home
keitannさんは前々から堂ヶ森に行きたいと言っていた。

keitannさんの学生時代の山仲間の松山に在住のS氏と
ササユリの咲く堂ヶ森に行くのでご一緒しませんかのお誘いがありました。
ササユリをどこかで見たいと思っていたのでお願いしました。
当日いつもの大野原のところに5時半に待ち合わせ
平日なので私の軽自動車で出発~

川内ICで降り7時に待ち合わせの桜三里のコンビニへ
少しするとS氏と山友のT氏がやってきました。

はじめてお会いするので自己紹介をし、
車に乗り込み、S氏の車の後からついていきます。

国道11号線を西条方面に走り、落合で右折して
県道153号線を鞍瀬川沿いに明河方面に走っていると
ヘアピンカーブで周桑バスとすれ違いました。

路線バス(明河線)の終点の保井野集会所バス停を過ぎ
さらに進むと保井野登山口に7時40分頃到着

10台程駐車できる駐車場には1台駐車中
単独の女性は準備を済ませて登り始めました。

私達も準備を済ませ、暑いので水分を2L持ってきたけれど、
水場もあるというので500mlのペットボトルを置いて行くことにしました。

keitannさんはおニューのカメラです。

7時53分S氏を先頭に登り始めます。
「頂上まで3400m」の道標に「マムシ注意」の看板も

登山口の標高は561m、山頂まで標高差約1100mを登らなければいけません。
   

ベテランのS氏はおしゃべりしながらでも息切れもしないペースで歩いてくれます。

登り始めから登山道沿いに鉄線の柵とタイヤが続いています。

青滝山分岐を過ぎた時、
yamapのログのスタートを押していないことを思いだしていれます。

トチバニンジンの赤い実
   

植林帯を登っていると 
今年お初のギンバイソウの蕾です。ダイコンソウも一輪
   
 
フッキソウの群生の中を通ります。

実になったユキザサが登山道脇に次々と見られます。
四国でこんなに見られるのは珍しいかも
   

足元に実がいくつも落ちています。サワグルミのようです。
見上げると真っ直ぐにすらりと伸びた幹
   

8時35分第一水場通過
ヤマトウバナにヤブレガサはまだ蕾
   

8時47分歩き始めてほぼ1時間となるので
少し登った広いところで最初の休憩です。

ベテランのS氏は一時間毎にきちんと休憩を取られるとのこと
自然林の緑がとても綺麗です。
5分の休憩で出発します。
   

数分でまた 手入れが行き届いた植林の中を進みます。
イシヅチテンナンショウも青い実をつけています。
   

植林帯を抜けると雑木林のジグザグの急登になります。
綺麗な雑木林は秋の紅葉もステキだとS氏も一押しです。

登山道脇にはイチヤクソウも沢山ありますが、残念ながらほとんど終わっています。
   

9時33分から池に到着 

シャクナゲ歩道の急登に備えて10分の休憩を取ります。
さっそくkeitannさんから皮ごと食べられるブドウの配給です。
私もザックを軽くするためにミカンを渡しました。
   

水分と糖分を補給して9時44分枯れた笹の中を歩き出します。

9時49分右折してシャクナゲ歩道へ 
   

取り付きに遭難碑があります。石鎚山の方向を向いています。 

シャクナゲの開花は5月下旬の看板もあります。
   

 このシャクナゲ尾根は直登でキツイです。

シャクナゲの花後もありました。花の時期も見てみたいですね。
   

木々の間から見えるのはどこ?「青滝山ですね」 

ヤマシグレの蕾が色づいています。
   
 
咲き始めたノリウツギにツルアリドウシの群生です。
急な登りに花があると元気をもらえます。
   

登りきったところで
10時27分展望台に寄ります。しかし木々が茂っていて展望はありません。 

今度は低い笹の登山道に変わります。
   

10時32分水呑場に着きました。ここで小休止 
水場に下りて、冷たい水を飲みました。
   

傍にはタマガワホトトギスの蕾もありました。 

5分休憩して登りだします。
梯子がかかっていますので、慎重に登って行きます。
   

最後にブナ林の急登が続きます。
流れる汗が目に沁みます。
ブルーのアジサイが「頑張って」と言っているようです。
   

素敵なブナの森
一際大きなブナもあります。 
   

11時4分樹林帯を抜けると、青空に広がる笹原に感激です。 
   
 
そして西の展望 ちょっと霞んでいて松山市街は見えません。

石墨山       本谷山       青滝山
 

11時5分梅ヶ市・保井野分岐の道標(標高約1460m)
傍にはアザミとニガナの花が咲いています。 
   

立派な道標です。7年前にはなかったような

少し進むとお~すんばらしい風景です。 
   
 
      眼下には面河ダム             石墨山↓
 
 
青空に向かって登って行くと足元にサワオトギリが一輪だけ咲いています。

そして可愛いアカモノが赤い実をつけています。
   

一番奥に薄っすら見えているのは
雑誌山~中津山
 
 
梅ヶ市からの尾根と笹原に小ピークを通る新道と旧道がはっきり見えます。
 
 
11時15分 笹の中に第一ササユリ発見 大きなピンクでとっても美人さんです。

アシナガコガネムシがいるので、ちょっと除けてもらって
交替で撮影が始まり、ペースダウンです。
  
 
ここから次々と咲いていてなかなか進めません。
おちょぼ口も可愛いですね。 濃いピンクの美人さん
   
 
美人三姉妹
 

横から見ても美人です                  アシナガコガネムシさん 
   

ササユリを見つけて撮影したり、展望を楽しみながら、高度をあげて行きます。 
   
 
アキアカネも沢山飛んでいます。
やっと山頂が見えてきました。
   
 
 

毎年登っているS氏によると今年のササユリは沢山咲いているそうです。
ここまで堪能してきました。
今からまだ笹原に続く登山道を登って行かなくてはいけません 
   

まだまだ続くササユリに撮影も続きます。 
   
 
   

撮影していると下山してくる単独の男性から
「山頂が綺麗に咲いていますよ」の嬉しい情報をいただき、
皆さん足取りも軽くなります。 
   

振り返ると随分登ってきました。 
 

アクシバが数輪咲いていました。
   
 
クロズルの花も咲き始めていますし、
モウセンゴケはまだ蕾です。
   

左上に反射板が見えているのにちっとも近くなりません。

山頂分岐まで最後の登りがきつく、足が重い
涸れ沢で崩れたところを注意しながら渡り、頑張って登ると
   

12時3分やっとこさ南の肩に到着 

尾根に出ると正面に鞍瀬ノ頭が見えるはずですが、残念ながら雲の中です。

   

まずは巨大な板のマイクロウェーブ反射板のある山頂へ向かいます。 
   

情報のササユリを見ながら山頂に
   

12時9分堂ヶ森山頂(1689m)
三等三角点堂ヶ森 1689.4m

お昼は愛大小屋でする予定なので
ここでは小休止です。でもお腹すいたので、一口お腹に入れておきます。

360度の大パノラマが広がるということは木陰ないということ
この反射板が唯一の木陰となります。
   
 
山頂からの展望 
ガスが退き「鞍瀬の頭が見えたよ」急いで撮影します。
晴れていたら鞍瀬の頭の奥に西の冠岳や石鎚山が見えるのにね
 
 
南の肩のウラジロモミの白骨林は自然の厳しさを物語っています。
その奥の山並みは五代ヶ森
 

南の肩まで引き返し、標高1511.4mの愛大小屋を目指し下って行きます。 
   
 

眼下に赤い屋根の新しい愛大小屋が見えてきました。 

S氏から途中「ここが愛大山内小屋跡地だ」と教えて頂きました。
山内治先生は、愛媛山岳会の功労者

傍には僅かに出ている水場があります。
   
 
鞍瀬の頭を見ながら笹原の中をどんどん下って行きます。
 
 
振り返ると綺麗な笹原と山頂の反射板が見えます。
随分下ってきたということは
またここを登り返さなければならないということなんですよね。
 
 
ウラジロモミとクマザサの笹原が綺麗です。
 

下りにも沢山のササユリを見ることができました。

もうすぐ愛大小屋分岐です。
この木橋はS氏がカスガイを打って作ったんだと説明していただきました。
登山道を整備していただいている皆さんに感謝です。 
   

keitannさんがおニューのカメラで撮ってます。 
   

12時43分 避難小屋200mの道標 に従って進むと
まもなく12時46分「愛媛大学山岳会堂ヶ森避難小屋」に着きました。
   
 
休憩所でお昼にします。

今日は暑いので、そうめんにしました。
keitannさんからリンゴとS氏からフルーツトマトをいただいたり
夏はのど越しのいいものが、食欲が出ます。
 

周りを散策

小屋の奥に水場があります。空になったペットボトル1本だけ汲みました。 

トイレも綺麗 使用料100円
   

避難小屋の中も綺麗で、毛布も備えてあります。
一度ゆっくり泊まってみたいですね。外にある温度計は27度です。
   

小屋から眺める空はもう夏空です。
一時間近くもゆっくりしました。
13時39分そろそろ下山しましょうか 
   

ザックは軽くなったけれどお腹いっぱいの重い体で登り返します。
 

花を愛でながらゆっくり登って行きます。 
   

14時3分南の肩まで登ってくると周りはガスって見えません。
しかし休憩して下りはじめると徐々に視界が広がってきました。

ゆっくり花を愛でながら下っていると
朝蕾だったササユリが開花したり、陽射しがあたって綺麗なササユリを見ると
あれだけ登りで撮影したのにまた撮影しないではいられません。
   
 
   

14時46分梅ヶ市分岐まで下ってきました。
青滝山方面は霞んでいます。 

ここから急な下りが始まります。ゆっくり滑らないように
   

やかましいぐらいのヒグラシの合唱を聞きながら、どんどん下っていき 
登山口近くになったとき、
keitannさんの靴のかかとのソールがパカパカとなり、よく見ると半分がはずれたようです。
もうすぐ登山口なのでそのまま下りましたが、途中でなくてよかったですね。

16時39分無事下山です。

冷たいアイスコーヒーを飲んで、11号線まで一緒に下り、ここでお二人とお別れしました。

小松ICに向かう途中、温泉を探していると
りんりんパークのところにある湯の里 小町温泉 しこくやを見つけ入ります。

ここは 遍路巡礼の疲れも癒す名湯. 美人の湯として地元住民に親しまれている温泉宿泊施設
ぬるりとしたお湯で入浴料金(シャンプー・石鹸完備)
480円でした。

汗を流してさっぱり、ここからkeitannさんと運転を交代して岐路に着きました。
   

お天気に恵まれ、keitannさんのお蔭で
7年ぶりの堂ヶ森のササユリを丁度見頃に見られて良かったです。
ご案内していただいたS氏 、ご一緒していただいたT氏
私達のペースに合わせていただき、ありがとうございました。
   
   
yamapログ

https://yamap.co.jp/activity/1012324 
   

堂ケ森 1689m (愛媛県)
 

 ◆ 2017年7月14日(金曜日)晴れ

 ◆ メンバー S氏・T氏・keitannさん・ピオーネの4名
 ◆ 保井野登山口7:53-青滝山分岐-から池9:33-しゃくなげ歩道-水場10:32-梅ヶ市分岐11:05
    -堂ヶ森山頂12:09/12:23-愛大避難小屋12:46/13:39-堂ヶ森山頂分岐14:03/14:14
    -梅ヶ市分岐14:48-水場15:04-から池15:45-保井野登山口16:39(約8時間50分休憩昼食撮影含む)