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週末トリオで山に行けることになった。

今季まだ霧氷を見ていないのですが、高い山はお天気がイマイチのようなので
久しぶりに東讃の里山歩きもいいね。と

その上私が以前行って素敵だった
地中海カフェ「プラヤ」でランチもしたいということで

午前中に「火山」に登り、ランチ後「与治山」へ行くことに
今回も欲張り歩きになりそうです。

当日keitannさんと私は8時に丸亀の某所で待ち合わせ、
私の車で坂出ICから高松自動車道を走り、
途中高速三木バス停でreikoさんと合流

まずは火山の登山口を目指します。




火山 (ひやま) 259.8m  さぬき市

 

津田寒川ICで下り、国道11号線から県道2号に入り
西教寺の案内板に従って進みます。

舗装路を奥の院のほうに進むと池が二つあり、
9時15分広くなったところに駐車し、のんびり歩き始めます。

すぐにヤブツバキの花が沢山咲いています。
今年は開花が早いようです

先週足摺岬でも見ていますが、香川の里山でも見られて嬉しいですね。
   

車道脇の石仏や丁石を見ながら進むと
(因みに一丁は約109m)
 
   


モチツツジも狂い咲きし、葉も紅葉しています。
サルトリイバラの赤い実も冬の里山では目立ちます。
 
   
 

平成2年 ふるさとふれあいの森整備事業の
火山展望遊歩道の案内板を見て
 
 

火山遊歩道の道標に従って
9時22分 荒れ気味の参道に入って行きます。

車道をまっすぐ進んで峠から奥の院まで車でも行けます。
   


ヤブムラサキの紫色の実や赤いサネカズラに足を止めながら
   


落ち葉の積もった参道沿いの石仏や丁石が奥の院に案内してくれます。

9時39分 約20分で奥の院に出ました。
   

説明板を見てまずはお参りを
   

お堂は穴薬師と呼ばれ、堂内奥の巨石には小石仏が多数彫刻されているそうです。

お堂の西側の巨石に彫られている磨崖仏
一夜で彫ろうとしたが鶏が鳴いたので中止したという
   


磨崖仏へは石段があり、傍まで行けますが、一部草が生えて荒れていました。

奥の院の上に登ると街並みが見えます。
さらにその奥にはもう一つの磨崖仏があって役小角像があるようですが
今回も行かずじまいになってしまいました。

これらの磨崖仏は平安時代から鎌倉時代の作で、市の文化財になっているそうです。

磨崖仏の右下にいる二人が小さく見えます。 
   

分岐まで引き返して、
9時48分 山道に入って行きます。
ここには道標はありません。
   


遊歩道は九十九折に稜線まで続いています。
 
道沿いにもヤブツバキが咲いています。
   


9時58分稜線に出たところには道標があり、
「瓶盥→」に従って東に広くなだらかな遊歩道を進んで行きます。
途中ベンチもあります。
 
   


先に山頂に行くことにしました。

ベンチのあるところの木に「←火山」の木札がぶら下げられていました。
 
   

シロダモの赤い実 が目立ちます。

開花時に実が熟すので、雌株では花と実が一緒に見られます。
葉の下面が灰白色であることからシロダモという
 


10時5分 左の踏み跡を辿って行くとピークを過ぎ、
少し下って広いコルを進むと、目の前に急坂です。
急坂を登り詰めると
   


笹の中を一歩入ると
 藪の中に登山者ノートの缶が置いてあります。
   


10時17分 火山山頂にとうちゃこ
四等三角点/西山 259.8m
   

狭い山頂は展望もないので、引き返します。
滑らないように気をつけながら下り、登り返します。

245mピークらしきところが解らなかったのでスマホで探します。
大きな木のあたりかな?

ピークには山名板はありませんが、標石が埋められていたようです。


10時37分遊歩道まで戻り、瓶盥に向かいます。
下り気味に進むと、前方に瓶盥の池が見えてきました。
   
 

水を湛えた瓶盥(びんだらえ)
 

北東に眺望が開けていて、ベンチもありますからここで小休止

 keitannさんから甘~いいちごをいただきます。
この後ランチがありますから、これだけにしておきます。
   


眼下には素晴らしい展望が広がっていました。

高速道路や津田の松原PA、そして鶴羽の街並みがよく見えます。
 
 
 
この後向かうことになる「うのべ展望ふれあい公園」がよく見えています。
 

10時53分 瓶盥を後にして登山口まで往路を戻ります。
 
奥の院から遊歩道を下ると、
冬の目にするウスタビガの繭をkeitannさんが見つけてくれました。
11時23分下山し車道歩きで駐車地点まで戻ります。
そこでカフェに12時に予約を入れておきます。
   

西教寺へちょっと寄り道
 
   


駐車場から阿讃の山々が見えます。
 
   


行き先をナビを入れて、ランチに移動


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11時53分 地中海カフェ PLAYAに到着

靴を脱いで入ります。予約していたので坐れましたが、満席です。
   
 
PLAYAランチスイーツセット1400円を注文

メインのパンプキンシチューは美味しかった~
   

室内からはオーシャンビューで素敵です。

食後はプライベートビーチに下りてみました。
 
   

ご夫婦で土・日・祝日だけ営業されていますので、
予約を入れてから行かれた方がいいです。
この日も次々と来られていて、駐車場は満車、車道まで置かれていました。

tel. 0879-42-3131 予約090-1574-4930
 
   


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次は以前reikoさんが対岸に見える津田ドルフィンセンターに行ったとき
その上に三角点があるので気になっていたというので、行くことにしました。 

うのべ展望ふれあい公園まで行き、けぼ山古墳の案内板から入り
すぐの左の踏み跡へ
   


GPSで確認しながら笹藪の中で発見

三等三角点/小野辺山 56.8m  


そしてけぼ山古墳にも寄ります。車道を下って行くと4世紀後半の前方後円墳

後円墳の頂に
竪穴式石室の蓋石が残っています。
   


うのべ展望ふれあい公園から眼下に津田ドルフィンセンター
奥にはさっき登った火山と雨滝山が見えます。 
   


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折角なので与治山へ行く前にもう一か所寄り道

白鳥の松原にある日本一低い山「御山(みやま)3.6m」へ
 
   


白鳥神社髄神門(鶴の門)
「白鳥ですよ」と教えていただきます。

東国を平定した帰途に伊勢の能褒野(のぼの)で死去した
日本武尊の霊が白鶴となって讃岐の白鳥の松原に飛来した。
ここに神祠を建立したのが白鳥神社の始まりとされる。 


御山登山用の杖まであります。
   
 

立派な白鳥神社(しろとりじんじゃ)
   


 奥に進みます。
   


14時22分 御山山頂3.6mです。

2004年の台風で松原地区が浸水した際、
この地区でどこが高いのか調べ、山の頂を発見することになった。
 山開きは翌年2005年8月。
古くは明治時代の郷土資料にも記載されている。

ちなみに全国の低い山としては
大坂市の天保山 4.53m
仙台市の日和山 6.05m
徳島市の弁天山 6.1m

(白鳥神社周辺ぶらり散策絵図より)
   


 白鳥神社で登山証明をいただき
門前の郷土銘菓「ぶどう餅」で知られている天保年間より創業の老舗
みなとや亀鶴堂」で証明印を押してもらいに行きました。

お正月準備で忙しそうでした。
   


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やっと与治山に向かいます。
国道11号線から左折して県道122号線に入らなくてはいけないのに行き過ぎて、
引田駅まで行ってしまい、安戸池側から西側の登山口を目指します。 

県道122号線からしろとり動物園の案内標識から左に入ると与治山が見えてきます。
左手の田園造成地に小さな島のような小山が現れます。

この小山は経ヶ島といわれ

承元の頃、念仏の元祖円光大師が阿波の国にある鬼骨寺を訪れた際
「法田を拓く基たり給え」と観音経に一巻を海に投じたところ
この島に漂流したのが名の由来らしい

昔はこの辺りは入江だったようです。

広くなったところに1台停まっていたので、隣に駐車
   


農道は赤い鳥居に続いています。 
 


赤い鳥居からは与治山山頂神社への表参道です。

途中イノシシ除けの柵があり、開けて入り通過後閉めておきます。 

まもなく石の鳥居が見えてきました。
ここが与治山登山口です。
   
 
鳥居の前は広くなっていて、手水石の横に清少納言由来の説明板があります。


香川神社誌などによると、京都の藤原忠光の娘が小船で安戸浦へ漂着したが、 まもなく亡くなった。
村人たちは与治山頂上の京に向いた位置に葬った。
その後、ここに祠を建てて祀り、娘の生前の官位に ちなんで祠は清少宮といわれるようになったそうです。

9月の第一日曜には与治山で清少納言祭りが行われ、
土曜の夜に頂上を目指して夜道を登るそうです。

地元の人々の信仰の篤さを感じます。
   
 
15時16分 鳥居を潜り、手入れされた広い参道を進みます。

竹林を過ぎると、雑木林となり
一輪のスミレが咲いていました。
   

道に沿ってトラロープが張られています。
与治山の一部は白鳥動物園の敷地だそう

登りながら動物園の放送や鳴き声が聞こえてきます。


 自然石の石段の登りとなって丁石も現れます。
折り返しながら登り詰めると尾根に出ました。
   

モチツツジやヤブツバキが綺麗 
   
 
左側の尾根の下の巻き道を進みます。
木々の間から頂上が時々見えています。
登山道脇には花の終わったツワブキが多く自生していました。

その上、イズセンリョウの白い果実がありました。
瀬戸内海側で見かけるのは珍しいのでうれしかったです。
   
 
岩が出てくると山頂は近い

15時44分 石段を登り詰め鳥居をくぐると、赤い屋根の神社山頂に着く
   
 
三等三角点/清少納言  186.6m               与治山山頂とその下に不動尊が祀られています。
   


山頂から那智山・虎丸山・本宮山方面
 弓型の海岸線が美しい白鳥津田方面は木々が茂って展望がありません。
 
 
神社前から南東を望む

以前は展望がよかったと思うのですがこちらも
ウバメガシが茂って安戸池や安戸港と大池がやっとこさ見えてます。
 
 
折角お湯も準備してきているので、コーヒータイムです。
時間も4時を過ぎているので、ゆっくりできません。
16時3分下山開始
下り始めると、登りに気が付かなかったソヨゴの赤い実を見っけ
あとは往路を下り
   

16時24分 登山口の鳥居まで下ってきました。 
   

ここまで来ているので、ランプロファイヤー岩脈を見に行くことにしました。

岬の南端漁港から案内標識に従い海岸沿いの遊歩道終点へ

残念ながら丁度満潮で見に行くことができませんでした。
干潮時間を調べてくるべきですね。反省
因みにこの日の干潮は9時45分でした。

 しかし久しぶりにゆっくり日が沈むのを眺めることができました。
綺麗な夕日を見ることができてよかったです。
 
 
   
 
 
 
 
 
 
 

今日も一日陽が沈むまでよく遊びました。

のんびり香川の里山歩きはいいですね。
東讃の里山次は何処に行きましょう
冬の里山歩きの楽しみが増えました。
   
   
   
   
   

火山 259.8m ・ 御山 3.6m ・ 与治山 186.6m  (香川県)
 

 ◆ 2018年12月15日(土曜日)晴れ

 ◆ メンバー keitannさん・reikoさん・ピオーネの三人

 ◆[火山]  駐車地点9:15-登山口9:22-西教寺奥の院9:39/9:48-稜線分岐9:58-火山山頂分岐10:05-
        三角点10:17-山頂分岐10:37-瓶盥10:41/10:53-稜線分岐11:01-西教寺奥の院11:10-登山口11:23
                                  (約2時間 休憩含む)
   [与治山] 登山口15:16-与治山山頂15:44/16:03-登山口16:25-駐車地点16:28(約1時間10分 休憩含む)