長雨でお出かけが出来なかったが、やっと晴れ間出た。 むらくもが黒沢湿原に行こうという サギソウは咲いているだろうがまだ見たことがないミズオトギリが見てみたい このミズオトギリは３時頃からでないと開花しないみたいなので 自宅を遅めの１０時前に出発することにしました。 新猪鼻トンネルができて少し時間短縮になりました。 池田から案内板に従って林道池田・漆川線をクネクネ走り 11時頃黒沢湿原に到着 駐車場には3～４台の車がありましたが静かです。 サギソウを見ながら時計回りで出発です。
湿原は徳島県三好市池田町漆川（しつかわ）の標高550mのところにある盆地です。 周囲は標高600m前後の山に囲まれています。 盆地の70％ほどは湿地になっていて、この一帯を黒沢湿原と呼んでいます。 黒い土と沼の低湿地であることから「くろさわ」といわれていましたが、 それがなまっていつの頃からか「くろぞう」と呼ばれるようになりました。 南北は2km、東西ところにより100ｍ～300ｍ、面積約40ヘクタールあります。 昭和40年（1965年）徳島県の天然記念物に指定されました。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　パンフレットより
サギソウ（ラン科） あちこちでシラサギが綺麗に翼を広げて飛んでいるようです。
サギソウは一株に２輪咲いています。
ミズトンボ（ラン科）   サギソウに混じっていたるところで咲いていました。
昨年６月に来た時見事に咲いていたツチアケビがこの辺りに咲いていたなあと探すと 真っ赤な果実のツチアケビがありました。 花つきのいいコオニユリも咲いています。
池の風景 ヒツジグサは１０時頃から咲き初めて夕方には閉じるようですが・・・
ヒツジグサ？スイレン？
ヤマジノホトトギスも咲き始め
１２時６分　たびの尻滝に下りてみました。 雨上がりで水量が多い 男性が滝を激写中
イワタバコはまだ蕾のようです。
小さなシバグリが落ちていました。 　 果実は古くから利用されていて、 縄文時代の住居跡から炭化した栗が発見されたそうです。 白いノリウツギはあちこちで見られます。
この日一番よく咲いていたキセルアザミ 途中の東屋でのんびりお昼にします。 時間はたっぷりあるので黒澤大師にも寄ってみました。
コガンピ
ヘラオモダカ
ミソハギ（禊萩） お盆の頃に咲き仏前に供えることが多く 祭に供える花として使われたことからミソギハギと呼ばれ 略してミソハギになったという 見た目が同じに見えるエゾミソハギも混じって生えるようです。 エゾミソハギは茎や葉、花序などに短毛がある。 萼にも毛があり萼片の間の付属片はミソハギは開出するのに対し エゾミソハギは直立する。
ぐるっとゆっくり周回してきてもまだ１４時です。 ミズオトギリの開花には早いのでむらくもは車で休憩 私は辺りをウロウロ ３時前、膨らんだ蕾が開花し始めてきたのでむらくもを呼びに帰ります。 引き返して来たら次々開花しています。 ミズオトギリ 午後３時ごろから開花して夕方しぼむ儚い一日花 オトギリソウとは思えない淡紅色で可愛い
木道沿いには沢山あるのですが開花しているのはこの辺りでした。 お初の花の開花が見られて大満足(^o^) もっと見ていたいのですが遅くなるので引き返します。
他にもいろいろ咲いていました。
・オトギリソウも一日花　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・キンミズヒキ
・アカバナ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・ノギラン
・ゲンノショウコ紅白
・サワヒヨドリ咲き始め　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・ノアザミと蝶
・ムカゴニンジン　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・クルマバナ
アキノウナギツカミ、ミゾソバ蕾、オトコエシ蕾、ウツボグサ、ホソバノヨツバムグラ、 ヒメオトギリ？キツネノマゴ等
トンボや蝶にも出会いました。
・キイイトトンボ  　　　　　　　　　　　　・シオカラトンボ　　　　　　　　　　　　　　　　・
長雨で花の開花が遅れているのか花が少なかったような 湿原は草が茂っていてミミカキグサや モウセンゴケが見られなくて残念でしたが 最後にお初のミズオトギリの開花が見られて大満足 また秋の花を見に来たいと思います。