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三月の三連休の内の日曜日にトリオで山に行けることになった。
行き先を大山か鶏足山かは週末に天気予報を見て決めましょうとなっていたところ
ワンワンさんから連絡で比婆山を案内していただけるという

コースは公園センター~出雲峠~烏帽子山~比婆山~池の段~越原越から大岩林道を周回

比婆山は夏や秋には何度か訪れていますが、
冬の比婆山は初めてなので楽しみです。
当日自宅を4時半に出発
坂出のいつものところに5時半に待ち合わせて、
keitannさんの車でワンワンさん宅へ6時半前に到着
吉備路の極楽とんぼさんの車に便乗して 比婆山を目指します。

東城ICを降り、国道314号を北上し、県民の森に近づくと
田畑や家並みに雪が残り、雪の多さを思わせます。

県民の森スキー場がありますので、車道は除雪されていて、
車道脇の雪の多さにまた驚きますが、安心して行けます。

8時15分県民の森公園センターに到着
駐車場はほぼ満車状態で、ほとんどがスキー客のようです。

準備を済ませると、ワンワンさんから手作りの草餅です。
朝が早かった私には美味しくいただきました。
アイゼンとワカンを持って8時37分スタートです。

第一の驚きは傍に滝があったこと
夏は木々が茂っていて全然気が付きませんでした。
 

次の驚きは 歩き出してすぐ目にした雪国ならではの重機
タイヤがkeitannさんほどある除雪車や
スキー場のゲレンデを平らに慣らす圧雪車

めずらしくなかなか進めません。
 

出雲峠・毛無山の道標に従って登り始めます。
雪は締まっていて歩きよい
鳥尾川(ちょうのお)沿いを雪解けのせせらぎを聞きながら広葉樹林の森に入って行きます。

 今は使われていない古びた雰囲気のいい山荘、
そしてまもなく鉄筋コンクリートの「若人の家」というよりは「老人の家」みたい
車が半分埋まっていますね。
 

木々の根元は春の兆し、綺麗な円形の根回り穴ができています。
歩いていると小鳥のさえずりが聞こえてきます。

雪上にはアニマルトラックと木影が綺麗です。
 

トイレや避難小屋が現れると出雲峠に着きます。
 

道標の傍にある水場は凍らない
9時37分出雲峠ですが道標はどこ?
 

 ありました道標、雪の中だったんですね。
ここで私とkeitannさんはワカン
吉備路の極楽とんぼさんとワンワンさんそしてreikoさんはスノーシューを履きます。

ここでログをみるとあれっ!取れてないなんで?
位置情報がONになってなかったみたいです。ONにしてスタート
 

9時48分烏帽子山に向けてスノーシューハイク
四国ではめったに履く機会がなかったので嬉しいですね。

うっそうとした桧林に入ってどこでも歩けます。
夏道は左の谷を巻くのですが、雪道はまっすぐ尾根を上がるようです。
 

直登なので、アキレス腱がのびそうと言いながら登って行きます。
ワンワンさんは急登もなんのその、どんどん登って行かれます。
スノーシューの踵が上がるようになっているので楽だとか 
 

気持ちの良い自然林の中進んで行きます。
 
 
低木帯になると展望もよくなり、振り返ると毛無山(けなしやま)から牛曳山(うしびきやま)の稜線が見えます。
傾斜が緩やかになりどこでも歩くことができるので、みんな好きなところを進んで行きます。
 

10時38分 広々とした台地の烏帽子山山頂(1225.1m)に着きました。
凄い~の一言
初めて見る雪原に私達は大感動です。
 

西に雪のかぶった雄大な吾妻山が望めます。 
 

道標は雪の中です。積雪量は80cm程でしょうか

陽射しもあり風もないのでここで小休止です。
まんじゅうとイチゴで糖分補給です。 

雪原は眩しいので、サングラスを出します。
いつも持参しているkeitannさんとreikoさんは車に忘れたとか

後から若者がやってきたので、この広大な雪原がよくわかると思います。 
冬ならではの眺望も満喫しました。
 
 
 
眼下には公園センターが見えてます。

10時54分雪原を歩いて、御陵に向かいます。
 

振り向いて写真を撮っている間にどんどん行ってしまいます。
あれっ!いないと思ったら、斜面をシリセードで一気に下っていました。
私達もシリセードで  楽しかった~♪ keitannさん撮影↓
 

一気に下ったのでカメラのレンズに雪がつき
保護レンズを拭いてもすぐに雲ってしまいます。 
鞍部まで下り登り返しますが、もうみんな思い思いのところを歩いて行きます。
危ないところがないので安心してブナ林を楽しめます。
   
 

比婆山で有名な美しい木立のブナの純林が続きます。

こんなにブナが多かったんだと感動の連続でなかなか進めません。
 

杉木立が現れると樹齢1000年のイチイの老木に 囲まれた陵墓がありますが、
これも雪の中
 

天然記念物の イチイ群
ずいぶん雪を被っています。
 
 
比婆山・御陵にあるブナ
 

スキーの後もあります。皆さん楽しまれた痕跡がありますね。
先行のワンワンさんが少し東に行き、池の段が見えなくなるのでおかしいと気が付きました。
ここは公園センターに下れる御陵コースの分岐のようです。
池ノ段を見て直進して下り坂になります。
 

また美しいブナの純林になり、ルンルンで歩いて行きます。 
 

11時58分越原越(おっぱらごえ)に着く
下りはここから下るようです。
道標も雪の中でわかりません。 
 

12時 池ノ段と立烏帽子駐車場の分岐から池ノ段への急登になります。 
ここからも美しいブナ林の中を進みます。
 

ワンワンさんも極楽とんぼさんもどんどん登って行きます。 
スノーシューだから?
 

立烏帽子山が見えてきました。
樹林帯を抜けると視界が開けます。 
 
 
 

12時37分池ノ段山頂にとうちゃこ
さあお昼にしましょう~♪
 
 
360度の大パノラマ

北に縦走してきた比婆山・御陵そしてその左に吾妻山
 

東に立烏帽子山、南に竜王山と一望できます。 
 

お腹も満たし名残惜しいけど、下りも長いのでそろそろ下りましょうか
私はルンルンで下って行きます。ワンワンさんも早いです。
 

越原越までくると雪に映る木の陰が美しいのでパチリ

13時33分ここから右折して谷沿いを下って行きます。 
 

 スノーブリッジですね。慎重に渡ります。
   
 
谷沿いの雪も随分積もっています。

越原越から30分
14時大岩谷林道終点に出ました。
   
 
大岩谷林道を下って行きます。単調な下りは疲れます。
素敵な雑木林が現れると「軽井沢みたいね」と言ったり
 
 
枝の赤い木を見たり、芽吹きだしたヤマヤナギを見たり、ウロウロしながら下ります。
 
 
早春の芽吹き
 
 
キャンプ場が見えてくるとまもなくです。
   
 
「鳥がいるわ」「どこ?」「あそこ」よく見ると
キジバトぐらいの大きさです。画面で拡大するとカケスのようです。

ヤドリギもあり、まだ実がついています。
   
 
のんびり歩いていると、お父さんが子供をそりで引っ張っています。
子供さんに「お歳は?」と聞くと、
ミトンとはいた手で4歳ってしてくれてるのでわからない
お父さんが答えてくれました。
「バイバイ」っていうとお子さんも「バイバイ」って
最後にほんのりさせられました。

途中でスノーシューやワカンをはずし
3時無事県民の森公園センターまで戻ってきました。
お疲れ様でした。
売店でコーヒーを飲んでほっと一息いれ、岐路へ
   
 
初めての雪の比婆山を堪能することができました。
静かで、スノーシューハイクを楽しめてお勧めですね。
案内と運転していただいた吉備路の極楽とんぼさんとワンワンさんには
大変お世話になりありがとうございました。
ご一緒の皆さん楽しかったですね。また来たいですね。
   

yamapログ
 https://yamap.co.jp/activity/746332
   
   
   
   

雪の比婆山連峰 (広島県) 
烏帽子山 (1225.1m)比婆山・御陵(1264m)
 

 ◆ 2017年3月18日(日曜日)晴れ

 ◆ メンバー 吉備路の極楽とんぼさん・ワンワンさん・keitannさん・reikoさん・ピオーネの5名
 ◆ 県民の森公園センター8:37-出雲峠9:37/9:48-烏帽子山10:38/10:53-比婆山(御陵)11:25
   -越原越11:58-池ノ段12:37/13:10-越原越13:33-大岩谷林道-公園センター駐車場15:11
                                 (約6時間30分休憩昼食含む)