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むらくもが体調もよくなったようなので何処かに行こうという

紅葉も気になりますが、
むらくもはまだ訪れたことがない岡山の「鬼ノ城」に行くことにしました。

むらくもが初めてなのでメインの鬼ノ城コースと岩屋の奇岩・巨岩と犬墓山を巡ることにしました。
当日7時半頃自宅を出発、高速に乗り総社を目指します。

奥坂休憩所は何度も訪れたことがある私ですが、
ビジターセンターからは歩いたことがありませんので
ナビに従って進んで行きます。

砂川公園内を過ぎると急坂で道幅も狭くなります。
9時過ぎ、広い駐車場に着きました。
平日なので登山者はほとんどいません。

ビジターセンターでトイレをお借りし、
鬼ノ城は平成18年に「日本100名城」に選ばれたので
スタンプを押しておきます。

まずは秋のお花が咲いているそうなので
駐車場の下にある学習見本園に寄ります。
 初めて見たサワギキョウ

湿地に生える多年草で花期は8~9月のようですが、まだ綺麗です。
高さは0.5~1mになり濃紫色の花が沢山ついていて風に揺れていていい感じです。
花はミゾカクシに形がそっくりですね。
   

他にもオミナエシやサワヒヨドリ、シラヤマギクにツクシハギ、
アキノノゲシ、ミゾソバなどが咲いていました。

秋にはセンブリやリンドウにキキョウ、ミズアオイやイヌタヌキモ
そして蝶やバッタもいろいろ見られるようです。
手軽にみられるのでまた来てみたいものです。


ビジターセンターに戻り、遊歩道を歩いて
学習広場の展望デッキから西門を望みます。
初めてのむらくもは熱心に撮影しています。

展望デッキの南下にあるのが鍵岩
   


西門に向かいます。

途中の遊歩道にはすらっとして緑の葉っぱがキレイな木があり赤い実をつけています。
よく見るとアオハダです。
   


西門を防備する角楼から復元された西門を望みます。
   


西門裏の小高い丘にある東屋まで行き
前回木に括り付けられた鬼城山(397m)の山頂標識を探しますが見つかりません。

山頂は東屋付近ということにして下って西門
   
 

古代山城の城門の復元としては
日本で初の事例だという西門

傾斜のある敷石を下って行きます。

この敷石は古代山城では鬼ノ城にしかなく
朝鮮半島でも数例知られるだけで珍しいそうです。

説明板を読みながらゆっくり見て歩きます。
   


あちこちでハギが風に揺れて咲いています。

展望を楽しみながら南門までやってきました。
間口3間(12.3m)奥行2間(8.2m)で、角柱12本で上屋を支えた大型の城門のようです。
   


第4水門を過ぎると
11時 東門です。西門や南門に比べるとやや小ぶりですが
巨大な岩を利用して防御機能を高めているそうです。

すぐに奥坂休憩所からの道に合流

屏風折れの石垣が見えてくると
   


11時19分 屏風折れの石垣の上に出ました。

素晴らしい眺望で、眼下の血吸川、足守川の中流の平野や鬼ノ城GC

早春には北の山の斜面一面タムシバが咲き白く見えることを説明します。

日差しがとどき暑いので木陰で小休止
   
 

温羅旧跡の石碑を通って裏門にあたる北門に向かいます。

11時48分 北門に着く
通路床面下には排水溝があり特殊な構造をもっています。
   


北門から総社ふるさと自然のみちの急坂を下り車道に出て
旧道を小川沿いに緩やかに岩屋休憩所へ進みます。

かつて美しい棚田だったところは耕作放棄地となり雑草に覆われていますが
遊歩道は草刈りがされていて歩きよい
花を撮影しながら登って行きます。
   
 

・シロヨメナ?                ・ノコンギク                  ・ヒメジソ
 


分岐は春にkeitannさんと歩いた山桜の咲く美しい矢田の棚田へ進みます。

すると「ガタガタガタ」なんの音だろう??
なんとイノシシが檻にはまって暴れていたのでした。

稲刈りが終わったのどかな山里の原風景がありました。

keitannさんがこんなところに住みたいと言ってましたっけ

 


柿の木や鶏頭などのお花も栽培されています。
 
   


12時29分 岩屋休憩所に着きました。

さあここで昼食です。

12時55分 お腹を満たしたら車道を下り、せせらぎ十字路に向かいます。

春なら岩屋の大桜を見に行くのですが花もないので今回はパスして
二日前にkeitannさんが見たというリンドウを見に行くことにしたのでした。 

車が数台駐車しています。ここから登っているのかと思ったのですが・・・
暫く進むとわかりました。
   


重田池方面に登って行きます。
少し登るとここにも素敵な棚田があります。 
   


二日前に歩いたkeitannさんは草が茂って歩きにくかったと言っていたのに
足元は草刈りされています。

しばらく小川沿いを進んで行くとエンジン音が聞こえてきました。
なんと4人で遊歩道の草刈りをされていたのでした。
   


草刈りの横を通過して進むと蕾をつけたリンドウがありました。

このまま草刈りされずに咲いてほしいと願いながら通り過ぎました。

13時15分 せせらぎ十字路
   


左折して岩屋の大桜方面に登り返します。

13時25分 途中から右折して「鬼の昼寝岩」に
ここからは岩屋の大岩奇岩巡りが始まります。
 
   


田圃の中にある鬼の昼寝岩

草や木々が茂りわかりづらい
 鬼の酒盛り岩
   


14時11分 分岐まで引き返し、岩屋観音堂と岩屋寺
   


鬼の差し上げ岩
 
   


巨石巡りは続きます。 

鬼の餅つき岩                                  鯉岩

                                   温羅が鯉に化けて逃げたという
                                         温羅伝説にちなんで名がついたそうです。
   

八畳岩                                   馬頭観音
   


汐差岩     まっすぐ進めば犬墓山に行けるのですが
                      前回時間切れで立ち寄れなかった岩切観音を見に行きます。
   


14時50分 目の前に現れた大きな岩に驚きます。

江戸時代に整備された岩屋三十三観音の道  
第二十四番  大岩に彫られた岩切観音

午前中に訪れていたらスポットライトを浴びて神々しいのに残念
   


もう一つ寄りたかったのは皇(みかど)の墓
道標に従って進むとありました。

岩屋寺の開祖、善通大師の墓

善通大師は文武天皇の皇子で、
7歳の時岩屋寺に登って僧侶となり岩屋寺を建立されました。

墓は花崗岩でつくられた無縫塔
 
   


ここから犬墓山に向かいます。

稜線手前に神秘的な小さな池がありました。

15時14分 分岐までやってきました。
   


分岐から犬墓山までのコースタイム13分です。

急坂を頑張って登って行きます。
   


犬墓山(443.3m) 三等三角点/阿曾

展望台にはベンチもありますので

コーヒーを飲みながら西門を眺められていいところです。
   


15時46分 下山開始 

16時1分 ナツハゼなどの果実を見ながら
急坂を下ってビジターセンターに戻ってきました。
   


鬼ノ城を満喫したのでさあ帰りましょう


丁度瀬戸大橋を渡る頃、夕日が見られそう
久しぶりに与島に寄って夕日を見ることにしました。
   


亡きワンワンさんに案内していただいてから
これほど再訪することになろうとは・・・

むらくもも満足したようです。
またコースや季節を変えて訪れたいと思いました。
 


   





      
鬼ノ城山 397m ・ 犬墓山 443.6m (岡山県)
 

 ◆ 2020年10日13日(火曜日)晴れ

 ◆ メンバー むらくも・ピオーネの2人
 ◆ ビジターセンター9:25-鬼ノ城山10:16-第二展望11:19-北門11:49-岩屋休憩所(昼食)12:29/12:55
   -せせらぎ十字路13:15-鬼の酒盛り岩13:51-岩屋観音院(岩屋寺)14:17-馬頭観音14:40-皇の墓15:00
   -犬墓山15:30/15:46-ビジターセンター(ウォーキングセンター)16:02
   
                               (約6時間40分 昼食、休憩、撮影含む)