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南大王の福寿草も気になりますが
岡山のセツブンソウが満開を迎えているのでreikoさんと二人で見に行くことにしました。

数日前に念願のまとまった雪が降ったので雪山とセットで・・・
行き先は毛無山に決定
当日7時に坂出で待ち合わせ、
reikoさんの車で毛無山に向かいます。 

 中国自動車道から米子自動車道に入っても雪はないし、雲やガスの中を走りテンションが下がります。
ところが湯原を過ぎるころから山や田畑が白くなり青空に・・・

蒜山SAに立ち寄り、眺める真っ白な大山に二人で大喜び
こんなにクッキリ見られて、「大山もいいね」
今なら行き先変更も大丈夫なんだけど・・・
本日の目的がセツブンソウなんだからと初心貫徹
 


蒜山SAも雪が少なめです。

蒜山SAから高速を走らせると目の前に真っ白な三平山が見えてきました。

花もゆっくり見たいので毛無山でなく
短時間で歩け大山の眺望抜群の三平山に決定
   


蒜山ICを降りると真っ白な田園風景が広がっています。

国道482号線を走りますが、雪が少なめです。
   


途中カメラを構えた人たちがいたので私達も停まりましたが
高齢の皆さんが霧氷を撮影されていたようです。

さらに西に進み、県境の内海乢(うつみたわ)越してすぐに左折
 
   

県道113号線俣野(またの)への道を700mほど進むと
9時15分頃、車道脇に数台駐車しています。

左に「林道川上2号線」の標識があり、林道を進むと夏道の三平山登山口ですが
林道には車の轍もないので、私達もここに駐車して準備を始めます。
 


私達の車の前の方はもう下山されてこられたという

私達は持ってきたスノーシューやワカンを持っていくかどうしようかと迷って
その方に積雪状態をお聞きすると
「スノーシューやアイゼンなしで踏み跡を歩けば大丈夫ですよ」
と言っていただいたので車に置いて行くことにしたのでした。

これが後で後悔することに・・・

先に出発された人達は県境尾根道登山口から登られて行きました。

林道にトレースもないので
私達も駐車地点から100mほど入った県境尾根道から取り付きます。
山頂までおよそ50分だそうですが・・・
   


暫くはほどほどの雪があり歩きよい道を進んで行きます。

すると登山道から外れて若い女性が撮影中
聞くと風で舞う雪が輝いて綺麗なので写しているという
私達も近く行ってみます。

綺麗ですがうまく撮影できません。
   


ここから稜線の直登が始まります。

少し登ると木々の間から展望が見られるようになり
皆ヶ山方面がよく見えています。

急登はしんどいので時々展望を振り返り休憩しながら登って行きます。

トレースを進みますが傾斜が増し、柔らかな雪で滑ってなかなか進めません。
スノーシューを車に置いてきたことに後悔しますがあとのまつりです。
 


しんどくて休んでいると
 スノーシューを履いた津山のご夫婦が後ろからやってきて
「先に行ってあげな行けんね」と交代して前を歩いていただきます。

この方が履いていたのは短いスノーシュー
プラスチックのカンジキのよう
ワカンみたいにお手軽でいいですね。
   


ご夫婦はどんどん登って行かれます。

見上げると青空にプチ霧氷が見られるようになり大喜び
   


直登で急な登りを頑張って登って行きます。
   


振り返ると大山が綺麗に見えるようになってきました。

まだまだ直登が続きます。
 
   


雪に映る木の陰や木々の霧氷を見ながら進んで行きます。
 
   


10時28分 樹林を抜けると緩やかになり夏道と合流

しかし夏道からのトレースはありません。
 
   


後ろからやってきた二人組を避けようとトレースを一歩外すと
膝までズボッ!結構積もっています。

振り返ると真っ白な大山 
   


ここからは気持ちのいい稜線歩きになります。

東の眼下には高速道路が見えています。
 
   
 

振り返ると大山から蒜山三座までクッキリと見えています。
あまりの素晴らしさにこの後何度振り返ったことか
そして何枚の大山を撮影したことか
 
 

標高があがって行くと遮るものが無くなり
最高の眺望が広がっています。


少し登っては振り返るのでなかなか進めません。
 
   
 

霧氷の後方に大山と右に烏ヶ山を伴って聳えています。
 


標高が上がったので霧氷も残っています。
ポッキーみたいなものや小さなエビの尻尾も見られます。
 
   


稜線の雪の下には、
明治30年代より陸軍の軍馬育成場として56kmにもおよんで
構築された土塁が今も残されているそうです。

その雪原の展望を楽しみながら南へゆっくり登って行きます。
 
 
 

振り返ると
蒜山三座と裾野に広がる盆地が遠望でき、雄大です。
 
 
 


西のほうに方向を変わると山頂は近い

先行のreikoさんがキャー
見ると股まで沈んでいます。

登山道でもスノーシューでないので 
気をつけていても踏み抜くことがあります。
   
 

霧氷越しにクッキリ見える大山と烏ヶ山
 
 
どんどん登って行きます。
   
 
 


霧氷の向こうに蒜山三座
 
 
 
   


山頂はすぐそこなのですが・・・

山頂すぐ手前には深い壺足がいくつもあって
一歩づつ確認しながら慎重に慎重に・・・

11時8分 やっと三平山山頂(1009.8m)に到着

 山頂の周りもツボ足になりそうなので歩くところが限られます。
   


三平山山頂からの眺望

北に伯耆大山と右に烏ヶ山をバックに記念撮影をしていただきました。 
 
 

北東には皆ヶ山から蒜山三座が横たわっています。
 


南には朝鍋鷲ヶ山から金ヶ谷山、白馬山、毛無山の稜線が連なっています。
 
 
 

毛無山をズームで
 


展望を眺めながら昼食です。
風が冷たいので風を避けて木陰に行きますが、
またズボッ!膝まで沈みます。 

最高の伯耆大山を眺めながらコーヒーまでいただいで満足満足
写真ではわかりづらいのですが、美保湾や弓ケ浜まで見えていました。

後日わかったのですが、同じ日ヒコーキ3号さん、5号さん達が伯耆大山に登られて
最高の雪山を楽しまれたようです。
 
   


山頂の霧氷は立派なエビの尻尾が残っています。

三等三角点は雪の中に埋もれています。 
   


いつまでも大山を眺めていたいところですが
花散策が遅くなるので、仕方なく下山開始です。

何度も眺望を眺めながら下って行きます。

後ろからスノーシューの単独の女性を避けようと
トレースを外すとまたズボッ!
股まで入ってしまい抜けなくてreikoさんにひっぱりあげてもらいました。
 
 
 


12時11分 夏道合流まで下ってきました。
そこで夏道へトレースがあったので行ってみることにしたのですが
すぐにトレースはなくなってしまったので、これ以上行けません。
今日は雪崩注意報も出ていて雪崩の可能性があるので止めて正解だったようです。

引き返し急な往路を下って行きます。

途中ラブラドールを連れたご夫婦が登って来れました。

この日お会いしたのは10人と一匹だけ

こんなに素晴らしい大山の展望をたった10人と一匹だけなんてもったいない
 
   


12時36分 下山です。
林道には轍がありました。
 
   


さあここから花散策へ移動です。

 蒜山SAから名残惜しむように眺めた伯耆大山と烏ヶ山
 
 
蒜山三座もくっきり
 
 


まず向かったのは美作市の田殿神社

訪れたのは2時過ぎ
数台の車が駐車していました。

鳥居を潜ると咲き始めた小さなセツブンソウ
初々しく可愛い春の妖精です。

膨らんだ蕾が沢山ありましすので暫く楽しめそうです。

早速撮影開始
 
 
   
 
   
 
 
次に向かったのは河合山野草群生地 
 此方は節分の頃にもう咲いていたようなので
見頃を過ぎたものも見られましたが
一面真っ白な絨毯のようでそれはそれは圧巻でした。

時刻は3時半頃なので見学者も少なくゆっくり撮影することができました。
 
 
   
 
 
 
   
快晴の下、三平山からの大展望、雄大な伯耆大山を満喫
そして満開のセツブンソウを堪能した
なんと贅沢な一日だったことでしょう

長距離を運転していただいたreikoさん本当にありがとうございました。
   
   
   
   
   
三平山 1009.8m & セツブンソウ (岡山県) 
 

 ◆ 2020年2月11日(火曜日)快晴

 ◆ メンバー reikoさん・ピオーネの2人
 ◆ 稜線登山口9:33-八合目10:30-三平山山頂(昼食)11:08/11:56-八合目12:11-稜線登山口12:37

                       (約3時間 昼食・撮影含む)