むらくもは蓼科山から帰ってきてから、 自転車やジョギングの運動は欠かさないのだけれど 全然山に登っていないので「明日石鎚山でもどこでもええから山に行こう」という 今月は父のデイサービスが平日毎日あったのでお出かけができなかった。 唯一30日の日だけが休みでお天気も晴れの予報です。 夕立があっても歩きよい道となれば石鎚山 土小屋の登山口まで3時間と遠いけれど 途中ハナイカリも咲いているかもしれないので石鎚山に決定 |
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当日6時10分自宅を出発、土小屋を目指します。 西条のコンビニで、お弁当を調達しR194から旧寒風山トンネルを通り瓶林へ 車の窓を開けて走るともう秋の風 久しぶりの山の空気にむらくもは気持ちいいという 山に、はまったきっかけの伊予富士の懐かしい話をしながら車を走らせます。 平日なので、林道の草刈りがされています。 シコクフウロやオトギリソウにヤマハハコやオタカラコウなどの花も気になりますが いつものようにそうそう車を停めるわけにもいきません。 プチお花畑の広くなった路肩に駐車し撮影 よく見るとオタカラコウもオオマルバテンニンソウも盛りは過ぎているようです。 |
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展望台からも眺めます。 瓶ヶ森 石鎚山には雲が… |
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寄り道をしたので、土小屋に着いたのが9時半前 平日ですが、すでに近くの駐車場は多くの車が駐車されています。 急いで準備を済ませ出発 |
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9時34分 登山口をスタート 山頂まで4.6kmのんびり行きましょう 日常の暑さを忘れてなだらかな樹林の中を歩くのは気持ちがいい |
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早速足元にツルリンドウ発見 色の濃いツルリンドウ、少し離れたところに色白のツルリンドウもありました。 |
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登山道脇にはミヤマヒキオコシの花を見ながら進むと 木々の間から瓶ヶ森がはっきり見えています。 ヒヨドリバナが見えだすとアサギマダラが飛んでいます。 今年はあまり見かけませんでしたので嬉しくなって 花にとまるのを待ちます。 やっと撮影に成功 |
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ススキの穂も上がり、その奥にはオオマルバノテンニンソウも見頃です。 アキチョウジも咲き始めていました。 |
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気持ちよく歩いて行くと 登山道の両側にミヤマヒキオコシの群生 |
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登山道脇に白く小さな花が目立ちます。 むらくもに「これは?」と聞かれてつい「ヤマトウバナ」と答えたのですが イヌトウバナのようです。下唇の中央裂片が大きく、萼は緑色で毛があります。 |
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むらくももツルリンドウ等の花を楽しみながらゆっくり登って行っています。 |
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アキノキリンソウは山頂まであちらこちらで咲いていました。 虫こぶがついている株も見かけました。 10時10分 第一ベンチまで来ると あ~あ山頂はやっぱりガスの中です。 |
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続く木製階段の登山道わきに 開花しているリンドウやタカネオトギリやトゲアザミが次々と咲いていてテンションが上がります。 もう下って来る人とすれ違います。 |
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・オトギリソウ ・タカネオトギリ ・トゲアザミ |
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10時23分 ベンチのある広い休憩所を通過すると岩場の木々がはやくも色づいています。 先を歩くむらくもが止まって木を見ています。 「あそこに鳥がいる」と言うので、望遠でカメラをむけると |
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「ホシガラスだわ」なんと石鎚山にもいたなんて大発見よ |
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西条の街までよく見えていますが 残念ながら弥山山頂や鎖場はやっぱり雲に隠れています。 私達が山頂に着く頃には展望もよくなっていると信じて先に進みます。 |
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オオカメノキの果実は赤色から黒色に変わってきています。 鳥に存在を知らすために二色になるそうです。 ベニイタドリ(別名メイゲツソウ) |
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シシウドは終盤のようです。 10時47分 まもなく東稜基部、ここで水分補給をしてまた歩き始めると |
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ミヤマヒキオコシの群生、ハガクレツリフネにレイジンソウ そしてオオマルバノテンニンソウの中にシコクブシと 次々に咲いているお花畑です。なかなか進めません。 |
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斜面一面オオバマルバノテンニンソウが広がっています。 |
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・ハガクレツリフネ ・オオバヨメナ |
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・レイジンソウ ・シコクブシ |
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・テバコモミジガサ ・サラシナショウマ |
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・咲き残りのシコクフウロ ・ミソガワソウ |
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ミソガワソウと瓶ヶ森 |
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キレンゲショウマが咲く斜面も下までオオマルバノテンニンソウが広がっています。 キレンゲショウマには実ができているのが見えました。 |
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イシヅチミズキに黒い実が沢山ついています。 やがてシラヒゲソウが咲き始めていました。 |
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第三ルンゼではオオマルバノテンニンソウやミソガワソウの大群生のお花畑はほぼ終盤 サラシナショウマやアキチョウジが咲き始めていました。 |
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前を行くむらくもが単独の女性に花の名前を教えてあげているようです。 この方は京都から女性2人でやってきたそうです。 もう一人の方は花にあまり興味がなく先に下ったそうで メモをしながら覚えていて、もう一人の方に教えてあげられると喜んでおられました。 明日は瓶ヶ森に登られてから帰られるそう 嬉しいことに足元にクガイソウが一輪咲き残っていてくれました。 |
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第二ルンゼも見頃のミソガワソウやトサノミカエリソウ ヒナノウスツボにシコクフウロ等目を楽しませてくれます。 近くで小鳥の鳴き声が響きます。 むらくもはスマホで録音しています。 暫く耳を傾けていると、一瞬木から木に飛ぶ黒い姿が見られたので カメラを構えましたが間に合いません。 帰って調べるとクロツグミのようですが、特定はできません。 |
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11時49分 やっと表参道の合流する鳥居までやってきました。 鳥居をくぐると階段脇にもミソガワソウが綺麗に咲いています。 二ノ鎖小屋からは眼下に青空と街並みが見えます。 下界は暑そう トイレ休憩をしてから、巻道を進みます。 |
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山頂のガスも退いて北壁がよく見えています。 鎖場を登っている人が見えます。 |
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ここまで来ればあとひと登り、 ・シシウド ・ノダケ |
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ここからはシラヒゲソウ等の花を楽しみながらゆっくり登って行きます。 花が沢山咲いていてなかなか進めないのです。 イシヅチウスバアザミ? シラヒゲソウも沢山咲いています。 |
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・ミヤマトウヒレン ・オオトウヒレンとアキノキリンソウ |
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下って来られる方も多い タイモンジソウも満開でちょっと盛りは過ぎています。 |
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嬉しいことにイワアカバナやミゾホウズキも咲き始めていました。 |
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今日はリンドウがとってもキレイ |
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頑張って登っってみると 期待していたミソガワソウとオタカラコウのお花畑は終わっていました。 今年は開花も少し早かったようだし、こんなに遅くまで咲いていませんよね。 |
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でも山頂直下のシコクフウロの群生はまだまだ見頃でした。 12時35分弥山にとうちゃこ 残念ながら天狗さんはガスの中なので、お昼にします。 |
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少しすると天狗岳も西ノ冠岳方面も顔を出してくれました。 早めに下山された方は展望がなかったそうなので、 これだけ見られたので良しとしましょう |
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手前のアキノキリンソウは終盤でしたが この風景を見たのは初めてでしたのでよかったです。 その後も天狗さんが見え隠れしていました。 横で休憩中の元気な女の子の親子は天狗岳に行きましたが 辺りが真っ白になったので私達は下山することにしました。 なんと40分のゆっくりしたことになります。 |
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平日にもかかわらずけっこう人が多いですね。 |
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するとまもなく雨が降りだしてきました。 花も見ることなく 急いで鉄の階段を降りて行きますが、雨足が強くなってきたので 慌ててポンチョを被ります。 しかし歩き出すとなんとまもなく小降りになってしまいました。 暫く着ていたのですが、鬱陶しくてまた途中で脱いだりと忙しい 二の鎖小屋まで下りてくると下のほうはよく見えています。 14時3分東稜基部で休憩していたら、次々と下山してくる方が前を通り過ぎて行きます。 |
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下っているとまだ次々と登って来られる方がいます。 中には山頂小屋で泊まられる方もいらっしゃいました。 一度は泊まってみたいものですが、いつのことやら どんどん下って15時10分下山 汗びっしょりなので着替えると、むらくもがソフトクリームを買ってきてくれました。 疲れた体に本当に美味しかった~ 瓶ヶ森林道を走るとガスで視界が数メートルになったり、 そのうち雨は土砂降りになってきて、いい時に下山したようです。 むらくもと久しぶりの石鎚山 沢山の秋の花を楽しむことができました。 秋の遠足までにはもう少し歩かないとね。 |
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❀林道で見た花❀ ・キツリフネ ・オタカラコウ |
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ハナイカリ |
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・リンドウ ・シオガマギク |
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石鎚山 1982m (愛媛県) |
◆ 2018年8月30日(木曜日)晴れ ◆ メンバー むらくも・ピオーネの二人 |
◆ 土小屋9:34-休憩所10:23-東稜基部10:47/10:55-鳥居11:49/11:58-弥山12:35/13:17 二ノ鎖小屋13:36-東稜基部14:03/14:21-休憩所14:38-土小屋15:10 (約5時間40分 休憩昼食撮影含む) |