この辺りになると積雪量が増えてきました。
そこでbiscoさんはスキー板を装着
10分程の休憩で出発

スキー板をつけたbiscoさんは先頭をスイスイと進んでいきます。
   

モノレールのレールを潜るとまたりっぱな道標
標高1260mまで登ってきたようです。 でも山頂までまだ3000mもある。

道標を過ぎるとまた雪が少なくなり、スキー板では歩きづらいようなので外すことに
   

9時36分 造林小屋跡が見えてきました。 
登山口から1時間50分もかかってやっとここまできたという感じ ふ~ぅ

植林の急登を頑張って登って行きます。
   

積雪量が増えて
 10時15分 標高1425mまで登ってきました。でも山頂までまだまだだわ  
   

植林を抜けると自然林に変わり、 
10時25分尾根まで登ったところで休憩

reikoさんのピンクのスパッツが可愛い~
   

5分の休憩で出発するとまもなく霧氷が現れ、テンションが上がります。 
しかしここからは急登
   

あ~シンド むらくもは腰を下ろしています。 

また登り始めると、glicoさんはどんどん登って行きます。
この急登をなんであんなに登って行けるの
   
 
glico隊長はどんどん先に行ってしまいます。

霧氷がステキです。見上げると青空が…
歓声をあげ、元気になる私
   
 
ちょっとした大岩を過ぎると積雪量が増えてきました。
モミ林も寒そう
  

前を歩くbiscoさんが何かを見ています。

鳥がいるという 
枝にぶら下がっているコゲラです。 
   
 
陽射しが差し込み、木々の影がいい感じ
 
 
霧氷には陽射しと青空が一番
モデルはbiscoさん
 
 
見上げたら青空になっていました。
 

11時29分 下山してくるパーティとお会いしました。 
雪原のビューポイントで引き返してこられたそうです。

私達はどうかしらというか私はついて行けるのだろうか?
随分疲れてきました。
 
 
11時30分 ビューポイントの雪原に飛び出ました。

歓声が上がります。シンドイけれど来てよかったと思える時です。
この時の雲がまたなんともいえないいい感じ
   

reikoさんは前回登られた時、展望がなかったので
なおさら感激されたようです。 
 
 
目の前の、塔の丸、丸笹山、剣山に次郎笈の大展望を楽しみます。

後日わかったのですがこの日剣山にストーンリバーさんご夫妻、トンちゃん、つるぎの乙女さん、
上砂さん、吉田さんが登られていたそうです。
 
 
矢筈方面を振り返ります。
雪山はいいですね。山座同定もしやすい。
 
お昼には少し早いけれど、ここでお昼にすることになりました。
風もなく穏やかなので展望を楽しみながらゆっくりいただきます。

私とreikoさんはいつものカップ麺だけど
江崎隊は野菜たっぷりの鍋焼きうどん美味しそう~
一度山食を食べてみたかったそうです。

先に食べ終わったむらくもは羨ましそう

食後のデザートも次々と出てきます。

reikoさんは江崎隊とご一緒するというので
グリコとビスコを持ってきてくださいました。
   
   
 
食べていると真っ青な
青空が広がってきました。
 

12時23分 満腹になった重い体で出発しようとしたら、
雪が深く壺足になるので
reikoさんはおnewのスノーシュー、江崎隊はショートスキー 
私達はワカンをそれぞれ装着して1971m峰に向けて出発~
   

江崎隊は最初はスイスイ歩いたけれど、
新雪の急斜面になると滑って進めないので、スキーを外したようです。

先行していたむらくもが登山道を外れたところでいて、登ってきます。
なんでそんなところでいたのか

なんと景色を撮影するのに雪の上を進んだら、雪庇だったらしく、落ちて膝を打ったそうです。
でもまあ無事でよかったわ 
   

そこへ雪原にザックをデポされていた方が尻セードで下って来られました。
この方の話によると「山頂直下の急斜面が凍っているからスノーシューよりアイゼンのほうがいいですよ」 と
情報ありがとうございました。
   
 
   
 
13時 お~やっと1791m峰までやってきました。

真ん中の最高が三嶺
左の肩には避難小屋も見えています。

まだあそこまで登るの?息が荒い私の為に皆さん待っていただきました。
reikoさんはここへスノーシューを置いて、アイゼンで行きます。
私もワカンを外します。
 
 
石鎚山方面をみると石鎚山のような山が見えるけど
なんだかちょっとおかしい

よく見ると上に伸びた石鎚山系のよう
後日掲示板で話題になった上位蜃気楼?が見られたようです。
 
 

一旦下って、登り返します。 

急斜面は凍っていて、その上に薄っすらと雪の為
一歩一歩慎重に登って行きます。

どうしてもステップが出来なくて困っていたら、
biscoさんが駆け寄ってきて、引き上げてくれて助かりました。

その後は心配して私の後ろから歩いてくれます。
   

雪庇ができています。 
 

雪庇からも剣山が見えています。 
   

ゼーゼーハァハァと息を切らしながらなんとかシカ避けネットを越え 
 

先頭から徐々に遅れて重い足を一歩づつ進めると

菅生コース分岐で待つ三人が見えてきました。あと少しガンバレと言い聞かす
   

13時39分なんとか前回と同じ菅生コース下山口の道標までやってきた。 

避難小屋も見えています。こちらから見る小屋はカワイイ~
   

ここにザックを置いて山頂を目指すというがさて私は行けるだろうか
シンドイので私だけここで待っていようかとも思いましたが、
山頂まであと僅かですし、みんなの励ましで山頂に向かいます。
biscoさんは、隊長に言われてスキーを履いて行きます。

スキー板をつけたbiscoさんを先頭に皆さんどんどん歩かれています。
私は休み休みしながら一歩づつ進みます。
   

山頂直下までやってきました。

急斜面になるので、biscoさんはスキー板外しました。
その時biscoさんから「電車ごっこしよう」とロープを出してくれました。 

glicoさんが車掌さんになってくれて、引っ張ってくれますが、
急登前で外して、一人づつ登って行きます。

biscoさんは、アイゼンをおいてきたので、
凍った斜面の登りは苦労していました。

reikoさんはもう山頂のようです。

美しい シュカブラ
  

あとひと登りです。
山頂ではreikoさんが手を振ってくれてむらくもと待っています。 
   
 
14時10分 なんとか山頂に到着することができましたが
もうふらふらで岩に座り込んでしまいました。

4度目のリベンジ、皆さんのおかげで山頂に立つことができ、感謝です。

皆さんにはしばらく360°の展望を眺めながら私の体調がよくなるまで待ってくださいました。

reikoさんからビスコを
biscoさんからお湯をいただき暫くすると少しづつ落ち着いてきました。

この日はじっとしていてもまだ暖かかったので、
よかったけれど、私の為にコーヒータイムができなくなってすみません。
   
 
山頂から天狗塚まで綺麗に見えています。
トレースは趣深山さんかな?
 
 
カヤハゲ方面そして太平洋も輝いています。
   
 
14時33分 20分も山頂にいたようです。

そろそろ下山しないと遅くなります。
剣山を眺めながら、足元に気をつけながら慎重にくだっていきます。
 
 
鞍部まで下った時、reikoさんとglico隊長と私の三人はむらくもと分かれて池の方に行きます。

雪原を気持ちよく歩くむらくもが見えます。
 
 
池の上にトレースがあるので歩いてみたいglico隊長ですが
この暖かさなのでむらくもがやめておいた方がいいというので避難小屋へ登り返します。
 

避難小屋から分岐で待っているbiscoさんとむらくもが見えます。
気持ちは焦りますが、登り返しはシンドイわ

池と山頂を見上げます。
   

14時56分菅生コース下山口まで戻ってきました。 

穏やかなお天気のいい日に登れて最高でした。
山頂を振り返り
名残惜しいけれど、山頂を後にします。
 
 
15時02分
矢筈山系を眺めながら下ります。
 

下りには夕方の柔らかな陽射しに霧氷が輝いています。 
   

凍った急斜面を慎重に鞍部まで下ると、
1791m峰への登り返しがシンドイ 
   

1791m峰まで戻り、reikoさんはスノーシューを回収 
   

15時28分最後に石鎚山方面を撮った一枚の写真にも
なんとか上位蜃気楼がまだ見えています。
   

雪原まで戻ってくると、むらくもがglico隊長にスキーの講習
うまくアドバイスできなくてすみません。
自主練習で頑張ってくださいね。
   
 
その後少しglico隊長はスキーの練習で下って行きます。

私達も下って行きます。
   

その後の下りは長い
どんどん下って行きます。
何度か休憩しながら、日没(17時17分)には間に合わなかったけれど
なんとかヘッドランプを使うことなく 、無事いやしの温泉郷まで戻ることができました。
本当にお疲れ様でした。

早朝から暗くなるまで
東赤石山以来十時間もよく歩きました。

私達2人だけだったら、また1791峰で撤退していたかもしれません。
皆で楽しく歩けたし、仲間に励まされながら
4度目にしてやっと山頂を踏む事が出来、大変感謝しています。

お誘いしていただいたglico隊
そしてご一緒していただいたreikoさん
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
本当にお世話になりありがとうございました。

これに懲りずまたご一緒してくださいね。
 


yamapログ

https://yamap.co.jp/activity/1504386 
   
   

三嶺 1893.6m (徳島県)いやしの温泉郷より
 

 ◆ 2018年1月14日(日曜日)晴れ

 ◆ メンバー 江崎隊glicoさんとbiscoさん・reikoさん・むらくも・ピオーネの5人
 ◆ いやしの温泉郷駐車場7:43-モノレール小屋9:02/9:12-造林小屋跡9:36-雪原(昼食)11:30/12:36-
    1791P13:00/13:09-菅生分岐13:39-山頂14:10/14:33-避難小屋14:50-菅生分岐14:56-
    雪原15:38/15:48-造林小屋跡16:51/16:56-駐車場17:57 (約10時間10分休憩昼食撮影含む))