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恒例となったさぬき里山忘年登山

今年の幹事は高松組
山行は屋島で平日の12月4日に決め、現役二人は有休をとってくださいました。

幹事のreikoさんは11月にお孫さんが生まれたばかりでお忙しい中
忘年会の予約や連絡でお世話になりました。

コースはホームマウンテンとされているのkazashiさんにお願いしてくださいました。

エントツ山さんとトンちゃんには夕方予定があるそうなので
昼の部だけ参加していただけることになりました。

ラインで送られてきたコースを見ると流石です。
エントツ山さんが参加されるというのでkazashiさんが
なるべく舗装された遊歩道を歩かず屋島を周回できるコースを考えてくださっていました。

皆さんにお会いできるのが楽しみです。
当日は快晴で穏やかな登山日和です。 

10時屋島神社駐車場に集合

久しぶりの再会を喜び、
10時7分 真正面に冠ヶ嶽を見ながらスタートです。
 
   


 まずは屋島神社にお参り

振り返ると高松市街が広がっています。
   


10時13分 神社の横からウバメガシの中に入って行きます。

イノシシ除けの柵を開けて入ります。

ここ最近屋島にイノシシが出没しているので柵があるんですね。
   


なんとすぐに急登です。

赤いテープを辿って登って行きます。

皆さんに遅れて息を切らしながら登りきると
10時36分 岩壁です。ここは冠ヶ嶽の直下だそうです。

「右に行くと見晴らしがいい」というので行ってみます。
   


「お~すご~い」

高松市街や阿讃山脈の眺望が広がっています。

眼下の紅葉も綺麗です。
 
 
 


冠ヶ嶽を下から見上げます。
遠くからでも見える岩場です。間近で見ると迫力があります。

そこにシマカンギクがひっそりと咲いていました。
 
   


10時44分 分岐まで引き返し
そそり立つ岩壁に沿って進んで行きます。
 


緩やかに進むとやがて稜線に近づくと一気に視界が開け
高松市街が広がっています。
   


 高松港方面と紅葉した斜面の紅葉に感動

素晴らしい紅葉の時季に登れたことに感謝です。
 


11時 山上の遊歩道に合流

ここからは平坦な道となります。

まずは南へ
樹林の道を歩いて冠ヶ嶽に向かいます。 

分岐から5分で屋島南端の冠ヶ嶽に到着
   


経塚があります。

東に五剣山が見えています。
   


西は高松市街や讃岐山脈の展望を楽しみます。
                  そして五剣山を入れて記念撮影              
                                                         kazashiさん撮影↓
   
 

展望を楽しんだら、道を引き返し屋島ケーブル山上駅に向かいます。

屋島ケーブルは2005年8月31日に廃止になっています。

山上駅まで来ると鮮やかに紅葉したモミジが目に飛び込んできました。
素晴らしい紅葉に歓声をあげます。

トイレの横から出ると
時が止まってしまった屋島ケーブル山上駅の廃墟
皆さんそれぞれ懐かしい記憶が思い出されたことでしょう
   


今年お初の紅葉に大喜びのreikoさん

あちこちで紅葉を楽しんだ私ですが、
屋島の紅葉がこんなに綺麗だったとは知りませんでした。 
つい何枚も撮影してしまいました。

この後もたっぷり楽しむこととなりました。
 
 
 


山上駅から紅葉やモチツツジを楽しみ
平坦な遊歩道をおしゃべりしながら歩いて行きます。
 
   


鮮やかな紅葉もいいけれど
はんなりしたのも好きです。
 
   


11寺28分 屋島城城門分岐をまっすぐ屋島寺に進む途中

11時31分 右に少し入ったところにある三角点に寄り道です。
香川では数少ない一等三角点です。
ここが屋島南嶺山頂 292.1m
 
   


遊歩道まで引き返し、今度は左に寄り道
 
   


緑の木々の中に鮮やかなモミジの紅葉が映えて
あまりに綺麗なので皆さんカメラを構えます。 
 


四国霊場第八十四番札所 屋島寺の山門を潜り、本堂でお参り

今日は平日なので観光客が少なく境内も静かです。
   

屋島寺を出て右へ
公園内を通って西尾根展望台に向かいます。
ここの紅葉も綺麗です。
 
reikoさんと「あらっ!イイダコのほうへ行かないのね」と一言
   


100mほど歩くと西尾根展望台です。

目の前に素晴らしい展望が広がり歓声が上がります。

ここに来たのは初めてです。いいところです。
   
 

展望台より先ほどいた冠ヶ嶽が望めます。
そして山肌の紅葉の素晴らしさに感動

写真の左に屋島城の城門跡が見えます。
 


復元された屋嶋城(やしまのき)城門跡をズーム

 帰路に通過するようです。
   
 

眼下に高松市街、新川の上流方面は霞んでいます。
 
 
   


12時 西尾根展望台を後にして、獅子ノ霊厳(ししのれいがん)に向かいます。

ここの紅葉も見事です。
屋島がこんなにモミジが綺麗だとは思いませんでした。
 
   


カワイイ蛙の親子


12時08分 獅子ノ霊厳 展望台に着くとなんとお店が」閉まっているではありませんか
水曜が定休日だったんですね。残念
   


山上からの展望が慰めてくれます。

高松市街と岩清尾山、浄願寺山、五色台や瀬戸内海 が一望できます。
 


お昼なので、何処か風の当らないところで昼食にすることにし移動
北嶺方面を望みます。 この後あの先まで行くのです。
   


北嶺の山肌の紅葉も最高です。
 
 


新屋島水族館も静かです。
ここの紅葉も見事です。
 
 


12時16分 水族館を過ぎた東屋のある広場で昼食にします。 

エントツ山さんがこの日の為に買ったクッカーでお湯を沸かし
ドリップコーヒーの準備をしてくれています。
ところが大きなクッカーから小さなコップに注ぐのに困っています。
一度kamatamaさんのボトルに入れてからコップに注ぐことに

WOC登山部の真似事をしていただいたエントツ山さんには感謝です。
   
 
やっと淹れたコーヒーで乾杯し
皆さんから出されたおやつをいただきながら至福の時、話が弾みます。
口々に「コーヒーが一番美味しかった」の言葉
エントツ山さんありがとうございました。
 


最後に記念撮影

「はい!山ポーズ」
ところがむらくもだけは聞こえていなかったそうでバンザイしてます。

ゆっくり過ごしたので、そろそろ出発です。

kazashiさんから「ここから一旦下まで下ります」と言われ
私達は「え~え」 
   


東屋の奥のサザンカの咲く ところから屋島古道を下って行きます。
樹林の中を落ち葉で滑りそうな道をどんどん下って行くと
   


一部ザレたところもありますが、道はハッキリしています。

途中浦生に行く近道が荒れていたので、しばらく古道を下って行くことに

途中ヤブムラサキ?の紫色の果実を見っけ
 
   

このまま西古道入口まで下って行くと、浦生から随分遠くなるので
途中から北(左)に適当に下って行きます。

山の中に池があるのには驚きました。 
   


しばらく下って行くとイノシシの柵があります。

グラグラする柵をなんとか乗り越え、さらに下って行きます。
道なき道を歩くのは皆さん慣れたものです。
 
 


樹林から小判屋池に飛び出しました。

ここからしばらく北嶺を見ながらのんびり車道歩きです。
 
   


長閑な海沿いの風景を眺めながら進み
浦生(うろ)集落から山に向かって
民家の柿やサネガズラの実などを見ながら登って行きます。

何年か前に坊主さんとここ浦生から登ったことがあるのですが
記憶が曖昧です。 
   


ゲートの横から山道に入リます。

その先にはイノシシ除けの柵もありますが、間から入って行きます。 
   


さらに荒れた山道をどんどん登って行くと
   


13時55分 屋島城跡に到着
 
   


水分補給をしてからまた登り始めます。
これが直登の結構な急登ですが、男性達はどんどん登って行きます。
 
   


遊歩道に近づくと傾斜はますます急になり、なんとか遊歩道に辿り着きました。
お待たせしました。
 
   


遊歩道を北に緩い登りを歩いて遊鶴亭に向かいます。

車道歩きではあんなに青空だったのに、
雲行きが怪しくなってきました。
 
 


14時36分  千間堂跡へ

立派なトイレができていました。
   


ベンチのある広場に行くと
わぁ~綺麗! ここの紅葉も見頃です。

ここまで静かでこんな綺麗な紅葉を見られて最高です。
 
 


平坦な中道をおしゃべりしながら落ち葉を踏みしめ歩いて行きます。

 イノシシの檻もあります。
   


ウバメガシの林を抜けると遊鶴亭が見えてきました。 
近づく頃には小雨が降りだしてきたので

14時57分 遊鶴亭に着くと雨具を着こみます。
   


晴れた日には遊鶴亭からは
眼下に広がる備讃瀬戸の絶景が楽しめますが
今日は生憎のお天気になってしまいました。

高松市街や大島に庵治港の展望もイマイチです。
 
   


ここから北嶺の岩場直下を歩いて引き返す予定でしたが
雨なので、安全を考慮して遊歩道を引き返すことにしました。

東側の遊歩道を進むと新しい展望台ができていました。
 
   


遊歩道から暫く尾根道を進み、遊歩道に合流して、南嶺に戻ります。
 
   


談古嶺(だんこれい)の手前で綺麗な紅葉を見上げます。

15時37分 談古嶺の上には黒い雲があり、皆さんがシルエットに見えます。
 
   


対岸には五剣山や平家が軍船を隠した舟隠しが見えています。

その奥の小豆島には陽射しがあります。 
「どうしてこっちだけ雨なん?」と思ってしまいます。
   
 

廃墟のホテルの前を通過し、
紅白のサザンカを見ながら三叉路を屋嶋城城門方面に少し下って行くと
15時51分 城門跡の展望台に着きます。
   


八嶋城(やしまのき)は、屋島にあった古代山城で
日本書紀によれば、西暦667年に天智天皇が唐軍の襲来に備え
八嶋に城を築いた旨が記されています。


復元された城門を見ながら階段を下って行きます。 
 


1998年1月石積みが発見され、
2002年の発掘調査で、
高さ6mに及ぶ巨大な城壁も築かれていたことが分ったそうです。

2007年から開始した整備工事により往時の姿を取り戻し
平成28年より城壁が見学できるように整備されたようです。
 
   


長く急な階段を下るとへんろ道の
 不喰梨の石仏があるすぐ下に出ました。
   


16時1分 不喰梨(くわずのなし)からへんろ道を下って行きます。 
   


空海ゆかりの加持水を通過
 
   


少し下るとへんろ道から分かれて左へ
イノシシ除けの柵に沿って歩いて行きます。

突然ガサガサの音がしたと思ったらイノシシが逃げて行きました。
あ~驚いた! イノシシさんもビックリしたんでしょうね。 
   


みかん畑の横を下って行くとイノシシ除けの柵があり、
通過したら閉めておきます。

ここに出ました。
流石kazashiさんいろんな道をよくご存じですね。
 
   


墓地の中を下って行きながら、
トンちゃん家の苦労した終活のお話を聞かせていただきました。

同年代として考えさせられることが多く、参考にさせていただきたいと思います。

 左の細道に入ります。
 
   


車道に出ました
入口には「遍路道合流点まで約850m」の案内板
   


大宮八幡神社の前を通過すると
あの懐かしい屋島ケーブルが残されていたのには驚きました。

屋島神社の石段を登り返すと
16時31分 駐車場に戻ってきました。

皆さんお疲れ様でした。お疲れ様でした。 
所用のあるエントツ山さんとトンちゃんとはここでお別れです。
   


夜の部の忘年会の会場「花樹海」へ移動です。

まずは展望風呂へ
平日なので、女性二人の貸切で湯ったり 

宴会場はなんと夜景が見える最高の角部屋で
今年はこじんまりと6人の参加です。
   



ビールで乾杯後、美味しい料理をいただきながら
え~ちゃんの遠征等の話が弾み
楽しい宴会となりました。
 
   
 
本日の料理
 
 
 
 
 
 
 
 
初めての平日での忘年登山の開催は成功裡に終わりました。

屋島を歩きつくしたkazashiさんの案内のお蔭で
変化に富んで初めてのところも多く楽しく歩くことができ感謝です。

reikoさんには幹事としてもお忙しい中本当にお世話になりました。

ご一緒していただいた皆さんありがとうございました。

来年も皆さん元気で参加できますように
 
 
 
   
   
   
   

 さぬき里山忘年登山 屋島(南嶺) 292m (香川県)
 

 ◆ 2019年12月4日(水曜日)晴れ

 ◆ メンバー え~ちゃん・むらくも・エントツ山さん・kamatama さん・kazashiさん
          トンちゃん・reikoさん・ピオーネの8人
 ◆ 屋島神社駐車場10:07-冠ケ嶽11:05-屋島城城門分岐11:28-南嶺△11:31-屋島寺11:40/11:50-
    展望台(昼食)12:16/12:55-千間堂跡14:36-遊鶴亭14:57-談古嶺15:37-不喰梨16:01-屋島神社駐車場16:31
                         (約6時間25分 昼食、休憩含む)