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今年もさぬき里山忘年登山の季節になりました。
今年の幹事は西讃組です。

登山日と城山付近と夜の部だけは先に決めていたのですが、コースが決まらない
keitannさんが月半ばから忙しくなり、エントツ山さんに相談すると
エントツ山さんが介護でお忙しい中
コースや下見その上参加できないことも考慮されて
草刈りや赤テープまでつけていただいたそうです。お世話になりました。

そのコースは掲示板で発表され、みんなで共有することとなりました。

金山休憩所の反対側斜面から出発して金山~常山
そして鉄塔保線路から郷師山~城山GOALというもの
期待の藪漕ぎもあるようです。

金山休憩所の駐車場があまり広くないので
西讃組(keitannさん、むらくも、アンジーパパさん)は車のデポの為、 
9時に城山山頂で待ち合わせることとし
そしてアンジーパパさんの車で金山休憩所に移動することにしました。

他の皆さんは金山休憩所9時30分集合です。
前日の夜エントツ山さんも参加されることとなり、心強いです。

当日一番遠い私達は7時15分に自宅を出発し11号線を走り
8時20分頃金山休憩所でむらくもは私を降ろし、城山山頂を目指します。
朝の気温は4℃、私はここで皆さんが来るまで1時間待つことにします。

ところが皆さんは予定よりずいぶん早く到着されましたので、
そんなに待つことはありませんでした。

今年も元気な顔が見られて喜び合い、初顔合わせのご挨拶を済ませ
9時20分出発です。
   

本日の一番危険な場所?道路の反対側へ行きます。

交通量の多い片側二車線の11号線を渡らなくてはいけません。
よ~く車を確認してから急いで渡ります。
良い子はマネしないでくださいね。

9時23分皆さん揃ったところで記念撮影をして
ガードレールのある道から出発です。
え~ちゃんから発表があり
前日下見に来られた時、この先でサングラスを落としたそうです。
みんなの目で探してみましょうか
 
 

 先頭はアンジーパパさんとエントツ山さんでスタート
最初はコンクリート道ですが、すぐに藪化した山道となります。
       しかしエントツ山さんが草刈りをしてくれたおかげで歩きよかったです。
↓keitannさん撮影       
   
 
迷わないように赤テープもつけてくださっています。

え~ちゃんが落としたという場所で
みんなでサングラスを探しますが見つけられませんでした。

イノシシさんが気に入ってつけているのかもしれません。
サングラスは100円ショップのようなのでイノシシさんにプレゼントしてあげてください。
むらくもは詫間でウリ坊のおもちゃにカメラを渡しています。
   

樹林の中を抜けると
   

開けたところに出ました。
青空に朝日とで気持ちがいい~

紅白の鉄塔があるのは常山
   

端麗な郷師山と朝もやの山々
 

これから向かう金山 も見えています。
さらにプチ藪漕ぎで進むと
9時45分 国道11号線金山トンネルの上部の金山と常山の鞍部に出ました。
   


ここからまず右折して金山に向かいます。
少し進むと横潮神社からの金山農道を進みます。
   


おしゃべりしながら、落ち葉の積もったコンクリート道を三回ほど折り返し登って行きます。
   


右手に四電大浜線NO12鉄塔のところの綺麗な紅葉を見て進むとまもなく
   


山頂直下の四電大浜線NO13鉄塔に着きました。 

以前はなかった「←三角点」の立派な案内板がありました。
   


樹林の中の踏み跡を10mほど辿って行くと 

10時15分 金山(かなやま)山頂にとうちゃこ
三等三角点/金山 280.9m
   

山頂は狭く樹林に囲まれているので、展望もありません。

鉄塔まで引き返して北へ回りこむとと開けたところがありましたので
展望を楽しみながらkeitannさんからミカンをいただき小休止
 
番の洲や瀬戸大橋がまじかに見られました。
 


サヌカイト(カンカン石)を見つけたエントツ山さんが叩くと
カンカンと軽い金属音がしました。これがカンカン石と呼ばれている由来

そしてカネの石から金石のある山、金山と呼ぶようになったとか
 
「明治四十年四月 金山村共有山林境石」 と刻まれた石柱もありました。
   
 

登ってきた林道をコルまで下って、10時45分 常山に向かいます。 

地図にある破線の十字路でエントツ山さんから説明を受けています。
   


しっかりとした尾根道を進むと
10時50分禿げた小ピークに出ると
金山山頂からの展望より眺望が素晴らしく、歓声が上がります。

真っ赤なハゼの紅葉の先には、鉄塔が立つ常山が聳えています
   


 三角錐の笠山の向こうに坂出市街が広がり、瀬戸大橋もよく見えています。
 


眺望を楽しんで、少し行くと四電笠山線NO8鉄塔を通過

振り返ると真っ赤なハゼの木の奥に金山が見えています。
 
 


少し下り分岐を右に進んで行くと
シダの茂る自然林の中の急登を登り、高度を稼いでいきます。 
   


さらに登って行くと四電大浜線10番鉄塔の下に出ました。
すぐ上には紅白に塗られた巨大な鉄塔電源開発本四連系線NO49が聳えています。

この紅白の鉄塔は航空法で定められていて
高さ60mを越える建造物は紅白に塗装しなければならないそうです。


鉄塔の敷地にはフユノハナワラビがあちこちにありました。
コマユミの赤い実も可愛い
   

木にぶら下げられている「常山登山口」を見て
エントツ山さんがやぶの中を進んで山頂を目指したという話を聞かされ
みんなで「えっ~~!まっすぐ立派な道があるのにそれは違うでしょう」と
   
 

山の東側をトラバースするようにここから道は水平道になります。

まもなく「常山登山口」の標識があり、

ここから山頂への直登が始まります。
   
 

讃岐の里山らしい山頂直下のキツイ登りですが、長くは続きません。
足元にはセンブリの咲き残りもあり、花に元気をもらいます。
   


大きな石が出てくると笹原の台地に出ました。
まずは北側にある三角点に向かいます。
   


山頂は、笹に覆われた
常山(つねやま)山頂 四等三角点/常ノ山 283.2m 

香川みどりの百選では
山頂付近に山城があったとされる遺構が確認されているそうですが
山城の遺跡も笹藪に埋もれているような
   

常山山頂、笹原の中で記念撮影                     撮影してくださるのはエントツ山さん
   


昔は北側が開けていたようですが、木々が成長し
樹木の間からしか坂出市街や番の洲や瀬戸大橋を望めません。

引き返して南側に向かいます。
こちらの紅葉は見頃です。
 
 
   
 
   


南端には大きな石の上に龍玉社の祠が二基祀られています。
   
 

時刻は11時40分
広い山頂で紅葉を眺めながら石に腰掛けお昼にすることにしました。

近況やえ~ちゃんの若い時の話に盛り上がり
楽しい時が過ぎるのは早い
 


まだ先が長いので、満腹の重い体を持ち上げ、次に向かいます。

急な道を少し下ると
 
   


暫く緩やかな広い鉄塔保線路を下って行きます。
現実の介護生活が話題に

 一部だけ崩壊したところを高巻して進みます。
   

道沿いにはマンリョウがあったり、かつての畑は今は藪化しています。 
   


サネカズラ(別名ビナンカズラ) 
皆さん熱心に撮影されていました。

葉がくれに現れし実のさねがずら 高浜 虚子
   


お話ししながら下って行くと分岐です。

そのまま右へまっすぐ進んで行きそうになったとき
後ろからエントツ山さんから「左やで、この廃屋が目印や」
つい頼ってしまって、地図を見ていませんでした。反省
 
   
 

次の分岐は右へ下ります。
因みに左に進むと常山の登りで見た四電笠山線NO8鉄塔まで行くようです。
   
 

やがて四電笠山線NO5鉄塔を通過し、民家近くまで下りてきました。
   


手前は これから登る郷師山と奥のなだらかな城山
エントツ山さんから郷師山へは「左の鉄塔から登る」と説明を受けます。
「え~あそこから登るん?急そうやな」
 

柑橘類や栗の木の畑の細道を抜け、民家の横を通って、車道に出ました。 
   


県道189号線を北に少し歩いて、車道を渡り、
石碑の「黒岩天満宮→」の案内板の左のコンクリート道を鉄塔に向かって登るという
   


見ただけで急な坂道ゆっくり登って行きます。
皇帝ダリアも咲いています。
 
   


まもなく目の前に大木が現れ、
皆さんあまりの大きさに見上げます。
この木何の木気になる木~♪
 
   
 
電源開発本四連系線NO46鉄塔の指標を進むと、デカい鉄塔が見えてきた。
ひと登りとはいえ何とも急です。
 


13時 電源開発本四連系線NO46鉄塔に着く。
   


そこにはフユノハナワラビの群生があり、大喜び 
暫く鉄塔保線路の急登を進みます。

足元にはセンブリがあちらこちらにありますがほとんど終盤
綺麗に咲いたセンブリを見つけて元気をもらいます。
   

急登が続きます。 
   


鉄塔保線路も徐々に足元が悪くなり、下りになるところから
13時27分 道なき尾根の斜面に取り付きます。 
ここからが本日のハイライトです。
   


灌木の藪の中を登って行きます。
枝がザックに引っかかったりしながら、
幹をしっかり掴み、よじ登って行きます。あ~シンド

途中小休止
アンジーパパさんやトンちゃんからフルーツをいただき、糖分補給で元気を取り戻し
   


また登りだします。 
山頂手前で、エントツ山さんのお気に入りの木の前で記念撮影
   


岩を登ると
13時48分郷師山山頂にとうちゃこ
岩の上にある四等三角点/折居 296.1m
 
山頂には安山岩の巨石が多い
   


さあここでも記念撮影をします。

ここからは歩いたことのある道を鞍部まで下ります。

山麓から山頂近くまでは角礫凝灰岩質になっていて、
中世のころ岩窟寺院が多く存在していた。
そこで僧侶を呼ぶ五師から郷師の山といわれるようになったのではないかと

                                     「里山に遊ぶ」抜粋
   

下って行くと目の前に城山の山肌の紅葉が綺麗でした。

2時8分 見晴らしのいいところから飯野山が見えます。 
   

黒岩天満宮からの道と合流し、
14時14分 車道横から四座目の城山まで登って行きます。 
   

終盤のリュウノウギクを見たらひたすら樹林の中を歩いて行きます。

途中葡萄のようにたわわなアオツヅラフジの実

中にはアンモナイトの形をした種子が入っているのよね
 
   


なだらかな道から山頂直下まで来ると
紅葉した木々の急登をひと登りすると
15時10分 予定通りに城山(きやま)山頂に立つ
 ここがゴール、お疲れ様でした。
   


城山(きやま)山頂 462.3m  一等三角点/ 城山               みんなで登頂記念撮影
   

大展望を楽しむ 

鷲ノ山・火ノ山・十瓶山
 

山頂の展望台とシンボルツリー 
 

山頂でコーヒーで乾杯~♪
次々と出てくるおやつ攻撃にみんなビックリ
寒くもないので30分のんびりできました。
 

15時40分 山頂の駐車場へ
駐車場からは瀬戸大橋や番の洲がまだよく見えています。

デポしておいた車に乗り込み、金山休憩所まで下ります。
 
   

 
丸亀市郡家町にある天然温泉あ・くあで汗を流します。

入浴料620円ですが、HPから割引券をプリントして渡せば50円引きになります。
   

入浴後、夜の部に移動

幹事のkeitannさんが予約しておいてくださったお店
懐石料理 濱もと

トンちゃんのパパさんとkazashiさんも合流して
美味しい料理をいただきながら
え~ちゃんの石鎚遭難事件やkamatamaさんの食の話で盛り上がり
和気藹々と時間を忘れて楽しいひとときを過ごしました。
 
   


 皆で記念撮影をしてお開きです。
   
 
 本日の懐石料理
 
 
 

和  濱もと
丸亀市飯野町東分2536 コーポウィッティー1F
☎0877-21-8660 



keitannさん、エントツ山さんにはお忙しい中、大変お世話になりありがとうございました。
プチ藪漕ぎのハイライトありで、楽しい忘年登山となりました。 

ご一緒していただいた皆さんお世話になりました。
来年も皆さんが元気で参加できますように
   
   
   
   
   
   

さぬき里山忘年登山

金山280.8m・常山283.2m・郷師山296.1m・城山462.2m
 

 ◆ 2018年11月25日(日曜日)晴れ

 ◆ メンバー え~ちゃん・エントツ山さん・アンジーパパさん・kamatamaさん・むらくも
          トンちゃん・keitannさん・reikoさん・ピオーネの9名
 ◆ 金山休憩所9:22-金山コル9:45-金山山頂10:15-金山コル10:46-常山山頂11:28(昼食)12:06-
    車道合流12:49-郷師山登山口12:53-鉄塔13:00-郷師山山頂13:48-鞍部14:14-城山山頂15:10

                      (約6時間20分 休憩、昼食、記念撮影含む)