今朝は6時ごろ出発予定

外は雨が降っています。片付けをしながらも、天気予報が気になります。
スマホで確認したいのですが、電波状態が悪い

5時50分頃小屋の2階の窓からガスった大朝日岳を見上げます。

雨の様子を見ると風もあまり吹いていないし、このくらいならまだ歩けるだろうと判断し
雨具を着て予定通り出発することにしました。

若者はゆっくり出発するようなので、挨拶をして
6時24分小屋を出ました。

昨夜電源を切ったスマホのyamapの地図を出そうとすると
なんと今朝10時まで点検中となっていて、繋がりません。切るんじゃなかったと後悔(-_-)
 仕方なくそのまま出発しました。

前回の薬師岳山行の雨でカメラをダメにしたので
今回買い替えたカメラは防滴そしてモンベルで買ったレインカバーをしました。
 

辺りはガスって何にも見えません。

昨夜からの雨で登山道は水たまりができています。
   
 
少し展望が見えてきました。どんどん下って行きます。
 

なんとハクサントリカブト?まで咲いているではありませんか
今度のカメラは防滴なのでちょっとはいいかなと小雨の中写します。

大朝日小屋から26分
6時50分 銀玉水分岐まで下ってきました。
   

分岐から下ってすぐのところにある銀玉水
コップも置いてあるので飲んでみました。
冷たくて美味しかった~

分岐まで戻り、小朝日岳、古寺山へを目指し
紅葉の中を歩いて行きます。
   
 
初夏銀玉水を過ぎると古寺山まではヒメサユリロードとなり、これでもかと続くそうです。
是非見てみたいものです。

小朝日岳までは本当に歩きやすい登山道です。
こちらの紅葉も綺麗ですが、この雨では映えません。
晴れていれば、紅葉の絨毯を見ながら下れていたんですね。
昨日たっぷり堪能から、まあいいかな
   
 
目の前にうっすら小朝日岳が見えてきました。この辺りが熊越?
斜面の紅葉も綺麗なのですが、ガスってよくわかりません。

小朝日岳に登って帰るかどうかですが、
山頂に登ってもどうせ雨とガスで何も見えませんので巻いて帰ることにしました。

小朝日岳直下の南壁は、岩と紅葉が綺麗です。
   

7時49分 小朝日岳分岐は左の巻き道へ進みます。
ダテカンバやブナの紅葉の中を緩やかに登って行きます。

途中雨の中登って来られた若い男性2人とすれ違います。
古寺鉱泉から登って来られて日帰りのよう

しばらく進むと今度は単独の若い女性が登って来られました。
東京から新幹線で山形駅まできて、そこからレンタカーで古寺鉱泉登山口まで来られたとか
この方も雨だけどこの日しか空いてなくて日帰りだそうです。
そして北アルプスの縦走をよくしているそうで、健脚だわ
さっさと行ってしまいました。

話をしていた私達を先を歩いていたむらくもが待ちくたびれた様子

8時 ここで思い出してyamapを見たら地図が出てきました。
もう少し早めに気が付けばよかったのにここからログをとり始めます。
   

8時23分ドラバース道から小朝日岳分岐にきました。

振り返ると小朝日岳の登山道が見え、かなりの急登ですが10分程で山頂に行けるようです。
お天気が良ければ素晴らしい展望のようなので残念
   

古寺山への下りでまたお花を見ることができました。

・ハクサントリカブト               ・〇〇アザミ             ・アキノキリンソウ
 

9時1分 古寺山山頂1501.1m とうちゃこ
 三等三角点(小朝日) 

晴れていれば朝日連峰の主峰大朝日岳と西朝日岳の素晴らしい稜線
そして美しい寒江山から以東岳へと続く稜線が一望できるらしい
なんとも残念です。
 

少し下ると小雨なのに雨具も着ずに登って来られた男性
後から奥様もやってきました。

このご夫婦も古寺鉱泉から日帰りだとか
なんと福岡から来られていて、明日は月山に登られるそうです。

「月山の紅葉は綺麗でしたよ」と教えてあげると
「明日は楽しみ」と喜んでおられました。
翌日はいいお天気になったので、楽しまれたことでしょう

樹林の中を下って行くと「古寺山まで20分」の道標がある
9時27分 三沢清水にとうちゃこ

水がホースからどんどん流れ出ているので、飲んでみました。

食べられなかったけれど、銀玉水やこの三沢清水は美味しかった~
   

樹林帯の岩ゴロや石を切り通した細い道をどんどん下って行きます。
これも豪雪地帯ならではの地形のようです。
雨も本降りになり、写真もとれませんでした。

今度は団体さんが登って来られました。
ガイド付きのツアーで各地から来られているようです。
ガイドの方が面白い方で、今夜は大朝日小屋に泊まられるとか

単調な下りも沢山の方とお話しできました。

小朝日岳からハナヌキ峰分岐のコースタイムは1時間20分となっているので、
まだかまだかと下ってもなかなか着かない
いやになった頃やっと
10時 古寺鉱泉分岐(ハナヌキ峰分岐)に着きました。
日暮沢↑古寺鉱泉→のしっかりした道標があります。

雨の中カメラを出して撮影しようとすると、
むらくもが「このカメラは防水ではなくて防滴だから」としきりに言う
タオルをかけてさっと撮影して終う

因みにむらくものコンデジは薬師岳の山行で調子が悪くなり、
今日の雨で壊れてしまった。
むらくもは帰宅後早速防水のコンデジを購入しました。

直進して日暮沢に向かってひと登りするとハナヌキ峰のピークと言うが
樹林帯でどこがピークかわからないまま、いつの間にか通過していました。
下りになると傾斜が増してどんどん下って行きます。
高度は落とせますが、しんどいとむらくもは腰をおろして小休止

この山行直前に痛めた足首がいたくなったそう
しかし食欲はあるみたい
雨の中ザックを開けて食べ物を出すのは大変
シマチマおいちゃんから
パウチのアミノバイタルゼリーマルチエネルギーをもらって食べて、美味しかったという
食べやすく速攻性アミノ酸エネルギーなので私はいつも山へ持ってきています。
しかし今の私はこれもほしくありません。水だけでいい

10分程休憩後またどんどん下って行きます。
雨で足元は滑りやすいので、急降下は慎重に下って行きます。
   

 ブナの巨木を縫うように下りて行きます。
沢のせせらぎが聞こえてくるようになりました。あと少しかな

雨も小降りになったので、もう一度休憩とします。
やっぱりむらくもは足が痛いようです。

食欲旺盛のむらくもはおにぎりなど食べた食べた。
そりゃもう11時40分だものお腹も空くでしょう

私はバナナ一本やっと食べれた。
見上げると赤い実をいっぱいつけた木がありました。
   

25分後下り始めます。
まもなく豪快に流れる沢が見え、沢沿いの道を進みます。

少し進むと木々の間から対岸に竜門滝が見えました。
   
 
平坦な沢沿いの道を歩いて行くと、
梯子がかかっています。あそこを登って行くらしい。
   
 
しかしその前に真下まで降りなくてはいけません。
ロープを頼りに一人づつ降りて行きます。

 梯子はシマチマおいちゃんに先に登ってもらいました。
梯子がしっかりしていますので、怖くありません。
12時36分なんなく登ることができました。
ここが林道終点のようです。あと30分だわ
    

崩れた枝沢を渡り、荒れた道を進んで行きます。
登りで出会った男性は、こちらの道を一人で歩くのは寂しいと言っていましたが、
まさにそうだと思いました。
   
 
12時43分林道を黙々を歩いて行く二人

しかしこの林道にもいろんなお花が咲いているんですよ。
   
 
・カメバヒキオコシ            ・ノコンギク                  ・
 
この他にアキノキリンソウ、アキチョウジetc

橋を渡リ、林道終点から30分
   
 
13時6分 日暮沢小屋とうちゃこ
駐車場には二台

「ドロドロの靴をこの水で洗うのよ」
   
 
13時9分無事戻ってきました。お疲れ様~
笑顔のむらくもです が…

ドアキーを開けて運転席に行くとなんとなんと
運転席の窓が全開しているではありませんか

前日窓を開けてバックしたままだったようです。
昨夜からの雨でしたが、あまり濡れていなかったようですが、
今回もドジってしまいましたね。

雨でドロドロのザックやカッパに服
こんなことを想定していたシマチマおいちゃんは
大きなナイロン袋をもってきてくれていました。

袋に全部入れて、さあ早く温泉に行きましょう
   

昨日来る途中にあった大井沢温泉湯ったり館
2時なので貸切、いいお湯でした。
二日分の汚れを落としてさっぱりしたらお腹が空いてきました。 
   

「お腹が空いた~」 「米沢牛が食べたい」 「もうお蕎麦でええわ」

日本海を見ながら車を走らせ、道の駅あつみ で
やっとお蕎麦を食べることができました。おまけに玉こんも一緒に

高速を走り、翌日(9/29)の明け方長い山形の遠足は終わりましたが…
   

快晴の朝を迎え、「洗濯日和だわ」と寝ずに片づけを済ませ、
入院の父を見に行ったり、お土産を配ったり忙しくして、早めに就寝

翌日9/30(土曜日)疲れが出たのか朝からしんどい
午後から胃が重く、3時頃からはキリキリと痛み出した。
夕食はおかゆを食べて胃薬を飲んだがよくならない。
翌日は日曜日なので、夜間救急へ行くことにした。
点滴をして随分楽になったので帰宅

ところが月曜日の朝、全身がしびれ、ふらつき、動悸が激しくなり、病院に行った。
血液検査や心電図を調べてみると、脱水症状で不整脈
点滴をして楽になった。血液さらさらの薬もくれた。

4日後もう一度心電図検査をしたら不整脈はでなかったけれど
心房細動と診断されました。

今回の山旅での水分の摂取量があまりにも少なく
睡眠不足や疲労が重なり、こんな結果になりましたが、
最悪の事態にならず、自分の体の状態に気づけたことはよかったと思っています。

その後、気温が低く、喉の渇きがなくても脱水症状にならないように
日頃から水分を多く取るように心がけるようになりました。
運動と脈拍に気をつけながら
少しでも長く山歩きをしていきたいと思っています。

シマチマおいちゃんにはご迷惑やご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
素晴らしい山形の山行ありがとうございました。



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     朝日連峰 古寺山(山形県その2    
 

第2日目(9/28)大朝日小屋から日暮沢小屋へ下山


4時前から目が覚めた。
昨夜は7時前から寝ていたので、たっぷり9時間程寝たことになります。