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天気予報では一日晴れマーク何処かに登ろう
塔の丸や天狗塚を思ったけれど、アプローチが遠い
近場で登ったことのないエビラ山に行くことになりました。
周回はまたみんなで行ったらいいので、
行けるところまで行ってタイムリミットを12時としてピストンすることにしました。

自宅を4時30分に出発し、コンビニでお昼を調達
6時10分登山口に到着
一番乗りなので邪魔にならないように端に駐車
6時27分登山開始です。
   

最初は少し急坂です。
ジグザグの植林を登りきると、平坦な道になり、快適に進みます。
   
 
 スギ林の間から稜線が見えてきました。
あの岩峰は鯛の頭 遠いな~

 足元にはツルリンドウの蕾が沢山あります。
しかしまだ朝が早いので開花しているのは少ないです。 
けれどツルリンドウは登山道に次々にあります。
あまり人が入らないので、多いのかも
   
 
いくつかの小さな沢を渡り、気持ちの良い木漏れ日の中を歩いて行きます。
他の花があまり咲いていないのでオタカラコウを写します。
    

峨蔵越が近づくとヤマジノホトトギスが咲いています。
8時峨蔵越に登山口から1時間半で到着
ここで小休止 今からの急登に備えます。
   

10分程休憩して歩き始めます。
毎回目につくこの案内板 コースタイムは1時間30分ですね。
登り初めは少し茂っています。
   

岩場を登りだすとアサマリンドウが咲いています(^O^)/
   

急坂を登った最初岩場の上に立ってみました。
素晴らしい展望です。
ハサミ岩から鯛の頭が見えます。
振り返ると赤星山が端正な姿を見せています。
   

岩場を左に巻きます。何かに見えませんか?
眼下には土居の街並みがはっきり見えます。 
 

まだあそこまで行かなくっちゃ
   

少し傷んだ梯子を慎重に登ります。
梯子の傍にもアサマリンドウやアキノキリンソウが咲いています。
急な岩場を登ると9時鯛の頭に到着。
  

岩に座って素晴らしい眺望を暫し眺めながら小休止
 

足元の岩場にはアキノキリンソウと蕾のアサマリンドウ 
傍のシロドウダンの木は紅葉していました。
   
 
10分程休憩して歩き始めるとすぐに
咲き残りのシコクフウロやトサノミカエリソウそしてシロヨメナが咲いています。
 

登りにさしかかると今度はシオガマギクの群生です。なかなか進めません。

「ここから先は命がけ」の有名な道標が見えてきました。
   

ロープを掴み一歩一歩慎重に登ります。

見上げたその先に「あったよ~」
開花したばかりのアサマリンドウについ大きな歓声あげた私です。
 
 
そして傍にも木漏れ日の中に咲いていました。
この辺りが一番綺麗に咲いていたところでした。
    

昨年ヒカゲツツジが咲いていたところからの展望
鯛の頭も小さく見えます。
 

登って行く痩せ尾根の岩場にも沢山のアサマリンドウはありましたが
開花している株はほとんどありませんでした。

9時51分二ツ岳山頂(1647.3m)にとうちゃこ
三等三角点二ツ岳もあります。
   

山頂の先の展望のある岩場で小休止です。

エビラ山への稜線が目の前に見えます。
その右奥の三角は黒岳、左奥は東赤石その左奥はちち山
そんなに遠くに見えなかったのにな…
 
 
石鎚山方面もはっきり見えます。

20分近くも休憩して、目指すエビラ山へ出発

「権現越東赤石山方面縦走路(難路)」と書かれた道標から
左へ急坂を下りて行きます。 

5分程進むと直進に木で×をしています。前の時はなかったのに
   

×を乗り越えて直進し展望の良い岩場行きます。 
そこからは先ほど休憩した山頂の岩場が見えます。

行き止まりなので引き返し左に折れ、大岩を迂回し赤いテープと踏跡を辿ります。
 
ルート取りが面白いとむらくもは絶賛

絶対尾根を外さないようにすること

右に左にと大岩は直下を巻き、すぐに尾根あがるという合理的なルートですが
ピストンなので、迷いそうなところは振り返り、確認しながら進みます。
   

イワカガミ岳山頂直下です。えっここを登るの!
垂直にロープがかかっています。
ロープと木をしっかりと掴んで、足場を確認しながら、一歩一歩必死に登ります。
 

やっとこさ登りきるとケルンがあります。

標識はありませんがここがイワカガミ岳のようです。
10時46分イワカガミ岳山頂とうちゃこ

むらくもの目線の先には二ツ岳 ちょっと遠くになりましたね。 
   
 
山頂よりエビラ岳が見えます。まだ遠いなあ
 
 
狭い山頂から南側の眼下には集落が見えます。

そして北側に目をやれば、白骨林越しに新居浜市街がはっきり見えます。
   

イワカガミ岳山頂を過ぎるとテープが無くなりますが、踏み跡はしっかりしています。
灌木の中にブナも現れ、イワカガミの群生も見られるようになりました。
伊予の鈍亀さん達はその花の頃に縦走されていますね。 
   

11時7分途中の平坦なところで小休止 
10分程休憩後エビラ山へ

むらくもが「見覚えのある岩が見えた」と
そして「あの岩を登った」とも言った
   
 
下りだすと目の前に岩峰
大岩の向こうには銅山川に沿った道と保土野集落が見えています。

エビラ山も見えているのに近づかない
   
 
上から見えていた大岩が見えた
しかしここも巻き道があります。
   
 
イワカガミ岳を振り返ります。
 

茂ってはいますが、歩きよい道を進むと
ツツジ系の木々となり、掻き分けながらなので歩きにくい
   
 
振り返ると、木々の向こうにイワカガミ岳から二ツ岳の尾根が見えます。
咲き残りのホツツジもちらほら
   

11時44分 エビラ山の全姿が眼前にドーンと現れる。 右奥は黒岳

ここでむらくもが「エビラ山まで行くか、ここで引き返すか」と聞いてくる

ピストンなので、往復の時間を考えたら、ここで引き返すのが無難と判断し
あっさり諦めて引き返すことにしました。

きっとまた来るからね

エビラ山南尾根中腹の人面岩をアップで

元来た道を引き返し、
途中広くなったところでのんびりお昼です。
 
   
 
お腹満たし往路を帰ります。

登ったり下ったり、右に左に巻いたりと楽しみながら足を進めます。
   
 
   

イワカガミ岳の山頂からエビラ山を名残惜しそうに暫く眺め
山頂直下を恐々下ります。
   

13時35分二ツ岳分岐まで戻り、
16時28分無事下山です。お疲れ様でした。
   

虫もおらず、秋風の吹く晴れた日に秋の花を見ながら、
初めてのコースを歩けて面白かったです。
10時間のロングコース
エビラ山まで行けなかったのは残念ですが、次回の楽しみとなりました。 
次回はもう少し早い出発で峨蔵山周回できるでしょうか
   
   

二ツ岳 1647.3m ・イワカガミ岳・エビラ山撤退 (愛媛県)
 

 ◆ 2016年8月31日(水曜日)晴れ

 ◆ メンバー むらくも・ピオーネの2人
 ◆ 別子登山口6:27-峨蔵越8:00/8;09-鯛の頭9:00/9:12-二ツ岳山頂9:51/10:09-
   イワカガミ岳10:46-エビラ山撤退11:44-(昼食12:10/12:34)-イワカガミ岳12:54/12:58-
   二ツ岳13:35/13:52-峨蔵越15:11/15:18-登山口16:25(約10時間休憩昼食含む)