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今年の干支「子」のつく山の牛の子堂山を地図上で探していたら
北西に城山があった。
山城があったのだろうか?気になるので登ってみることにしました。

香川にはいくつかの城山がある。
読み方はいろいろで「きやま」「しろやま」そしてこの山は「じょうやま」らしい

あまり登られていないようなので登山記録がほぼありません。
鉄塔保線路があるので首切峠から登ることにしました。

城山の北西に位置する首切峠では
天正7年(1579年)長宗我部元親との合戦が行われ
造田城主造田備中守が討死した所と伝えられています。



国道438号線を土器川沿い上流に進み、内田(ないでん)交差点から
県道17号線入り、首切峠手前から右の旧道に入り鉄塔巡視路入口を探します。
途中四国電力のアングルがありました。

県道17号線に合流手前100mのところの少し広い路肩に駐車

そこには首切地蔵さんが大切に祀られていました。

この首切地蔵さんは、造田城城主であった備中守造田宗俊

10時28分 首切地蔵さんにお参りしてから旧道を下って行きます。
   


暫く進むと左に鉄塔巡視路のアングル

10時30分 ここから讃岐坂出線NO80方向に登って行きます。
   


巡視路はしっかりしていて歩きよい。

10時41分 鉄塔巡視路は尾根をトラバース気味に進むようになっていますが
   


鉄塔巡視路には進まず、そこから尾根に登って行くことにしました。
薄い踏み跡になっていて、少し行くと赤いテープもありました。ラッキー

北に木々の間から見えているのは高鉢山のようです。
   
 

ところどころにある赤いテープを辿って
急登を登って行きます。

山頂直下は木々を掴み
「ここは下りたくないなあ」と思いながら四輪駆動で登リます。
   


11時 稜線まで登りきるとここの山頂は南北に細長い
 


木に中世山城跡の標識があります。

造田城は標高428mの城山山頂に位置し
山頂は平坦で3つの曲輪が細い道により繋がり
西斜面には腰曲輪があり、南端には土塁が残っているよう


北側まで行くと曲輪の一角ですが案外狭い。
 
   


この時季は展望がよく
造田大明神社のある角ヶ内や高鉢山、そして
遠く五色台方面を望むことができます。

眼下に見えているのは富士クリーン中間処理施設のようです。

ここから東に下る道がありますが、
引き返して南端にある三角点に向かいます。
   


四等三角点/城山 428.1m
   


山頂は木々に囲まれて展望はほぼありません。
 
   


南に下る踏み跡にテープや赤い印があるので下って行きます。
此方も山頂直下は滑り落ちそうなほど急坂です。
   


テープを辿って下って行くと送電鉄塔の下に出ました。

ここは四国電力高松線NO4 
道は左右に分かれているので右に進みます。
   

整備された鉄塔巡視路を下って行くと
今度は四国電力高松線NO3 送電鉄塔です。
   


畑地の中を通って行くと小屋が見えてきました。
 
 


11時44分 まもなく目の前に大きな讃岐変電所が現れました。 

奥に見えるのは笠形山
 


車道から城山を振り返ります。

ここから首切峠まで長い車道歩きです。 

12時 県道265号線に出ました。
   

 
車道歩きで備中地池から望む城山
富士山のような山容です。
 
 
   


県道17号線は緩い登り坂 

長閑な田園風景から城山が見えています。
柿のメジロは今年初めて見ました。
   


12時35分 首切地蔵さんまで戻ってきました。
 
   


12時も過ぎているのでお腹がすきました。
近くのうどん屋へ行こう

首切峠から県道17号線を北に走っていると
高鉢山入口のところにある峠の八十八茶屋が営業していました。

懐かしくなって入ります。
店内には沢山のメニューがありセルフで前払い
   


鴨せいろ生そばとそばだんごを注文
そばには天ぷらと枝豆がついています。
 
美味しかった

時間は1時頃ですが次々と来店されていました。

営業時間 (平日)  10:30~14:00 
       (土)   10:30~14:00 
       (日・祝) 10:30~14:00 
定休日         木・金  

 


ここ山角の峠は昔農繁期になると、
借耕牛が阿波から讃岐へ讃岐山脈を越え、
牛の列がこの山角の峠を越えて平野部に向かったそう

店を出ると目の前に高鉢山・風穴の道標があります。
登山を始めた頃に登ったきりで記憶は階段しか覚えていません。
腹ごなしに階段だけの登山道なので嫌がるむらくもをなだめ登ることにしました。
登山口まで高度を上げて行き車で行き路肩の広くなったところに駐車 
   
 

登山口には案内板があり
「絶景 山頂まで470m」と書かれています
   


急なコンクリートの道を登ると
バンガローのある一合目です。
   


ここから横木に入った階段の山道になります。

むらくもはどんどん登って行きます。
私はマイペースで二合目通過
 
   

あらっ!三合目ってあった?
四合目~五合目~

木に取り付けられた合目の数を楽しみながら
九十九折に登って行きます。
 
   


六合目~   

七合目の木々の間から展望が見えています。
   


七合目~ 八合目~
展望が開けてきたら山頂は近い
 
   
 

九合目まで来るとひと登りです。
   


13時42分 高鉢山山頂に着くが展望はイマイチ

石のベンチでむらくもが休憩中というか遅い私を待っていた。

高鉢神社が祀られています。

山頂からは北には航空灯台跡があるようです。
   


神社の裏にある三等三角点を撮影したらさっさと下山開始

登山口まで下り左に車道を100mほど行き石段を登ると
   


日本三大風穴というけれど

入口には危険の看板が
「この石垣は長い年月が経過しています。
大変危険ですので触らないでください。」

中にもネットが張られていました。
温度計は5度
下って、明後日の下見にいこう 

   


初めて歩く里山はワクワク面白かったし
お蕎麦も美味しかった。

讃岐の里山はいいですね。
また歩きます。
   
   
   
   
   
   

城山 428m ・ 高鉢山 512m (香川県) 
 

 ◆ 2020年1月11日(土曜日)晴れ

 ◆ メンバー むらくも・ピオーネの2人
 ◆ 首切地蔵10:28-鉄塔巡視路入口10:31-尾根分岐10:44-山頂11:08-鉄塔巡視路出口11:47
    -車道歩き-首切地蔵12:35
                               (約4時間 車道歩き50分を含む)