またトリオで山に行くことができるようになったので久しぶりに剣山系へ ツマトリソウを見に丸笹山~赤帽子山まで行くことになりました。 地元のつるぎ乙女さんにkeitannさんが連絡していただいて 6日の土曜日ならご一緒できるという 自粛中、山行も我慢されていたようです。 女4人で賑やかな山行になりそうで楽しみです。 |
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当日自宅5時30分に出発 猪ノ鼻トンネルを抜けると19度 道の駅貞光ゆうゆう館 7時に待ち合わせると 駐車場には長時間の駐車を控えるように貼紙がされていたので 近くの役場に駐車し、reikoさんの車でつるぎ乙女さんの家に向かいます。 つるぎ乙女さんも同乗し、女4人でラ・フォーレつるぎ山を目指します。 国道438号線の山道をクネクネと標高を上げていく途中 keitannさんが白い花を見つけてくださって車を停めて撮影 オオバアサガラは長い花序を垂らしています。 咲き始めで綺麗です。 その近くでは赤い実をつけた木がありました。 「これは何?」コウゾのようです。 クワの実のように甘くてたべられるそう ウツギやヤブウツギも見られました。 |
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寄り道しながら、8時50分頃ラ・フォーレつるぎ山に到着 広場には数台駐車されていました。宿泊客のようです。 営業中なのでトイレをお借りして 右のコースから登り、左のコースから下って来ることにします。 山頂まで1700m |
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9時2分 整備された樹林の広い登山道を登って行きます。 最初に目にしたカマツカの花は咲き始めですが 3日後の銅山越えでは満開でした。 |
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登山道沿いの石仏(二十五番トサ津照寺)を通過 水平な道を進んで行くと石仏(二十八番トサ大日寺) この石仏はミニ八十八ケ所巡りのようです。 |
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はやくも第一ツマトリソウ発見で皆で大喜びです。 よく見ると裏がピンクになっています。 傍にはミヤマハコベの群生もありました。 |
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鹿の食害で荒れた樹林の中を進むと 9時37分 大きな岩のところにある石仏(二十九番トサ国分寺)を通過 |
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ミツバツツジが見られるようになりました。 ツクバネウツギも咲いています。 |
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なんとこんなに花つきのいいツクバネウツギを見たことがありませんでしたので驚きました。 この後にもいくつも目にすることになりました。 |
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ミツバツツジも綺麗です。 樹林帯を抜けると展望が開けます。 足を止めて展望を楽しみます。 |
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曇り空ですがまずまずの眺望です。 西の眼下には登山口の「ラ・フォーレつるぎ山」その奥には塔ノ丸 一番奥に三嶺も見えています。 |
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南には剣山と次郎笈 |
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歩き出すと足元には小さなヒメハギがところどころに咲いています。 広い笹原をゆっくり登って行きます。 |
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視界を遮るものがないので、展望を楽しみながら進んで行きます。 |
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ツマトリソウを探しながらキョロキョロ 笹原の中に一個見つけるとあっちにもこっちにも よく見ると花びらの数も違うので探すのも楽しいものです。 花冠は直径1.5~2cm、深く7裂し離弁花のように見え、雄しべは裂片と同じ |
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どの花も咲き始めで初々しいて可愛い~ 撮影タイムです。 keitannさんはカメラの調子が悪そう ふつう上向きに白い花を1個開きますが・・・ |
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花冠6裂が2個開いています。 |
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花冠5裂のものや丸いものもありました。 |
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10時17分 丸笹山山頂(1712m)にとうちゃこ 三等三角点 東には今から向かう赤帽子山や遠くには天神山や高城山が見えています。 |
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keitannさんからさくらんぼをいただいたり 山座同定をしたりゆっくりした後、記念撮影をして 10時40分 赤帽子山に向けて出発~ 北へ少し歩いて行くと登山道脇に小さな祠があります。 |
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またまたツマトリソウを見つけて撮影タイム なかなか進めません。 |
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笹原を少し歩いて、雑木林に入ると枯れた木々の痛ましい風景 |
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その中に鮮やかなツルギミツバツツジが咲いています。 ツクバネウツギも満開です。 |
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鹿の被害で荒れ果てています。 保護の為にウラジロモミにネットが巻きつけられています。 |
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緩やかに下って行くとコミヤマカタバミが一輪咲いていた 「鳥がいるよ」 動くし、木々が邪魔してうまく撮れません。 ルリビタキの♀のようです。 |
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11時8分 赤帽子山分岐を通過 もう赤帽子山から下山してこられた方とお会いしました。 午後から雨の予報なので7時頃から登られたそう 私達も急がないと~ |
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ピンクの褄をを取ったツマトリソウを見つけて大喜び そのうえなんと一輪は花冠8裂になっています。 |
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なだらかな快適な道を歩いて行きます。 前方に赤帽子山が見えています。 |
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この時季見られるテンナンショウ属はややこしい アオテンナンショウ? どんどん下る途中、岩の上にオトシブミが沢山見られました。 「オトシブミってどんな蝶?」 いいえ、○○オトシブミと呼ばれるコウチュウ目、オトシブミ科の昆虫で 成虫が葉を巻きその中に産卵 巻いた葉は揺籃と呼ばれ、 孵化した幼虫はその揺籃を内部から摂食して成育するそうです。 初夏の頃、クリ、クヌギ、コナラ、ブナ、エゴノキ、ケヤキ、ハギ等で オトシブミ類の揺籃を見ることができるようですが 成虫は見たことがありません。 |
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11時46分 広い笹原の鞍部に下り立つ 笹原の中に国道438号線に下るエスケープルートの標識があります。 |
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また緩やかに樹林の中を進んで行くと アズキナシの花は終盤です。 |
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気持のいいブナ林の中を歩いて行きます。 |
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ピークが見えてきましたが、赤帽子山はまだ奥のようです。 振り返ると歩いて来た稜線と丸笹山が見えます。 |
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赤帽子山山頂が近づくと ホソバシロスミレが笹の中にあちこちに咲いていて嬉しくなります。 |
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快適な稜線が続きます。 山頂は近い 12時34分 360度の大展望が広がる赤帽子山(1619m)山頂にとうちゃこ 剣山を眺めながら昼食にします。 reikoさんから凍らせたゼリーをいただきましたが 涼しく凍ったままだったので持ち帰ることにしました。 |
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ゆっくりしたいのですが、一気にガスが上がってきました。 12時56分 雨が降りそうなので急いで三角点に向かいます。 |
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13時4分 三等三角点/赤帽子山 1611.7mをGET ポツポツ降りだしたのですぐに赤帽子山に引き返します。 13時6分 赤帽子山通過 |
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丸笹山を眺めながらどんどん下って行きます。 |
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keitannさんが足を止めて 「これはヒトツバカエデ」 「このヤマボウシの咲き始めは緑色」といろいろ教えてもらいます。 草木に詳しい人と一緒だと勉強になります。 |
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13時40分 国道438号線へのエスケ-プルートの標識まで戻ってきました アップダウンを繰り返し丸笹山に近づいてきました。 |
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鹿の鳴き声がすると思ったら、近くにいて 私達を見て急いで逃げて行ってしまいました。 丸笹山分岐手前の広場でコーヒータイムをしていると 山頂直下ですれ違った大阪から来られた4人組が早くも下られてきました。 今日お会いしたのは8人、こんな日でも意外と登られていたのでした。 |
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暑いコーヒーときんつばでホッと一息 温かいコーヒーが美味しかったこと 14時36分 小休止後ラ・フォーレつるぎ山に向けて緩やかに下って行きます。 |
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苔が谷間の岩肌や枯れ木に生えて、趣のあるいい雰囲気です。 |
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倒木を潜って通過 鹿も食べない有毒植物のバイケイソウは群生しています。 |
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14時55分 貞光川源流を通過 水タンクの横を通り |
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崩壊した足場の悪いところを慎重に通過します。 今回もちっちゃなユキザサを発見 |
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15時27分 下山です。 ラ・フォーレつるぎ山で購入したアイスクリンを外でいただきます。 疲れた時の甘いものは美味しい~ |
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曇り空の中、大した雨に降られることなく 目的のお花や思いのほか沢山のお花に出会えて大満足一日でした。 そして何より女4人で賑やかで楽しい山歩きが出来た事に感謝です。 そして山歩きが趣味でよかったと思ったのでした。 ご一緒していただいた皆さんありがとうございました。 |
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この日見た花 |
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・ウツギ ・ヤブウツギ ・コミヤマカタバミ | |
・ホソバシロスミレ ・ツマトリソウ |
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・ ・ササバギンラン ・イシズチテンナンショウ |
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・フモトスミレ ・クルマバソウ ・タニギキョウ |
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・バイケイソウ ・フタリシズカ ・ユキノシタ |
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・サワギク ・サワルリソウ ・ウワバミシウ |
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帰路で見たベニバナヤマシャク |
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ヤマアジサイ |
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丸笹山 1712m ・ 赤帽子山 1619m (徳島県) |
◆ 2020年6月6日(土曜日)曇り ◆ メンバー keitannさん・つるぎ乙女さん・reikoさん・ピオーネの4人 |
◆ 丸笹山登山口9:00-丸笹山10:17/10:40-ラ・フォ-レ分岐11:08-R438分岐11:47 -赤帽子山(昼食)12:34/12:56-赤帽子山三角点13:00-赤帽子山13:07-R438分岐13:40 -山頂分岐14:25/14:36-貞光川源流-丸笹山登山口15:27 (約6時間30分 昼食、休憩、撮影含む) |