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◆ 1日目(8/7) 自宅7:00~瀬戸大橋~山陽~中国~舞鶴若狭~北陸道福井IC~永平寺口(永平寺参拝)~
            R416~勝山街道~国道157~県道33号~御前荘(泊)

◆ 2日目(8/8) 御前荘~駐車場9:00-別当出合9:23-中飯場10:10/10:26-甚之助避難小屋12:23/12:56(昼食)
           南竜道分岐13:19/13/29-黒ボコ岩14:29/14:39-室堂15:12(泊)     (約5時間50分休憩含む)

◆ 3日目(8/9) 室堂7:20-御前峰8:01/8:20-室堂9:00/9:26-黒ボコ岩9:49/10:01-殿ヶ池避難小屋11:00/11:39(昼食)
           -別当坂分岐12:46-別当出合14:02-駐車場14:11              (約6時間50分休憩含む)
 
 今年もアルプス山行の季節になりました。
今回の行き先はピオーネに一任された。 
退職していつでも行けるし、少しでも体力のある間に歩いておきたいと
折立から黒部五郎岳~三俣蓮華岳~双六岳~新穂高縦走3泊4日
むらくもに提案すると却下その後も何度か変更
そして花の山白山に決定
今度はお天気だが、7月中旬から週末が晴れとなり、ネットでどんどんアルプス行きの報告が届く
梅雨明けを狙ったがその後も不安定なお天気が続く

室堂ビジターセンターの予約状況を見ると7月はいっぱい
8月の空いている8日に予約をいれると、今度は5号台風発生している。


第1日目 (8/7)

 混雑を避けるため朝、7時に自宅を出発。
福井北ICまで早く着いたので、永平寺に参拝

今夜の宿白峰温泉御前荘に到着
温泉に入り地元の美味しい料理をいただいて、早めに就寝
   

翌朝は日の出前から目が覚めると、皆さん次々を出発されていきます。

8日(月)9日(火)はマイカー交通規制がないので、別当出合まで車で行くことができます。

私達は、7時半の朝食をゆっくり食べてから出発です。
途中工事中の為、交通規制もありますが、
9時前にマイカー終点の別当出合に到着
平日でありながら広いマイカー駐車場は既に満車状態です。

準備を済ませ、石段を登ってまずは別当出合登山センターへ
   

7分程で別当出合登山センター(1260m)に着く
ここは水やトイレを完備した休憩舎、夏の最盛期は売店も営業するようですが、準簿中でした。

学生さんや登山者が大勢います。登山届をだし、白山に向けて登山開始
   


鳥居を潜ると、観光新道と砂防新道に分かれるので右の砂防新道へ入ります。
別当谷に架かる長い吊り橋を渡り終えると
   

樹林帯に入り、室堂まで登りだけの道が続きます。

すぐに汗が流れます。 ちょっと休憩~
後ろからやってきた小学生の親子ずれに追い越されてしまいました。子供は元気だわ
   

10時10分中飯場(1500m)の広場に出ました。
水場とトイレと石のベンチがあり、多くの方が休憩されています。
いいお天気でとても暑いです。
私達も木陰の石のベンチで小休止。 
   

室堂まで4.5km
道の浸食防止のために、石を敷き詰めた階段になっているようです。 
10時26分頑張って登って行きます。

歩き始めるとスダヤクシュを初め花々が咲いています。
2mもあろうかと思われる真っ白なミヤマシシウドが青空バックで綺麗です。
急な登りが続きます。
   
 
別当谷と甚之助谷に挟まれた狭い尾根に出ると
不動滝と階段上砂防堰堤群そして眼下には砂防工事現場が見えます。
 
 
ダテカンバやオオシラビソなどの樹林帯のジグザグに登って行くと
ハクサンカメバヒキオコシやセンジュガンピが多くなります。
   

赤黒い花のクロクモソウも咲いています。

11時2分観光新道のある尾根が一望できる別当覗(1750m)に着きました。

 目前に凄まじい別当の大崩れが見られ、谷側は断崖になっているようです。

皆さんが休憩されています。私達も小休止
汗ダラダラで水分補給は欠かせません。ここでもう1L空きました。
 
   
 
休憩した後ろにはサラシマショウマが咲き始めています。

11時20分樹林の中につけられた道を登りだします。
5歳の男の子も頑張っています。
   

咲き残りのタマガワホトトギスみっけ

アキアカネ近づいてもなかなか逃げない
後ろからやってきた5歳の男の子に「トンボがいるよ」と言ったら喜んでました。 
   
 
木道の先には崩壊が迫ってきました。
こんなところに池塘もあります。
   

オヤマリンドウ、タテヤマアザミ?、ムカゴトラノオ、ミソガワソウも咲き始めています。 
 

展望が開けてきました。 ベンチがあれば休憩
 
 
休憩していると学生が登ってきた。
あまりにしんどいのか、「景色やどっちでもええわ」と言いながら先に進んでいきました。

休憩中に紫色の花が見え、近づくとトリカブトでした。
ハクサントリカブト?
   

12時23分甚之助小屋(1960m)の到着 

2010年に新築され、トイレと水場があり、
小屋も前のベンチでは昼食をとる人で賑わっていました。
うろうろしていると御前荘でご一緒だったご夫婦が
「ここへどうぞ」と同じベンチで休憩することになりました。
毎年白山に登られていてよく御存じのようです。

山頂付近もガスで見え隠れしていて、「ここ数日午後から雨が降ったそうですから
急いだ方がいいですよ」とアドバイスをいただきました。
   

別山の方の眺めを見ながら急いで昼食です。
 

私達のお昼は御前荘のお弁当です。
石川県米の大きなおむすび3個と漬物

食べようとすると私達のベンチの傍の木の上でギャーギャーとホシガラスさんです。 
すぐに飛んで行っていってしまいましたが、大勢の人がいるこんなに近くで見られてよかった。

大きなおむすびむらくもは完食、
美味しかったけれど、大きすぎて私は残してしまった。
ごみはすべて持ち帰りなので、翌日下山までザックの中でした。
   

皆さんが次々と出発されて行きます。
12時56分満腹になった重い体で出発です。

室堂まで2.3km、相変わらず急な登りです。
ここからは高山植物が多くなり、足取りも軽く元気になるピオーネです。

大きなザックの方はテン泊、
私達と前後して歩かれていたご夫婦は、南竜山荘に泊まられるそうです。
   

・シロバナオヤマリンドウ             ・ミヤマセンキュウ               ・ヤマハハコ
 

・シモツケソウ                ・キオン                   ・ヒトツバヨモギ       
 

13時20分南竜道分岐(2090m)に着きました。
一面ガスって真っ白で何にも見えません。 
ここでご夫婦とはお別れです。
   
 
一瞬ガスがはれて青空になると辺り一面
ミヤマシシウドやサラシナショウマ、ナナカマドの赤い実、
シモツケソウやタテヤマアザミにハクサントリカブト等etc
お花畑が広がり感動
 

緩やかな南竜道を行くご夫婦も見えました。 
今度はここも歩いてみたいですね。

足元には咲き残りのエゾシオガマが咲いています。
   

眼下はまたガスで真っ白くなってしまいました。

南竜道とわかれて黒ボコ岩を目指します。ひと登りすると水平に近い道になります。
山腹を巻きながら、沢をいくつか渡りますが、
お花が多くなかなか進めません。
   

・シナノオトギリ               ・カライトソウ                 ・ハクサンフウロ 
 
・ミヤマホツツジ            ・ミヤマダイモンジソウ              ・クロトウヒレン
 
 
・オタカラコウ                ・タカネナデシコ               ・ミヤマコウゾリナとヤマハハコ
 

歩いて来た道と今から行く道
   

 濃いピンクのシモツケソウやミソガワソウも綺麗です。 
   

黒ボコ岩への十二曲りの急な登りになると
あまりにも色とりどりの花々が咲いていて「凄~い!すご~い!」の連続で
いつの間にか随分登っていました。
 

途中「霊峰白山延命水」と呼ばれるおいしい湧水がありますが、水流は細い
十二曲りを振り返ると、登ってくる人が見えます。 
   
 
お花畑が続きます。
 

むらくももお花畑を楽しみます。 べっぴんさんのハクサントリカブト
   

黒ボコ岩の上に人が見えます。 もうすぐ観光新道と合流です。
14時28分黒ボコ岩(2320m)に到着

ここまでくれば室堂ビジターセンター泊りなので急ぐこともない
10分程小休止
   
 
私は早速黒ボコ岩に登ってみました。
大きな岩の上は広く、素晴らしい展望です。

ここに来てやっとなだらかな御前峰の山頂と山荘が、見えだし感動
眼下には登ってきた十二曲りの急登が見えます。
   

しばらくしてむらくもも登った。
14時39分室堂まで900m あとひと頑張りです。
   

火山台地の 弥陀ガ原に入ると風景が変わります。

草原の中の快適な木道を歩いていると
 

ミヤマリンドウ見っけ

今年は雪も少なかったので、水屋尻雪渓もなく、
花の開花が早くコバイケイソウは終わりチングルマも綿毛になっています。
是非花の時期に来てみたいものです。 
   

右からのエコーラインと合流し最後の急登です。
五葉坂で何度も一息入れながら、
15時12分やっと室堂ビジターセンター(2450m)に着く。
   

まずは受付で宿泊手続きを済ませ、
支払いをして部屋に案内されました。
白山室道には4つの宿泊棟があり,私達はこざくら荘です。
受付順に男性も女性も関係なく部屋を割り振られるようです。
食事券もその時に渡され,夕食券には夕食の時間帯が書いてありました。
17時20分からなので、十分時間があります。
 
   

宿泊棟には乾燥室が稼動して備え付けのハンガーに
乾燥する衣服をかけて乾燥します。
大勢の人が利用するので,衣服が乾いたら早めに取り込むよう言われました。

早く着かれた方は、横になられています。 
ベットの寝る位置を指定されました。下段の入り口側でした。
宿泊の部屋は両側2段ベットで32人部屋、1人分の幅は60cmです。
枕と毛布が2枚用意されていました。枕元に荷物の置く場所が2段になっています。
この日は14名でした。

消灯は20:30,朝は8:00に片付けに来るので,
それまでに部屋をあけておくように言われました。

汗で濡れた服を着替え、乾燥室に持ち込みます。
あとは夕食まで時間があるので私は散策、むらくもは横になりました。

外に出ると風が強くイブキトラノオが揺れています。
   
 
この時山頂はまだ青空だったのですが…
 
 
部屋に戻り、じっとしていると少し頭痛がしてきたので冷え○○を貼ったら気持ちいい

暫くして窓から外を見ると、
ガスって何にも見えないし、風が強く花が随分揺れているのが見えます。

夕食時間になった時、外に出るとガスと霧雨と強風
これでは夕日も星も無理だわ

食堂はセルフ 魚かハンバーグを選べます。
ご飯も少しにしてもらったのですが、食べ始めるとほしくありません。
残してはせっかく作ってくれた人に申し分けない
何とか食べておかなければと時間をかけてやっと半分ほど食べました。
また高山病?持っていたダイヤモックスを半錠飲みました。

明日の天気予報は、曇りか霧時々晴れ
9時頃から晴れるようなので、
ご来光も諦め、6時の朝食後に山頂に向かうことにして、早めに就寝
 


2日目へ続く 
   
   
   

白山 御前峰(2702m)石川県
 
 
◆ 2016年8月8日(月曜日)~9日(火曜日)

◆ メンバー  むらくも・ピオーネの2人